« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

2007/02/28

敬語の指針

 月が変わる前に、敬語について書いておかなくては……。文化審議会が今月、文部科学相に提出した「敬語の指針」(公式サイト)のこと。どうやら、敬語は従来の3分類から、5分類になるようです。

(1)尊敬語        (「いらっしゃる・おっしゃる」型)
(2)謙譲語Ⅰ       (「伺う・申し上げる」型)
(3)謙譲語Ⅱ(丁重語) (「参る・申す」型)
(4)丁寧語        (「です・ます」型)
(5)美化語        (「お酒・お料理」型)

 従来の謙譲語と丁寧語がさらに2分割されるのです。5種類に分けることによって、敬語をより使いやすくするのが狙いらしいけれど、かえって複雑になる気がしないでもありません。ローマ数字を使ってまで細分化する必要があるのか疑問だし、丁重と丁寧の違いもはっきりしません。

 ただ、謙譲語に2種類あることは今回初めて認識し、目から鱗が落ちました。つまり、Ⅰはその文中の<向かう先>に対する敬語で、Ⅱは話す<相手>に対する敬語であるという点。例えば、Ⅰの「伺う」は「先生のお宅に伺う」とは使うけれど、「弟の家に伺う」とは言わず、目上の人に「弟の家に行った」ことを話す時は、「弟の家に参りました」となるわけです。また、Ⅰは話す相手が対等な場合にも使えるので、「先生のお宅に伺ったのよ」という言い方ができます。

 話す相手との関係、話題の中の人物との関係を両方意識しながら、瞬時に判断して使わなければならないところに、敬語の難しさがあるんでしょうね。今後、テストに5分類の問題が出ることは必至ですが、その段階でつまづいて敬語苦手、国語嫌いの子供が増えないことを願います。言葉は分類できても、実際に使えなくては意味がありません。

 「敬語の指針」ではこのほか、具体的な使い方を詳しく解説しています。「させていただく」「ご苦労様・お疲れ様」「とんでもございません」など、最近話題になっている言葉の使い方が出ていて面白く読みました(「よろしかったでしょうか」が出ていないのは残念)。中には、こんなことまで言われないと駄目なのかというのもありますが、「指針」として役に立ちそうです。

 (「とんでもございません」は、相手からの褒め言葉などを軽く打ち消すときの表現として問題がないと考えられる、とのこと。以前書いた記事に追記しておきました。)

| | コメント (13) | トラックバック (0)

2007/02/26

後楽園の今昔

07022501_1
 日本庭園の向こうに巨大な宇宙船出現? この不思議な光景は、小石川後楽園から東京ドーム方面を撮った写真です。江戸時代の庭園と、現代を象徴する東京ドームの建物の対比が何とも面白い。庭園の主、水戸黄門様はこれを見たら何と言うでしょう?

 昨日、東京ドームで行なわれている「世界らん展」に行ってきました。そのついでに、梅まつり開催中の小石川後楽園(公式サイト)を散策しましたが、残念ながら梅はピークを過ぎていて、新旧後楽園で蘭と梅を観賞しようという欲張りなツアーは企画倒れに終わりました。

 とは言え、初めて(たぶん)訪ねた後楽園はなかなか見どころが多く、江戸時代を偲びつつ、趣向を凝らした庭園を歩きました。Yahooの古地図で調べたら、水戸徳川家の上屋敷は、東京ドームやラクーアなどを含めた後楽園の敷地よりさらに一回り広かったようで、さすがに御三家! 江戸時代の建物は一つを残して、関東大震災や戦災で焼失してしまったことが惜しまれます。

07022504_1 かなり大きな枝垂桜があったので、桜の季節にぜひまた行ってみたいです。池の鯉を眺めていたら、赤くて目立つ鯉が登場。「将軍」かしら?(笑)

 らん展は昨年に続いて2度目。蘭は豪華で美しい! が、蘭より梅に惹かれるのは、日本人だからか、年を重ねたせいか……。菊人形ならぬ蘭人形までありました。

0702251107022508


| | コメント (6) | トラックバック (1)

2007/02/22

「あつた蓬莱軒」のひつまぶし

 昼夜2公演観劇という強行軍の名古屋遠征でしたが、やはり旅にグルメは欠かせません。名古屋名物「ひつまぶし」をしっかり食してまいりました。どえりゃあうまかった!

 友人に勧められて選んだお店は、「あつた蓬莱軒」の松坂屋店。「11時の開店と同時に入れば、12時の開演に間に合うはず」とのアドバイスに従って、名古屋駅から直行し11時少し前からお店の前で順番待ち。すでに数組が並んでいましたが、難なく入店できました。

070220 これがひつまぶしです。小さなお櫃を開けると、鰻の蒲焼を細切りにしたものが隙間なくご飯の上にのっているほか、ご飯の中にも入っています。これを十字に4等分して、1膳目はそのまま、2膳目は薬味(海苔、あさつき、わさび)をのせて、3膳目はそれに出し汁をかけて、4膳目は好きな方法で食べるというのが、ひつまぶしの流儀。

 お、おいしい! 一口目からひつまぶしの虜です。関東風の蒲焼と違って、鰻を蒸さずにしっかり焼いてあるので、香ばしくてかりっと歯応えがあります。ふっくらと柔らかい関東風蒲焼ももちろん好きだけど、ひつまぶしは関西風蒲焼だからこそ美味しいんでしょうね。ご飯と混ぜても、お出しをかけても、形が崩れることがなく鰻の存在が生きています。

 私は薬味をのせたのが一番好き。そのままいただくのとは別物のように印象が変わるから不思議です。お出しをかけても美味しいですよ。全然しつこくありません。ひつまぶしがこんなに美味しいものとは知りませんでした。この蓬莱軒はいつも長蛇の列ができているそうですが、その理由がわかりました。

 開演時間が迫っているため、ゆっくり味わう時間はなく、黙々とひつまぶしを口に運ぶだけ。供されるまでの待ち時間10分少々、食事時間20分少々、計35分程でお店を後にしました。かなりせわしい昼食でしたが、「無理しても食べる価値あり」の逸品でした。

 おまけ:夕飯は名古屋駅の「よしだ」できしめんをかっこみました。これまた美味しかった。小泉前首相が来店した際の写真が貼ってありました。小さなお店なのに意外!

| | コメント (13) | トラックバック (0)

2007/02/21

31年ぶりの『星影の人』

 私が宝塚を初めて観たのは昭和49年、雪組の『若獅子よ立髪を振れ』。ちょうど『ベルばら』初演の年です。以来、30年以上にわたって、宝塚を観続けていますが、その中で一番思い入れがある作品は、何と言っても『星影の人』。

 昭和51年に雪組が上演した日本物のお芝居で、新選組の沖田総司の淡い恋を描いた佳作です。キャストは、沖田総司:汀夏子、芸者・玉勇:高宮沙千、土方歳三:麻実れい。私はこれを観て、汀夏子にはまり、同じ公演を何度も観る楽しみを知ってしまいました。実況録音盤LP(時代が偲ばれますね)を買い求め、繰り返し聴いたので、今でも主題歌や劇中歌はもとより台詞まで覚えているほど。

 名作の誉れ高いのに、何故か今まで再演されませんでしたが、31年ぶりに再演が決定。本拠地宝塚や東京での本公演ではなく、名古屋の中日劇場で現在上演中です。名古屋だけの公演、しかも総司役はこの公演でトップお披露目の水夏希とくれば、私としては遠征せずにはいられません。

 というわけで、昨日、名古屋まで行ってきました。満天の星空をバックに沖田総司が主題歌を歌うプロローグから、興奮と感動の連続。歌も台詞も美しく、ストーリー展開が無理なく自然で、これぞ宝塚の日本物!これぞ柴田先生の名作!です。

 思い入れが強すぎて、最初は、目の前の舞台を観ながら昔の舞台のまぼろしを観ているようなところがありましたが、そのうち、水の総司をはじめ、現雪組メンバーのお芝居に引き込まれて、新しい『星影の人』を楽しみました。凛々しいミズ総司、しっとりしたトナミ玉勇、頼もしいユミコ土方など、出演者の健闘によっていい作品に仕上がっていて、星影ファンとしては嬉しいかぎり。

 だからこそ、本公演で観たい! 広い舞台、生オーケストラ、フルメンバーでぜひもう一度観たい、と心から思いました。

 併演のショー『Joyful!!Ⅱ』は、水の魅力を生かした新バージョンにアレンジされましたが、新しい組のスタートにふさわしい明るさは元のまま。思えば、このショーは元々、前トップのお披露目公演の作品だったんですよね。時代が変わり、メンバーが変わっても、夢とロマンのエッセンスは変わらないところが宝塚の魅力であることを改めて感じた1日でした。

| | コメント (16) | トラックバック (0)

2007/02/19

映画『不都合な真実』

 いくつかの候補の中から、この映画を観てきました。楽しくはなさそうだけど、観ておくべきかなと思って……。

 元アメリカ副大統領アル・ゴアによる「地球温暖化に関するプレゼンテーション」を映画化したドキュメンタリー。ゴア氏は2000年の大統領選敗北後、地球温暖化問題をライフワークとして、全米を始め世界各地で1000回にもおよぶプレゼンテーションを行なっているそうです。まさに今、この世代が対策を講じないと、地球温暖化によって地球は破滅してしまうという衝撃的な内容が、数々の科学的データを基にしてわかりやすく語られます。

 地球温暖化の怖さについて知らないではなかったけれど、こんなに切羽詰った問題とは認識していなかったのが正直なところ。北極の氷やキリマンジャロの雪が融けつつある映像を目の当たりにして愕然としました。いや、遠い国の話ではなく、この冬の異常な暖かさだって、温暖化の影響に違いありません。温暖化はすでにかなりのレベルまで進行しているのです。

 ゴアのプレゼンテーションはそもそも、京都議定書への批准を拒否している自国アメリカに対する訴えかけであり、政治的意図がまったくないとは言い切れません。けれども、仮に多少の私心があったとしても、地球温暖化に対する警鐘として有意義な映画であることは間違いありません。政治的背景を詮索したり、アメリカを批判したりする前に、まずは日本の温室効果ガス削減目標「マイナス6%」に協力するべく、できることから省エネを心がける必要がありそうです。

 そういえば、この映画が上映されていたシネコンの一室は室温が低めで、映画を観ているうちに足腰がひんやりしてきました。隗より始めよ、ってところでしょうか。いったん手にした便利さや快適さはなかなか手放しがたいけれど、一人一人の少しの我慢が地球を守ることにつながるのかもしれません。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2007/02/16

もんじゃ「近どう」(新橋店)

 昨日、強風の中、もんじゃを食べに出かけました。月島の老舗もんじゃ焼き店「近どう」が昨シーズン、新橋に出したお店(ぐるなびのサイト)。実は、昨日が3回目です。

 近くに勤める友人が複数いるので場所は便利だし、店内はこぎれいでゆったりしているし、何よりも月島の味を同じお値段で食べられるし、お気に入りのお店です。コートやバッグなどを椅子の下に収納する本店のアイデアも導入。「もんじゃ焼きはいいけれど、お店の雑然とした雰囲気がどうも……」という方にお勧めです。

 昨日がもんじゃデビューの友人が1名。器に盛られた大量の具に驚き、鉄板の上のもんじゃの見た目に驚き、食べ方に驚いていましたが、一口目から「わー、美味しい!」と感激して、すぐに馴染んだようでほっとしました。

 もんじゃ歴ウン十年の自称もんじゃ普及委員としては、初めてもんじゃ焼きを口にした人がもんじゃを気に入ってくれるのを見るのが大好き。ちょっとドキドキしながら、そのようすを見守ります。

 もちチーズ明太子もんじゃ、昔なつかしもんじゃ、近どう玉天、肉盛り合わせ、野菜3点盛り、あんこ巻き……3人にしてはたくさん食べました。満足満足!

 そうそう、新橋に行ったついでに「小川軒」のレイズン・ウイッチを買おうと、もんじゃ焼きの前に寄ってみたら、すでに売り切れでがっかり。午後の早い時間に売り切れることが多いそうです。代わりに買ってきたマロンフランセはとても美味しかったけれど、次回はぜひともレイズン・ウイッチを入手したいと思うのでした。

関係記事:
月島もんじゃ「近どう」 (2005年3月6日)

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2007/02/15

大前春子と高須相子

 今クールのドラマの中で、圧倒的な存在感を見せる強烈な女性キャラと言えば、『ハケンの品格』の大前春子(篠原涼子)と『華麗なる一族』の高須相子(鈴木京香)。油が乗った2人の女優の怪演から目が離せません。

 『ハケンの品格』は初回を見終った時点では「ありえない」とやや白けたのですが、2回以降はその「ありえなさ」を求めて「今回は何をしでかしてくれるの」と期待してしまう始末。完全にワナにはまりました。それもやはり、篠原涼子の魅力によるところが大きいですね。ちょっと謎めいた不思議キャラを緩急自在に演じています。

 大前春子のトレードマークは、時代がかったマントコートに"とっくり"セーター。口癖は「それが何か?」。協調性はゼロだけど、仕事は優秀、言うことは正論。こんな派遣社員いないいない……こんな派遣社員が来たらイヤ(何故か「自分は正社員」モード)……でも何だか気になる……とあれこれ思いながら、毎週チャンネルを合わせています。

 一方の高須相子。主演のキムタクや濃い顔演技の北大路欣也よりも存在感があるような……。高須相子が登場すると、「出たっ!」と思わず姿勢を正してしまいます。こういう愛人が家に居ついていたら、万俵家も先が見えるというもの。

 口元をゆがめて皮肉や意地悪を言う時の憎々しさ……上手すぎる。お色気たっぷりの悪女なのに、下品にならないのが鈴木京香のすごいところですね。『新選組!』のお梅も似たようなタイプだったけれど、こういう役をやらせたら彼女の右に出る女優はいないのでは?

 そうそう、相子も万俵家の女性たちもいつも両手をお腹のあたりで組んでいますよね。上流階級の女性はそういうものなんでしょうか? 手を組んだまま左右に振って歩く「相子歩き」が我が家では流行っています(ワタクシだけ)。

 大前春子と高須相子がどこかで出会ったら、面白そうですね。マントコートとロングドレスの対決を妄想してしまいます。

 ちなみに、今クールで一番印象的な男性キャラは、『風林火山』の山本勘助(内野聖陽)。ストーリーはよくわからないけれど、内野さんの勘助を見るとときめきます(爆)。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007/02/14

バレンタインのプレゼント

 昨日、一日早くバレンタインデーのプレゼントをいただきました。これです↓

300000_1

アクセスカウンターの数字……タイミングよくキャッチできたので、記念にアップしておきます。

 かなり上げ底な数字ではあるけれど、この10分の1、いや100分の1の人でも私のつたない文章を読んでくださったかと思うと、ありがたい気持ちでいっぱいです。フツーのおばさんが書き散らしたブログがこんなに多くの方々の目に触れるなんて、嬉しいやら、畏れ多いやら、改めてネットの威力を思い知ります。

 読んでくださる方がいればこそ、ここまで続けることができました。通りすがりの方、いつもアクセスしてくださる方、本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

| | コメント (15) | トラックバック (0)

2007/02/12

府中の梅

07021103_1

07021104_1

 昨日、府中の郷土の森(公式サイト)に観梅に出かけました。早咲きの梅は7、8分咲きでしたが、まだこれから咲く梅が多く、見頃は1~2週間先という印象。それでも、早春の青空の下で梅の花と香りを愛で、春の訪れを体いっぱいに感じてきました。

 ここ郷土の森には約60種、1100本の梅が植えられていて、都内では有数の規模。満開の時は見事の一言ですので、都心からちょっと足を伸ばして観梅にいらしてはいかがでしょう。旧府中町役場など復元建築物がいくつかあったり、府中に関する博物館やプラネタリウムがあったり、なかなか充実しています。

 観梅の後は、2004年に次いで2度目のプラネタリウム鑑賞。学芸員による「今日の星空」の解説と既製の番組「太陽系火山めぐり」でたっぷり1時間、星の世界を楽しみました。これで400円とは安い……日本橋のプラネタリウムを観たばかりの我ら夫婦は感激することしきり。

 入場料とプラネタリウムで600円×2人分に、コンビニおにぎりとお茶を加えても2000円以内(駐車場は無料)……お安く梅と星を堪能できて、満足度の高い1日でした。

07021107 ロウバイもまだ咲いていたので、おまけにアップしておきます。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007/02/08

PASMO vs Suica

 3月18日から首都圏でPASMO(公式サイト)が導入されます。パスモは私鉄のパスネットとバス共通カードが合体したICカード。サービス開始と同時にJRのSuica(公式サイト)との相互利用が可能になるため、このカード1枚で首都圏のほとんど全ての交通機関を利用できるようになります。同時に、スイカも私鉄で使えるようになります。

 私鉄沿線在住でふだん私鉄とバスを利用することが多い私は、「パスネット&バスカードの2本立て、たまにJR切符購入」から「パスモ1枚で全てOK」となり、たいへん便利になります。

 そこにさらに便利な情報。パスモには「オートチャージ機能」が付けられることを知りました。これは、パスモの残額が2000円以下になったら、改札機で自動的に3000円がチャージされるシステム(代金はクレジットカードから引き落とし)。残額を心配する必要がないうえ、私鉄系のクレジットカードにすれば、その私鉄を利用した場合、ポイントが加算されるので、特定の私鉄をよく利用する人にはお得なシステムと言えそうです。

 ところが調べてみたら、先発のスイカは、モバイルスイカやら、キャッシュカードとクレジットカードとスイカを一体化させたICカードやら、もっと進んでいるようです。交通機関の切符としての機能はパスモ=スイカだから、私鉄利用者がスイカにする選択肢もあるわけですよね。反対にJR利用者がパスモに乗り換えることも可能だから、これからパスモvsスイカの一騎打ちが始まりそうです。

 とりあえず、地元の私鉄系のオートチャージの申込書をもらってみます。どんどん便利になるのはありがたいけれど、進化が早くてついていくのに必死。そのうち、改札口の切符切りを知らない世代が出てくるんでしょうね。もうかなりいるのかも?

 そうそう、パスネットとバス共通カードはパスモ導入後もしばらくは発売され利用できますが、いずれ廃止されるそうです。

| | コメント (14) | トラックバック (0)

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »