分冊百科いろいろ
最近、新聞紙上でよく週刊の百科雑誌の広告を目にします。一定のテーマの雑誌が毎週発売され、全巻そろえると1冊のビジュアル百科辞典になるもの――これを分冊百科(パートワーク)と言うそうです。国内の大手出版社がそれぞれ複数刊行しているほか、海外の分冊百科専門の出版社まで参入しています。
興味ある分野の知識や情報を定期的かつ継続的に入手できるのが分冊百科の魅力とされ、継続しやすい価格設定になっているのが特長。とりわけ、創刊号は定価の2~3割引きのサービス価格で販売され、大々的に広告を打って、定期購読者の大量確保を狙っているようです。途中から購入する人のためにバックナンバーの販売も行なっています。
美術館、名画、文化遺産、史跡、街道、花、山などを、美しい写真とともにビジュアル中心に紹介するものがほとんどですが、「ぼく、ドラえもん」(小学館)などキャラクターものや、「健康百科」(集英社)まであります。
また、イタリアの「デアゴスティーニ」社は、画材付きの「水彩で描く」やCD付きの音楽百科など、スペインの「デル・プラド」社は、パーツ付きの「ドールハウス」やモデル付きの「世界の航空機」など、趣味の分冊百科を出しています。
これだけ多種多様なものが刊行されているということは、かなりの需要があるのでしょうね。創刊号の派手な広告を見ると、私もついそそられるのですが、今のところ購入に至りません。創刊号はそれなりの部数の売り上げがありそうですが、どのくらいの人が継続するかがこの種の雑誌のキーポイントになりそうですね。
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コメント
こんばんは、
実は朝刊に「町並み」だったかな?の分冊百科(と言っていいのかな?)があって少し関心があったのですが、何しろ只今「スピード整理術」実施中。
「旅行関連の本は旅行へ行くときに購入して、帰宅したら処分」という厳しいものです。
過去に2度ほど、購入したことがありました。バックナンバーが揃わずに、ちょっと残念だったことを覚えています。
投稿: 涼 | 2004/10/08 00:56
>涼さん
こんにちは。コメントありがとうございます。
私も「京都の街並み」だったか、祇園の横丁の写真に心引かれました(^^)。創刊号の広告の吸引力がその雑誌全体の売り上げに大きく響くので、誰もがそそられるような写真を選ぶんでしょうね。
バックナンバーの管理がたいへんそうですよね。要求があったら応えられるように準備しなければならないし、余らせても無駄になるし。
投稿: Tompei | 2004/10/08 12:15