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2005/01/26

「人体の不思議展」

 前々から行きたいと思っていた「人体の不思議展」にようやく行くことができました。いったんはあきらめていたのに、会期延長に次ぐ延長で実現できたのです。

 そんなふうに興味があったにもかかわらず、実は、展示されている標本がすべて本物の人体であることは知りませんでした。この人体標本は「プラストミック標本」といい、献体された遺体に特殊な技術を施して作ったもので、ホルマリン漬けの従来の標本とは違い、匂いもなく弾力性に富み、直に触れて観察でき、常温で半永久的に保存できる画期的な標本です。

 その工程は、簡単に言えば、科学的な処置によって人体から水分と脂肪分を抜いて、樹脂を浸透させ固めたもの。人の骨格、筋肉、血管、神経、内臓などの標本はリアルでありながら、精巧な作り物のようでもあり、見ていると不思議な感覚になります。全身に張りめぐらされた毛細血管の標本の美しいこと……人体のしくみの神秘に目をみはり、生命に対する畏敬の念を覚えました

 平日の午後にもかかわらず、結構な人出で、老いも若きもみな、言葉少なに標本に見入っていました。興味本位の入場者にも、時間つぶしの入場者にも、何か深くて重いものを感じさせてくれる展示会ではないでしょうか。「本物の人体の標本を一般大衆に公開する」ことの是非もありそうですが、私は意義あることと考えます。献体された方に手を合わせたい気持ちになりました。

 この展示会は2月末まで、東京国際フォーラムで行なわれていますが、その国際フォーラムの地下に「相田みつを美術館」が移転していることを初めて知りました。体と心の両面から、人間について考えてみるのもいいかもしれませんね。

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コメント

私の友人もこの展示会に行ってきたようで、興奮して色々教えてくれました。私もTompeiさんのblogを読んでいきたくなりました!

投稿: ayakokin | 2005/01/26 15:43

>ayakokinさん

 こんばんは。

 お時間があったら、ぜひいらしてみてください。きっと楽しめる(interestingの意味で)と思います。人間の体って、すごいですよ!

投稿: Tompei | 2005/01/26 20:19

こんばんは。

「人体の不思議展」、私は前回の東京展に行きました。
私は混んでいる場所が苦手で、展覧会なんかでも人が止まってしまってる展示物は最悪見ないで出ちゃうこともあるくらいなのですが、
このときばかりは混んでいるのも気にならず友人と2時間くらいかけてジックリ見てきました。

ホント、人間の身体ってよく出来てますよね。
せっかく貰ったんだからまだまだ大事に使わないと!

投稿: tako | 2005/01/26 22:19

>takoさん

 こんばんは。

 takoさんもご覧になったんですね。私もじっくり、体の裏側に回って見たりもしました。でも、触れてもOKの標本に触れられなかった……なんとなく。

>せっかく貰ったんだからまだまだ大事に使わないと!

 本当にそのとおり! 各器官がそれぞれの機能を発揮できるように、心がけなければね。

投稿: Tompei | 2005/01/27 00:40

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