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2004/07/20

荒木由美子さんの介護記録(1)

 20年あまり前、タレントとして活躍していた荒木由美子さんを覚えていますか? 年のわりに大人っぽい美人のアイドルでしたが、1983年に23歳で芸能界を引退して、歌手の湯原昌幸さん(『雨のバラード』が大ヒットしました)と結婚しました。

 その荒木さんが義母(湯原さんの実母)を介護した記録を、読売新聞で読みました。毎週日曜日の生活面に連載されている「ケアノート」というコーナーに、ここ7回載っていたのです。

 結婚直後から、義母のよしのさんが糖尿病で入退院を繰返したため、新婚生活を楽しむ間もなく、いきなり介護生活が始まりました。しかも、すぐに授かった長男が5歳になった頃には、よしのさんがアルツハイマー病を発病し、介護はさらに過酷になりました。

 義母の痴呆が進み攻撃的になり、妄想や徘徊がひどくなり、由美子さんは円形脱毛症や自律神経失調症になるほどの精神的ストレスを受けながら、6年間もアルツハイマーの在宅介護を続けました。夫は仕事で留守がちのうえ、小学生の子どもを抱えながらの介護の日々は壮絶なものだったようです。

 その後、よしのさんが病院と施設を行ったり来たりするようになってからも、由美子さんは毎日通いました。よしのさんは痴呆が進んでも、由美子さんのことだけはわかり、「由美ちゃん」にすっかり頼りきっていたので。

 よしのさんが昨年1月に亡くなるまで、実に20年間の介護生活が続きました。亡くなる前に「由美ちゃんありがとう」と言われて、すべてが浄化された、と由美子さんは語っています。「私の役目は義母をみとることだった」「夫との縁も、実は義母が呼んだものだったような気がする」と言い切っています。

(長くなったため、以下(2)へ)

覚悟の介護―介護20年 愛と感動の家族物語

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