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2004/04/14

「役不足」という言葉

 話の発端は、テレビ番組「サンデープロジェクト」。ご存知のとおり、今年度からこの番組の司会者が変わったばかりです。ところが、新しい司会者が就任早々、今回の人質事件が起きたので、前回の放映の際、新司会者はこの「有事」における司会を持て余し気味に見えました。そこで、私がそれを夫に伝える時に言った言葉――「まだ『役不足』って感じだった」。

 しかし、私はこう言いながら、妙な違和感を覚えました。「役不足」という言葉は、そういう意味だっけ? そこでさっそく電子辞書で調べたところ、こう書いてありました。「その人の力量に比べて、役目が軽すぎること」。ああ、情けなや、まったく反対の意味だったのです。例えば、「彼には司会の仕事は役不足だ」と言えば、「彼には司会の仕事なんて軽すぎて失礼だ」という意味になるわけです。日本語は本当に難しい。

 同じように誤解されやすい言葉として、「情けは人の為ならず」があります。これは、「情けを人にかけておけば、めぐりめぐって自分によい報いが来る」という意味で、「情けをかけるとその人のためにならない」ではありません。意味があやしい言葉は、すぐに辞書で確認することが大切ですね……肝に銘じたいと思います。


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コメント

Tompeiさん、「役不足」という言葉、実は私も思い当たる節があります。何年か前にタカラヅカ歌劇団発行の雑誌「歌劇」の「声」(一般のファンからの投稿欄)のページを読んでいたときある方が新人公演の感想の中で「この公演で主役をやった彼女は芸歴も十分だし期待していたのに役不足だった。やはり彼女はまだ主役を務める力量に欠けている。」と書かれていたので疑問に思い調べてみたらTompeiさんがおっしゃっていたように意味を反対につかっておられたのです。(雑誌「歌劇」の声のページはタカラヅカに対する批判も堂々と載せるので有名だそうです。)知っているようで意味や使い方を間違う事って結構ありますよね。反省。「情けは人のためならず」も主人に聞いてみると「情けをかけるのは結局その人のためにならない。」と覚えていました。よほどつらい過去でもあったのかしら?よく混同することわざといえば「渡る世間に鬼はない。」も「渡る世間は鬼ばかり」のほうが正しいと思われているようです。これって世相を反映しているのでしょうか?

投稿: みかん | 2006/09/13 08:56

>みかんさん

 今でもあいかわらず、「役不足」という言葉を使う時、「あれ、どっちだっけ?」と考えてしまいます。進歩がありませんね。そうそう、ヅカの話題の時に出番の多い言葉です。

投稿: Tompei | 2006/09/13 09:45

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