『天まであがれ!』(木原敏江)
大河ドラマが始まる前に、司馬遼太郎の『燃えよ剣』を読んだら、見事に土方さまにハマってしまった私。それ以来、新選組本を何冊か読了し、ただ今は『竜馬がゆく』を読書中で、幕末という時代、そして新選組を別の角度から見ています。そこに、図書館にリクエスト中の『天まであがれ!』の順番がまわってきたので、さっそく読みました。最近は、コミックの一部も図書館で借りられるのでありがたいですね。
さて、『天まであがれ!』。これは、少女マンガにおける新選組マンガの金字塔とも言える作品、とか。沖田総司を主人公にして、試衛館時代から京都での活躍を経て、労咳で死ぬまでが描かれています。総司はもちろん魅力的なのですが、お目当ての土方さまがまた素敵で素敵で……ビジュアルも性格も最高にカッコよくて惚れ惚れしました。とくに、弟分の総司に寄せる熱い!やさしさがたまりません。土方と沖田にそういう史実はないらしいのですが、いいんです、妄想でも何でも(笑)。土方さまのお写真は、数々のエピソードとともに、私のミーハー心を刺激してやみません。
| 固定リンク
コメント
「天まであがれ」はすてきな作品ですね。新撰組というと「天誅」「粛清」など怖いイメージがありますが木原敏江さんの「天まであがれ」は維新の激動の時代をみんな一生懸命生きていたのだと感じさせるものでした。主人公の沖田総司を中心に土方歳三近藤勇、新撰組のメンバーの生き方が丁寧に書かれていました。土方歳三が最期に蓉姫に言ったセリフが印象的でした。「蓉殿、敗者はいつも悪者にされるのが習わしではあるけれど憎まれっ子の新撰組も一生懸命生きたのだと後世の人に伝えてほしい。今度生まれてきたらそなたを妻にもらう。」宝塚でも雪組で上演されましたね。(「星影の人」で沖田総司は汀夏子、土方歳三は麻美れいでした。)主題歌の「生きるときめき」名曲でした。
投稿: みかん | 2006/07/04 15:36
>みかんさん
こんにちは。
私は宝塚の『星影の人』で新選組のことを初めて知ったように記憶しています。そして、あの作品を観て、ジュンコさん(汀)のファンになり、第一次ヅカ熱中期に入ったようなわけです(^^ゞ。だから、当時は土方より沖田びいきでした。実況LPを買い求め、何度も繰り返し聞いていたので、「生きるときめき」や「星影の人」の歌はもちろん、台詞もかなり覚えています。再演希望の多い名作なのに、一度も再演されていないのは不思議な気がします。
投稿: Tompei | 2006/07/05 10:24
Tompeiさん、「星影の人」で一つ思い出したことがあります。その当時テレビで「ザ タカラヅカ」が放映されていて、「星影の人お芝居コンテスト」が企画されて、一般のファンのなかから沖田総司役のジュンコさん、土方歳三役のターコさん、そのほか実際の雪組出演者の人とお芝居が出来るコーナーがありましたね。覚えておられますか?みなさん素人なのに舞台度胸もよくて上手な方ばかりでした。一位に選ばれた総司役の方が「LPレコードがすり切れるまで聞いてセリフを覚えたので、賞品にまた同じレコードをいただけてうれしい。」といっておられたような。あの当時はビデオがなかったんですね。ラジカセに音だけ取ってはなんども聞いてました。懐かしいな。「星影の人」は名曲がいっぱいあるけど玉勇役の高宮沙千さんと総司役のジュンコさんが掛け合いで唄った「あなたこそしあわせ」も大好きな曲です。
投稿: みかん | 2006/07/09 16:29
>みかんさん
「ザ・タカラヅカ」のことは残念ながら覚えていませんが(見ていないかもしれません)、「あなたこそしあわせ」は今でも歌えます。「あなたは幸せそうだ」「そんなことありまへん」「華やかな光の中で」「華やかなのはうわべだけ」……と掛け合うんですよね。そのほか、「洗濯しながら今日も泣きました…」という歌もよく覚えています。
投稿: Tompei | 2006/07/10 12:01