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2005/10/24

『三十路記念日』

 先週、ひさしぶりに実家に行って、自分の部屋(ほぽ昔のままの状態で現存)の引き出しを漁っていたら、面白いものを発見しました。『三十路記念日』と名付けた自作の川柳(?)。

 確か、モデルになるものがあって、それに倣って作ったのだけど、30歳の独身OLの心境が哀しいほど綴られています(^^;)。今ならどうってことないけれど、当時はまだ風当たりが強かったんですよ。とは言え、こんなのを作っては、独身仲間で回し読んで面白がっていたくらいで、切実感はありませんでしたが……。中には訳がわからないのもありますが(^^;)、発見の記念にそのまま記録しておきます。

あ  あこがれのスターのしわも深くなり
い  犬の子を抱く親に孫 抱かせたい
う  ウィスキー バーボンじゃなきゃ嫌と言い
え  縁結び はるばる出雲にお参りに
お  押入れの引き出物の山 崩しだし
か  株価見て 今日の財産計算し
き  旧友のダイヤのリングに 目をそらし
く  くたびれた顔はおばさん 終電車
け  結婚を心配する声 低くなり
こ  ご祝儀を回収できる日 いつのこと
さ  さばを読み25と書き 鏡見る
し  白髪抜き 若白髪ではすまされず
す  少しずつ似合わなくなるユニフォーム
せ  背の高さ 人格と別というけれど
そ  送別会 また後輩に先越され
た  妥協して一度は嫁(ゆ)けと 母が説く
ち  力ずくたぐりよせたい赤い糸
つ  通帳の数字は なくした若さなり
て  出会いなど待てど暮らせどありゃしない
と  ドラマなら そろそろ二枚目登場し
な  夏休み 去年旅した友 嫁ぎ
に  二年前 見合いした男(ひと)が妻子連れ
ぬ  脱ぎ捨てた服が 部屋を占領し
ね  寝不足を隠し切れない厚化粧
の  残りもの はたして福があるのやら
は  華やかな貴族の時代は 幕を閉じ
ひ  左手の指輪を 最初に確認し
ふ  二日酔い 晴らした憂さが倍になり
へ  偏差値は 女の幸せ保証せず
ほ  ボーナスは赤字を消して 消えてゆき
ま  待ちぼうけ 白馬の王子をまだ信じ
み  身につけた 愛想笑いと作り声
む  虚しさをお酒で紛らすこと覚え
め  迷信と知りつつ 念入れ厄落とし
も  「もう」と「まだ」 微妙に揺れる三十路坂
や  約束もないのに着飾るイヴの夜
ゆ  夢なのか 三々九度と母子手帳
よ  選り好み してるつもりがされている
ら  来年こそ違う名字で 年賀状
り  履歴書が手垢にまみれて戻されし
る  ルージュ変え いそいそ出かけた日は遠く
れ  レストラン ハイミス仲間がめかしこみ
ろ  浪費ぐせ 赤いカードが拍車かけ
わ  若い男(こ)を連れ歩きたい 西麻布
ん  「ん、うまい」とほめる男(ひと)欲し 夕ごはん

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コメント

これはうまい! 座布団45枚 差し上げます(^-^)

なんてこと、 気楽に言えない お年頃・・・(-_-;

投稿: アリス | 2005/10/24 16:53

私もアリスさんに同意! もうひとこえ、50枚差し上げましょう\(^o^)/

Tompeiさんお一人で詠んだの?すごすぎ^^

投稿: 桜桃 | 2005/10/24 17:14

すばらしい!よくここまで浮かびますねー。
私は60枚さしあげます。

こうして後から眺めると楽しいですねー。

投稿: ぶんぶん | 2005/10/24 17:29

 アリスさん、桜桃さん、ぶんぶんさん、おはようございます。

 皆さん、たくさんの座布団ありがとうございます。座布団のてっぺんに座ろうとして、崩れ落ちてゆく己の姿が見えます(^^;)。

 何とかかんとか言って、三十路にはまだ女の可愛げがありました。現在の状況を川柳にしたら、深刻すぎて(?)笑えなそう。タイトルは、○年期記念日(^^;)。

 まとめレスで失礼しました。

投稿: Tompei | 2005/10/25 08:03

XX記念日 といえば 俵万智さんの「サラダ記念日」 川柳と言えば第一生命の「サラリーマン川柳」 毎年募集していますが話題性が高かった頃ありましたね。赤いカードとか、西麻布なんて言う言葉が旬だったり。微妙に時代も伝わってきたりしますね。あ、いやほんの少し前ですよね(^_^;)。楽しませてもらいました。

投稿: | 2005/10/30 21:13

>惑さん

 こんにちは。

 鋭い考察ありがとうございます(^^ゞ。確かに『サラダ記念日』から題名をいただきました。調べたら、1987年の出版(^^;)。そして、『雨の西麻布』は85年のリリース。ちゃんと時代が伝わっていますね。西麻布なんて、過去1、2度しか行ったことないけれど、5文字でお洒落なイメージがあるので使ったんですよ。六本木じゃありきたりすぎるし、池袋や錦糸町じゃイメージが違うでしょ?

投稿: Tompei | 2005/10/31 10:39

Tompeiさん、又おじゃまします。つい自分の独身時代を思い出してしまいました。学校を卒業して会社に勤めて3年以上経つと仕事の上ではベテランだけど男性のように出世できるわけではないし、このままずっとこの暮らしが続くのかなと思うと憂鬱になっていました。家と会社の往復だけで日が過ぎていき特にやりたいこともなく。タカラヅカを見てもすてきな男役さんと結ばれる娘役さんがうらやましかったり、華やかなスター同士の結婚式がテレビ中継されると所詮自分には縁のない話しだとため息をついたりしたものです。その当時は芸能人の派手な結婚ラッシュで覚えているだけでも郷ひろみ、松田聖子、榊原郁恵、小柳ルミ子、五月みどりなどなど。
まあいいさ、どうせ縁がないなら我が道をいくもんね。と居直って会社を辞めて通訳ガイド試験の受験準備を始めたところでどういう縁かお見合いの話しがあって結婚したのが今の主人です。人生はわかりません。ただ今にしてわかったことは結婚イコールゴールではない。幸せな結婚生活を維持するためには血のにじむような努力がいるのが身にしみてわかりました。子供にお金がかかることかかること。
家事と仕事を両立すべく、新しいパート先を探しているところです。では。

投稿: みかん | 2006/07/19 10:40

>みかんさん

 こんにちは。レスが遅くなってごめんなさい。

 30を過ぎた頃は「これからどうなるの?」という不安でいっぱいでしたが、今思えば、可愛い(?)悩みでした。親もまだ若く、自分のことだけを考えていればよかったので……。もしも好きな年代に戻れるとしたら、私は間違いなく30歳の頃を選びます。

 今後のことを考えるとあれこれ心配ばかり。でも、これも将来から見れば、可愛い悩みだったりして……。

投稿: Tompei | 2006/07/21 12:09

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