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2005/04/04

法王と教皇

 第264代ローマ法王ヨハネ・パウロ2世がご逝去されました。ポーランド生まれでスラブ民族としては初めての法王ヨハネ・パウロ2世は、歴代第3位(2位という説もあり)の26年にわたる在位中、東西冷戦終結に貢献したほか、宗教間の対話に尽力するなど「行動する法王」像を打ち立てました。

 ローマ法王は全世界のカトリック教会信者の頂点に立つ最高指導者であり、バチカン市国の元首。初代ローマ法王はキリストの弟子ペテロで、逆さ十字架にかけられて殉教したペテロの墓の上にその後サンピエトロ(聖ペテロの意味)寺院が建てられ、カトリックの総本山になっています。

 ところで、現在読書中の『ダ・ヴィンチ・コード』には「ローマ法王」ではなく「ローマ教皇」と訳されているなど、教皇という言葉もよく聞きますが(昔、世界史で習ったのは教皇だったはず)、法王教皇はどう違うのでしょうか? さっそく調べてみました。

 日本カトリック教会(正式名称、カトリック中央協議会)のサイトによると、日本のカトリック教会では1981年のヨハネ・パウロ2世の来日を機に、「ローマ教皇」に統一することにしたとのこと。マスコミにもそのようにお願いしているそうですが、カトリック教会の意に反して「ローマ法王」が普及しているようです。

 ちなみに、駐日バチカン大使館の正式名称は「ローマ法王庁大使館」ですが、これは教皇に統一する以前に申請・登録したため、当時の定訳である法王が使われており、変更できないそうです。これも「法王」と「教皇」の混用の原因の一つかもしれません。

 なお、同じキリスト教でもプロテスタントはローマ法王とは直接関係はありません。私は中学よりプロテスタント系の学校で学び、毎日礼拝がありましたが、当然ながら、ローマ法王に関して宗教的な話は一切ありませんでした。

 宗教は複雑で難しい。歴史が長く、最大の信者数を誇るキリスト教もいろいろな側面があるようです。ただ今『ダ・ヴィンチ・コード』に夢中なので、バチカンへの興味がふくらんでいます。

 この記事を書くきっかけの一つ、ブログ「あっかんべえ」の「ローマ法王が死去」にトラックバックを送らせていただきます。

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コメント

 おはようございます。
 トラックバックありがとうございます。
 ニュースクリップのブログを書いていると、大きなニュースなのだろうけれども、自分の知識の範囲では、ろくなコメントがつけられずに困ってしまう事がしょっちゅうです。
 今回の法王(教皇)さまの死去も、世界的重大事なのだと思いますが、宗教一般に知識の乏しい私には、何とコメントしてよいやら困ってしまいました。
 日本のキリスト教の代表的なサイトは、ヨハネパウロ2世の死去をどのように書いているのかなぁと思いたどり着いたのが、Tompeiさんの記事からもリンクのある『カトリック中央協議会』のサイトでした。
 斜め読みでざっと見ただけでは、難しくてよく分かりませんでした。一番分かりやすかったトピックが、この法王と教皇の表現の話でした。
 さて、Tompeiさんは『カトリック中央審議会』と正式名称を紹介しています。サイトには『カトリック中央協議会』となっています。Googleで「カトリック中央審議会」で検索すると、「カトリック中央協議会」のサイトを表示するので、これもまた「法王」と「教皇」のような、訳語の揺れなのでしょうか。
 ともあれ、次の法王(教皇)さまは、どんな人になり、どんな影響を世界に与えるのでしょうか。門外漢ですが、興味を持って見守りたいと思っています。

投稿: はせまな | 2005/04/04 10:18

>はせまなさん

 さっそくご丁寧なコメントをありがとうございます。

 「カトリック中央協議会」の件、ご指摘ありがとうございます。私のケアレスミスだと思いますので、訂正させていただきます。オフィシャルサイトがそうなっているので間違いありません。私のようにウッカリ者が他にもいるせいで、間違って検索してもたどり着けるのでは?(^^;) こういう記事を書いていて、間違いが多くては困りますね。反省!

投稿: Tompei | 2005/04/04 10:53

あぁ、キリスト教概論、礼拝レポート……

投稿: 隊ちょ〜 | 2005/04/04 20:33

>隊ちょ~さん

 キリスト教概論……キリ概と呼んでいましたっけ。まったくやる気の感じられないおじいさん先生だったな。出席カードとレポートさえ出せば、楽勝でAでした(^^)。

 体調はいかがですか? くれぐれもお大事に!

投稿: Tompei | 2005/04/04 23:37

良い先生でした。(良い学生ではなかったけれど)

当時、「君たちに信者になることなどは求めていないけれど、君たちの年代でこのような環境(キリスト教主義に基づく学校)にいて身の回りにあるキリスト教に興味、好奇心を持たないって言うのは寂しい、おかしいことなんじゃないか?」っていう言葉が記憶に残っています。そして一年間、「知識としてのキリスト教」を聞きに行った気がします。(礼拝には出なかったけど)

体調の方は、二度目の血液検査の結果が出ました。特別変なものは見つからなかったので、やっぱりアレルギー性のものでしょうということになって、ちょっとほっとしています。

投稿: 隊ちょ〜 | 2005/04/05 08:45

>隊ちょ~さん

 キリ概にもそういうよい先生がいたんですね。習う先生によって、その後のキリスト教観が大きく変わるというものです(^^;)。それにしても、先生の言葉まで覚えているのはすごい! 一般科目の授業で印象に残っている先生は哲学の女の先生くらいかな。

 検査の結果が問題なくてよかったですね。早くポタができる体調に戻りますように。

投稿: Tompei | 2005/04/05 11:35

例外中の例外で覚えているだけですけどね :-P ちなみに、佐藤玄洋先生でした(字はあってるかなぁ)

きょうは在宅勤務にしていて、昼休みに久しぶりに(って10km位ですが)走ってきました。気持ち良い!

投稿: 隊ちょ〜 | 2005/04/05 13:59

こんばんは。
不謹慎にも「エロイカより愛をこめて」の教皇"誘拐"事件のエピソードを真っ先に思い出してしまう私は
あの時ジェイムズ君が惚れ込んだような
年季の入った自転車に毎日乗っています(^^ゞ
関連本の話をアップしたので、
トラックバックさせて頂きました。

投稿: マージ | 2005/04/05 23:44

>マージさん

 こんばんは。

 私もエロイカの誘拐事件を思い出しました(^^ゞ。そして、枢機卿と聞くと「笑う枢機卿」を思い浮かべてしまいます。かなり毒されていますね。

 そうそう、こんなところでなんですが、「修道士ファルコ」って面白いですか?

投稿: Tompei | 2005/04/06 00:12

「修道士ファルコ」実はまだ読んでないんですよー(^_^;)
時代的にも自分のストライクゾーンど真ん中なのでぜひ読みたいんですが、なかなか中古書店でめぐり合えなくて(笑)
「アルカサル」も借りて一度読んだだけなので、そっちも入手したい…;
書籍代をどう工面しようかと思案中です(^^ゞ

投稿: マージ | 2005/04/06 00:49

>マージさん

 おはようございます。

 さっそくのお返事ありがとうございます。いま『ダヴィンチ・コード』を読んでいて、キリスト教がマイブームなので、『修道士ファルコ』にも興味を持ったようなわけです。2冊だけだから買ってみようかな。『アルカサス』も面白そうですね。

投稿: Tompei | 2005/04/06 07:37

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