文鎮
昨日の続きです。江戸検定の受験票の「試験にお持ちいただくもの」には「天眼鏡」のほか、「文鎮」とも書いてあります。文鎮……これまた不思議なシロモノですね。あ、もちろん、「必要な方のみ」ですよ。
昨日の記事のコメントで、惑さんから
>Tompeiさんはどんな文鎮を?
とお尋ねがあったので、さっそくお答えしましょう。いえ、答えなんか期待していないことは重々承知していますが、自慢の一品なので無理やり紹介させていただきます。
私が日頃、文鎮代わりに本などの重しに使っているのはコレです。旧丸ビルに使われていた大理石を切ったもの。写真では読めませんが、右のほうに「MEMORIAL STONE 丸の内ビルヂング 1923~1997」というシールが貼ってあります。
夫が仕事の関係で入手したもので、最初の頃はしまってありましたが、何かのきっかけで文鎮の代わりに使ったら使い勝手がよく、手放せなくなりました。旧丸ビルのどの辺に使われていたのかはわかりませんが、こんなふうに第二の人生、いや石生を送れることを喜んでいるに違いありません(本当か?)。
石の下の木は、同じく旧丸ビルの基礎部分に使われていた松杭の断面です。直径30センチ、長さ15メートルほどの松杭が5000本以上も埋まっていたそうです(参照サイト)。木材強し。
ちなみに、新旧丸ビルの場所はかつては江戸城の大名小路で、松平家のお屋敷がありました。と、江戸検定の受験生らしく締めくくります。
| 固定リンク
« 天眼鏡 | トップページ | 「ひらめき脳検定」 »
コメント
なかなかマニアックなお宝ですねえ。アンモナイトが埋まっていたりはしないですよね。
そうそう、実は着物で受験するとボーナスポイントがついて、日本髪で行くとビッグボーナスがついて合格しやすいという密かな噂が・・?
もちろん帯の結びは深川芸者が考案して文化年間に亀戸天神の太鼓橋再建の渡り初めの際に披露された「お太鼓結び」なぁんて。
参考:http://homepage1.nifty.com/ooedo/
投稿: 惑 | 2006/10/25 00:24
立派な文鎮いいですね~^^これはかなりなお宝グッズ!
そうそう、Tompeiさん!丸髷で受験するともっとポイントが高いらしいですよ(大嘘)
投稿: ぶんぶん | 2006/10/25 06:48
惑さん、ぶんぶんさん、こんにちは。
あら、丸髷にお太鼓? 私、吉原の太夫のカッコで行こうと思って、外八文字の歩き方を練習しているところだけど……。え、年齢制限?! どうせ私は、切見世の局女郎レベルよ(^^;)。
投稿: Tompei | 2006/10/25 10:00