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2007/08/02

阿久悠さんの歌たち

 「また遭う日まで」「北の宿から」「勝手にしやがれ」「UFO」「雨の慕情」……1970年代のレコード大賞の半分を作詞した阿久悠さんがお亡くなりになりました。

 訃報を告げる朝のワイドショーで阿久さん作詞の曲を聞きながら、思わず一緒に口ずさんでいる私です。「あの鐘を鳴らすのはあなた」「どうにもとまらない」「せんせい」「わたしの青い鳥」「五番街のマリーへ」「街の灯り」「恋のダイヤル6700」「ひまわり娘」「ロマンス」「津軽海峡・冬景色」「林檎殺人事件」「もしもピアノが弾けたなら」……きりがないのでこの辺にしておきますが、歌詞カードがなくてもほとんど歌える歌ばかり。私の青春時代は阿久さんの歌と共にあったといっても過言ではありません。

 さらに、西城秀樹ファンの私にとって、阿久悠さんには格別の思い入れがあります。1976年の「君よ抱かれて熱くなれ」を手始めに、「ジャガー」「若き獅子たち」「ラストシーン」「ブーメランストリート」「セクシーロックンローラー」「ボタンを外せ」「ブーツをぬいで朝食を」「炎」「ブルースカイブルー」まで、私がヒデキに一番夢中になっていた時期と重なる3年間にリリースされた曲はほぼ全て"阿久悠作詞"でした。ヒデキの代表曲といえば「ヤングマン」や「傷だらけのローラ」になりそうですが、私としては、"阿久悠作詞"の歌に最もヒデキらしさを感じます。

 また77年には、全曲阿久さん作詞による創作ミュージカル「我が青春の北壁」に主演しています。今のようにミュージカルが根付いていない時代に初期の劇団四季が主催した公演で、滝田栄さんや久野綾希子さんなど錚々たるメンバーに支えられて大奮闘していたヒデキを思い出します。

 昭和の歌謡曲世代の多くがそれぞれの思い出の曲を口ずさみながら、阿久さんのご逝去を惜しんでいることでしょう。心からご冥福をお祈りいたします。

 ふり向けば あの時の
 目にしみる空の青さを思う
 悲しみの旅立ちに
 まぶし過ぎた空 思い出した
      (「ブルースカイブルー」より)

人間万葉歌~阿久悠作詩集
人間万葉歌~阿久悠作詩集

Akuyu
阿久悠のいた時代―戦後歌謡曲史

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コメント

本当に、数々のヒット曲を書いてたのね…と感心しました。

投稿: ゆれい | 2007/08/02 10:38

Tompeiさんが今日絶対記事にされるだろうと思っていました^^;

本当に偉大なる作詞家が逝ってしまわれましたねー。
残念です。TV局で特集組んでくれないかしら・・・

投稿: ぶんぶん | 2007/08/02 10:50

100年に1人出るか出ないかの偉大な作詞家、と
今朝のテレビでも言われてましたが、
本当にその通りだと思います。
どの曲も、Tompeiさんと同じで、
私の青春時代と共にありました。
歌の中に物語がきちんと存在していて、
その情景や、心のありようや、愛の深さや情熱まで
すべて感じ取れる歌詞でしたよね。
改めて今日テレビでいろいろな曲を聴くにあたり、
つくづく惜しい方が亡くなった…と涙が出ました。

私も西城秀樹さんの大ファンでした。実は…。
そしてその中でも特に好きなのは、
「ブルースカイブルー」。

青空よ 心を伝えてよ
悲しみは余りにも大きい 
青空よ 遠い人に伝えて さよならと…。
(「ブルースカイブルー」 より)

投稿: 茶菜 | 2007/08/02 11:36

同世代の私も、阿久悠の歌で育ちました。

本当にどれもこれも口ずさめる歌ばかりですよね。
あのころは歌謡曲が全盛期で
私の母校の講堂はコンサート会場にもなったりして
そう言う日は表に長蛇の列ができました。

それにしても、ワンパターンではなく
あらゆるパターンの歌詞を作っていらっしゃいますよね。
子供のころに育んだ感性が
こういう詩を作らせたのでしょうか?

私も特集があったら是非見てみたいです。
っていうか、一緒に歌いそう。(笑)

投稿: 陶片木 | 2007/08/02 12:51

ベランダでよく歌いましたあ
昭和の歌謡曲が時代になったんですね
いい歌は残ります

投稿: OKOZE | 2007/08/02 14:44

ゆれいさん、ぶんぶんさん、茶菜さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

>ゆれいさん

 新聞によると、5000曲も作詞しているそうです。しかもヒット曲多数。本当にすごいですね!

>ぶんぶんさん

 あらま、行動を読まれてますか(^^ゞ。私って、単純だからわかりやすいでしょ?

 そのうちテレビで特集すると思いますよ。テレビの前で歌いまくりますとも! 振り付きでね。

>茶菜さん

 おお、茶菜さんもヒデキファンだったんですね! ブルームーンブルーだけでなく、ブルースカイブルーもお好きとは嬉しいかぎり(^^)。

 ヒデキのCDのジャケットで、阿久さんの歌詞を読んで偲んでいます。改めて読んでみると、それぞれ違う魅力があって味わい深いわ。「ブルースカイブルー」はもちろん好きだけど、「若き獅子たち」の勇壮さもいいし、「ジャガー」の熱さもいいし……とても1曲だけ選べません。

投稿: Tompei | 2007/08/02 20:38

陶片木さん、OKOZEさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

>陶片木さん

 作詞した歌の数もすごいけれど、「ピンポンパン体操」から「舟唄」まで実にバラエティに富んでいますよね。頭の中にはあらゆる発想とそれを表現する言葉が詰まっていそうです。

 そうそう、あそこの講堂でコンサートとか公開放送とかありましたね。何故か、私は行った記憶がないんだけど……。渋谷公会堂あたりにはよく出向いておりました(^^ゞ。

>OKOZEさん

 はじめまして。コメント嬉しく拝見しました。

 OKOZEさんはベランダでどんな歌を歌われたのでしょう? 歌謡曲全盛のあの頃からもう30年も経つんですね。歌っていると、ちっとも古さを感じませんが……。

投稿: Tompei | 2007/08/02 20:39

Tompeiさん
本当に突然の訃報に驚きは隠せませんでした。
私は、若き獅子たちでのスケールの大きい曲をうたってくれている秀樹さんが一番好きでした!!

いつの世にもみんなに歌い継がれる詩を残してくださった阿久悠先生に心からご冥福をお祈りいたします。

投稿: ほのか | 2007/08/03 00:44

>ほのかさん

 おはようございます。

 「若き獅子たち」のスケールの大きさは"ヒデキならでは"ですよね。歌詞とメロディとヒデキの声と歌い方とビジュアルとすべてがそろわないと、あの魅力は出ません。腰まであいた派手なコスチュームの「ジャガー」の次に「若き獅子たち」が続くところが絶妙でした。

 ああいう作詞家はもう出ないでしょうね。

投稿: Tompei | 2007/08/03 08:10

おはようございます。

以前、レコード大賞や有線大賞を見ていて、「この曲って阿久悠さん作詞なのね!」「あっ、これも!」「スゴイ!」とびっくりしたのを覚えています。

本当に残念ですね・・・

投稿: アリス | 2007/08/03 09:34

>アリスさん

 こんにちは。今日も暑いですね。

 当時のレコード大賞などの授賞式にはいつも阿久悠さんの顔があった気がします。さっそく今夜NHKで特集番組があるようですね。

投稿: Tompei | 2007/08/03 13:12

ああ、私が知ってる歌ばかりだわ!
と改めて驚いています。

まだお若いのに、ご冥福をお祈りします。

投稿: みるきい | 2007/08/06 09:35

>みるきいさん

 暑中お見舞い申し上げます!

 あら、みるきいさんも知っている歌ばかりですか?! だいぶ年の差があるのにね(^^;)。それくらい大ヒットした歌が多いってことなんでしょうね。

投稿: Tompei | 2007/08/06 18:10

Tompeiさん、お久しぶりです。作詞家の阿久悠さんといえば昔、「スター誕生」という新人発掘のオーデイション番組の審査員をされていて、決戦大会の時に厳しい批評をされていたのが印象に残っていますが、あれだけのたくさんのヒット曲を産みだして
ピンクレデイーの生みの親でもあるんですよね。
本当にすごい。「公募ガイド」に「自分は本当は作詞家ではなくて作家になりたかったけど適性がないとあきらめた。その代わり、一つの曲の中にドラマを作りたい。」というコメントが載っていたのを思い出しました。ご冥福をお祈りします。それにしてもTompeiさんってタカラヅカの主題歌から数多くの歌謡曲まで歌詞カードを見ないで全部うたえるなんてすばらしいです。カラオケにいったらレパートリーに困りませんよね。いつか歌声をお聞きしたいです。

投稿: みかん | 2007/09/23 17:43

>みかんさん

 こんにちは。お返事、遅くなりました。

 そうそう、私も当時、日曜日の午前中には必ず「スター誕生」を見ていました。森昌子、桜田淳子、山口百恵の中3トリオやピンクレディーをはじめ、たくさんのアイドルが出ましたよね。確かに、阿久悠さんはこわそうなお顔で厳しいことを言っていましたっけ。

 今も昔もミーハーなので、歌謡曲や宝塚ソングは得意分野だけど、最近はめっきり覚えが悪くなりました。昔の歌は覚えているんですけどね(^^ゞ。

投稿: Tompei | 2007/09/25 13:50

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