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2005/03/18

卒業アルバムの白紙ページ

 同級生殺害事件があった佐世保市の大久保小学校で昨日、卒業式があり、亡くなった怜美さんに代わって父恭二さんが卒業証書を受け取っている模様をテレビで見ました。このお父さんは今後も節目節目に、「娘が生きていたら今頃は…」と思うのだろうと想像すると改めて胸が痛みました。

 クラスメートの中に加害者と被害者が生まれてしまったこのクラスの子どもたちの心は、もう落ち着きを取り戻したのでしょうか? あれから9ヵ月間、生徒も教師も保護者もたいへんな日々だったことでしょう。

 この小学校の卒業アルバムの話題が、ネットのニュースに載っていました。怜美さんと加害女児の写真をアルバムに載せるか否か、子どもたちは議論を繰り返した末に「両方載せる」15人、「怜美さんだけ」15人(その他少数)という結論を出したとのこと。その後、担任と保護者が話し合って、怜美さんの写真は載せて、加害女児の写真は希望者のみに提供することに決まったそうです。

 その写真を貼るために、アルバムの最後のページは白紙になっているのです。そこに写真を貼るのも、白紙のままにしておくのも、つらいですね……。アルバムにこのページがずっと残るように、子どもたちの記憶からこの事件が消えることもないのでしょう。

 この時期、さまざまな場所でさまざまな人がさまざまな思いで卒業式を迎えているのですね。卒業式にはそれぞれのドラマがあります。

追記(2005年3月22日):
 今朝の『ズームイン』(日テレ)でこのアルバムの話題を取り上げていましたが、白紙のページについて一言も触れないばかりか、怜美さんの写真もグループの集合写真だけという扱いのようで、上記の毎日新聞の報道とはまったく違う印象を受けました。「楽しい思い出だけを残したい」という意図を強調していました。

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コメント

そう言えば同じクラスでしたね。
私が保護者なら、加害者は心情的に載せたくないです。
でも同じクラスだったという事実は消えないから、心には残るでしょうね。

投稿: mino | 2005/03/18 21:25

>minoさん

 こんにちは。

 心情的にはそうですよね。なのに、怜美さんのお父さんは卒業アルバムについて「怜美と彼女が教室に存在した『形』を残してほしい」とおっしゃっている。本音は多少違うかもしれないけれど、すごいと思います。

投稿: Tompei | 2005/03/19 11:10

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