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2004/07/13

非拘束名簿式比例選のしくみ

 前回2001年の参院選から導入されたこの非拘束名簿式比例選のしくみが、実はよくわかっていなかった私。「個人名を書いても、政党名を書いてもOK」って、いったいどうやって当選者を決めるのか? 今さらだけど、今後のために理解しておこうと思います。

 まず、各党の個人票すべてと政党票を合計し、党の総得票を算出し、それを基にして各党の議席数を決定します(具体的な計算法は省略)。そして、それぞれの党で、個人票の多い順にその議席数だけ当選となります。

 となると、どういうことが起こるかというと、個人票が多い人が加わった党が有利になります。圧倒的な個人票を獲得できる人がいれば、その党の議席数増加につながり、個人票の少ない候補者まで当選できる。だから各党は、知名度の高い有名人をかつぎ出すことに躍起になっていたわけです。某大臣の出馬もそういうことだったのですね。

 個人票のランキングを見ると、なかなか興味深いものがあります。例えば、1位から6位までは全員公明党候補者ですが、その圧倒的な得票数(+政党票)のおかげで、2万票に満たない候補者まで当選しているのです。その反対に、木枯らし紋次郎の中村敦夫(「みどりの会議」)は、20万票以上獲得しながら落選しています。

 全国区から拘束名簿式比例代表制、そして非拘束名簿式比例選とめまぐるしく変わる参院選の選挙方法。どうやら、与党が自分たちに有利な結果を導くべく模索している結果のようですね。はたして、3年後にはどんな方法になるでしょうか?

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コメント

そういうことだったのですか....私もよくわかっていませんでした。ありがとうございます。
比例区の党別得票数を見ると、公明党だけが政党名より個人名での得票が多いのですね。ふうむ...。
http://www3.nikkei.co.jp/senkyo/200407/hireiku/
個人名別のランキングは見つからなかったのですが、どこかにのっていますか?

投稿: yoshioka | 2004/07/13 17:43

 yoshiokaさん、お暑うございます。

 比例選の個人名ランキングは、今朝の読売の朝刊に載っていました。ネット上の資料は、政党別の個人名ランキングばかりのようですね。新聞上には詳しい資料がいろいろ載っていて、あれこれ分析するのが面白いです。

投稿: Tompei | 2004/07/13 19:36

おそらく初めてのコメントかと思います。だいぶ前の記事ですが、選挙制度は重要ですので。

有名候補も無名候補も、政党政治ですから、国会ではほとんど同じ投票行動を取ります。

ですから、いわゆる「票の横流し」があったとしても、比例代表制が一番、民意を反映するでしょう。

私は、無所属候補に配慮した比例代表制として、「中選挙区比例代表併用制」を提案しています。

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
中選挙区比例代表併用制を提案する
http://kaze.fm/wordpress/?p=164

投稿: OHTA | 2008/07/10 15:46

>OHTAさん

 はじめまして。古い記事へのコメントありがとうございます。

 4年前に理解したはずなのに、実はすっかり忘れていました。選挙の時しか思い出さないようでは困りますね。これを機にまた勉強させていただきます。

投稿: Tompei | 2008/07/10 17:15

Tompeiさん

レスありがとうございます。ブログに選挙制度関係の記事を書いていきますので、よろしければご注目ください。

http://kaze.fm/wordpress/
http://unitingforpeace.seesaa.net/

投稿: OHTA | 2008/07/14 16:28

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