『戦国自衛隊1549』の映画化決定
『ローレライ』と『亡国のイージス』に引き続き、福井晴敏の書き下ろしによる『戦国自衛隊1549』を、角川映画が来年映画化することが決まったそうです。何でまた、同じ年に福井作品が3作も?! ファンとしては楽しみな反面、素直に喜んでいいのか、少々疑問を抱いてしまいます。
『戦国自衛隊』は1979年に、同じ角川映画が半村良原作の小説を千葉真一主演で映画化して大ヒットしましたが、今回は「自衛隊が戦国時代にタイムスリップする」設定だけを残し、内容を一新するそうです。この設定で福井さんがどんなストーリーを創作するか、興味は津々ですが、半村さんの原作および映画を愛している方は、今回の映画化をどう感じるのでしょうか?
『戦国自衛隊1549』の主演は江口洋介で、鈴木京香、鹿賀丈史他が出演し、陸上自衛隊の全面協力のもと、3000人を超えるエキストラを使い、製作費15億円をかけて、製作されるそうです。角川映画60周年記念作品にふさわしいスケールの大きな作品になりそうですね。
それにしても、海上、航空自衛隊は『亡国のイージス』に全面協力し、陸上自衛隊はこの『戦国自衛隊1549』に全面協力するのは、いったいどういう意図があるのでしょうか? 昨今の日本の情勢に鑑みると、何だか嫌な感じがしてしまうのです。エンターテイメントとして純粋に楽しみたい気持ちはやまやまですが……。
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コメント
あるコラムニストが「イラクでは、戦国自衛隊ではなく、戦場自衛隊だ」と皮肉を書いてましたが、むっちゃ納得してしまいました。
投稿: もりぷとん(Moripton) | 2004/09/23 00:49
>もりぷとんさん
おはようございます。
戦場自衛隊……なるほど! 『戦場自衛隊2004』はこれからどうなるんでしょうね。プロデューサーK氏はニューヨークで意気軒昂のようですが……。
こんなご時世でなければ、自衛隊が映画に協力することに対して、もっと素直に期待できるのだけど……。
投稿: Tompei | 2004/09/23 10:23