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2007/05/31

根津のペン画作家

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 昨日放送された「おもいっきりテレビ」の一場面です。根津にお住まいのペン画作家、杉山八郎さんのアトリエが映ったので、興奮してカメラに納めました。何故って、一昨日、杉山さんのお宅に寄ってご本人をお見かけしたばかりだから!

 一昨日は恒例のお江戸オフでした。今回のコースは谷根千……根津から谷中を通って日暮里まで歩きましたが(詳しくは次の記事で書く予定)、その途中でたまたま杉山さんのお宅に寄ったというわけなんです。

Nezusugiyama_1 路地の入口にあった「下町 絵はがき」という小さな看板に誘われて横丁に入ったら、こんな家を発見(ぶんぶんさん撮影)。家の前の囲いに、下町の古い建物を精密に描いたペン画の絵はがきの見本が貼られていました。猫好きのみるきいさんが猫の絵はがきを買い求めたので、その時に杉山さんが応対してくださったんです。

 路地裏の小さな空間がギャラリーでもあり、お店でもあり、というのがいかにも根津らしくて印象的でしたが、その翌日、家の中まで見られるとは奇遇! 整然と片付いた部屋は画家のアトリエというより、職人の仕事場といった趣きでした。太さの違う水彩ペンを何本か使って繊細なタッチを出し、写真を見ながら2週間くらいかけて1枚の絵を仕上げるそうです。

 ネットで調べたら、杉山さんはあちこちで紹介され、ポスターなどにも絵を提供している有名な方なんですね。「日本職人名工会」のサイトの「職人ギャラリー」のページに個人ギャラリーがあったので、リンクしておきます。興味のある方はぜひご覧ください。

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2007/05/25

『食品の裏側』(安部 司)

 サブタイトルは「みんな大好きな食品添加物」――元・食品添加物商社勤務の著者が、食品添加物にまみれた食品業界の実態を明らかにした本です。ロハス生活を実践中のAyakokinさんの記事に触発されて読みました。

 いやー、まさかここまで、食品添加物に依存しているとは思いませんでした。逆に言えば、化学物質の粉の威力を見くびっていたというべきか。例えば、インスタントラーメンのとんこつスープは、安い焼き塩に「化学調味料」と「たんぱく加水分解物」(とんこつエキスなど)と「香辛料」と「酸味料」と「増粘多糖類」(とろみをつける)を加えて、ゴマや乾燥ネギを入れれば出来上がりなんですって……びっくりするやら、妙な感動を覚えるやら。

 「インスタントラーメンなんて、ほとんど食べないから大丈夫」と思ったあなた、ハムやソーセージは食べているでしょう? 明太子が大好物では? 明太子、漬物、練り物、ハム類は添加物大量使用の食品だそうですよ。

 ちなみに、著者の安部氏は、クズ肉に大量の添加物を投入して作ったミートボールを我が子が喜んで食べているのを見てショックを受け、会社を辞めたそうです。自分が開発した自慢の一品なのに、家族には食べさせたくないものだったというわけ。

 そうは言っても、もはや食品添加物を避けては暮らしていけません。添加物のおかげで、いつでもどこでも食べたいものが食べられる便利な生活を享受しているのも事実です。まずは食品添加物のことを知り、食品購入の際には原材料をいちいちチェックすること。手間を取るか、添加物を取るかを考えて、添加物過多にならないようにバランスをとること。著者はそう勧めています。

 結局、手間をかけてお料理を作ることが基本のようですね。下ごしらえが面倒だからとカット野菜を買ってくれば、消毒剤や漂白剤が使われている。味付けが面倒だからと○○のたれやドレッシングを使えば、諸々の添加剤が入っている。心しておきたいと思います。添加物2~3割減を目指してみよう。

 それにしても、添加物の問題以前に、野菜や果物は農薬の心配、牛肉や鶏肉は病気の心配、魚介類は汚染の心配……絶対安全な食べ物ってあるんでしょうか。ある程度の「鈍感力」がないと何も食べられなくなりそうです。

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2007/05/23

ひまわりとさくら

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 銀座のプチひまわり畑。ソニービルが一足早い夏を演出して、ビルの一角にひまわり4000本を展示しています。ほんの小さな空間だけど、鮮やかな黄色のひまわりを見ていると何だか元気が出ます。

 一方、宝塚劇場では遅咲きのさくらが満開でした。星組新トップコンビのお披露目公演『さくら』……満を持してトップに就任した安蘭けい&遠野あすかに心から拍手を贈りました。二人ともよくここまで頑張ったね。

 さくらの群舞はやっぱり「さくらさくら」の曲で余計な演出なしに見たい、とか、どこかで見たようなお芝居だなぁ、とか思いつつも、楽しいひとときを過ごしました。華やかで明るくて、お披露目にはふさわしい作品です。次の『エル・アルコン』も楽しみ! しばらくこのトップコンビで落ち着いて欲しいと思ったり、次の柚希礼音のトップを早く見たいと思ったり、ファンというのは勝手なものですね。

 図らずも観劇の記事が3つ続いてしまいました。舞台って観なけりゃ観ないで済むのに、いったん観始めると「あれも観たい、これも観たい」と思ってしまう……キケンです。

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2007/05/17

『マリー・アントワネット』(東宝ミュージカル)

 帝劇で上演中の『マリー・アントワネット』を一昨日、観てきました。昨年末の初演時には見逃してしまったので、今回は何としても観たいと思っていたのです。

 あの『エリザベート』を作った作家クンツェと作曲家リーヴァイのコンビが遠藤周作の『王妃マリー・アントワネット』をミュージカル化すると聞いた時から、それはもう楽しみにしていただけに、公演が始まってからそれほど話題になっていないのが気がかりでした。

 なるほど……確かにいまひとつ盛り上がらない。誰にも感情移入も共感もしにくくて、心を揺さぶられるような感動がない。豪華キャスト陣のそれぞれの歌声には胸を打たれたけれど、それが作品の魅力につながらないのが残念。料理人も素材もテーマも最高なのに本当にもったいない!

 『エリザベート』のトートにあたるのが錬金術師カリオストロ(山口祐一郎)、ルキーニにあたるのが劇作家ボーマルシェになるんだろうけれど、このカリオストロがよくわからない。わからないけれど、山口さんが登場して歌う度に、歌声に圧倒されて納得してしまう(爆)。

 マリー・アントワネット(涼風真世)と同じイニシャルを持つマルグリット・アルノー(新妻聖子)という貧しい娘が影の主役であるのは原作のとおり。新妻さんの舞台は初めて観たけれど、小柄ながらパワフルな歌声は素晴らしい。かなめちゃん(涼風)は後半の幽閉されてからがよかった。前半は演出かもしれないけれど、アントワネットのイメージと違いました。歌は男役時代の低音のほうが断然魅力的。

 そのほか、オルレアン公の鈴木綜馬さんの悪役ぶりにびっくりし、さすがの歌声に感激。修道女アニエスの土居裕子さんの歌をひさしぶりに聴いて癒されました。とにかくキャストは文句なしの顔ぶれなので、だから余計「それなのに……」と言いたくなるのでした。

関連記事:
『王妃マリー・アントワネット』(遠藤周作) (2006年5月16日)

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2007/05/10

『黒蜥蜴』原作と宝塚歌劇

 GWに観た宝塚の『黒蜥蜴』(本題:明智小五郎の事件簿)があんまりヘンテコリンでキッカイな話だったので、江戸川乱歩の原作を読んでみる気になりました。

 乱歩の『黒蜥蜴』はグロテスクで妖しさいっぱいだし、ストーリー展開は荒唐無稽でありえないけれど、そこにこそ魅力があることを納得できる小説でした。講談調の文体に誘われて乱歩の世界に入り込んだら、とやかく言わずにどっぷりひたった者勝ちという感じ。

 そこに戦争やら結婚やら兄妹再会やらのヒューマンな要素を持ち込んで、それで共感を得ようというのはどこか違うような気がしますが……。あ、宝塚の話です。黒蜥蜴ってビジュアル的には宝塚っぽいけれど、実は「夢とロマンの」宝塚とは対極にあるので、結局、あんなふうに中途半端になってしまうのかもしれません。

 どうせやるなら、黒蜥蜴を主役にして男役にやらせて、もっとアブナイ世界を展開して欲しかった(爆)。オサ(春野寿美礼)にはナルシストな黒蜥蜴が似合いそうです。

 ついでに、三島由紀夫の戯曲も読んでみました。三島由紀夫は子供の頃、この小説を読んだのがきっかけで舞台化を思いついたとか。さすがに日本語が美しく格調高い。やはり一度は美輪明宏の黒蜥蜴を観なくては!

 実は私、小学生時代に江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを愛読していました。明智小五郎や怪人二十面相に読書の楽しさを教えてもらったようなものです。何十年ぶりかに乱歩ものを読めたのも宝塚のおかげ……と感謝しておこう(笑)。

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2007/05/05

国領神社から大国魂神社へ

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 国領神社の千年乃藤。樹齢はおよそ400~500年ですが、畏敬の念を込めて「千年乃藤」と呼ばれているそうです。我が家から徒歩20分弱のところにあるのに、実はここを訪ねたのは初めてでした。

 このGWはお天気に恵まれてすがすがしい晴天が続いているので、予定がない日でも家の中にじっとしているのがもったいないような気がしてしまいます。ついでに、府中まで電車に乗って、くらやみ祭りの期間中の大国魂神社にも行ってみました。こちらも初めて。

07050406 創立が西暦111年という由緒のある神社で、武蔵国の総社というだけあって、とても立派なお社です。参道にあたるけやき並木にはありとあらゆる屋台が並び、大勢の人で賑わっていました。毎年5月5日の夕刻からお神輿が出て、くらやみ祭りは最高潮を迎えるらしい。いつかその時に行ってみたいです。

 藤つながりで、桜桃さんの「藤三昧」という記事にトラックバックを送らせていただきます。

 家人在宅のため、PCに向かう時間が思うように取れません。皆さんのところには連休明けにゆっくりお邪魔しますので、悪しからず。

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2007/05/01

2007年5~6月

5月
657、国領神社から大国魂神社へ
658、『黒蜥蜴』原作と宝塚歌劇
659、『マリー・アントワネット』(東宝ミュージカル)
660、ひまわりとさくら
661、『食品の裏側』(安部 司)
662、根津のペン画作家

6月
663、第4回お江戸オフ
664、『あなたがパラダイス』(平 安寿子)
665、『打ちのめされるようなすごい本』(米原万里)
666、白山神社のあじさい
667、高幡不動のあじさい
668、脳内メーカー
669、『江戸博覧強記』

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