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2004/07/18

まほろばの心

 現代人の生き方を探る「薬師寺21世紀まほろば塾」が、薬師寺と読売新聞社の主催で全国各地で開催されています。「まほろばは日本人の心のふるさと」と説いた故高田好胤管主の精神を引き継ぎ、心の荒廃が指摘される現代に、温かい心を取り戻そうとする活動です。

 「まほろば」とは、美しいところ、優れたところを示し、転じて「国の中心」という意味を持ちます。古事記の中に登場する古語で、大和(奈良)にかかる枕詞になっています。

 読売新聞紙上に掲載されていた安田暎胤管主の法話の中に、「まほろばの心」とはどんなものか、が説明されていたので、少々長いですがここに引用し、じっくりかみしめたいと思います。

 慈悲の心。人のために尽くせるのが人間の美しさです。感謝の心。ありがたい、もったいない、おかげさま。幸せは日常に感謝を発見するところにあります。  謙虚な心。人を立てる、恥を知る、自分の至らなさを発見することです。敬いの心。神仏、自然に畏敬の念を持つ。敬い、相手を尊重する。空の心。偏らず、こだわらず、とらわれず。人を許す。辛抱が幸せになります。  喜び、明るい心。信ずる心。素直さ、祈り。信じることに尊さがあります。清らかな心。欲を持たないことです。和の心。人間関係をよくしていこうとの心です。禅定の心。安らかにすれば素晴らしい判断、智恵が生まれてきます。
 かみしめるだけでなく、実践することが大切なのは言うまでもありません。時間に追われる慌ただしい毎日だからこそ、時にはこういう言葉に接する時間が必要な気がします。

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コメント

葉桜さん、初めまして♪
つい最近こちらのブログに出会い楽しく拝見させていただいております。
まほろばの心...自分が、自分がと思うあまり、まほろばの心が眠ってしまっているようです。本当に時にはこういう文章に接することが大切ですね。

投稿: LaLa-Soleil | 2004/07/19 00:20

 ようこそ、LaLa-Soleilさん。コメントをありがとうございました。

 さっそくLaLa-Soleilさんのブログにお邪魔したら、美味しそうな「アクアパッツァ」がいきなり目に飛び込んできました(^^)。写真がどれも美しいですね。

 生活に追われる毎日の中で、時には人生を見つめる時間も必要ですよね。ふだんは実利的なものばかり求めていて、本当に大切なものを見失いがちだから。

 これからもよろしくお願いします(^^)。

投稿: Tompei | 2004/07/19 15:06

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