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2005/12/12

『義経』最終回

 大河ドラマ『義経』は、昨夜が最終回。昨年の『新選組!』に引き続き、結局、今年もほぼ毎週見てしまいました。「これぞ大河ドラマ」と言うべき重厚な脚本、演出が、『新選組!』の軽妙さに馴染んだ身にはかえって新鮮に感じられ、豪華キャストの入魂の演技に感服しながら、源平の時代絵巻を堪能しました。

 最終回は、義経一行の壮絶な最期がつらすぎて、まともに見られませんでした。義経の最期で「完」となったほうが余韻が残ったような気がしますが、「頼朝の涙」をはずせなかったのでしょうね。蛇足ながら、「弁慶の立往生」の場面は、1966年の大河ドラマ『源義経』の同じ場面を彷彿とさせました。あの弁慶の姿は、子供心に強烈に刷り込まれたようです。

 それにしても、今回の大河ドラマは、主役の義経を固める脇役陣が錚々たるメンバーで素晴らしかった。弁慶の松平健、頼朝の中井貴一をはじめ、清盛・渡哲也と時子・松坂慶子の「熟年離婚」夫婦コンビ、後白河・平幹二朗と丹後局・夏木マリの"怪演"コンビ、そして、お徳役と語りの白石加代子などなど、その存在感と演技はため息ものでした。

 そのほか、印象に残っているのは、子供時代の義経の神木くん、常盤御前の稲盛いずみ、知盛の阿部寛あたりでしょうか。平家全盛の時代をなつかしく思い出します。

 そして、我らが義経様の滝沢くん。端正な顔立ちに武者人形のような鎧姿……それだけで義経役合格という感じでしたが、後半になるにしたがって、演技もしっかりしてきて感心しました。実は私、義経と静御前(石原さとみ)が醸し出すほのぼのした雰囲気が好きでした。緊張漂う外の世界から切り離されたような(演技的にも……失礼!)二人の場面に何故か心癒されました。そうそう、義経を慕ううつぼの上戸彩も最終回までいい仕事をしていましたね。

 義経の生涯をこうして眺めてみると、何を成し遂げたわけでもなく、志半ばで兄・頼朝に倒されてしまい、ドラマチックな山場がない印象さえ受けます。なのに、その悲劇性が日本人の心をつかみ、「判官贔屓」という言葉まで生まれたわけですから、不思議なものです。義経がもっと手練手管にたけて、反対に頼朝を倒していたら、歴史はどう変わっていたのでしょう? ふと考えてしまいました。

NHK大河 義経 総集編
NHK大河 義経 総集編

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コメント

こんにちは

∥1966年の大河ドラマ『源義経』

義経・静かを演じた当時の菊之助と富士純子が結婚した時ですね。弁慶は緒方拳で、良かったです。
緒方拳は、その前の年に秀吉を演っていて、高橋幸治の信長がはまり役でした。
いつ頃まで見ていたかなぁ、大河ドラマ。

今回のは時折チラッと見て、政子達北条一族が頼朝のことを語っている場面(実家大事)が印象的でした。頼朝・政子の場合は少し違うかもしれないのですが、政略結婚で嫁ぐ姫達も結構しっかりしていて、実家へ情報を流していたりしていたように思います。

話が義経から逸れて、ゴメンナサイ。

投稿: | 2005/12/12 12:06

>涼さん

 こんばんは。

>義経・静を演じた当時の菊之助と富士純子が結婚した時ですね。

 あの二人の結婚のきっかけは、大河ドラマの共演だったんですね。この頃の記憶はあんまりありません。私が一番真剣に見たのは、69年の『天と地と』かしら。石坂浩二が謙信、高橋幸治が信玄でした。

>政子達北条一族が頼朝のことを語っている場面(実家大事)が印象的でした。

 昨日の最終回も結局、情に流されそうな頼朝の背中を政子が押していました。北条一族に牛耳られるその後を暗示している終わり方でした。

投稿: Tompei | 2005/12/12 21:19

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突然すみません。「義経」に通じる「奥州 藤原氏」綴ってみました。 のちの奥州「伊達政宗」も、part5まで出来ました。トラバさせてください。 よろしくお願いします。もし重複の節は、お許しください。他の武将のテーマも多数あります。 ご覧いただければ幸いです。... [続きを読む]

受信: 2005/12/12 21:49

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