ICHIRO'S GREATEST HITS 257! 258! 259!
"The Seattle Times" のサイトの一面を飾っている(日本時間3日午前2時現在)イチローの記事の見出しです。帽子を脱いで、スタジアムの観衆の祝福に応えるイチローの写真入り。こうして、現地の新聞を読むと、イチローの記録の偉大さを実感し、日本人として誇らしい思いでいっぱいになります。
記事のタイトルは、HITS-TORY! Ichiro breaks Sisler's record 。日本人のイチローと19世紀生まれのシスラーが、何十年もの時代を超えて結びついた、という書き出しのかなり情緒的な記事です。イチローの生まれた1973年にシスラーが亡くなったことも書かれています。
当日の試合のようすを詳しく報告した後、次のようなことが書かれています。
Ichiro, 30, who wouldn't have been allowed to play the game in Sisler's time because of racial intolerance, has gone where no one -- from any country -- has gone before.
(訳) イチロー(30歳)は、シスラーの時代ならば人種差別のせいで試合に出場することもできなかっただろうが、どこの国の人間もできなかったことを成し遂げた。その後、「祖父は他人の出自にこだわったり、それ故に偏見を持ったりすることはなかったはず。今、生きていたら、記録を更新したイチローを誇らしく思い、彼を真のプロ野球選手だと言うだろう」というシスラーの孫の言葉で締めくくられています。
この記事を読んで、日本人がメジャーリーガーとして活躍することの苦労を改めて想像し、なおさらイチローの偉業を称えたい気持ちになりました。そして、さらなる活躍を期待しています!
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コメント
アメリカンドリームという言葉は単に運の良さだけじゃなくて努力して頑張って頑張った人が自ら手にした栄光は敬愛を持って認めてくれる国民性の上になりたつのだと思います。日本に来て頑張って頑張って、貴乃花や若乃花より早く横綱になって、国技の一時代を背負った曙の最近の姿は少し寂しいものがありますね。
投稿: 惑 | 2004/10/03 15:43
こんばんは、涼 です。
いいサイトを紹介して下さって有り難うございました。
トラックバックをつけさせていただきました。
投稿: 涼 | 2004/10/03 20:11
惑さん、涼さん、コメントありがとうございます。
>惑さん
本当にそうですね。アメリカンドリームというと、一攫千金の夢のように思いがちだけど、運をも自分のものにするくらいの努力があってこそ実現できるものですよね。最近、どうもアメリカが嫌いになりつつありましたが、ひさびさにアメリカのよさを見直しました。
>涼さん
インターネットによって、外国の新聞をリアルタイムに、しかも無料で読めるなんて、いい時代になりましたね。
ところで、トラックバックを送っていただいたとのことですが、こちらには届いていません。システムの不具合かしら?
投稿: Tompei | 2004/10/04 01:44