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2004/09/30

『逆引き頭引き日本語辞典』

究極版 逆引き頭引き日本語辞典―名詞と動詞で引く17万文例 (講談社プラスアルファ文庫)
究極版 逆引き頭引き日本語辞典―名詞と動詞で引く17万文例 (講談社プラスアルファ文庫)

 文章を書く時、ぴたりとはまる言葉が思い浮かばないことがあります。そんな時に重宝しているのが、『逆引き頭引き日本語辞典』(講談社+α文庫版)。このブログの記事を書く時も、これと『広辞苑』(電子辞書)にはいつもお世話になっています。

 例えば、何かの対象に対して「好奇心」を感じたことを表現したい場合、「好奇心」という言葉を引くと、「好奇心」という名詞に格助詞「を」をつけた場合に対応する動詞が50音順に並んでいます。

 煽り立てる。あらわす。抱く。動かす。起こす。抑えきれない。覚える。かき立てる。隠す。駆り立てる。くすぐる。刺激する。そそる。……(以下略)
この中から一番ぴたりとくる言葉を選んだり、同じ表現を避けて違う言葉で表したりするのです。

 反対に、動詞で引くと、その動詞に「を」をつけて対応する名詞が出てきます。例えば、「覚える」の場合は次のとおり。

 哀愁。愛着。味。焦り。安堵。威圧感。怒り。意義。息苦しさ。居心地の悪さ。痛ましさ。痛み。畏怖。いら立ち。違和感。……(以下略)
 「を」を使う場合に限られるので、限界はあるけれど、かなり役に立つことは確かです。目的なしに見ているだけでも、「こんな使い方があるんだ」と目から鱗が落ちることが多々あり、なかなか楽しめます。

 また、うろ覚えの言葉は『広辞苑』で確認するようにしているほか、「こんな表現をしたいのに、どうしても言葉が浮かばない」場合は、『角川類語新辞典』を引っ張り出すこともあります。この3つが私が文章を書く時の三種の神器と言えそうです。

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2004/09/29

秋はやっぱり栗蒸し羊羹!

 7月に書いた「夏はやっぱり氷宇治金時!」に続き、季節の甘味シリーズ第2弾。

 毎年、この季節になり、有名和菓子店から"季節限定"の栗蒸し羊羹が販売され始めると、私はそわそわ落ち着かなくなります。栗蒸し羊羹は私の大好物……しかも、その年に収穫された栗を使った"季節限定"もののお味は格別です。どこのお店のものも高いのが玉に瑕ですが、シーズン中に2、3回は思いっきり食べたい! 

 私のお気に入りは、大阪の「庵月」のもの。大阪のおみやげでいただき、このお店の栗蒸し羊羹の虜になりました。大粒の栗をふんだんに使い、羊羹の中に栗があるというより、栗の中に羊羹があるという感じ。甘さ控えめであっさりした上品なお味で、1棹まるごと食べられそうなほどです。がしかし、1棹3200円もするので、買うのはいつも半棹のもの(1700円)。今年は奮発して、1棹を心ゆくまで堪能したい!

 東京では、期間限定(お店のHP参照)で三越にて買えるほか、インターネットで注文することもできます。栗蒸し羊羹のお好きな方、ぜひ一度ご賞味あれ。自信を持っておすすめできます。

 羊羹半棹に1700円は出せないとおっしゃる方には、石川県の松葉屋の「月よみ山路」をおすすめします。小ぶりながら1棹600円で、大粒の栗が入った美味しい羊羹が食べられます。こちらはデパートなどで通年販売されています。

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2004/09/28

森村桂さん自殺

 昨夜、森村桂さんの訃報を知って、何とも言えない淋しさを感じていましたが、今朝になって、自殺との報道を聞き、さらにやりきれない思いでいっぱいです。

 私が森村さんの『天国にいちばん近い島』を読んだのは中学生の時だったと記憶していますが、それまで読んだことのない類いの本に新鮮な感動を受け、自分の夢を実現していく森村さんの生き方にあこがれたものです。海外旅行が今のように普及していない1960年代に、ニューカレドニアに単身渡った彼女の勇気とパワーに触発されました。

 森村さんはその後、ケーキ作りに情熱をそそぎ、次なる夢「ケーキ屋開店」も実現させて、軽井沢にご自分のお店「アンの丘」を開きました。ケーキ作りに関する森村さんの本を読んで、いつか「忘れんぼのバナナケーキ」を食べてみたいと思っていました。

 そんな夢と行動力の象徴の森村さんが自殺とは……。鬱病を患っていらしたようですが、人間て、人生って、本当にわからないものですね。

 マージさんのブログで、1968年のNHKの朝の連続テレビ小説『あしたこそ』の原作が森村さんだったことを初めて知りました。藤田弓子扮するヒロインのモデルが森村さんだったとは! 思えば、あのドラマもいかにも森村さんらしく明るいものでした……。

 心からご冥福をお祈りいたします。

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2004/09/27

南沙織の歌

GOLDEN J-POP/THE BEST 南沙織
GOLDEN J-POP/THE BEST 南沙織

 ぶんぶんさんのブログで南沙織の『哀愁のページ』についての記事を読んで、なつかしく思い出しました。「♪秋の風が吹いて舟をたたむ頃…」ちょうど今の季節にぴったりの歌……大好きな曲のひとつです。英語の語りかけで始まるこの歌、ヒットした当時はこの英文を必死に覚えたものです。

 天地真理、小柳ルミ子、南沙織を三人娘と呼んだ時代がありました。国民的アイドルだった天地真理、『瀬戸の花嫁』が大ヒットした小柳ルミ子に比べると、南沙織はインパクトこそなかったけれど、爽やかな歌声で人気を集めていました。玄人筋にも人気が高く、あの吉田拓郎が『シンシア』(注:彼女の愛称)という歌まで作ったほど。

 南沙織の歌は今でも通用するようないい曲ばかりですが、その中から1曲選ぶとすると、『ひとかけらの純情』でしょうか。彼女の曲の中ではそれ程ヒットしたほうではありませんが、何故か印象に残っています。「♪いつも雨降りなの 二人して待ち合わすとき…」という出だしと、「♪あの恋のはじめの日を誰かここに連れてきて…」という切ないサビの部分のコントラストがいいのです。

 次点は『潮風のメロディ』。小麦色の肌に黒髪をなびかせて歌う姿が浮かんできます。森高千里がカバーした『17才』ももちろんいいけれど、私はこっちのほうが好き。

 写真家の篠山紀信と結婚して引退した沙織さんですが、ここ数年、宝塚劇場で何度かお見かけしました。あいかわらず美しく、可憐なイメージは昔のまま。同じ舞台を観て、胸をときめかせているかと思うと、とても不思議な気持ちになりました。

【追記】(2004年10月6日)
 その後、『哀しい妖精』という歌があったことを思い出しました。「いくつの手紙出せばあなたに逢えるかしら……」で始まる曲。これも大好きです。

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2004/09/26

『白夜行』(東野圭吾)

白夜行 (集英社文庫)
白夜行 (集英社文庫)

 この小説は5年前、単行本で読んでいますが、『幻夜』を読んで、何としても再読してみたくなりました。おおまかなストーリーと事件の犯人については記憶していましたが、それでもやっぱり面白い。真相を知っているからこその細部の面白さ、そして『幻夜』との関連を想像する面白さ……ぜいたくな楽しみ方です。東野作品の中では、文句なしのマイベスト1。

 この小説は、主人公の雪穂と亮司の20年にもおよぶ哀しくも暗い関係が客観的に淡々と語られ、二人の心情などは一切書かれていません。そのあたりは、主人公の美冬と俊也の内面をつぶさに描いた『幻夜』とは対照的で、その分感情移入はしにくいものの、ミステリーとしてはこの『白夜行』の方がよくできていると思います。

 そして、今回の再読の一番の注目点「雪穂=美冬か?」については、そう考えて読んで差し支えないと思いました。美冬は雪穂の将来、雪穂は美冬の過去ととらえて読むと断然面白い。そこは読者それぞれの思うように読ませるために、あえて『幻夜』を"続編"とはしていないのかもしれません。

 雪穂、美冬のその後もぜひ読んでみたい。『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ(雪穂と美冬はこの小説を愛読している)は、夫であるレット・バトラーの愛の大切さに気づいた時、レットを失って悲嘆にくれるというラストを迎えますが、雪穂(美冬)にもそういう"反省の時"が来るのでしょうか? 興味津々です。

 それにしても、東野圭吾がこの『白夜行』で直木賞を取らなかったのは、返す返すも残念です。ノミネートされた5作品(『秘密』『白夜行』『片想い』『手紙』『幻夜』)の中でも、断トツの傑作だと改めて思いました。ちなみに、この年(平成11年下半期)は、『白夜行』や『亡国のイージス』(福井晴敏)などを押さえて、『長崎ぶらぶら節』が受賞しています。

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2004/09/25

年齢の探り合い

 昨日、友人母娘と3人で八王子までゴルフに出かけました。一向に上達しないばかりか、スコアはかえって増える始末。「ゴルフの上手い下手は、どれだけゴルフが好きで、どれだけ真剣に取り組んでいるかの差」という言葉に納得しながらも、内心「どうせ私は運動神経が鈍いし……」と言い訳している自分が情けない。どうやら技術面だけでなく、メンタル面を鍛える必要もあるようです。

 さて昨日は、私たち3人に、おひとりさまプレイのメンバーの方が加わってのラウンドでした。平日に1人でプレーするのは、定年後の年配の男性の場合が多いのですが、今回一緒にまわったのは、やや若いおじさま世代。いやいや、よく見れば、私と似たような年代と見受けられます。となると、ついつい始まる「年齢の探り合い」。

 初対面の人と話をする場合、私は相手の年代、年齢が気になるほうです。まず、頭の中で相手の年代の見当をつけてから、会話を進めていきます。もちろん、年齢がすべてではないけれど、一番手っ取り早い分類だと思うから。相手が30代か、50代か、70代かによって、話題のふり方も変わってきます。

 さらに、相手が同じ世代(前後5歳くらい)の場合は、何年生まれということまで知りたくなります。そして、たまたま同学年だったりすると、急に親近感が湧いたりするのです。

 というわけで、昨日は、「もしかして同じ世代?」から始まって、何年生まれというところまでたどりつきました。その結果、私のほうが1学年下だった……何故か、ほっとする微妙な女心(^^;)。

 そうそう、こういう場合、男性って、若く見られたほうが嬉しいのかしら? それとも、貫禄があるように思われたいの? 女は一生を通じて、若く見られることを喜びとする生き物だけど、男の人はどうなのか、ちょっと気になりました。

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2004/09/23

暑さ寒さも彼岸まで

 今日は秋分の日、東京はひさしぶりに真夏日を逃れ、最高気温が25度そこそこでほっと一息ついています。アメダスを見ると、30度を超えているのは中部地方の一部だけのようで、各地で「やっぱり、暑さ寒さも彼岸までだね」という会話が交わされていることでしょう。

 今年の夏は本当に暑かった! 最高気温も高いうえ、暑い期間がやたらに長かった。東京の真夏日は本日現在、69日だそうで、これまで最も多かった2000年の67日の記録を更新中です。真夏日の年間平均値46日のおよそ1.5倍ですから、今年の暑さは並大抵でないことがわかります。

 ところが、地球温暖化は今後さらに進み、「21世紀末には真夏日が年間100日を超える」と東大などが予測しています。夏の平均気温は今より3、4度上昇し、27度程度になるとのこと。こうなると、もう温帯とは言えませんね。

 今年の暑さは侮れないので、このまま秋本番とはいかないかもしれませんが、これから徐々に秋めいていくでしょう。そういえば、例年なら今頃、いい香りを放つ金木犀が今年はまだ咲いていないようです。金木犀はきっと、秋を感じていないのですね。

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2004/09/22

『戦国自衛隊1549』の映画化決定

 『ローレライ』と『亡国のイージス』に引き続き、福井晴敏の書き下ろしによる『戦国自衛隊1549』を、角川映画が来年映画化することが決まったそうです。何でまた、同じ年に福井作品が3作も?! ファンとしては楽しみな反面、素直に喜んでいいのか、少々疑問を抱いてしまいます。

 『戦国自衛隊』は1979年に、同じ角川映画が半村良原作の小説を千葉真一主演で映画化して大ヒットしましたが、今回は「自衛隊が戦国時代にタイムスリップする」設定だけを残し、内容を一新するそうです。この設定で福井さんがどんなストーリーを創作するか、興味は津々ですが、半村さんの原作および映画を愛している方は、今回の映画化をどう感じるのでしょうか?

 『戦国自衛隊1549』の主演は江口洋介で、鈴木京香、鹿賀丈史他が出演し、陸上自衛隊の全面協力のもと、3000人を超えるエキストラを使い、製作費15億円をかけて、製作されるそうです。角川映画60周年記念作品にふさわしいスケールの大きな作品になりそうですね。

 それにしても、海上、航空自衛隊は『亡国のイージス』に全面協力し、陸上自衛隊はこの『戦国自衛隊1549』に全面協力するのは、いったいどういう意図があるのでしょうか? 昨今の日本の情勢に鑑みると、何だか嫌な感じがしてしまうのです。エンターテイメントとして純粋に楽しみたい気持ちはやまやまですが……。

戦国自衛隊1549
戦国自衛隊1549

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2004/09/21

パソコンの記憶媒体

 今、読んでいる小説『白夜行』の中に、初期のパソコンの記憶媒体としてカセットテープが登場し、カセットに記憶されたプログラムやデータを盗用する話が出てきます。フロッピーディスク(FD)が普及するまで、記憶媒体としてカセットを利用していた時代があったのです。残念ながら、私はこの時代のパソコンを知りません。

 私が初めてパソコンを利用したのは、確か90年代に入ってからだったと思います。勤めていた会社でワープロ専用機からパソコンの一太郎へ移行するように言われ、しぶしぶパソコンに触れました。当時は、8インチFDを2枚(アプリケーション用とデータ用)使っていたように記憶しています。

 その後、プログラムをインストールできるようになり、データは3.5インチFDに保存するようになりました。3.5インチFDはしばらく記憶媒体の主流でしたが、いつの間にかCDやDVDに席捲され、今や小売店では隅に追いやられています。私が普段扱うのはほとんどテキストファイルなので、今でもFDを愛用していますが、すでにFDドライブのないパソコンも登場しているようで、PCの進化にかなり遅れを取っている状態です。

 思えば、今から四半世紀前、大学の情報科学の授業では、パンチカードなるものを使っていました。パンチカードに穴を開けて提出すると、専任の係員がそれをコンピューターに入れてプリントアウトしてくれたものです。パンチカード1枚でたった1行分……DVDの標準的な記憶容量が4.7GBであることを思うと、この分野の進歩に改めて目を見張る思いです。

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2004/09/20

老親を敬う

 今日は敬老の日。そこで、老いた親たちを敬って、記事に書いてみたいと思います。ちなみに、わが家では、母の日、父の日、お誕生日にはちょっとしたプレゼントを贈りますが、敬老の日はとくに何もしません。

 今年で83歳と75歳になる義父母、つまり夫の両親は、わが家から車で20分程のところに二人で暮らしています。典型的な亭主関白夫婦で、義母は義父を立て、義父は義母を大切にしている仲の良い夫婦です。

 義父は20年近く前に脳の手術をしたそうですが、幸いその後遺症も残らず、今は健康そのもの。歯も全部自分の歯で、「8020」(80歳になっても20本以上の歯を保っている)達成が自慢です。すたすた歩き、もりもり食べ、大声でしゃべり、何事も仕切りたがる元気なおじいさん。

 趣味はゴルフで、今でも月に2~3回はラウンドをしています。しかも、バスと電車とクラブバスを乗り継いで、自力でホームコースに行くのが基本。飛距離が出なくなったのが不満そうですが、それでも100前後のスコアを出し、まだまだ私はかないません。

 義母は内助の功タイプのおとなしい人ですが、実は、亭主関白の夫をうまく立てている、しっかり者。愚痴や不満や余計な口出しを一切しないところは、見習いたいです。嫁と姑の確執は今のところ無し……つかず離れずの関係がいいようです。

 義母はもうかなり長い間、ヨガと折り紙の習い事を続けています。毎晩、義父とプロ野球をテレビ観戦しているので、選手のことにはかなり詳しくてびっくりします。

 一方、実家の母は77歳にして現役の歯科医で、一人で暮らしています。若くして病死した父の死後、一人で弟と私を育て上げてくれました。頭があがりません。とは言え、母と娘の微妙な関係はそれなりにありますが……。

 母は年を取ってから、社交ダンスを習い始め、今でもたまに発表会に出ており、それが生きがいになっているようです。近い将来、仕事をやめる日が来そうなので、それでがっくりこないようにと願っています。

 というわけで、3人が元気でいてくれるおかげで、気ままな暮らしができることを感謝しています。親たちがいつまでも元気で、それぞれの趣味を楽しめる日々が続きますように。

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2004/09/19

『涙くんさよなら』

 ♪涙くんさよなら さよなら涙くん また会う日まで……メロディーも歌詞もシンプルながら、心にしみる名曲ですね。昨日に引き続き、CMで流れている歌をもう1曲取り上げます。奇しくも、2曲とも坂本九さんが歌っていました。

 この『涙くんさよなら』は、数多くの歌手がカバーしたり、ドラマの主題歌やCMに使われたり、長年にわたって根強い人気があるようです。ところで、この歌、誰が最初に歌ったか、ご存知ですか? 

 「確か、マヒナスターズだったと思うよ」と言う夫。えっ、あの『愛して愛して愛しちゃったのよ』や『お座敷小唄』を歌っていたムード歌謡のグループが?! というわけで、調べてみましたが、あらま、びっくり、本当にマヒナスターズでした! こちらのサイトに「オリジナルはマヒナスターズ」と書いてあります。どうやら、浜口庫之助が、弟子のマヒナスターズのために作詞作曲した歌のようです。

 よく知られているのは、坂本九の『涙くんさよなら』で、昭和40年(1965年)に発売されてヒットしました。そのほか、同年にジャニーズ(ジャニーズ事務所の初代アイドルグループ)がカバーしたほか、アメリカ人歌手のジョニー・ティロットソンが英訳した歌詞"Goodbye Mr. Tears"で歌っています。

 その後、多くの歌手がシングル盤やアルバムでカバーしています。実は、何故か私の頭の中には、『涙くんさよなら』=ジミー・オズモンドとインプットされていましたが、どこを調べてもそんなことは書いてありません。いったいどこで勘違いをしたのか???(^^;)

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2004/09/18

『幸せなら手をたたこう』

 セサミストリートのキャラクターと子どもたちが、英語の『幸せなら手をたたこう』を歌うCMがあります。流れるたびに耳を必死に傾けるのですが、情けないことに真ん中の部分がどうしても聞き取れません。そこで英語の歌詞を調べてみました。

 If you're happy and you know it
 Clap your hands
 If you're happy and you know it
 Clap your hands
 If you're happy and you know it
 Then you really ought to show it
 If you're happy and you know it
 Clap your hands.

 なるほど、"and you know it"が入るのですね。「あなたが幸せで、それに気づいているなら」という意味ですか……納得! それにしても、英語は幾分字余り気味でちょっと歌いにくいですね。日本語の歌を英語に訳したから?

 いいえ、この歌はもともとはスペイン民謡でしたが、アメリカの西部開拓時代にアメリカに伝わり、アメリカ民謡としてメジャーになったそうです。さらに、それを日本語に訳したものを私たち日本人は歌っているわけです。

 とすれば、「きむらりひと」さんの訳詞の素晴らしさに感服します。言葉も意味もぴったりはまっていて、とても歌いやすいですよね。さあ、あらためて歌ってみましょう!

 幸せなら手をたたこう
 幸せなら手をたたこう
 幸せなら態度でしめそうよ
 ほら、みんなで手をたたこう


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2004/09/17

バーゲンフェアと超割

 日本航空には「バーゲンフェア」、全日空には「超割」という期間限定の格安航空券があるのをご存知ですか? 

 これは、特定の期間に搭乗する航空券を、指定の期間(2ヵ月以上前)に予約すると格安で購入できるというシステム。例えば、東京-札幌の普通運賃28300円が11300円に、東京-沖縄34800円が12300円になるなど、たいへんお得なものです。ただし、キャンセル料は運賃の半額かかりますが。

 11月に大阪に行く予定なので、この格安航空券を予約しました。その際、JALとANAのバーゲン期間、予約期間、割引運賃、払戻し手数料とも、まったく同じであることに驚きました。以前は、航空会社によってわずかな違いがあったのに。JALとJASが合併して、大手二社体制になったら、この現象……何だかヘンですね。横並び体質さらに強まる、という感じです。

 ところがここにきて、微妙な違いが出てきました。ANAは12月分から、インターネットによる「超割」の先行予約を始めるのです。JALの「バーゲンフェア」の先行予約は、マイレージバンク会員限定なので(入会すれば、すぐに先行予約ができるらしいが)、ANAのほうが門戸を広く開放したことになります。ちなみに、ANAマイレージクラブ会員は、インターネット予約の前日から受付開始なので、クラブ会員の優先権はあります。

 この先行予約のシステムは、利用者の便宜をはかるように見えて、少しでも早くから利用客を確保しておこうという航空会社の思惑が見え隠れします。利用者はさらに早くから計画を立てないと、格安航空券が入手しづらくなるのですから。

 JALとANA両社がいい意味で競い合って、「利用者のための」サービスを提供してほしいものです。

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2004/09/16

『幻夜』(東野圭吾)

幻夜
幻夜(文庫)

 2段組500ページ以上の長さが気にならずに、あっという間に読了しました。テンポのよさ、ストーリー展開の面白さはさすが東野作品です。

 関西大震災直後の混乱の中、亡き父親の借金返済を迫る叔父を殴り殺した水原俊也は、まさにその時、新海美冬と出会う。俊也と美冬はその後、東京に出て、新たな人生を歩み出すが、美貌と才能に溢れた"謎の女性"美冬のまわりではさまざまな事件が起こり、やがて……という内容。

 この『幻夜』は、2002年に発表された『白夜行』の続編とも言われています。確かに、美冬は『白夜行』のヒロイン雪穂とだぶる気はしますが、残念ながら『白夜行』の細部まで覚えていないため、この点について深く語ることができません。この機会に『白夜行』を再読してみたいと思います。
 

彼女(注:美冬のこと)はなぜあそこまでやるのか。何が彼女を動かすのか。あくまでも冷徹に、計算高く、そして残酷に。

 この謎は『幻夜』を読んだだけではわからず、もどかしさが残ります。そこに想像の余地を残したのは作者の計算かと思いますが、やはり美冬の過去を知りたい! その後も知りたい! ラストも、ドラマなら「次回につづく」というテロップが出そうな感じさえして、続編を期待してしまいます。

追記(2004年9月26日)
『白夜行』再読の感想:こちら

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2004/09/15

公立図書館のオンライン化

 東京都文京区在住の友人が、「図書館がようやくオンライン化されて、嬉しくて…」と喜んでいました。皆さんの地域では、図書館のオンライン化は導入されていますか?

 わが調布市では確か、一昨年あたりからオンライン化が開始され、その後徐々に改良されて、今では、検索、予約、予約の取り消し・変更・延長など全ての手続きがインターネットを通じてできるようになりました。これは本当に便利! オンライン化によって、図書館の使い勝手が飛躍的に向上し、図書館の利用回数がぐんと増えました。

 読みたい本があったら、まず図書館のサイトで検索し、その本の有無、予約人数を確認して、待てるようなら予約を入れます。順番が回ってくるとメールで連絡があるので、1週間以内に本を取りに行く、という段取り。本を予約するために、わざわざ図書館に出向き、いちいち用紙に記入していたことを考えると、隔世の感があります。

 図書館のオンライン化導入は、地域によってばらつきがあり、東京23区内にもまだ導入されていない区もあるようです。私のまわりでは、荒川区の友人がいち早くこのシステムを利用できるようになり、しばらく羨望のまなざしで見ていたものです。オンライン化の過渡期とは言え、同じ都内でも公共サービスの状況がこれほど違うとは意外でした。

 できることなら、読みたい本は購入して、読了後に蔵書として手元に置いておきたいけれど、資金的にもスペース的にもそれは不可能なので、ありがたく図書館を利用させてもらっています。コンピューターによるシステムではあっても、市内の図書館間の本の移動や本の保管などは人の手によるわけで、図書館側の負担は大きくなっているはずですが、このサービスはぜひ続けてほしいと思います。

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2004/09/14

なつかしのドラマ『時間ですよ』

 森光子が銭湯の番台に座っている「とらばーゆ」のテレビCMを見ると、つい「パヤッパ パパッヤパ パッパヤ♪」とドラマ『時間ですよ』の主題歌を口ずさんでしまいます。

 このドラマは1970年、71年、73年と3回にわたってシリーズ化され、TBSで放映されました。もう30年以上も経つのに、森光子さんは驚くほど変わっていませんね。「松の湯」のおかみさんのイメージのまま……すごいことです。

 私にとって、『時間ですよ』は特別に思い入れのあるドラマで、2回、3回シリーズは毎週、夢中になって見ていました。当時はビデオなどない時代、せめて音だけでも残したいとカセットに録音までしたものです。何故って、堺正章扮するボイラーマンのケンちゃんにハマっていたから。「正章さま命」の時代でした(^^ゞ。

 人情の機微に触れたメインストーリーとともに、ケンちゃん、ハマさん(樹木希林:当時は悠木千帆)、ミヨちゃん(浅田美代子)(2回シリーズでは、サッちゃん(西真澄))、となりのマリちゃん(天地真理)たちのバラエティ部門が楽しいドラマでした。『涙から明日へ』(堺)、『街の灯り』(堺)『赤い風船』(浅田)、『水色の恋』(天地)などのヒット曲もこのドラマから生まれました。

 放送コードが厳しかったあの時代に、裸体の女性がちらっと映るのもこのドラマの売りでしたね。恥ずかしそうに(娘の手前?)見ていた父親の姿を思い出します。

 "なつかし"番組利用のCMつながりで、惑さんの「狼少年ケン」という記事にトラックバックさせていただきました。

追記(2007年3月19日):
 一昨日3月17日、松の湯のご主人役だった船越英二さんが脳こうそくのためお亡くなりになりました。享年84歳。おかみさんの尻にしかれた人の好いご主人ぶりがしのばれます。ご冥福をお祈りいたします。

時間ですよ1973 BOX1
時間ですよ1973 BOX1
時間ですよ1973 BOX2


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2004/09/13

「都路里」(カレッタ汐留店)

 『マンマ・ミーア』の観劇前に、待望の「都路里」に行きました。このお店は京都にある甘味処で、"ゴージャスな"抹茶パフェで有名です。昨年の夏、京都に行った時に、お店の外まで順番待ちの人が列を作っていて、泣く泣くあきらめた経験があります。

 待つことを想定し早めに家を出て、汐留に着いたのが5時前……思ったより大勢の人が待っていて、一瞬ひるみましたが、とりあえず待ってみることにしました。6時半の開演に間に合うのか、5時半に隣りのビルで仕事が終わる友人とは合流できるのか、やきもきしながら待つこと40分ほどで席に案内されました。ほどなく友人もやってきて、ほっと一安心。

 パフェにもおおいにそそられましたが、時間にゆとりがないので、ややコンパクトな「ほうじ茶ゼリー」を注文。ほうじ茶のゼリーの上に、あんこ、抹茶アイス、抹茶生クリーム、抹茶クッキーなどがのっている一品。ほうじ茶の香りがするほんのり甘いゼリーがとても美味しかった! 全体的に甘さが控えめなので、あきることなくペロッと平らげました。これなら、あのパフェも全部食べられそう。

 また行きたいお店であることは確かだけど、またあんなに並ぶことを思うと、ちょっと躊躇してしまう。待つのが苦にならない方にはおすすめです。

 ついでながら……終演後は「鼎泰豐」の小籠包をねらっていたけれど、タッチの差で閉店の看板が出されてしまいました。そこで、友人の案内で日テレタワー1Fの「潮夢来」へ。お洒落な雰囲気の中国料理店で、山椒が効いた担々麺が美味しゅうございました。心もお腹も大満足の1日でした。

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2004/09/11

『マンマ・ミーア』

 昨日、汐留の四季劇場「海」で『マンマ・ミーア』を観てきました。四季のミュージカルを観るのは随分ひさしぶり……四季には四季のよさがあることを再認識しました。チケット代の余裕がなくて、なかなか手がまわらないのが残念です。

 この『マンマ・ミーア』はご存知のとおり、「ABBA」のヒット曲を綴ったミュージカル。耳慣れた曲の数々はストーリーとあいまって、曲のヒット当時(=青春時代)を回顧させてくれます。このミュージカルはあらゆる世代が楽しめるとは思いますが、やはり主役のドナの世代(つまり私たちミドルエイジ)が一番共感を抱けるのではないでしょうか。

 シングルマザーのドナ役は、一昨年12月の初日からずっと保坂知寿さん。通算500回以上演じているそうで、すごいの一言です。保坂さんの舞台は80年代初めから観ていますが、あいかわらずパンチの効いた歌声が素敵です。それにカッコいい! ドナの娘ソフィー役の吉沢梨絵さんも魅力的でした。

 ドナとその友人の「おばさんトリオ」の活躍に元気をもらいました。女の友情って、捨てたものじゃないんです。一緒に観劇したのが学生時代からの友人だったので、自分たちと重なり、感慨深いものがありました。

 スタンディングでノリノリのフィナーレで汗をかき、気分よく劇場を後にしました。何だか、20年ぶり(?)にディスコに行きたくなりました。

マンマ・ミーア!
マンマ・ミーア!

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2004/09/10

第九の練習開始

 年末に行なわれる第九の合唱に向けて、練習が始まりました。今年もあと4ヵ月……これが始まると、一気に年末が見えてくる気がします。一昨年、昨年に続いて、3回目の今年は、少しは第九らしく歌えるでしょうか?

 合唱の素養もないのに、友人に誘われるままに参加した一昨年は、ドイツ語の歌詞とメロディを覚えるのに悪戦苦闘の日々でした。本番は楽譜なしで歌うので、暗譜しないと出場資格がありません。どうにかこうにか覚えて迎えた本番の日、合唱団の一員として、本物のオーケストラの後ろで歌った(口パクに近い声量なれど)感動と興奮はたいへんなものでした。

 2年目の昨年は、あの西本智実さんに指揮をしていただき、これまた別の意味で感動と興奮のステージでした。ど素人の私が西本さんのタクトに合わせて歌えるなんて、なんという幸運なめぐり合わせ! 本番の至福のひとときのことは、いつまでも忘れないでしょう。おかげさまで、すっかり西本ファンになりました(^^ゞ。

 正直言うと、今年は参加しようかどうか、迷ったのですが、いざ練習に出て歌ってみると、やはり血が騒ぎます。第九には心を高揚させるものがある……FREUDE(歓喜)の歌ですからね。それに、発声練習をしてお腹から声を出すと、実に気持ちいいんです。合唱っていいなぁと心底思います。

 ドイツ語らしくしっかり発音をすること、高音部分も安定した声を出すこと、を目指して、これから練習に励みます。

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2004/09/09

幸水と豊水

 昨日、梨をいただきました。大玉の豊水――果肉が柔らかめで、やや酸味がある美味しい梨でした。けれども、私はどちらかと言えば、幸水のほうが好み。幸水のシャキシャキ感とみずみずしい甘さが好きです。

 日本では現在、幸水と豊水が梨全体の収穫量の6割以上を占めているとのこと。とくに、関東近県で生産される梨のほとんどは、このいずれかのようです。したがって、東京のスーパーなどで山積みされて販売されている梨の大半は、収穫時期によって、幸水か豊水ということになります。

 実は、少し前に、"リヴァイアさん"さんのブログで「二十世紀について思う……」(注:"二十世紀"とは梨の品種のこと)という記事を読んで興味をそそられて以来、スーパーやデパートの果物売り場で二十世紀を探してみるのですが、スーパーではあまり見かけません。あったとしても、冷蔵棚に申し訳程度に置いてあるのみ。さすがにデパートでは、立派な二十世紀が"立派な"お値段で売られています。二十世紀の産地の鳥取に近い関西方面では、だいぶ事情が違うようで面白いですね。

 また、かつては梨の定番だった長十郎は近ごろ、まったくお目にかかれなくなりました。昔は梨といえば、硬くて甘い長十郎をシャキシャキではなくガリガリかじったものです。ちょうど今の季節に秋祭りがあり、山車を引いたり、お神輿をかつぐと、よく長十郎が配られました。

 幸水と豊水のシェア拡大からわかるように、梨は柔らかくて甘いものが好まれるようになっているようです。いや、柔らかくて甘いものが好まれるのは梨に限ったことではありません。柿もしかり、りんごもしかり。どれも口当たりがよく美味しいことは確かだけど、たまにふと、昔の味を食べてみたくなるのは不思議なものです。

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2004/09/08

尾張町の交差点

 日本一有名な交差点「銀座4丁目の交差点」は、昭和初期まで「尾張町の交差点」と呼ばれていたことを、今朝の読売新聞の記事で知りました。

 名の起こりは、江戸初期に徳川家康が江戸湾の浅瀬の埋め立てを諸大名に命じた時、この地を造成したのが尾張の大名だったことに由来するそうです。明治から昭和初期まで、現在の銀座5、6丁目の一部は尾張町という町名でした。

 尾張町のことはさすがに知りませんでしたが、あの交差点を都電が走っていた時代をおぼろげながら覚えている私は、かなり古い部類に入るのでしょうね。都電が廃止になる日、モールなどで飾られた都電を見物に、一家そろって出かけた日を思い出します。調べてみたら、昭和42年のことでした。

 あれから37年。銀座は、私の一番好きな街です。銀座通りを目的もなくぶらぶらする(「銀ぶら」は死語?)のが好き……何だか気持ちがすーっとするのです。

 昨今は、銀座に出向く度に、銀座通り周辺に高級ブランド店が増えていき、銀座が様変わりしていくのを肌で感じます。エルメス、コーチ、ルイ・ヴィトン、フェラガモ、プラダ、シャネル(年末オープン予定)などなど。ニューヨークの五番街やパリのシャンゼリゼ通りのような通りを目指して、誘致しているのでしょうか?

 街の発展のためにはそれも1つの方法かもしれませんが、古きよき銀座の香りがだんだん消えていくような気がして、どこか淋しく感じます。せめて4丁目の交差点はいつまでも変わらずに、服部時計店(和光)と三越と日産と三愛ビルであってほしいなぁ。おばさんの感傷でしょうか。

あの日の銀座―地図と写真でたどる 昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)


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2004/09/07

『エトロフ発緊急電』(佐々木譲)

エトロフ発緊急電 (新潮文庫)

 お薦め本として、友人からまわってきました。太平洋戦争の口火を切った1941年12月8日の真珠湾攻撃をめぐるスパイの話。日本海軍の動向を探るために日本に潜入した日系アメリカ人のスパイが、千島列島の択捉(エトロフ)島に渡り、そこから連合艦隊が真珠湾に出撃するのを確認し、その情報をアメリカ本国に打電しようとするが、はたして……というストーリー。

 『ベルリン飛行指令』と『ストックホルムの密使』(両作品とも未読)の間に書かれた第二次大戦三部作の二作目で、山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞しています。

 スペイン内戦に義勇兵として参加した日系二世の主人公、自国を離れて日本の底辺社会で辛酸をなめてきた朝鮮人スパイ、南京で恋人を日本軍に虐殺されたアメリカ人宣教師、そして、択捉島でひっそり生きるロシアとの混血のヒロイン……など、登場人物の造詣が見事で、単なるスパイ小説で終わらない感動巨編。600ページ以上の長編にもかかわらず、あっという間に読み終えました。

 小説として楽しみながらも、史実の部分の重さ、それに翻弄される登場人物たちの人生にいろいろ考えさせられました。また、"北方領土"の択捉島に日本人が住んでいたこと自体、不思議な気がしました。先頃、小泉首相が北方領土を視察しましたが、そこがかつて日本の領土であったことを実感した次第です。

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2004/09/06

大化の改新

 週末に宝塚月組公演を観てきました。お芝居は、「大化の改新」を舞台にした日本物歴史劇『飛鳥夕映え』。サブタイトルにもなっている「蘇我入鹿」を主役にして、大化の改新を裏側から見た話で、入鹿(作品のなかでは「鞍作(くらつくり)」)は、優秀で魅力的な青年政治家として描かれています。もちろん、相思相愛の女性も登場します。

 ということは、大化の改新について最低限の知識がないと、この作品のよさを味わえないわけで、ややわかりにくいのが難でした。そこで、帰宅後、昔々学んだことを復習してみました。

 「大化の改新」とは、645年に始まった政治改革。当時、政治の実権を握っていた豪族の蘇我氏から権力を取り戻し、天皇を中心とする中央集権国家の建設を目指そうとして、中大兄皇子(天智天皇)や中臣(藤原)鎌足らが蘇我蝦夷・入鹿親子を暗殺したクーデターから始まる。

 つまり、学校で習った時は、「蘇我氏=悪」を滅ぼした事件とされていた大化の改新が、宝塚の舞台では、身分制度に阻まれて鬱屈としていた鎌足が入鹿を亡き者にしようと企てた事件として描かれており、事件を違う角度から眺める面白さがありました。

 聖徳太子の時代から、大化の改新や壬申の乱を経て、平城遷都までの飛鳥時代は、政治的にも文化的にも面白く、ロマンを感じるので、私はこの時代が結構好きです。飛鳥時代を舞台にした小説を一時、読み漁ったことがありましたが、また読んでみたくなりました。

 来年1月には、NHKの特別ドラマ『大化の改新』の放映が決定しているとのこと。中臣鎌足が岡田准一(V6)、蘇我入鹿が渡部篤郎だそうで、これまた楽しみです。

偽りの大化改新 (講談社現代新書)
偽りの大化改新 (講談社現代新書)


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2004/09/05

母から携帯メール

 実家の母がらくらくホンを購入してから3ヵ月あまり……ようやく携帯メール1号が届きました。買ったのはいいけれど、しばらくは通話もままならない状況で、「この調子では、メール機能を使うことはなさそう」と見くびっていたのですが、意外にもやってくれました。

 この1週間ほど毎日トライしていたようですが、なかなかうまくいかず、留守電に「3時間かけて入力したのに、送信ボタンを押したら、エラーと出てしまいました」と泣きのメッセージが入っている始末。機種が違うので、操作法を説明することもできず、私としては待つしかありません。

 そして昨日、母からのメールが無事、届いたのです。おお、やった! 漢字とカタカナ混じりの立派な(?)メール……ちょっとした感激です。どうやら、こちらのアドレスが間違っていたようす。でも、私のメールは届いているのだから、返信にすればアドレスを入れる必要はないのに、何故?(^^;)

 熱しやすく冷めやすい母(私はその血を引いている)のこと、そのうち「もうメールはやめた。面倒くさい」と言い出しそうな気がしますが、はたして……?

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2004/09/03

再びトラックバックについて

 数日前に書いた「トラックバックにおけるマナー」という記事に対して、涼さんにトラックバック(以下TB)をつけていただき、その記事をはじめ、いろいろな方のコメントを読んで、またいろいろ考えました。同時に、私がTBを送ったtakoさんの記事やそのTB元までたどって、もう一度さまざまな考え方を読みました。

 「TB元の記事へのリンク」は必要か、不必要か、それぞれの考え方に一理あり、どちらが正しいというものではないことを改めて感じています。私は、基本的には「リンクは必ずしも必要ではない」と考えていますが、今後、自分がTBをつける時にはリンクを張ることにしました。矛盾していますが……。

 何故ならば、リンクがないために、こちらのTBを気持ちよく受けてもらえないとしたら、それはたいへん不本意なことだからです。私がTBを送るのは、その記事だけでなく、それを書いた人にも共感や興味を持っている場合なので、その気持ちが伝わらないとなると、TBをする意味がなくなってしまいます。

 また、リンクを張ることによって、自分が送ったTBをはっきりした形で残せるのも望ましいことです。この点を指摘している方の記事を読んで、なるほどと思いました。

 TBを送ったら、双方に記録が残るようになればいいのに、と思う一方で、送った先にしか記録が残らないところにTBの奥深さがあるのかもしれない、とも感じます。ブロガーそれぞれが試行錯誤しながら、TBというブログならではのシステムを育てていけば、これから徐々に成熟したものになっていくのではないでしょうか。

 折り返し、涼さんの記事「トラックバック考」にトラックバックをつけさせていただきます。

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2004/09/02

ドラマ『トキオ』

 東野圭吾原作の『トキオ』(その後、「時生」に改題)がドラマ化され、今週からNHKで毎晩放映されています。

 原作は、同じ作者の話題作『秘密』に通じるファンタジックな家族小説。未来の息子がタイムトリップしてきて、結婚前の自堕落な父親の前に現れ、自立に導いていくストーリー。他の東野作品と同様に一気読みできて、ほろりとして後味のよい小説です。

 主人公の宮本拓実役が"TOKIO"の国分太一というのはウケ狙い? とは言え、ジャニーズの弟分に当たる息子役の桜井翔(嵐)との相性もよく、二人の掛け合いは絶妙で面白い。現在の場面(50歳の設定)はやや重さに欠けるけれど、低く押さえた声に変えるなど、本人なりの努力がうかがえ、好感が持てます。

 拓実と近い世代の私としては、舞台となっている1970年代末の風俗描写に何とも郷愁をそそられます。『ヤングマン』が流れる喫茶店でインベーダーゲーム……これはまさに私の青春時代です。また、父子の出会いの場である浅草の「花やしき」は、子どもの頃から馴染み深い場所でもあり、これまたノスタルジー度をアップさせてくれます。

 毎日15分放映の20回連載なので、話はまだ始まったばかり。今後の展開に期待しつつ、楽しみたいと思います。それにしても、15分というのはあまりにも短すぎる……乗ってきたと思うと、もうエンディングテーマが流れてくるのが残念です。

 折りしも、だいぶ前に図書館に予約を入れておいた、東野著の『幻夜』の順番が回ってきました。こちらも楽しみです。

時生 (講談社文庫)
時生 (講談社文庫)

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2004/09/01

人は人、吾は吾なり

 『トラックバック野郎』の今週のお題「ザ☆座右の銘」から。

 人は人、吾は吾なり――つまり、「人は人、自分は自分」ということ。他人と自分を比較して、優越感と劣等感の間を行ったり来たりしがちな自分に、いつも言い聞かせている言葉です。言ってみれば、「世界にひとつだけの花」の精神ですね。

   そうさ僕らは 世界にひとつだけの花
   ひとりひとり違う種を持つ その花を咲かせる事だけに
   一所懸命になればいい

 他人と比較したり、他人の目を必要以上に気にしたりしていると、精神的にしんどいし、肝心の自分を見失ってしまいます。わかっているのに、つい周りに目を向けてしまう愚かさ。結局、自分に自信がないのかもしれません。残りの人生、自分の個性や価値観を信じて、それを大切に生きていきたいなぁ。

 なお、「人は人、吾は吾なり」には続きがあります。
   人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を吾は行くなり
これは、哲学者・西田幾多郎が自分の人生哲学を歌にしたもの。京都・哲学の道には、この歌を刻んだ歌碑があります。

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