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2006/09/24

金木犀と銀木犀

 台風が逸れて好天に恵まれた今日、義母のお見舞いに行く前に神代植物公園に寄ってみました。義母がこの先の病院に入院して3週間になります。

 今日のお目当ては萩。惑さんが向島百花園の萩のトンネルを見にいらっしゃるらしいので、それならば私は神代植物公園の萩で勝負しようじゃないの、と、訳のわからぬ対抗意識を燃やした次第。

 でも、ここの萩は盛りの前なのか後なのか、イマイチの咲き具合でした。ほら、写真もイマイチでしょう? 長さ5メートル程の小さなトンネルが2つありましたが、こんな写真しか撮れませんでした。はい、腕が悪いことは百も承知。
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 そこで、切り札を出しましょう! 金木犀と銀木犀の金銀コンビ……どうです、きれいでしょう? 金木犀は高さ10メートル位、銀木犀は7~8メートル、金銀並んだ見事な木がちょうど満開でした。香りをお伝えできなくて残念。辺り一面に甘酸っぱい芳しい香りが漂っていて、目も鼻も幸せでした。
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 植物公園はこれから本格的な秋を迎えるところのようです。まもなく秋のバラが咲き始めます。

 惑さんの萩のトンネルの記事にトラックバックを送らせていただきます。

関連記事:
神代植物公園 春から初夏へ(2006年4月30日)

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2006/09/23

新しい名前

 というわけで、江戸について学ぶ日々ですが、ここで皆さんに問題です。
(1)「南総里見八犬伝」の作者は誰?
(2)浮世絵「東海道五十三次」を描いたのは誰?

 いきなり失礼しました。皆さんがどう答えるか、興味津々なのです。さて、あなたの答えはどちら?
(1)滝沢馬琴? それとも、曲亭馬琴?
(2)安藤広重? それとも、歌川広重?

 私は遥か遠い学生時代、「滝沢馬琴」「安藤広重」と習いましたが、最近は「曲亭馬琴」「歌川広重」と呼ぶらしいんですよ。江戸検定のテキストも高校の教科書も後者になっています。いつからこうなったのでしょうね。

 調べてみると――。「滝沢馬琴」とは明治以降に使われるようになった表記で、本人はこう用いたことはないそうな(「滝沢」姓は本名)。「曲亭馬琴」という筆名は、読み方を変えると「くるわでまこと」(廓で誠)、遊郭でまじめに遊女に尽くしてしまう野暮な男という意味らしい。この筆名に敬意を表して(?)、こちらを採用しているようです。

 一方の広重は――。本名は「安藤」姓ながら、浮世絵師の歌川豊広に入門し、「歌川広重」の名を与えられたそうです。だから、浮世絵師としてはこちらの名前を使ったほうがいいとのこと。

 確かに、言われてみれば「なるほど」とは思うけれど、「新しい」名前はどうもまだしっくりきません。結婚して姓が変わった時のような違和感があります。

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2006/09/20

『大江戸見聞録』

 江戸文化歴史検定(公式サイト)の公式テキストです。江戸検定については早くから興味を持ち、このテキストもいち早く入手したのに、ずっと本棚にしまいこんだままで、今頃ようやく読み終えました。新しもの好きで食いつくのは早いけれど、その興味が長続きしないのが私の悪いクセ。江戸検定への思いもしぼみかけていたのでした。

 ところが、先日の「お江戸オフ」によって、江戸モードがふたたび上昇。さらに、オフのお仲間のぶんぶんさん桜桃さんが相次いで検定受験宣言をされたので、私のお尻にも火がついたようなわけです。

 しかし、このテキスト、江戸時代にタイプスリップして江戸人と下町めぐりをするという一見軟派な体裁を取っている割に、ものによってはかなり詳しく説明してあって、思いのほか手強い。「こんなこと覚えられるわけない」とすでに脳みそが拒絶反応を起こしています。地区別の説明なので、それぞれの場所や項目、時代がつながりにくいのも難点。

 とは言え、日本橋、上野、人形町、向島、浅草など紹介されている町になじみのある私としては、現在の街を思い浮かべつつ、切絵図で確認しながら文章を追っていく作業自体はとても楽しい。どうも私は、江戸時代の社会や文化や風俗よりも、江戸から東京への街の移り変わりに興味があるようです。わが故郷、東京の街に愛着があるんです。

 さて、これから検定の申し込みをしよう。あと1ヵ月少々でどこまで覚えられるのか甚だ疑問だけど、まずは「参加することに意義あり」なのです。検定用の問題集も出版されているようなので、それも買わなければ! いいカモになっている気もしないではないけれど、ま、自分が楽しめればいいわよね。

 ぶんぶんさん、桜桃さん、お互いに頑張りましょう! 激励のトラックバックを送らせていただきます。

大江戸見聞録 (江戸文化歴史検定公式テキスト (初級編))

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2006/09/16

「Google Earth」日本語版

 「Google Earth」日本語版が公開されたことを知り、さっそくダウンロードしてみました(公式サイト)。

 昨年、英語版をインストールした際は随分てこずりましたが(こちらの記事)、今回は難なく成功。「2年以上前のノートブックコンピュータでは、実行できない可能性があります」との注意書きにヒヤヒヤしたものの(このノートPCは5年目)、問題ありませんでした。

 この日本語版では、写真上にさまざまな情報を付加できる「レイヤ機能」が強化されているそうで、例えば、飲食店やスーパー、コンビニ、銀行/ATMなどを地図上に表示することができます。

 また、ほぼすべての建物を3D表示できるのも大きな特徴。建物の輪郭と高さのデータから3D化しているそうです。試しに、西新宿の東京都庁周辺を3D化してみたら、それらしいビルが表示されました。が、東京タワーは超高層のひょろひょろした四角いビルになっていました。どうやら、タワーの輪郭は感知できないようです。

 実は、これらの画像をここにアップしようと思って保存したつもりでしたが、保存されていたのはただの真っ黒な画像。何故だ?! 「Google Earth」のヘルプを確認したら、イメージの保存は無料版ではできないらしい(?)。英語版ではできたのに。でも、ブログに日本版の画像を貼り付けている人もいる……うーん、わからない。

 そこで、英語版を立ち上げてみたら……日本語版が立ち上がった! 何故だ?! やっぱり、Google Earthは鬼門らしい。

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2006/09/15

『名もなき毒』(宮部みゆき)

 お江戸オフをめざして、この数週間、宮部さんの『本所深川ふしぎ草紙』『初ものがたり』『平成お徒歩日記』などを読んでいましたが、一段落したので新刊を買い求めました。江戸から平成の世にひとっ飛び。

 この小説の主人公は『誰か』と同様、今多コンツェルン会長の娘婿、杉村三郎で、彼の一人称で語られます。実は私、『誰か』は宮部作品としては物足りなく感じたので、この続編を期待と不安と半々で読み始めました。

 ほとんど一気読みに近い状態で読み終えたのは、宮部さんの現代ミステリーではいつものこと。でも……『火車』『理由』『模倣犯』のように、「早く先を読みたい、でも終わってしまうのが惜しい」というもどかしい興奮には至らなかったのが正直なところです。

 宮部作品の魅力は、事件やストーリーそのものだけでなく、事件をめぐる人々(加害者、被害者とも)の心情が宮部さんの鋭くも温かい視線で細かく描写されることによって、登場人物たちに共感を覚え、人間の強さ、脆さ、やさしさ、哀しさなどなどを実感できるところにあると思います。一人称の小説だとその魅力が半減してしまうように思えて仕方ありません。

 そもそも、私は杉村さんにあまり感情移入できないんです。「見るからに恵まれていて苦労も不幸もを知らない」杉村さんが事件に首を突っ込むことによって、人間の「毒」を知っていくという展開があまり好きでないというか……。善良な家族、杉村さん一家だって、それぞれに心の毒を抱えているはず。

 私の思いとは裏腹に、杉村さんシリーズが続きそうな気配を感じる結末……うーん……。宮部さんは大好きな作家だからこそ、いろいろ勝手なことを書かせていただきました。

追記(2013年7月13日):
 『誰か』『名もなき毒』の杉村三郎シリーズが小泉孝太郎主演でドラマ化され、放映が始まりました。杉村役の小泉さんは宮部さんのご指名とか。確かにイメージにぴったりです。第1回を見たら、原作に忠実に淡々と話が進み、なかなかいい感じ。小泉さんは演技が巧くなりましたね。語りもとてもいい。これからの展開が楽しみです。

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2006/09/11

第1回お江戸オフ

 このオフのきっかけは、ぶんぶんさんの「錦糸町」という記事。この記事に釣られたお仲間、陶片木さんと桜桃さん、そして、ぶんぶんさんの4人で錦糸町で集うことになりました。さらに、「せっかく錦糸町まで出向くなら、本所深川めぐりをしようじゃないか」という話に発展して、一昨日「第1回お江戸オフ」が実現した次第。

 今回のコースは次のとおり。
「門前仲町」駅→富岡八幡宮→深川不動→(伊勢屋で一服)→深川閻魔堂→霊厳寺→深川江戸資料館→(タクシー利用)→回向院→江戸東京博物館(特別展「始皇帝と彩色兵馬俑展」見学)→(JR利用)→錦糸町(約5時間)
盛りだくさんでしょう?! 9月と言うのに真夏のような暑さの中、かなりハードなスケジュールでした。詳しい内容や写真をご覧になりたい方は、他の3名の記事へどうぞ!(思いきり手抜き)
 「第一回お江戸オフ」 (陶片木さん)
 「第1回お江戸オフ」 (ぶんぶんさん)
 「お江戸オフ その2」 (桜桃さん)

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 この写真は江戸資料館で撮ったもの。ここは小規模ながら、江戸時代の深川の町並みが再現されていて、江戸時代にタイムトリップできます。長屋、船宿、火の見櫓、土蔵、屋台など、外観も内部も精巧に作られていて感心しました。

 実は私、錦糸町から程近い、本所と向島の境目あたりで生まれ育った江戸っ子。人生の約4分の3はそこで過ごしたのに、住んでいた頃は江戸にさほど興味を持つこともなく、地元の名所旧跡を訪ねることもありませんでした。鬼平をはじめ、江戸物時代小説の舞台が近所だと知ったのはここ数年のことです。

 そんな下町を、初めてお会いした陶片木さん、ぶんぶんさん、昨年のオフでご一緒した桜桃さんと歩くことができて、感慨深い1日でした。ネットでのお知り合いとの初対面は最初、かなり緊張しますが、すぐに打ち解けられるのは不思議。顔を合わすのは初めてでも、すでに心の交流をしているからかもしれませんね。

 暑い中歩き回った後のビールの美味しかったこと! そもそものメインイベント、食べ放題&飲み放題のひとときがおおいに盛り上ったのは言うまでもありません。さらに2時間もお茶してしまいました。

 陶片木さん、ぶんぶんさん、桜桃さん、たいへんお世話になりました。またお会いできる日を楽しみにしています。

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2006/09/01

2006年9~10月

9月
584、第1回お江戸オフ
585、『名もなき毒』(宮部みゆき)
586、「Google Earth」日本語版
587、『大江戸見聞録』
588、新しい名前
589、金木犀と銀木犀

10月
590、二番花
591、ピザ切り
592、秋のバラ
593、天眼鏡
594、文鎮
595、「ひらめき脳検定」

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