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2004/09/06

大化の改新

 週末に宝塚月組公演を観てきました。お芝居は、「大化の改新」を舞台にした日本物歴史劇『飛鳥夕映え』。サブタイトルにもなっている「蘇我入鹿」を主役にして、大化の改新を裏側から見た話で、入鹿(作品のなかでは「鞍作(くらつくり)」)は、優秀で魅力的な青年政治家として描かれています。もちろん、相思相愛の女性も登場します。

 ということは、大化の改新について最低限の知識がないと、この作品のよさを味わえないわけで、ややわかりにくいのが難でした。そこで、帰宅後、昔々学んだことを復習してみました。

 「大化の改新」とは、645年に始まった政治改革。当時、政治の実権を握っていた豪族の蘇我氏から権力を取り戻し、天皇を中心とする中央集権国家の建設を目指そうとして、中大兄皇子(天智天皇)や中臣(藤原)鎌足らが蘇我蝦夷・入鹿親子を暗殺したクーデターから始まる。

 つまり、学校で習った時は、「蘇我氏=悪」を滅ぼした事件とされていた大化の改新が、宝塚の舞台では、身分制度に阻まれて鬱屈としていた鎌足が入鹿を亡き者にしようと企てた事件として描かれており、事件を違う角度から眺める面白さがありました。

 聖徳太子の時代から、大化の改新や壬申の乱を経て、平城遷都までの飛鳥時代は、政治的にも文化的にも面白く、ロマンを感じるので、私はこの時代が結構好きです。飛鳥時代を舞台にした小説を一時、読み漁ったことがありましたが、また読んでみたくなりました。

 来年1月には、NHKの特別ドラマ『大化の改新』の放映が決定しているとのこと。中臣鎌足が岡田准一(V6)、蘇我入鹿が渡部篤郎だそうで、これまた楽しみです。

偽りの大化改新 (講談社現代新書)
偽りの大化改新 (講談社現代新書)


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コメント

こんにちは!

「TVをあまりみないわけ」の記事にコメントをくださってありがとうございました!お礼のごあいさつがおそくなってすいません!

歴史にお詳しいんですね。今実は私も日本史を再度勉強中です。といっても時間も脳みそのメモリも少ない私は「早わかり日本史」なる本を読んでいるだけなのですが。でも、次第に学校で習ったことを思い出したり、地名の由来や土地の歴史に興味をもったり、と、楽しくなってきてます。

ちなみに今は「応仁の乱」のページまでよみすすみましたー。

投稿: tategamineko | 2004/09/06 21:52

>tategaminekoさん

 コメントありがとうございます。いらしていただいて、嬉しいです。

 いえいえ、詳しくはありません。でも、自分で興味を持って歴史に関する本を読んだりするのは楽しいですよね。学校の授業で習った時には、「点」でしかなかったそれぞれの出来事がつながって、「線」になるという感じかしら。

 応仁の乱が終わると、いよいよ戦国時代ですね。

投稿: Tompei | 2004/09/07 07:51

いくつかコメントしたい記事があるのですが……

飛鳥に入り浸っていた(と言うほどではないですが)頃があります。高松塚古墳が発見される前と発見された少し後くらいまでですか。

甘樫の丘から見る風景が好きなのと、あの村を歩くのがすきでした。最近はあまり行かなくなってしまいました。


投稿: | 2004/09/08 09:39

>涼さん

 こんにちは。

 飛鳥に入れ込んでいた時期(きっかけは宝塚のお芝居(^^ゞ)に、私も一度、甘樫の丘あたりに行きました。はっきりしたものが残っていないだけに、余計にロマンをかき立てられる感じですね。あの地に立って、静かに興奮したことを思い出します。

投稿: Tompei | 2004/09/08 10:42

Tompeiさん、大化の改新のことをかかれていましたね。昔、タカラヅカで上演されていた「あかねさす紫の花」(花組)を思い出しました。中大兄皇子、大海人皇子と額田王の3人の関係を軸に大化の改新から壬申の乱へ至る過程が描かれていてすてきな歴史ロマンでした。男役が中心のタカラヅカで二人の男性に愛される額田王を演じた上原まりさんがうらやましかったですね。大海人皇子との間に娘までもうけながら中大兄皇子に惹かれていく気持ちを演じるのはかなりむずかしかったときいています。実際はもっとドライであの有名な「あかね差す紫の 」の歌のやりとりは宴会の席での座興だったとか。
今は里中満智子さんの歴史マンガ(講談社の単行本)で「天上の虹」(持統天皇物語)を読んでいますがすごくおもしろくておすすめです。持統天皇は大海人皇子の正妃で中大兄皇子の娘ですがなかなかしっかりした女性です。まだお読みでなかったらぜひ。

投稿: みかん | 2006/07/17 17:34

>みかんさん

 こんにちは。

 『あかねさす紫の花』は初演以来、たびたび再演されているので何度も観ています。「あかねさす紫野ゆき標野ゆき…」の主題歌も素晴らしく、万葉ロマンが溢れる名作だと思います。初演当時、『天上の虹』も含めてこの時代の小説やマンガを読み漁りました。宝塚のおかげで、特定の時代にだけ詳しい私です(^^ゞ。

 そうそう、今年10月、月組が『あかねさす紫の花』で全国ツアーをするので、観に行くつもりです。

投稿: Tompei | 2006/07/18 10:14

Tompeiさん、今年の10月に「あかねさす紫の花」をみにいかれるのでしたら是非感想を聞かせてください。私はタカラヅカからは長いこと遠ざかり(電車で2時間あれば行けるのですが)その上、3人子供がいるので仕事と家事に追われて当分ひとりでゆっくり観劇は出来そうにないからです。今の月組のトップスターの方のお名前も知らない始末。よろしかったらその辺のことも教えてください。お願いします。

投稿: みかん | 2006/07/19 10:08

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