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2005/09/30

『孤宿の人』(宮部みゆき)

孤宿の人 上
孤宿の人 上
孤宿の人 下

 ひさしぶりに宮部ワールドを堪能しました。宮部さんの小説は、読む前の期待が大きいだけに読後の点数が辛めになってしまいがちですが、この小説は自信を持って☆☆☆☆☆満点。悲しく切ない話だけど、心がじんわり温かくなって後味がいい。余韻が残って、味わい深い小説でした。

 これから読まれる方がうらやましい! 以下ネタばれがあるので、ご注意の程。

 この小説の舞台は讃岐の丸海藩という架空の藩。この地に、阿呆の「ほう」と名付けられた身寄りのない女の子が江戸からやって来るところから話が始まります。時を同じくして、丸海藩は幕府の罪人「加賀さま」を預かることになり、それ以後様々な災厄が続きます。

 民衆の不安や恐怖心が噂や迷信を煽って災厄を広げてしまう展開に、人の心の弱さ、愚かさ、怖さを痛感しつつ、ほうやほうを巡る人々の成り行きが気になって、一気に読み終えました。藩内の騒動の中、ほうの身近な人が次々に死んでしまうのは辛いけれど(とくに、ほうと宇佐を再会させたかった!)、ほうと加賀さまの心の交流に救われ、癒されました。手習いの時間の描写が素晴らしい。人は弱くて愚かしい一方で、こんなふうに触れ合って「宝」のような関係を築くこともできるのです。流した涙は悲しいからというより、それに触れられたからでした。

 ひとつ気になったのは、讃岐が舞台なのに、地元の人の言葉がほとんど標準語であること。讃岐弁が使われたら、また違った印象になったのではないでしょうか。

 タイトルの「孤宿の人」とは、「ほう」でもあり「加賀さま」でもあると思いますが、どうでしょう? 読まれた方、ぜひご意見をお聞かせください。

孤宿の人 (上) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス)
孤宿の人 (上) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス)
孤宿の人 (下) (新人物ノベルス)

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2005/09/28

『天切り松 闇がたり』(浅田次郎)

天切り松闇がたり 第4巻 (4) (集英社文庫 あ 36-15)
天切り松闇がたり 第4巻 (4) (集英社文庫 あ 36-15)

闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)
残侠―天切り松 闇がたり〈第2巻〉 (集英社文庫)
天切り松 闇がたり3 初湯千両 (集英社文庫)

 読書の秋到来。図書館に予約を入れてあった「天切り松シリーズ」第4巻『昭和侠盗伝』と『孤宿の人』(宮部みゆき)が相次いで回ってきて、この数日間、至福の時を過ごしました。さすが浅田次郎と宮部みゆき……やはり上手い!

 まずは「天切り松シリーズ」。1、2巻を読んだのは3年程前なのに、3巻はこの夏ようやく読み終えたばかり。再びその面白さに目覚めました。

 天切り松の江戸弁の語り口調に誘われ、大正・昭和初期にタイムスリップして、義賊「目細の安」一家の怪盗たちの活躍ぶりを聞く楽しさはたまりません。読み進めるうちに、登場人物たち(目細の安、説教寅、黄不動の栄治、書生常、振袖おこん)の個性がわかって身近に感じるようになり、ますます感情移入していくのです。

 時に、「ここは泣くところ」「ここは感動するところ」と著者の声が聞こえてきそうなほど「あざとい外連味」も感じるけれど、それでもつい涙してしまうのが浅田作品。それが好きか嫌いかは人それぞれですが、私としては、このシリーズは『蒼穹の昴』と『壬生義士伝』と並んで好きな小説です。

 このシリーズのもう一つの魅力は、怪盗たちが歴史上の人物と絡む場面。「そんなことあるわけない」と突っ込みを入れつつ、痛快なフィクションに引き込まれてしまいます。第4巻には、東郷元帥に「天切り松」という二ツ名を付けてもらう場面が出てきますが、これもいいですね。あと、黄不動と嵯峨家の令嬢とのダンスシーンも印象的。私、何を隠そう、黄不動のファンです(^^ゞ。

 次の巻(ありますよね?!)では、第二次大戦に突入して、この怪盗一家にもその影が及ぶのでしょうか? 悲しい話になりそうだけど、それぞれの行く末を見届けなくては納得できません。

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2005/09/27

シワ取りクリーム

 自分の顔を鏡で見ると気持ちが重くなるようになって、どの位経つかしら。気がつけば、シミ、シワ、タルミと三拍子そろった、おばさん顔(;_;)。「トシだから仕方ない」「いや、少しでも抵抗しなければ!」という思いが常にせめぎあっているものの、面倒くささとフトコロ事情ゆえ、手抜きのお手入れで済ませているのが実状です。

 そんな私も、たまに発作のように「このままではいけない」と思い立つことがあります。今回もそう。前髪を上げて額をしげしげと眺めたら、何にもしなくても、横シワと眉間のシワがしっかり見えるではありませんか。大ショック! ふだんは前髪がかかっているから、ほとんど気にならなかったのです。

 目尻のシワや法令線も好ましくはないけれど、額のシワや眉間のシワはもっと忌むべき存在。男性の眉間のシワは、苦み走ったナイスミドルの象徴だけど、女のは顔を険しく老けて見せるだけだもの。これは何とかしなければ!!!

 というわけで、さっそくコスメ関係のネットで調べて、「エヴァトーン」というシワ取りクリームを試してみることにしました。なんでも、全米人気ナンバーワンのクリームで、今年2月から日本でも発売されるようになったとのこと。ボトックス注入(美容整形で行なうシワ取り用の注射)と同じ作用を持つ成分が入っているそうです。定価では手が出ないので、オークションで入手しました。

 使い始めて1週間。今のところ劇的な変化はないけれど、お肌の調子はいいような気がします。1ヵ月後の効果に期待することにしましょう。

 クリームよりも大切なのは、シワのできる表情をなるべく避けること。眉間に力を入れないように、穏やかな表情を保つことを心がけたいと思います。


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2005/09/20

真逆(まぎゃく)

 ここ数年、テレビなどで「真逆(まぎゃく)」という言葉を耳にするようになりました。「またおかしな言葉が若者の間で流行っているのね。ま、そのうち使われなくなるに違いない」と高を括っていましたが、どうやらこの言葉、どんどん普及しているようです。最近はアナウンサーまでが普通に使っていて、がっくりきます。

 「真下、真裏、真北、真ん中、真っ白」など、「真」をつけて「そのものが完全である」ことを示す言葉はたくさんありますが、「真逆」なんて言葉は元々ありません。「真っ逆さま」とは言いますけれどね。「正反対」と言わずに、「真逆」と言い出したのはいったい誰? 興味津々です。

 今回調べてわかったのですが、この「真逆」という言葉、2004年度の流行語大賞にノミネートされた60語に入っていたようです。ということは、昨年とくに流行ったことになりますが、どうなんでしょう? 

 すでに、ネット辞書には「新語」として「真逆(まぎゃく):正反対」と出ているほか、三省堂の新語辞典にも掲載されているらしく、市民権を得ているとも言えそうです。試しに、Googleで検索にかけたら、19万2千件もヒットしました。「真逆」は本来「まさか」の漢字表記なので、その意味で使ったものも含んでいるはずですが、ネット利用者の「真逆」はほとんど「まぎゃく」と考えていいのでは? ちなみに、青空文庫(著作権が切れた作品を公開したネット図書館)で検索したら、全てが「まさか」でしたが……。

 若者の軽いおしゃべりならともかく、いい年をした大人が真面目に語るときに使う言葉ではないように感じるのは、おばさんの偏見でしょうか?

追記(2005年9月28日):

 みつさんから、「真逆」の語源について書いてあるサイトをご紹介いただきました。NHKアナウンスルームの公式サイトの中の「ことばおじさんの気になることば」というコーナー(5月25日分)です。

 このサイトによると、映画業界で照明技術の一つを「真逆」と呼んでいるそうで、昭和初期からこの技法が使われているとのこと。ということは、80年近く前から「真逆」という言葉はあったことになります。その後、芝居やテレビなどにも広がり、照明だけでなくカメラにも「真逆」を使うようになったそうです。つまり、そんな業界用語をタレントなどが「正反対」の意味で使ったのが始まりと言えそうです。

 ちなみに、この「気になることば」には面白い記事が満載。本にもなっているようです。みつさん、興味深いサイトをご紹介いただき、ありがとうございました。

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2005/09/17

アイロンがけ

 「アイロンがけって大嫌い。とくに夏のアイロンがけは最悪よね」と友人に話したら、「ここ数年アイロンなんかかけたことない」と言われました。ご主人のスーツのズボンはズボンプレッサー、ワイシャツはクリーニング店、Tシャツやポロシャツ、それにハンカチなどは干す時にできるだけピンと張ってそのまま着用または使用、ということです。

 そうか、洗濯物を干す時に一手間かけることで後の手間を省いているわけね。私の場合、干す時に漫然とハンガーや洗濯バサミに下げるだけだから、よれよれに乾いた洗濯物を再び霧吹きで濡らしつつアイロンをかけなければならなかったのです。教訓:面倒くさいことを後延ばしにすると、倍増して自分に帰ってくる。

 というわけで、最近は少し丁寧に干すようになりましたが、それでもやっぱり、アイロンをかけずにはいられません。家事嫌いの手抜き主婦なのに、アイロンのかかってないハンカチは使う気になれないのです。ポロシャツなども軽くアイロンがかかっているほうが好き。こんな二面性が自分でも意外です。

 それに、我が家にはズボンプレッサーがないので、毎日のように夫のズボンにスチームアイロンを当てる作業もあります。夏場は、背広にも頻繁に消臭スプレー&スチームアイロンをかけます。おまけに、ワイシャツは夏に限り、薄手の形状記憶シャツなので、これにもさっとアイロンをかけます。結果、夏のほうがアイロンの出番は多くなります。

 大嫌いなくせに、アイロンと縁を切れない私(^^;)。嫌よ嫌よも好きのうち? 皆さんのところはいかがですか?

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2005/09/16

軽井沢の変貌

 軽井沢に行ったのはなんと20数年ぶり。20年も経てば、どこだって様変わりするのは当たり前ですが、軽井沢の変貌には唖然としました。1997年の長野新幹線開業によって、東京から70分程で行かれるようになり日帰り圏内になったところに、プリンスのショッピングプラザがどんどん拡張を続けて、東京からの買い物客、観光客が激増しているのでしょう。

 このショッピングプラザの規模については前々から噂に聞いていたけれど、実際に行ってみてびっくり。アウトレットショップをはじめ190店ものお店があるそうで、短時間ではとても全部を回りきれません。おまけに、ゴルフの後の疲れた体ではぶらぶらするのもしんどく、持ち前の買物意欲もしぼんだまま。結局、何も買わずにホテルに帰りました。1.5ラウンドしたことを激しく後悔!(^^;)

 新幹線の駅とショッピングプラザの出現によって、駅周辺は一変していて、「今、私はどこにいるんだっけ?」と不思議な気持ちになりました。翌日、旧駅舎(再築されて記念館になっている)を見かけて、何だかとても嬉しかったです。まるで絵本の「ちいさいおうち」みたいでした。

 そうそう、旧軽銀座も変わりました。どこの観光地にもある通俗的な商店街になっていた……例えば、横浜の元町や鎌倉の小町通りと大差ありません。道もお店もきれいになったけれど、昔の旧軽のどこかソフィスティケートされた雰囲気がなくなりました。

 賑やかな通りを少し入れば、昔と変わらない落葉松の道が続いているのは幸いです。美しい緑と爽やかな風はさすが軽井沢! 地元民でもなく昔からの別荘族でもない私が軽井沢の変貌を憂うのは僭越と思いつつ、ついあの頃の軽井沢を求めてしまうのでした。ああ、また「昔はよかった」話になってしまった(^^;)。

 

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2005/09/13

軽井沢でゴルフ

 週末に軽井沢でゴルフをしてきました。万年初心者へっぽこゴルファーなれど、一人前に「軽井沢でゴルフをしたい」とずっと思っていたのです。あこがれの軽井沢デビューは、ツーサム専用の浅間ゴルフコース。夫と二人でのんびりリゾートゴルフを満喫しました。

 コースはよくも悪くもリゾートコースで、距離も短めのパー70。夫は物足りなかったようですが、私には十分難しく、相変わらずのスコアでした(^^;)。スルーで回るので時間がかからず、欲張って1.5ラウンドしたら、最後のハーフは疲れのせいか散々の結果。でも、前後に誰も回ってなくて最高に爽快な気分……これぞリゾートゴルフという感じでした。

 コースの途中、軽井沢72ゴルフと隣り合っているホールがあって、畏れ多くも「いつかあっちを回ってみたい」と思った私。軽井沢と言えば、やっぱり72ゴルフでしょう! 下手するとハーフで「72」を出しかねない私(^^;)には敷居が高いけれど、密かに狙っています。

 それにしても、あの地区には72ゴルフの4コース(のべ108H)をはじめ、西武系のゴルフ場が8コースも集中していて、軽井沢における西武のパワーに改めて目を瞠りました。ラウンド後に出かけたショッピングプラザでさらにそれを実感したのですが、その話はまた次回。

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2005/09/12

アクセス数新記録

 週末出かけていたため、5日ぶりの更新。アクセス数が停滞しているだろうと思いきや、このブログ開設以来のアクセス数でびっくりしました。理由は、衆院選! 検索によって、9月2日の記事「小選挙区比例代表並立制のしくみ」にたどり着いた方が大勢いらっしゃるようです。

 衆院選が近づくにつれて先週中から、アクセスがやや増加していましたが、昨日の午後8時以降、急上昇して、ピーク時の21時台には300に迫る勢いでした(忍者による)。テレビの開票速報を見ながら、改めて「小選挙区比例代表並立制」について調べた方が多かったのでしょうね。アクセスしてくださった方のお役に立てたのか、気になるところです。

 自民の歴史的圧勝に終わった衆院選。比例東京ブロックでは、自民党の当選枠は8人という結果だったのに、すでに名簿登録者が全員当選していたため、代わりに社民党候補が当選するという珍現象まで起きました。小選挙区との重複候補24人中、23人が小選挙区で当選したので、名簿の候補者が不足したそうで、党当局さえ予想もしなかった結果であることがうかがえます。

 小泉首相には、この結果に驕ることなく、国民の期待を真摯に受け止めて、真の改革を実行してほしいなぁ! まずはお手並み拝見です。

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2005/09/07

『素数ゼミの謎』(吉村仁)

素数ゼミの謎
素数ゼミの謎

 昨年2004年の夏、アメリカでセミが大量発生したというニュースが流れました。これはその不思議なセミの生態をわかりやすく紹介した本で、イラストや写真が多い上、大きめの活字に読み仮名がふってあるので、小学生でも読めそうです。とは言え、生物学者が語る進化や素数についての話はたいへん興味深く、大人でも十分に楽しめます。

 13年、あるいは17年に一度だけ大量発生する素数ゼミ(英語名:Magicicada)は、何故こんなに長年かけて成虫になるのか? 何故こんなにいっぺんに同じ場所で大発生するのか? 何故13年と17年なのか?

 氷河期の寒さのせいで成虫になるまでに長い期間がかかるようになった一方、効率よく繁殖するためにほかのセミと一緒に同じ場所で羽化することが必要だったという話。さらに、13と17という素数であるがゆえに生き延びられた数字のマジック。心の中で「へぇ」を繰り返しつつ、面白く読みました。

 1平方メートルあたり平均40匹、一つの街に数十億匹も発生するこのセミには決して遭遇したくありませんが、何だかセミという虫が愛しく思えてきました。今、窓の外で力なく鳴いているツクツクボウシは首尾よくメスと出会えたでしょうか?

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2005/09/05

「アジアンキッチン」(日比谷店)

 一昨日、宝塚ファンの友人たちと観劇&飲み会の集いがありました。パソ通時代からのパティオの仲間なので、こうした集いを「オフ」と称して、たまに集っているのです。

 そんな時よく利用するのが、日比谷の東宝ツインタワービルの地下にある「アジアンキッチン」。大人数で騒いでもOKで(観劇後のおしゃべりは知らず知らずボルテージが上がる)、長居ができて(一昨日は4時間近く滞在)、お料理はそこそこ美味しくて、しかも安い。おしゃべりが第一目的の時には、実にありがたいお店です。

 観てきたばかりの舞台の感想をはじめ、宝塚の来し方行く末をあれこれ勝手に論じ合う(?)のは、観劇そのものに優るとも劣らない楽しさで、時間があっという間に過ぎてゆきます。さらに後日、ネット上の掲示板にその感想や報告をアップして、二重三重に盛り上がるわけです。

 こんな付き合いを始めて、かれこれ8年半……メンバーの共通のごひいきはとっくの昔に退団して、今はそれぞれ別のごひいき(人によっては宝塚以外)ができましたが、それでも続いているのは嬉しいことです。

 そういえば、この「アジアンキッチン」、かつては「ラジオシティー」というディスコ、その前は喫茶店でした。星空のようなライティングが美しかったその喫茶店でも、やっぱりヅカ話で盛り上がったものです。あれから四半世紀……お店は変わっても、ごひいきは変わっても、同じ場所で同じことをしている私……(^^;)。

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2005/09/02

小選挙区比例代表並立制のしくみ

 衆院選が30日に公示され、いよいよスタートしました。そこで、立候補者一覧表を見てみると、比例代表名簿の順位が同じ人が何人も並んでいます。「これって、どういうこと?」と思っていたら、今朝のワイドショーでその説明があり、納得しました。

 この小選挙区比例代表並立制は1996年の衆院選から導入され、今回で4回目になるというのに、今まで知らなかったなんてお恥ずかしいかぎり。いちおう投票は欠かさずに行っているんですけれど……。

 この制度では、有権者は「小選挙区」で個人名を投票し、「比例代表」で政党に投票します。「小選挙区」は全国を300に分けてあり、ひとつの選挙区から当選するのは一人だけ。「比例代表」は全国を11のブロックに分け、政党はあらかじめブロックごとに名簿を提出して、各党の得票の割合に応じて議員数が配分されます。

 この際、名簿で上位にいる人から当選していくわけですが、「小選挙区」との重複立候補者に限って、同じ順位に並べることができるのです。その場合、「小選挙区」で当選した候補者は名簿から抜けて、残りの同一順位候補者の中から「惜敗率」の高い人から当選が決まります。「惜敗率」とは「その候補者の小選挙区での得票数÷当選者の得票数」。

 つまり、たとえ「小選挙区」で落選しても、善戦すればするほど、「比例代表」で敗者復活できる可能性が高くなるわけです。だから必然的に、候補者は「小選挙区」でより多くの票を得るために、選挙運動に励むことになります。

 なるほど、こういうことだったんですね。この制度といい、参院選の「非拘束名簿式比例選」といい、実にややこしい! さまざまな思惑が絡み合っているように見受けられます。

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2005/09/01

2005年9月

458、小選挙区比例代表並立制のしくみ
459、「アジアンキッチン」(日比谷店)
460、『素数ゼミの謎』(吉村仁)
461、アクセス数新記録
462、軽井沢でゴルフ
463、軽井沢の変貌
464、アイロンがけ
465、真逆(まぎゃく)
466、シワ取りクリーム
467、『天切り松 闇がたり』(浅田次郎)
468、『孤宿の人』(宮部みゆき)

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