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2007/01/16

北斎と大奥

 週末に日本橋HD・DVDプラネタリウムで『北斎の宇宙』を鑑賞し、その後、銀座で映画『大奥』を観てきました。とりあえず今年は江戸モードを保ちたいと思いまして……。

 日本橋室町の"三井村"は現在、大変身中。第1弾の三井タワーが一昨年、竣工しましたが、その斜め前の三井別館の跡地に半年間だけプラネタリウムがオープンしています。元のビルに馴染みのあった私としては、突如出現したドーム状の建物に違和感を覚えつつ、どんなものが観られるか興味津々で入場しました。

 がしかし……期待はずれ。いや、プラネタリウムとしてはすごいんですよ、世界最高峰のメガスターⅡを使用しているだけあって。でも、内容がお粗末。北斎がテーマで宮本亜門演出と聞けば、おおいに期待してしまうじゃないですか。あれでは北斎が怒ります。わざわざ北斎を使わなくてもよかったように思いました。

 「1500円……高かったな……」と肩を落として出口に向かったら、もう一つの催し『星空の贈りもの』の招待券を入場者全員に配っていました。入場者の思いをわかっているということ? いまひとつ解せないものの、機嫌をやや直して(単純!)プラネタリウムを後にしました。近くに行ったら、また寄ってみることにします。

 一方、映画『大奥』はまぁそれなりでした。良くも悪くも、テレビドラマの豪華スペシャル版。史実の「江島生島事件」をこの映画のキャスト用に都合よくアレンジしてあります。女性陣の豪華絢爛な衣装に目の保養をし、役の上かつ素の強烈なライバル意識を「こわっ!」と思いつつ面白がって見ました。

 仲間由紀恵は江島には少し若すぎたような……。井川、高島、杉田、浅野、松下ほかの錚々たる面々を仕切っている取締には見えませんでした。それに何故かメークがあまりに現代的。『功名が辻』の千代のほうが断然魅力的だったなぁ。

 長くなりますが、にわか江戸通としては時代考証について書いておきたいと思います。「間違い探し」のようなお遊びなので悪しからず。
①江戸城の天守閣は1657年の明暦の大火で焼失して以来、再建されていないのに、映画に登場していた(江島事件は1714年)。
②当時の花火は単色なのに、映画の花火は極彩色の現代のものだった。両国の花火が始まったのは次の吉宗の時代だけど、映画のはどこの花火だったのか?
③歌舞伎役者の大首絵(ブロマイドにあたる浮世絵)は18世紀後半に登場したのに、生島の大首絵が出てきた。
映画は派手なほうがいいものね!

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コメント

さすが二級保持者!
なめたらあかんゆうてやって下さい。

でも、線香花火のような花火が打ちあがったら現代人からクレームがきそうですね^^;;;

投稿: 桜桃 | 2007/01/16 14:10

>桜桃さん

 こんばんは。

 桜桃さんが観たら、もっとたくさん"間違い"を探せるのでは?(^^) 北斎プラネタリウムにも花火が出てきたけれど、そちらはいちおう単色でした。花は開いてたけど。あれはCGだと思います。

投稿: Tompei | 2007/01/17 18:17

北斎の宇宙 実は去年見ました。
>北斎がテーマで宮本亜門演出と聞けば、おおいに期待してしまうじゃないですか。
そうそう、しかも出演 尾形拳(声の とは知らなかった(^_^;))
見終わって、高かったなぁ失敗したぁ と 残念な気持ちになったのも同じ。招待券も同じ。あれ?あの招待券どこに置いたかなぁ。「星空の贈り物」はいつからでしたっけ?
でもプラネタリウムを見るあの姿勢は悪くないですね。

投稿: | 2007/01/18 08:39

>惑さん

>北斎の宇宙 実は去年見ました。

 あら、そうだったんですか。惑さんの感想をお聞きしていたら、見合わせたかも……(^^ゞ。でも、あんなところに仮設のプラネタリウムを作って、北斎と結びつけようという発想自体は面白いと思うし、チャレンジ精神は好感が持てます。日本橋周辺の活性化は賛成! ただし、品位を保った活性化。

 「星空の贈りもの」は今年から始まっています。「ま、ついでがあったら、寄ってみようか……」って感じですね(^^)。

投稿: Tompei | 2007/01/18 09:34

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