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2005/03/30

森昌子と『不機嫌なジーン』

 森進一・昌子夫妻の別居が発覚したらしい。Yahooニュースによれば、今日のスポニチに記事が掲載されているようです。

 先月の入院騒動はいかにも不自然な気配が漂っていたものなぁ……やっぱりこういうことだったのか……。スポニチが報じている昌子さんの言葉「私は主婦には向かなかった。歌を歌っていきたい」がすごく印象的です。

 演歌歌手として歌唱力も実績も随一だった昌子さんが、結婚と同時にすぱっと歌をやめて家庭に入ったのは潔いと感心したし、ご本人がそれで幸せなら一番とは思ったけれど、何だかもったいないなぁと他人事ながら感じていました。近年はご夫婦のジョイントコンサートで歌う機会もできて、家庭でも仕事でもよきパートナーに見えたけれど、内情はいろいろあったのですね。

 想像するに、昌子さんは結婚後、歌の世界のことは忘れて、妻として母として全力投球してきたけれど、歌への思いはずっと心の奥底でくすぶっていたのではないかしら? それはきっと、妻として母としての幸せや満足感では消すことができなくて、いつの間にか大きくふくらんで表面化してきたように思えます。おそらく原因はそれだけではないと思いますが。

 そういえば、一昨日終わったドラマ『不機嫌なジーン』の最終回を改めて思い出します。動物行動学を研究しているヒロインの仁子(竹内結子)は、大好きな南原教授(内野聖陽)の熱烈なプロポーズを結局、断ってしまうのです。南原教授と結婚すれば、幸せな結婚生活は約束されているのに、それだけでは満足できない自分に気づいているから。仁子は動物の研究を捨てられないのです。ハッピーエンドを期待していた私は「えー、何でなのー?」と残念に思ったけれど、仁子の選択もわかる気がします。

 女にとって、仕事と家庭は永遠の課題。両立させている人もたくさんいますが、当然のことながら、仕事も100%、家庭も100%というわけにはいかず、それなりのジレンマを抱えながら頑張っているようです。かくいう私は、昌子さんの歌、仁子の研究ほどの仕事ではなかったため、結婚後、家庭100%から再スタートしました。

 もう一人のまさこさんも、断ち切ったはずのもう一つの生き方を考えてしまうのかもしれませんね。ふとそんなことを思いました。

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2005/03/29

新東京タワーが地元に建つ!?

 「新タワー推進プロジェクト」は昨日、"第2東京タワー"の候補地として「墨田・台東地区」が有力であると発表しました(読売朝刊より)。

 昨夕、Yahooでこのニュースのタイトルを見た私(墨田区出身)は、「へぇ、いったいどこに建てるの?」と興味津々で「すみだタワー」誘致のサイトにアクセスしてみました。そうしたら、何とびっくり、地元も地元、実家のすぐ近くが建設計画地になっているではありませんか!(@_@)

 実家はかろうじて計画地からはずれているものの、もし本当にタワーが建ったら、二次開発は免れないような位置関係なのです。「イメージパース」というCGを見ると、見慣れた景観に巨大なタワーが出現していて、何だか現実感の乏しい奇妙な感覚。だけど、ヘンに興奮してしまう!

 実現を疑問視する声もあるようだし、第2候補として「さいたま新都心」も検討されているらしく、正式決定までまだ紆余曲折がありそうですが、それにしても、地元民にとっては一大ニュースです。生まれ育った町に高さ600mを超えるタワーが建って、日本中の、いや世界中の人がやって来るのは嬉しいような、そんなふうになって欲しくないような複雑な気持ちです。ま、これからの成り行きを見守るしかありません。

 ただ、もし新タワーがあの場所に建つことが本決まりになったら、ぜひともタワーの展望台に母を上らせたい! あそこで生まれ育ち、空襲を生き延び、78年も暮らしている母に地上450mからの景色を見せてあげたい。それまで元気でいてほしいなぁ。

追記(2006年3月14日):
 本日の読売朝刊一面に「第2東京タワー 墨田に」という記事が掲載されていました。正式決定が近いようです。こうなると、当初の興奮は収まり、戸惑いが大きくなるのは不思議なものですね。故郷が遠くに行ってしまうような気がする。どうか東京タワーが地元民に幸せをもたらしますように!

関連記事:
第2東京タワーが建つ場所(2006年3月29日)

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2005/03/28

桜の名所と言えば

 28日お昼現在、東京の桜の開花宣言はまだ出ていませんが、Yahooの桜開花情報によると、新宿御苑と多摩森林公園の2ヵ所はすでに「咲き始め」になっています。東京の基準木となっている靖国神社の桜が咲くのももう時間の問題でしょう。今週末から来週にかけて、東京近辺ではお花見が楽しめそうですね。

 お花見と言えば、みなさんはどこの桜を思い浮かべますか? 千鳥ヶ淵、新宿御苑、上野公園、井の頭公園、隅田公園など、東京には桜の名所がたくさんあります。こうした名所の桜は確かに見事なのだけど、それを愛でにやって来る人の数も半端ではなく、人波に揉まれながらのお花見、あるいは他人様の宴会のバーベキューの匂いを嗅ぎながらのお花見になりかねないところがツライところです。あ、宴会の一員であれば、楽しいんですけどね(^^ゞ。

 わざわざ名所に行かなくても、近所の桜を毎日眺めるのもこれまた楽しみです。つぼみがふくらみ、花が咲き始め、満開になり、散ってゆくまで見届けられるのは贅沢ですよね。まして、それが桜の名所だったら……。私は京都の哲学の道の桜が大好きなのですが(ラッキーにも2回見られました)、あの桜を毎日見られるご近所の方がうらやましくてたまりません。

 女性向け生活情報紙「リビング」3/12号に、「死ぬまでに一度は見たい憧れの桜」ベスト5が出ていました。首都圏在住の女性対象なので、関東以外の桜ばかりです。
 ①吉野山(奈良)
 ②清水寺(京都)
 ③弘前公園(青森)
 ④造幣局・桜の通り抜け(大阪)
 ⑤角館武家屋敷(秋田)

 吉野山の桜は、私も死ぬまでに一度は見たい! 遠方にお花見に出かけるのは、旅行の予定と開花の時期が一致するかどうかが難しいですね。清水寺の桜は見られたけれど、角館の桜は散っていた経験があります(^^;)。

 さーて、今年はどこでお花見をしましょうか。桜のことを考えていると、どうしてこんなに心が弾むのでしょう。

追記(2005年3月31日):
 東京では本日午後、桜が開花しました。平年より3日、昨年より13日遅れだそうです。

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2005/03/27

「ワードパワー英英和辞典」

ワードパワー英英和辞典
ワードパワー英英和辞典

 ブログ「アンチ・バベルの塔」(詳しくはこちらの記事)で推薦されていた「ワードパワー英英和辞典」をさっそくAmazonで購入しました。

 この辞書は、Oxford Wordpower Dictionary の原文とその訳文、その原語に対応する訳語を付けた英英和辞典。英単語の定義を知るには英英辞典を使うのがベストと知りつつ、なかなか英英辞典には手が出ず、対応する訳語を覚えるのが精一杯の英語学習者が多いと思いますが(私もそう!)、そういう人に最適な辞書です。

 英英辞典の丸暗記によって語彙を増やしているというアンチ・バベルさんに刺激を受けた私は、取りあえずこの辞書を"読んでみよう"と思い(暗記しようとは思えない軟弱さ(^^;)、まず基本動詞から読み始めているところです。

admit: to agree that something unpleasant is true or that you have done something wrong

argue: to say things, often angrily that show that you do not agree with somebody about something

cook: to prepare food for eating by heating it

 
 admit=認める、argue=議論する、cook=料理する、と覚えているだけではわからないニュアンスが伝わってきます。それによって、類語との違いもよくわかります。cookの「火の使用」に関しては多くの英和辞典に出ていますが、admitやargueのニュアンスまで伝えているものはあまりないのでは?(「ジーニアス」は割合詳しい)

 語彙が37000しかないのが欠点とも言われていますが、今の私の段階では十分です。それ以上の語彙を必要とする人は、普通の英英辞典を使いこなせるに違いないし……。こういう画期的な辞書が通信添削のZ会から出ているのもまた画期的です。

 ふだんはPCに入れた辞書や電子辞書を利用しているので、紙の辞書はひさしぶり。辞書を引く勘がすっかり鈍っていることを痛感しています。それに、辞書にしては大きめの活字で見やすいとされているのに、私にとっては字が細かくてつらい……「お手元用めがね」を利用しなければなりません(^^;)。

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2005/03/25

「愛・地球博」は35年ぶりの万博?

 「愛・地球博」が今日開幕します。このニュースが報道される度に「大阪万博以来35年ぶり」という枕詞が付きますが、ふと「つくば博や花博は万博ではなかったの?」と疑問に思ったので、さっそく調べてみました。

 近年、○○博覧会というイベントが各地で開催されていますが、政府主催の国際博覧会は以下の5つのみです(外務省のサイトより)。
1970年(昭和45年) 日本万国博覧会(大阪万博)
1975年(昭和50年) 沖縄国際海洋博覧会(沖縄海洋博)
1985年(昭和60年) 国際科学技術博覧会(筑波科学博)
1990年(平成2年)  国際花と緑の博覧会(大阪花博)
2005年(平成17年) 2005年日本国際博覧会(愛・地球博)

 このうち、大阪万博は一般博覧会、海洋博・科学博・花博は特別博覧会という違いがあります。地球博は元々、特別博として申請しましたが(Wikipediaより)、申請中に国際博覧会条約が改正され(1997年発効)、一般博と特別博の区別がなくなりました。というわけで、一般博の万博に格上げになった(?)形になり、大阪万博と並ぶものとされているようです。

 地球博のパビリオンの映像がテレビで流れると、博覧会好きの血が騒ぎます。10代初めに大阪万博で洗礼を受けた私は、こういうイベントが大好きなのです。海洋博はさすがに行かれませんでしたが、つくば博も花博も足を運びました。いずれも事前に各パビリオンを調べて、お目当てのパビリオンは見逃がさない念の入れよう……多少の待ち時間も苦にならないタイプです。

 今のところ行く予定はないけれど、評判がよかったら、行ってみようかな。35年後(?)の万博の時はもう生きていないか、生きていても行く気力がないだろうから。

関連記事:
なつかしの大阪万博(2004年7月6日)

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2005/03/24

なつメロを楽しむ

 昨夜、日本テレビで放映された『歌の大辞テン』を見ました。昭和40年代から昨年までのヒット曲年間ベスト10を一挙発表ということで、歌謡曲大好きおばさんとしては見逃すわけにまいりません。

 ここ10年のヒット曲は一部しかわからないのに、昔のはほとんど一緒に歌える自分がいとおしい(^^ゞ。歌はその時代の思い出を運んでくる……というより、当時の映像を見ていると、その時代の自分に戻ってしまいます。歌手も若ければ、私も若い……そして、よみがえってくる人々の顔もみな若い。

 とくに、昭和40年代後半が私のツボ。当時、マチャアキやヒデキに入れ込んでいた私は、『紅白歌のベストテン』や『夜のヒットスタジオ』などの歌番組を異常なほどの執着心で見ていたので(『ザ・ベストテン』が始まったのはその後50年代に入ってから)、どの曲もなつかしくてたまりませんでした。あれから、30年以上経過しているなんて、夢のよう……。

 そうそう、昭和50年のベスト1『シクラメンのかほり』の布施明と、昭和46年の『また逢う日まで』の尾崎紀世彦は、本人が登場して生で歌っていたけれど、声量自慢のこの二人にして往年の歌声は聴けずにちょっと残念でした。それは仕方ないにしても、わざとテンポをずらして歌うのは大嫌い!

 そういえば、『帰ってきたヨッパライ』とか『走れコータロー』なんて歌もありましたね。歌を歌えるばかりか、「なあ、おまえ、天国っちゅうとこはそんなに甘いとこやおまへんにゃ…」とか「各馬、一斉にスタート…」という台詞まで覚えていることを確認しました。

 どうせなら年代順にみっちり発表して欲しかったけれど、視聴率を考慮すると"新旧"まぜこぜにしたほうがいいということなんでしょうね。各年のベスト1を記録しておこうと思いましたが、番組の公式ページにまだ出ていなかったので、アップされたら追記したいと思います。

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2005/03/22

「アンチ・バベルの塔」

 花粉症のせいで家に閉じこもりっぱなしだった三連休にブログ巡りをしていたら、たまたま「アンチ・バベルの塔」というブログに行き当たりました。英単語の習得のために単語カードを利用する「アンチ・バベルの塔」と名づけた方法を実践し、すでに5万語を暗記し、さらに10万語をめざして現在も習得中の方が作っているブログです。

 具体的に公開されている「アンチ・バベルの塔」そのものに対する興味もさることながら、さまざまな観点から語られる英語習得についてのコラムがどれもたいへん面白くまた刺激になり、眠っていた学習意欲がひさしぶりに目を覚ましました。

 英語の学習に最も必要なのは学習や練習にかける時間数であり、語彙を自然に(=楽に)覚えるのは不可能であること。そして、その暗記作業には繰り返しが絶対必要であること。その指摘に深く頷く私……いちいちもっともで、そんなことはわかりきっているはずなのに、結局その根気が続かなくて、語彙不足を自覚しながらも放置している情けない状態です。

 最低限5000語の認識語彙が必要。さらに、ノン・ネイティブ用に編集されていないものを楽に読むためには5万語以上が必要とのこと。ため息の出る数字ですが、せっかく目を覚ました学習意欲がまた眠らないうちに、とにかく一つでも多く語彙を増やしたいと思います。

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2005/03/20

卒業証書が消えた!

 卒業式シーズンたけなわですね。最近は卒業証書を二つ折りのホルダーに入れるのが主流なのかしら? 私の時は、大学はそういうホルダーだったけれど、小中高までは紙筒でした。卒業証書を丸めて入れる紙製の筒ですね。紙筒と言えば、こんな思い出があります――。

 あれは中学の卒業式の日。式と一連の行事の終了後、仲の良い友人母娘数組で連れ立って学校を後にし、途中で食事をすることになりました。銀座で途中下車をしてお店に向かう時だったか、友人が何気なく私に聞きました。「ねぇ、卒業証書は?」

 「えっ、あるわよ、ほら!」と、私は紙筒を友人の目の前に差し出しました。がしかし……差し出したのは紙筒のふたの部分だけ! ギャー、卒業証書がない! 紙筒のふたの部分の不具合だったのか、卒業証書が入っている肝心の本体をどこかに落としてしまったのです。まぁ、落としても気づかない私もどうかと思うけれど、絶対に紙筒が悪いのですっ!(^^;)

 恥を忍んで駅の遺失物係に出向き、念の為、中学にも電話で問い合わせてみましたが、卒業証書は届いていませんでした。楽しいはずのお食事はこの騒ぎでやや重苦しい雰囲気に……いや、このおかげで(?)忘れようにも忘れられない思い出になったかもしれませんが。紙筒のふただけ持って帰宅し、何となく締まらない「卒業式の夜」を送りました。

 そして翌日――。中学から電話がありました。「卒業証書を落としませんでしたか? 銀座駅から問い合わせの電話がありましたよ。電話番号を教えるわけにはいかないので、こちらから連絡しました。取りに行ったら、しっかりお礼を言うんですよ」とのこと。

 銀座駅で聞いたら、卒業証書は線路脇に落ちていたそうです。たぶん電車から降りる際に落として、電車とホームとの隙間から落ちてしまったのでしょう。

 そうやって線路から引き上げられた卒業証書も今はどこへ行ったやら? あ、高校の卒業式では紙筒の本体を持つようにしたのは言うまでもありません。

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2005/03/19

花粉飛散のピーク?

 どうやら花粉の飛散はピークを迎えているらしい。慈恵医大耳鼻科のサイトによれば、昨日は9日と並ぶ大量飛散が観測されたそうです。はなこさんも昨日からずっと各地で高い数字が出ており、大量飛散を裏付けています。

 私の鼻や目も律儀に反応しているのが憎たらしい。2ヵ月近いクラリチン服用もこの大量飛散にはかなわないようす……くしゃみの連発や鼻水、目のしょぼしょぼ感に見舞われています。薬を飲んでもこの症状ということは、飲まなかったらどんなひどいことになっていたかと思うとぞっとします。

 昨日電車に乗ったら、マスクをしない無防備なおじさんが目を真っ赤にし、くしゃみを連発していて、見るのも気の毒な状況でした。本を読もうとしているんだけど、度々鼻をかみ、眼鏡を上げて目をぬぐうので、まったく集中できないのです。それを取り囲むマスク着用の花粉症の先輩方(?)が同病の新人に憐れみの視線を送りつつ、「だからね、予防が大切なのよ」と言っているかのようでした。

 そうそう、鼻の両穴にテッシュを詰め込んで車を運転している人も見てしまった! 気持ちはわかる……けれど、やっぱりおかしくて、通り過ぎた後にんまりしてしまいました。鼻水にはマスク(とくに使い捨ての薄いもの)はちっとも役に立たないんですよね。

 せっかくの三連休……うららかな春の日差しが降り注ぎ、絶好の行楽日和だというのに、花粉は本当にうらめしい。同病のみなさま、このピークを何とか乗り切りましょう!

追記(当日):
 ベランダの黒い手すりが花粉らしきものに覆われているのを発見! きれいに拭いても1時間もすると粉っぽいものにうっすら覆われる……これは花粉に違いない。

追記(2005年3月21日):
 またまた慈恵医大のサイトによれば、結局、18日の品川の飛散量は今年のワースト記録どころか史上最高(最悪)量を更新したそうです。19日以降も引き続き、大量飛散が続いているとのこと。おまけに、ヒノキ花粉の飛散も始まったようです。ああ、大飛散(悲惨!)の三連休(T_T)。

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2005/03/18

卒業アルバムの白紙ページ

 同級生殺害事件があった佐世保市の大久保小学校で昨日、卒業式があり、亡くなった怜美さんに代わって父恭二さんが卒業証書を受け取っている模様をテレビで見ました。このお父さんは今後も節目節目に、「娘が生きていたら今頃は…」と思うのだろうと想像すると改めて胸が痛みました。

 クラスメートの中に加害者と被害者が生まれてしまったこのクラスの子どもたちの心は、もう落ち着きを取り戻したのでしょうか? あれから9ヵ月間、生徒も教師も保護者もたいへんな日々だったことでしょう。

 この小学校の卒業アルバムの話題が、ネットのニュースに載っていました。怜美さんと加害女児の写真をアルバムに載せるか否か、子どもたちは議論を繰り返した末に「両方載せる」15人、「怜美さんだけ」15人(その他少数)という結論を出したとのこと。その後、担任と保護者が話し合って、怜美さんの写真は載せて、加害女児の写真は希望者のみに提供することに決まったそうです。

 その写真を貼るために、アルバムの最後のページは白紙になっているのです。そこに写真を貼るのも、白紙のままにしておくのも、つらいですね……。アルバムにこのページがずっと残るように、子どもたちの記憶からこの事件が消えることもないのでしょう。

 この時期、さまざまな場所でさまざまな人がさまざまな思いで卒業式を迎えているのですね。卒業式にはそれぞれのドラマがあります。

追記(2005年3月22日):
 今朝の『ズームイン』(日テレ)でこのアルバムの話題を取り上げていましたが、白紙のページについて一言も触れないばかりか、怜美さんの写真もグループの集合写真だけという扱いのようで、上記の毎日新聞の報道とはまったく違う印象を受けました。「楽しい思い出だけを残したい」という意図を強調していました。

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2005/03/17

母と『冬ソナ』

 実家の母(78歳)がとうとう『冬ソナ』にはまりました。昨年末の完全版放映時、私にビデオ録画を依頼してきた母(その時の記事はこちら)は、娘の予想に反して、20回分計23時間20分のビデオを全部見たそうな。しかも、先月の3連休に集中して見て、こんな携帯メールを寄こしました。

タイトル:やっと今全部見終わりました。
本文:夢から覚めた様です。この祭日、日曜日は、食事以外は朝から晩まで見ていましたので、ちょっと頭がおかしく、ヨン様のお顔が目の前にくっついて、ドラマの中にいるようです。長い時間楽しませていただいてありがとう。これから現実の世界に戻ります。

 なかなか笑えるでしょう? って、母のメールを勝手に公開してしまって、これを知ったら怒られそうですが(^^ゞ。さらに、昨日もらった電話によれば、最近2度目の鑑賞をしているらしい。「毎晩、1話ずつ見るのが楽しみでね…」と言っていました。そんなに楽しんでもらえて、10日間にわたって毎晩録画した甲斐があったというものです。

 「ヨン様のコート姿って、誰かに似ていると思ったんだけど…」と、母の話は続きます。「パパよ、パパもよくあんな風にコートの前を開けて、裾をひるがえしながら歩いていたのよ」。「……」娘、一瞬絶句(^^;)。ひえー、ヨン様を見ながら、亡き父(30年前に病死)を思い出していたとは! 母の想像力の豊かさ(?)に感服いたしました。

 ダンスを習っている母は、次回の発表会では冬ソナの『マイメモリー』で踊るそうです。時たま弱音を吐きつつも、78歳にして仕事も現役、ダンスも踊る母……我が母ながらあっぱれです。

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2005/03/16

高校生の意識調査

 今日の朝刊に、日本青少年研究所が行なった青少年の意識調査の結果が載っていて、興味深く読みました。これは日本、米国、中国3ヵ国の高校生約3600人を対象に実施したもので、同研究所の公式サイトに詳しい結果が出ていたので、日本の高校生の目立った傾向をメモしてみました。

 物事にあまり積極的に取り組まない。リーダーシップを取るのは苦手。自分の欲望を抑えられない時もある。ボランティアはしていない(親もしていない)。仕事よりも自分や家族が大切。将来に備えるより今をエンジョイしている。コンピューターにはそれほど興味がない。自分は異性にもてないと考えている。将来に対して悲観的。できれば好きなように遊んで暮らしたい。遊び感覚の恋愛よりも純粋な恋愛をしたい。普通に結婚して子どもを持ちたい。でも、家族の犠牲にはなりたくない。親は自分の行動に関してうるさくない。学校以外ではあまり勉強しない。0時過ぎまで夜更かしする。

 あくまでも全体の傾向であって、もちろん正反対の答えも多くあります。それにしても、あんまり望ましい結果ではないような気がしますが……。さらに、米中と大きく違うのが次の点。

自分の国に誇りを持っているか? 
 YES(強く持っている+やや~)  日:51 米:71 中:79 (%)
 NO(あまり持っていない+全然~)日:48 米:27 中:20
国歌を聞いてどう思うか?     
 親しみ 日:11 米:16 中:47
 愛着  日:7  米:13 中:12
 誇らしい 日:11 米:55 中:50
 反発・反感 日:13 米:4  中:2
 何も感じない 日:65 米:28 中:20
国旗を見てどう思うか?      
 親しみ 日:21 米:15 中:49
 愛着  日:13 米:14 中:13
 誇らしい 日:13 米:54 中:48
 反発・反感 日:6  米:3  中:1
 何も感じない 日:57 米:29 中:19

 自分の国に誇りを持ち、国歌や国旗を誇らしく思うことは愛国主義につながることだから、これは望ましいと言えるのでしょうか? 何だかすごく考えさせられます。

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2005/03/15

字幕放送って?

 昨夜、ペ・ヨンジュン主演の映画『スキャンダル』がテレビ放映されました。ラクロの『危険な関係』を韓国の李王朝時代に置き換えて、ヨン様が主演するということで、劇場公開時から注目していましたが、残念ながら映画館で見る機会を逸してしまいました。

 だから、昨日の放送をものすごく楽しみにしていました。しかも、二ヵ国語&字幕放送なので、ヨン様のナマ声で見られるではありませんか! タイミングよく!夫が飲み会で遅くなるということなので、用事を早めに済ませて時間前からテレビの前にスタンバっておりました。

 がしかし、副音声でヨン様の声は聞けるけれど、字幕が出ません。字幕がなければ、当然ながら意味がまるでわかりません。でも、ヨン様の声、韓国語を知ってしまった私は、吹き替えの萩原聖人の声はもう許せません! あの声ではプレイボーイのヨン様を堪能できないのです。

 「字幕放送の字幕ってどう出すの?」と、テレビの説明書まで持ち出してみても、どこにも書いてない……その間にも映画はどんどん進みます。理解不能の本物の声と違和感大の吹き替えの声との間で葛藤し、結局「本物の声」を選んだので、内容はいまひとつわからずに終わりました(^^;)。

 後で調べてみたら、字幕放送を見るには、文字多重放送専用のチューナーを接続するか、その機能を内蔵したテレビでしか見られないことが判明。なんだ、そういうことなのか……機能がないのに見ようとした私がバカでした。うちのテレビは10年物でかなりガタがきているので、そのうち買い換える時まで字幕放送は我慢するしかなさそうです。

 そうそう、ヨン様は古風な顔立ちなので貴族の装束はお似合いでしたが、プレイボーイという柄ではなかったような……。でも、韓国の貴族社会を垣間見られてとても興味深かったです。文化のルーツが日本と同じであることを再認識しました。

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2005/03/14

あきすとぜねこ

 今日はホワイトデー。今や「義理チョコのお返しがあればラッキー」と淡い期待をしている女性が多数派のようですが、中には"本命"に愛の告白をしてその答をやきもきしながら待っている女性もいることでしょう。

 思いを寄せる相手との相性や将来が気になるのは今も昔も同じ。最近はネット上にさまざまな恋占いや相性占いが登場しているので、恋する女性(男性も?)はあれこれ試しては一喜一憂しているのではないかしら? 相性占いと言えば、小学校時代「あきすとぜねこ」というのが流行りましたが、ご存じですか? 次のように占います。

①名前の音を数字で表す。
 (ア列→1、イ列→2、ウ列→3、エ列→4、オ列→5、ん→1)
  例:ながせともや  → 1 1 4 5 5 1
    はまさきあゆみ → 1 1 1 2 1 3 2

②同じ数字を消して、残りを合計する
    ながせともや  → 1 1 4 5 5 
    はまさきあゆみ → 1 1 1 2 1 3 2
    4+5+5+2+1+3+2=22

③「あきすとぜねこ あきすとぜねこ…」と繰り返し、22番目の文字を調べる。
  (22÷7=3あまり1 なので「あ」)

④結果は以下のとおり。
  あ:愛してる
  き:嫌い
  す:好き
  と:友達
  ぜ:絶好
  ね:熱烈
  こ:恋人

 *つまり、この二人は「愛している」ということになります(^^ゞ。

 好きな男の子の名前と自分の名前を密かに占って楽しんだものです。"あいあい傘"に名前を入れてドキドキしたりしたっけ……。今もこういう遊びがあるのでしょうか?

追記:
 ネット上に名前を入れるだけで占える「あきすとぜねこ」がありました。占い方にもいくつかあるようですが、こちらでやったら上のやり方と同じ結果が出ました。

追記(2):
 2001年にNHK「みんなの歌」で『アキストゼネコ』という歌があったとのこと。惑さんがコメントでご紹介くださいました。面白い歌詞なので、興味のある方はコメント欄をご覧ください。

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2005/03/13

日本武道館

 昨日、武道館で行なわれたTOKIOのコンサートに行ってきました。類は類を呼ぶというか、ミーハーはミーハーを呼ぶというか(^^ゞ、誘ってくれる友人ができたので、ありがたくご一緒させてもらいました。

 ジャニーズ系のコンサートはいくつか行ったことがありますが、ステージと客席が一体となってその空間全体を楽しむのが特徴。昨日のコンサートもそうした楽しさとバンドのライブの魅力とが相まって、サウンド的にもビジュアル的にも満足できたひとときでした。TOKIOはドラマやバラエティ番組でも活躍しているけれど、やっぱりバンドのライブが一番魅力的です。

 お目当ての長瀬くんはもちろんですが、松岡くんが素敵になったなぁと思いつつ、自分の年齢は顧みず、おおいに盛り上がってきました。やっぱりミーハーはやめられない! こういう"ときめき"は絶対に心身に効くはず……元気をいっぱいもらって帰ってきました。

 しかし……自分がこの年になっても武道館でこうしてミーハーをしているなんて、思ってもみませんでしたよ(^^;)。武道館といえば、30年前の1975年から毎年、ヒデキがコンサートを行なっていた場所で、私にとっては格別愛着のある場所なのです。あそこには昔の私の興奮や感激もまだ残っている気がして、何だか不思議な気持ちになります。長瀬くんを見ていると、ヒデキを見ていた自分とダブってくるのです。

 ヒデキ以外にも、サザン、松田聖子、コンボイ、ロッド・スチュワート、フランク・シナトラ等のコンサートを武道館で見ました。設備も音響もよくないけれど、広すぎず狭すぎず、コンサートにはちょうどよい器だと思います。

 昭和39年の東京オリンピックの年に完成した武道館は今年で42歳……私とは似たような世代ですね。どうかこの先も素敵な時間を過ごさせてください。

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2005/03/12

いまだにPHS

 PHSを利用し始めて5年程になります。当初はアステル、その後DDIポケットのエッジに替えてから早3年……私にエッジを勧めた友人をはじめ、当時エッジ仲間だった数人もみんな携帯に乗り換えました。今なお「070」局番なのは私だけです。

 そのDDIポケットは先月から社名を「ウィルコム」に変更し、今月に入って新聞に「PHS WITH EDGE」という全面広告を掲載しています。NTTドコモがPHSの新規受付の終了を発表し、2年後を目処にPHSサービスそのものも停止することを明らかにしたのを受けて、ウィルコムはエッジの健在ぶりをアピールし、ドコモのPHS利用者からの乗り換えを狙っているようです。

 広告によれば、PHSは「音質が良く聞きやすく、省電力性に優れ、電磁波も微弱なため、健康への影響を最小限にできる」点が優位であり、「国内だけでなく、中国や台湾をはじめアジア各国で約8000万人以上のユーザーがいる」そうで、「今後も普及に全力を尽くしていく」とのこと。

 けれども素人目に見ても、日本国内におけるPHSの衰退は明らかですよね。今現在、通話やメールに不都合はまったくないし、料金も安いので重宝していますが、このPHSがダメになったら、やっぱり私も携帯に乗り換えそうな予感。何よりもまずカメラ付きが欲しい!(購入時にはまだカメラ付きエッジがなかった) そして、ぜひともモブログにチャレンジしてみたい……私のブログ熱が冷める前に新しい携帯を手にできるといいのだけど。

 携帯の機種変更で悩んでいらっしゃる涼さんの記事「ケータイで悩む」にトラックバックを送らせていただきます。

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2005/03/11

お通夜と告別式

 年を重ねるとともに、喪服を着る機会が増えてきました。しかもここ数年は、友人のご両親のお葬儀に出ることが多くなり、自分や親の年齢を改めて思い知らされます。昨日も学生時代からの友人のお母様の訃報が届きました。

 こういう場合、お通夜と告別式のどちらに参列するべきか、毎回悩みます。親族やごく親しい関係の場合やお手伝いを頼まれた場合は、両日とも出向きますが、その必要はないけれどお参りしたい場合は、どちらに行ったほうがいいのか? さっそくネット上の冠婚葬祭のマナーをいくつか見てみました。

 お通夜とは本来、遺族や近親者、故人と親しかった友人などが夜を通して死者を弔う儀式。あまり親しくない人は出席しなかったもので、お通夜に行く人は告別式にも参列するのが普通だったようです。しかし最近では、仕事などで告別式に参列できない人がお通夜のみに出席することが多く、どちらか一方に出ればよいとされているとのこと。ただし、どちらも出席可能ならば、告別式に出席するべきでしょう、と書いてありました。

 ならば、やはり告別式に出ることにします。「どちらか一方でよい」とされているせいか、最近はお通夜のほうが参列者が多い傾向があり、肝心の告別式は参列者が少なくて淋しいものになってしまうことがあります。参列者の多少など関係ないとは思いつつ、淋しいお葬式は余計に悲しいものですよね。


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2005/03/09

東京大空襲から60年

 東京大空襲は60年前の今日、夜半の空襲警報で始まった。B29爆撃機325機の大編隊がこの夜、東京の下町一帯を約2時間半にわたって空爆、高度1500~2800mの低空から約2000トンの爆弾と焼夷弾を投下した。この大空襲によって、東京の4分の1近くが焦土と化し、約18万棟の家屋が焼失し、約10万人が犠牲になった。(資料:読売新聞3月8日朝刊)

 当時、下町の本所区(現・墨田区)に住んでいた母がこの大空襲を経験しているので、この日の話は何度か聞かされました。

 それまでの空襲とはようすが違うことを感じ取った父親に促されて、何も持たずに鉄道の線路沿いの広い空き地に避難したこと。生きた心地がしなかった恐怖の夜のこと。鎮火後、戻ってみたら、自分の家を含めてあたり一面焼け野原だったこと。防空壕にも換気口から火が入り、自宅から持ち出した物がすべて灰になったこと。友人のことが心配で訪ねていったら、亡くなったことがわかり号泣したこと。

 戦争を知らない私は、こういう体験談を聞いても、自分の親が昭和の激動の時代を生きてきて、実際に戦災に遭ったことがなかなか実感できません。戦争は"ちょっと昔"の出来事なのに、大昔の別世界のことのような気がしてしまいます。

 戦争を知らない世代ばかりになることはつまり、それだけ平和な時代が続いている証拠で、喜ばしい反面、平和ボケにつながりかねないところが怖くもあります。今年は終戦60年の節目の年……あの戦争は何だったか、何が正しくて何が間違っていたか、を考えてみるいい機会かもしれません。偏った見方ではなくて、公正な目で。

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2005/03/08

はなこさんの花粉飛散情報

 東京は夜の8時をまわってもまだ10度以上ありそうで、夜桜見物にふさわしいような暖かい夜です。ようやく春本番のようですね。

 ということは、例のアレもさぞかしたくさん飛んでいるはず……「はなこさん」で調べてみました。「はなこさん」とは環境省花粉観測システムの愛称で、各測定地の1時間平均の花粉数(個/m3)をリアルタイムでウェブサイトに発表しています。

 関東地域の情報を見てみると、先日まで小さかった赤丸が軒並み大きく成長している! 最新時報値のデータ表を調べると、ひときわ目を引くのは「相模原市 国立相模原病院」の5桁の数字。ここの時系列表を見てみたら、なんと15時に48904を記録し、その後徐々に減っているものの19時でも10229も記録しているのです。これは爆発的な飛散と言っていいのではないでしょうか?! 

 こうした爆発的な飛散が今後、あちこちで始まるかと思うとぞっとします。慈恵医大耳鼻科の花粉症のページによれば、今年2月のスギ花粉飛散量は最近10年で最も少なかったそうで、この2月の現象と今年の大量飛散の予測と合わせて考えると、3月の超大量飛散は避けられそうにありません。

 私は今のところ、耳鼻科処方のクラリチン服用のおかげか、軽い症状ですんでいますが、この先どうなるか不安です。大量飛散の予報がはずれてくれればいいけれど、それはそれで問題になりそうですよね。大量飛散と聞かなければ、私だって薬に頼りたくなかったし……。薬を飲んでいるせいか、いつになく眠くて仕方ありません。単に「春眠、暁を覚えず」?

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2005/03/07

『仰げば尊し』

 最近の卒業式では、『仰げば尊し』や『蛍の光』を歌わないようですね。惑さんのブログで、『旅立ちの日に』という歌がいま卒業式で歌われる歌のナンバーワンであることを知りました。

 文語体の歌が音楽の教科書から消えゆく昨今、意味がわかりにくいうえ、内容的にも時代にそぐわない『仰げば尊し』や『蛍の光』が歌われないのは当然の成り行きかもしれません。教師側が「仰げば尊し我が師の恩」と生徒に歌わせたら、生徒や保護者から「尊敬されるような先生なのか?!」と文句の一つも出そうな気さえします。

 それでも、私にとっては、卒業式の歌=『仰げば尊し』です。この歌は以前、卒業式ソングの筆頭だったので、テレビなどで卒業式の場面が映るとBGMにはたいていこの歌が流されたものです。あの『金八先生』だって、たのきんトリオの時代はこれを歌っていたはず。おかげで、私の中には「卒業式→仰げば尊し→別れ→涙」というイメージが出来上がっています。歌詞もさることながら、あの曲調に強く郷愁をそそられるのです。

 また、この歌を聞くと、『ビルマの竪琴』のクライマックスシーンが蘇ります。仲間との別れに際して、水島上等兵とおぼしき僧が竪琴で『仰げば尊し』を弾く場面。確か「今こそ別れめ、いざさらば」の部分だけ2度繰り返すんですよね……。小説や映画の中で最も好きな場面の一つです。

 けれども、私が実際にこの歌を歌ったのは小学校の卒業式だけ。中学以降はキリスト教の学校だったので、『仰げば尊し』や『蛍の光』ではなく讃美歌を歌いました。しかも、ほとんどが同じ高校や大学に進学するので、別れの実感が乏しい卒業式でした。だからこそ余計に、涙ながらに『仰げば尊し』を歌うような卒業式にあこがれているのかもしれません。

 惑さんの記事「卒業式の歌「旅立ちの日に」」にトラックバックをさせていただきます。


仰げば尊し

仰げば尊し 我が師の恩
教えの庭にも はや幾年
思えばいと疾し この年月
今こそ別れめ いざさらば

互いに睦みし 日ごろの恩
別るる後にも やよ忘るな
身を立て名をあげ やよ励めよ
今こそ別れめ いざさらば

朝夕なれにし 学びの窓
蛍のともし火 つむ白雪
忘るるまぞなき ゆく年月
今こそ別れめ いざさらば


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2005/03/06

月島もんじゃ「近どう」

 昨日は六本木ヒルズにて『ローレライ』を鑑賞後、大江戸線で「月島」まで足を延ばし、もんじゃ焼きを食べに行きました。

 月島は言わずと知れた「もんじゃタウン」(「もんじゃ振興会」公式サイト)で、67店ものもんじゃ焼き屋さんが軒を連ねています。地下鉄を降りて地上に出ると、もんじゃのソースの匂いが漂っているほど。その中から今回選んだのは、老舗の「近どう」。前回、前々回は「おかめ」に行きましたが、ちょっと気分を変えてみました。と言っても、それももう1年以上前の話です。

 土曜日とは言え、まだ4時前だったので、どこのお店も並ばずに入れるような状態で、「近どう」にも2~3組のお客がいる程度でした。ここはコートやバックを椅子の中に収納するようになっているので、匂いがつく心配がないのが嬉しい心配り。

 もち明太、きりいか&そば、キムチ&生いかと3種類のもんじゃと、クーポンによるサービスのあんこ巻きを食べ、サワーを飲み、大満足のひとときでした。やっぱり、もんじゃは美味しいのだ! 何だか気分が高揚するのだ!

 徐々にお客が増え始め、お店を出る頃には満席の状態でした。店内にはもんじゃの熱気がもうもうと立ち込め、体の中も外ももんじゃ漬けになって月島を後にしました。ああ、満足!ああ、幸せ!(^^)

 実は、もんじゃ焼き歴ウン十年のもんじゃ愛好家の私……このブログでももんじゃに寄せる熱い思いを語ったことがあるので、興味のある方は読んでみてくださいね。あ、この「私の好きなもの」シリーズ、わずか3回で止まっている……(^^;)。

関連記事:
もんじゃ焼き――私の好きなもの(2) (2004年4月26日)

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2005/03/05

映画『ローレライ』

 夫が出張で不在の今週末は、友人と映画&もんじゃの土曜日を楽しみました。原作『終戦のローレライ』を回し読みした3人で、いざ初日の映画館へ。

 フリッツが出ないと知った時からあまり期待しないようにしていたのですが、やはり映画は原作とは別物でした。上下2巻のあの長編を2時間ほどの映画にするのは、土台無理な話。そんなことはわかっているものの、やっぱり物足りない! スタッフやキャストの気合は伝わってきましたが……。

 原作では登場人物の背景や潜水艦「伊507」に乗るまでのいきさつが丹念に書き込まれ、それによって「伊507」でのそれぞれの行動に感情移入できましたが、映画は表面的なストーリーを追うのが精一杯。原作のメッセージ性が弱まり、単なる潜水艦アクション映画になってしまったのはとても残念でした。原作の中で効果的に使われていた童謡『椰子の実』が使われないのも大いに不満。

 ただ、潜水艦内部を見られたことは、私にとって大きな収穫です。原作に詳しい説明がありましたが、この方面に疎い私にはさっぱり想像ができなかったので。でも、ローレライシステムは映像化によって陳腐なものになってしまった印象……あれは小説を読んで想像するほうがいいようです。

 キャストの中ではやはり絹見艦長の役所広司の好演が光り、クライマックスまでの緊迫感が伝わってきました。折笠の妻夫木聡、木崎の柳葉敏郎もなかなかよかったです。そうそう、上川隆也の作家って誰? 子? 孫?

 この映画の撮影中、乗組員のキャストたちは一度も本物の海を見ていない(海のロケがなかった)そうです。そのせいか、空の色に本物の輝きがなく、潮風の香りがしませんでした。いくらCGの技術が進んでも、そのあたりは本物の映像にはかなわないということでしょうか。

関連記事:
『ローレライ』vs『亡国のイージス』 (2004年6月9日)
映画『亡国のイージス』 (2005年8月2日)

ローレライ スタンダード・エディション
ローレライ スタンダード・エディション

終戦のローレライ〈1〉 (講談社文庫)
終戦のローレライ〈1〉 (講談社文庫)
終戦のローレライ〈2〉 (講談社文庫)
終戦のローレライ〈3〉 (講談社文庫)
終戦のローレライ〈4〉 (講談社文庫)

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2005/03/04

『進化しすぎた脳』(池谷裕二)

進化しすぎた脳 (ブル-バックス)
進化しすぎた脳 (ブル-バックス)

 『海馬』『記憶力を強くする』に続いて、池谷さんの本は3冊目になります。これは、池谷さんが実際に少数の高校生を相手に行なった「脳について」の講義を本にしたものです。

 内容の難易度としては、『海馬』と『記憶力を強くする』の中間程度でしょうか。実際の講義をそのまま本にしてあるため、口語体で書かれており、難しい内容もわかりやすい言葉で噛み砕いて説明されています。内容的には前の2冊と重なる部分がありますが、私としては、繰り返すことによって理解がより深まった感じです。

 タイトルになっている「進化しすぎた脳」とは――。人間の体は環境にあわせて進化してきたけれど、脳は環境に適応する以上に進化してしまっていて、それゆえに、全能力は使いこなされていない。これは一見無駄とさえ思えるけれど、この「余裕」ゆえに、将来、予期せぬ環境に出会った時にスムーズに対応できるはず。つまり、脳の過剰進化とは安全装置のようなものと考えられる。

 これ以外にも、脳に関する興味深い話が満載。個人的には、とくに「意識」についての話が面白かったです。意識とは、①表現を選択でき、②短期記憶(ワーキング・メモリ)が働き、③可塑性(過去の記憶)がある、という3つを満たすもの。感情はもちろん無意識だし、人間の行動のかなり多くは無意識によるもののようです。

 また、「心」は脳が生み出したもので、脳がなければ「心」はない……でも、体がなければ脳はないわけだから、結局、体と心は密接に関係している、という点も印象に残っています。

 脳について考えることは、「人間とは何か」「自分とは何か」を考えること。脳は、私そのもの。だから、面白い。脳についてはまだ解明されていないことのほうが多いそうですが、すべてが解明される日はやって来るのでしょうか? すべてを知りたいような、知らないほうがいいような、複雑な気持ちです。

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2005/03/03

春はやっぱり桜餅!

 ひなまつりにちなんで、季節の甘味シリーズ第4弾といきましょう。今日は、春というには寒い1日になりそうだけど……。本来、ひなまつりには3色のひし餅と白酒が付き物ですが、一般的には桜餅をいただくことが多いですよね。

 私にとって、桜餅と言えば、やはり「長命寺の桜もち」。実家に程近い下町の向島にお店があるので、格別の思い入れがあります。「長命寺の桜もち」は桜餅の元祖として知られていて、このお店の初代山本新六さんが享保2年(1717年)に隅田川の桜の葉を集め、塩漬けにして桜餅を考案した、とお店の由来書に書いてあります。

 この桜餅の特徴は、1個のお餅に3枚の葉を使っていること。普通はお餅に1枚の葉を巻いてあるけれど、これは3枚でお餅を包んであり、お餅が外気に触れて乾燥するのを防いでいます。中味は関東風の桜餅、つまり、小麦粉を薄く焼いたクレープ状の皮でこし餡をくるんだもの(ちなみに、関西風は道明寺粉を蒸したお餅)。小ぶりで上品な甘さなので、一度に2、3個はいただけます。

 ただし、ここの桜餅は向島のお店以外ではなかなか手に入らないのが難点。都内のデパートで曜日を決めて入荷しているところもありますが、早い時間に「完売」になることが多いようです。確か、両国の江戸東京博物館にも出ていたけれど、やはり完売で買えませんでした。入手困難なので、3枚葉の元祖桜餅の価値が保たれているのかもしれません。

 かく言う私も、もうだいぶ長いこと、この桜餅をいただいていません。これを書いていたら、ものすごく食べたくなっちゃいました(^^ゞ。

関連記事:
夏はやっぱり氷宇治金時! (2004年7月10日)
秋はやっぱり栗蒸し羊羹! (2004年9月29日)
冬はやっぱりおしるこ! (2005年1月7日)

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2005/03/02

ドラマスペシャル『溺れる人』

 昨夜、日本テレビで放送されたドラマスペシャル『溺れる人』を見ました。このドラマは、ドキュメンタリーを公募した「ウーマンズ・ビート大賞」受賞作をドラマ化したもの。原作が読売新聞紙上に連載された時に読んで感銘を受けたのと、お気に入りの篠原涼子がアルコール依存症の女性をどう演じるか興味深かったので、期待していました。

 井上由美子さん(『白い巨塔』の時から注目していた)の脚本は、アルコール依存症の恐ろしさ、凄まじさ、悲惨さ、残酷さと、それを克服することの難しさを淡々と、しかし余すところなく伝えており、篠原さんが迫真の演技でそれを熱演し、見応えのあるドラマに仕上がっていました。

 一番印象に残っているのは、閉鎖病棟に入院している主人公の麻里を見舞いに母親がやって来て、鉄格子をはさんで対面する場面。変わり果てた娘の姿を受け入れることができない母に向かって、麻里が「何も言わずに見ていて。これが私なの。お酒もやめられないできそこないなのよ」と語りかける言葉は心にずしんと響きました。

 自分がいい子で完全でないと母親に受け入れてもらえないという思いが歪んだ形でふくらんで、それがやがてこの病気につながったという解釈のようでした。家族というものは時に心の病の原因ともなる厄介なものであり、その一方で、家族の絆はその病を治す力を秘めもいて、実に奥深い問題と言えそうです。ただし、このあたりは原作にあったか、記憶が定かではありません。

 原作でもドラマでも、麻里さんのご主人の献身的な愛情には胸を打たれました。ああいうご主人がいたからこそ、麻里さんは断酒に成功できたのだと思います。ドラマの最後に若くて美しい麻里さんご本人がご出演され、依存症の体験を語っていらっしゃいましたが、このままアルコールと縁を切った人生を送られるようにと祈るばかりでした。

 それにしても、篠原さんはやっぱりうまいですね。コメディからシリアスなものまで演技に幅があるのも素晴らしい。脇役の時代から気になる人だったので、最近の活躍はとても嬉しいです。

溺れる人―第3回Woman’s Beat大賞受賞作品集 (読売・日本テレビWoman’s Beat大賞カネボウスペシャル21受賞作品集 (第3回))
溺れる人―第3回Woman’s Beat大賞受賞作品集 (読売・日本テレビWoman’s Beat大賞カネボウスペシャル21受賞作品集 (第3回))

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2005/03/01

「『エロイカより愛をこめて』の創りかた」(青池保子)

「エロイカより愛をこめて」の創りかた
「エロイカより愛をこめて」の創りかた

 実は今頃、『エロイカより愛をこめて』にハマっています。というのは、友人がコミック本16巻と、先月放映されたNHK・BS2の「THE・少女マンガ!」の青池さんの回のビデオを相次いで送ってくれたから。青池さんとお知り合いのその友人が「面白いから、ぜひ読んでみて」と勧めてくれたのです。

 そんな折、タイミングよく、この「『エロイカより愛をこめて』の創りかた」というエッセイが発売されたので、つい買ってしまいました。コミックとの併読の相乗効果でとても面白く読めて、ますますエロイカワールドに魅了されています。

 『エロイカより愛をこめて』は1976年に連載開始され、87年から95年までの休止期間を経て、現在も雑誌「プリンセス」で連載中の少女コミック。コメディ要素たっぷりのスパイ・アクションで、「エロイカ」と称する美術品泥棒のイギリス人伯爵と、NATO情報部所属のドイツ人エーベルバッハ少佐が世界各地を舞台に活躍する物語です。

 中断以前、世界は米ソ対立の冷戦構造にあり、だからこそスパイ物が成り立っていたわけですが、冷戦構造が崩壊し、世界が複雑化している現在は、軍事評論家にアイデアを出してもらっているとのこと。そうして今の世界情勢をふまえたうえで、本物の美術品や歴史を絡めて、現実に即した虚構の世界が描かれているので、大人の鑑賞に堪えうる少女コミックなのです。

 『創りかた』では、『エロイカ』のアイデアから完成までの制作プロセスほか、『エロイカ』にまつわるエピソードが惜しげもなく語られ、ファンにはたまらない本と言えそうです。コミックの世界に疎い私は、漫画とはこんなふうに出来上がるのかとたいへん興味深く、細部にまでこだわる青池さんの姿勢に感服しました。青池さんのお人柄が出た素敵なエッセイです。

 正直言うと、私はスパイ物や美術品にそれほど興味があるわけではないけれど、伯爵と少佐がとっても美しく魅力的なので、つい本を開いてしまうんですよ(やっぱりミーハー体質(^^ゞ)。そして、二人の活躍によって、世界情勢や歴史や美術品にも興味が拡がっているような次第です。30年近く前にリアルタイムで読んでいたら、人生の方向が変わっていたかも?

エロイカより愛をこめて (34) (プリンセスコミックス)
エロイカより愛をこめて 22 (22) (秋田文庫 20-26)

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2005年3月

362、「『エロイカより愛をこめて』の創りかた」(青池保子)
363、ドラマスペシャル『溺れる人』
364、春はやっぱり桜餅!
365、『進化しすぎた脳』(池谷裕二)
366、映画『ローレライ』
367、月島もんじゃ「近どう」
368、『仰げば尊し』
369、はなこさんの花粉飛散情報
370、東京大空襲から60年
371、お通夜と告別式
372、いまだにPHS
373、日本武道館
374、あきすとぜねこ
375、字幕放送って?
376、高校生の意識調査
377、母と『冬ソナ』
378、卒業アルバムの白紙ページ
379、花粉飛散のピーク?
380、卒業証書が消えた!
381、「アンチ・バベルの塔」
382、なつメロを楽しむ
383、「愛・地球博」は35年ぶりの万博?
384、「ワードパワー英英和辞典」
385、桜の名所と言えば
386、新東京タワーが地元に建つ!?
387、森昌子と『不機嫌なジーン』

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