江戸検定
「江戸検定」(正式名称「江戸文化歴史検定」、公式サイトはこちら)なるものが今秋からスタートするらしい。最近のご当地検定ブームについに東京も乗ったのか、と思いきや、東京にはすでに「東京シティガイド検定」という検定があり、2003年スタートのこれこそがブームの元祖であることを、今回初めて知りました。
「江戸検定」は、江戸の歴史や文化に関する広範で高度な知識をチェックするもので、1級から3級まであり、今年11月にまず2級と3級の試験が実施されます。4択のマークシート問題100問のうち70%以上の正解で合格。例えば、こんな問題が出るそうです。
江戸は「大江戸八百八町」といわれますが、
江戸初期、実際にはどのくらいの町があったのでしょうか。
(1)300町 (2)500町 (3)1000町 (4)1600町
正解(1)
江戸初期には約300町だったが、その後1745年には
1678町にまで成長した。
もちろん、こんな問題、ちっともわかりません。6月に公式テキストが発売されるそうなので、とりあえず購入してみようと思います。そういえば、私、以前、「京都検定」の公式テキストも取り寄せたのでした。どうやら、こうしたご当地検定は、私のようなヒマな、もとい、時間に余裕のある中年、熟年世代をターゲットにしているようです。ほとんど役に立ちそうもないけれど、知識を「資格」認定される張り合いがあるからでしょうね。
ほかにも、北海道フードマイスター、ナマハゲ伝導士、松本検定、金沢検定、奈良まほろばソムリエ、姫路観光文化検定、岡山文化観光検定、萩ものしり博士検定、宇和島「通」歴史・文化検定、九州観光マスター、長崎歴史文化観光検定、鹿児島観光・文化検定などなど、実にたくさんあるんですよ。びっくりしました!
【追記】(2006年6月30日)
今日の読売朝刊に掲載されていた「ご当地検定続々」という記事によれば、現在計画中の検定を含めて60以上もあるそうです。富士山検定、伊賀学検定、検定お伊勢さん、きんぎょ検定(奈良県大和郡山市)、明石タコ検定など、ユニークな検定もあります。
地域検定振興協議会による地域検定応援サイト「御当地通」も開設されたとのこと。ご当地検定ブームはしばらく続きそうです。
関連記事:
『大江戸見聞録』 (2006年9月20日)
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