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2006/01/24

映画『博士の愛した数式』

 一昨日、『有頂天ホテル』を観ようと思ってシネコンに出かけたら、満席だったため、この映画を観ました。雪が降った翌日の日曜日は映画日和だったようです。

 第二希望とは言え、随分前に読んだ小川洋子の原作が大好きだったので、いずれ観たいと思っていた映画です。ただし、原作に漂うどことなく現実離れした雰囲気が何とも快かったので、ヘンに映画化されてイメージが壊れたらイヤだな、とやや斜に構えて観ました。

 が、そんな心配は無用でした。原作ものの映画化としてはまぁよい出来で、原作ファンもそれなりに楽しめます。何と言っても、博士役の寺尾聰と家政婦役の深津絵里の演技が素晴らしい! 日常の何気ない台詞、さりげない表情や仕草が実にうまくて、引き込まれました。息子のルート役の斎藤くんもよかったです、少年なのにちょっと陰があって。

 このルートくんが成長して数学教師になって、過去を振り返るという映画用の演出も自然でした。教師役の吉岡秀隆がまたいい味を出していました。けれども、先生が黒板を使って数字のことを説明してくれるのでわかりやすい反面、小説を読んだ時のような数字に対する畏敬の念のようなものが湧かなかったことは確か。授業になると拒絶反応を起こしてしまうかしら?(^^;)

 長野ロケの美しい新緑や花々が印象的でした。あ、そうそう、浅丘ルリ子をひさびさに見ました。年は取っても、浅丘ルリ子……でした。この義姉の扱いはちょっと不満。

博士の愛した数式
博士の愛した数式

博士の愛した数式 (新潮文庫)
博士の愛した数式 (新潮文庫)

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コメント

寺尾聰は、いい俳優になりましたね(敢えて、俳優と言わせてください)。
大きすぎる父親を持って大変な時期もあったでしょうに、いい年の重ね方をしていて好きです。

見たいなと思っているのですが……

映画館へ行く勇気がないのよー。一度行けば、それが失敗でも次からはちゃんとした席を取ることが出来るでしょうが。

投稿: | 2006/01/24 19:18

>涼さん

 こんばんは。

>寺尾聰は、いい俳優になりましたね

 本当に! やっぱり「蛙の子は蛙」ですね。「ルビーの指輪」を歌っていた頃より断然素敵になりました。

 最近の映画館(シネコン)は座席指定なので、我先に走っていって席を確保することがなくなりました。それどころか自宅で席を予約することもできるので、とても楽チンです(ただし、夫婦割引は予約不可)。お近くにシネコンがあったら、ぜひ一度お試しください(^^)。

投稿: Tompei | 2006/01/24 22:39

こんにちは

次見るなら有頂天かこれと思ってます^^ 
早く見たいなぁ~。今週末行けるといいなぁ。

>とても楽チンです
そうそう、涼さ~ん。シネコンのネット予約が俄然便利ですよ。お席も選べるし。たしか50歳以上割引ってのもあったかと。失礼^^; あ、でもこれがネット予約できない夫婦割引のことかしら。曖昧ですみません。

投稿: 桜桃 | 2006/01/25 14:23

>桜桃さん

 こんばんは。

 この映画、癒されますよ。いろいろお疲れの桜桃さんにはおすすめ、かも。「有頂天ホテル」は、評判はイマイチみたいだけど、とりあえず観てみたい気がします。

 夫婦割引のほかにシニア割引もありますよね。ネット予約もできるようです。夫婦割引も予約できるといいのに。

投稿: Tompei | 2006/01/25 23:28

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» [希望のトポス]映画『博士の愛した数式』に見る「清明な日本の風景」 [toxandriaの日記]
  信州、上田地方の春の風景が心地よく美しい。スクリーンからまるで本物の微風が吹いてくるようだ。80分しか記憶が続かない天才数学者(博士)と清楚な美貌のシングルマザー・杏子(深津絵里)、そしてその息子(齋藤隆成)との心温まるコミュニケーションの物語。“わずか80分の温かい心の交流”の記憶。しかし、翌日にはその記憶が博士(寺尾 聰)の脳裏からすっかりデフォルトされてしまう・・・交通事故の後遺症である短期記憶障害に苦しむ博士・・・吉岡秀隆の語りと回想シーンが物語を静かに紡ぎだしてゆく。  初めは、シ... [続きを読む]

受信: 2006/03/05 07:43

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