« 四角い桜餅 | トップページ | 圧力鍋 »

2006/03/17

「どうぞ」と「どうか」

 トラックバック先の涼さんの記事(「どうか」と「どうぞ」)にコメントをつけようと思いましたが、長くなりそうなので記事にしてみました。「どうぞ」と「どうか」の使い分けの問題です。

 私の場合、話す時も書く時もほとんど、「どうかよろしく」ではなく「どうぞよろしく(お願いします、お願いいたします)」を使います。目上の方への書状や形式的なビジネスレターには、より丁寧な「何卒よろしくお願い申し上げます」を使用。「どうかよろしく…」を使うとしたら、相手に何かをお願いする場合ですね。

 「どうかよろしく」には願望、懇願の気持ちが出るので、普通の挨拶(文)には向いていないように思います。神仏に祈る時に「どうか合格しますように」などと言うように、「どうか」には濃いめの思いを感じるので、軽い挨拶には重過ぎるような気がしてしまう。「どうかよろしく」には何かお願い事があって、頭を深々と下げているイメージがあります(「どうぞよろしく」は頭の角度が60度くらい)。

 一方、相手のことを思いやる時には「どうかくれぐれもお体を大切に…」などと、「どうか」をよく使います。祈りに通じる気持ちを込めるときには、「どうぞ」より「どうか」のほうが効果的に思えます。

 以上は今回、涼さんの記事を読んで改めて考えてみたことで、ふだんはまったく無意識のうちに使っています。もちろん、受け手の場合も同じ。「どうぞよろしく」と「どうかよろしく」の違いをいちいち感じ取ってはいないはず。それでも、言葉のニュアンスや語感にこだわったり、あれこれ蘊蓄を語り合ったりするのが好きなのです。

 涼さんの記事にトラックバックを送らせていただきます。

|

« 四角い桜餅 | トップページ | 圧力鍋 »

コメント

私も、「どうぞお願いいたします。」を使います。

そして、なぜか、お願いします。と書かずに“いたします。”このこだわりも変だなぁ。

“どうか”ってのは昔お芝居で王様と乞食だったと思うけれど、“どうか、お願い・・”ってのが印象強すぎて^^; どうかってのは非常に強いお願いとインプットされたのかもしれません・・・。私ってやはり昔からこういうものに影響されてきた人生なのね・・。と、お二人の記事を読ませていただいて、思った次第です。コメント長くなって、おまけに自分のことですみません。

投稿: 桜桃 | 2006/03/17 13:46

>桜桃さん

 こんばんは。

 それぞれのこだわりって面白いですよね。深い意味はないのに、何故か決まっているの。PCだと手書きと違って字の個性が出せないんだから、言葉の選択や漢字の使い方にこだわって自分らしさ(?)を出したい気がします。

 『王子と乞食』って四季の? 小学生の時、日生に四季の『王子と乞食』を観に行く学校行事があったことを思い出しました。

投稿: Tompei | 2006/03/18 00:24

こんばんは!
普通の「よろしくお願い致します。」だと何だかちょっと軽いかな? と思ったときは、ついつい「どうぞよろしく・・・」としてしまいます。
「どうかよろしく」だとよほど重要なことをお願いするようなイメージなので、滅多に使いません。
でも、正式には「どうか」なんですね。
うーん、正しく使い分けられないなぁ・・・(汗;

投稿: アリス | 2006/03/18 01:35

>アリスさん

 こんばんは。

 「どうかよろしく」は、深々と頭を下げるとか、手を合わせるとか、動作まで伴いそうなイメージがありますよね。結局、言葉はその時々の気持ちに従って自然に出てくるものを使うしかありませんね。

 年度末のお忙しい日々、体に気をつけて乗り切ってください!

投稿: Tompei | 2006/03/19 01:34

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「どうぞ」と「どうか」:

« 四角い桜餅 | トップページ | 圧力鍋 »