« 月島もんじゃ「近どう」 | トップページ | はなこさんの花粉飛散情報 »

2005/03/07

『仰げば尊し』

 最近の卒業式では、『仰げば尊し』や『蛍の光』を歌わないようですね。惑さんのブログで、『旅立ちの日に』という歌がいま卒業式で歌われる歌のナンバーワンであることを知りました。

 文語体の歌が音楽の教科書から消えゆく昨今、意味がわかりにくいうえ、内容的にも時代にそぐわない『仰げば尊し』や『蛍の光』が歌われないのは当然の成り行きかもしれません。教師側が「仰げば尊し我が師の恩」と生徒に歌わせたら、生徒や保護者から「尊敬されるような先生なのか?!」と文句の一つも出そうな気さえします。

 それでも、私にとっては、卒業式の歌=『仰げば尊し』です。この歌は以前、卒業式ソングの筆頭だったので、テレビなどで卒業式の場面が映るとBGMにはたいていこの歌が流されたものです。あの『金八先生』だって、たのきんトリオの時代はこれを歌っていたはず。おかげで、私の中には「卒業式→仰げば尊し→別れ→涙」というイメージが出来上がっています。歌詞もさることながら、あの曲調に強く郷愁をそそられるのです。

 また、この歌を聞くと、『ビルマの竪琴』のクライマックスシーンが蘇ります。仲間との別れに際して、水島上等兵とおぼしき僧が竪琴で『仰げば尊し』を弾く場面。確か「今こそ別れめ、いざさらば」の部分だけ2度繰り返すんですよね……。小説や映画の中で最も好きな場面の一つです。

 けれども、私が実際にこの歌を歌ったのは小学校の卒業式だけ。中学以降はキリスト教の学校だったので、『仰げば尊し』や『蛍の光』ではなく讃美歌を歌いました。しかも、ほとんどが同じ高校や大学に進学するので、別れの実感が乏しい卒業式でした。だからこそ余計に、涙ながらに『仰げば尊し』を歌うような卒業式にあこがれているのかもしれません。

 惑さんの記事「卒業式の歌「旅立ちの日に」」にトラックバックをさせていただきます。


仰げば尊し

仰げば尊し 我が師の恩
教えの庭にも はや幾年
思えばいと疾し この年月
今こそ別れめ いざさらば

互いに睦みし 日ごろの恩
別るる後にも やよ忘るな
身を立て名をあげ やよ励めよ
今こそ別れめ いざさらば

朝夕なれにし 学びの窓
蛍のともし火 つむ白雪
忘るるまぞなき ゆく年月
今こそ別れめ いざさらば


|

« 月島もんじゃ「近どう」 | トップページ | はなこさんの花粉飛散情報 »

コメント

今、放送の終わった「女王の教室」でもこの問題に触れてきました・・・

自分らの頃はとは時代が違うtおいわれるとさびしいものですね・・・

現代の若者語もいいけど・・・
古き良きも大事に伝承してほしいものです・・・

温故知新はないのかね・・・

投稿: ヒロト | 2005/09/17 22:27

>ヒロトさん

 はじめまして。コメントありがとうございます。

 私もたまたま昨日の『女王の教室』のこの場面を見てまして、「『仰げば尊し』はやっぱりいいなぁ」と思いました。

 こういうテレビ番組がきっかけで、また復活すればいいのになぁ。昨夜から「仰げば尊し」の検索でアクセスしてくださる方が多いので、ふとそんなことを思います。

投稿: Tompei | 2005/09/18 11:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『仰げば尊し』:

« 月島もんじゃ「近どう」 | トップページ | はなこさんの花粉飛散情報 »