« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

2007/11/30

東大と本郷を歩く

 降水確率70%、予想最高気温9度という天気予報にもめげず、オフを決行して東大・本郷界隈を歩いてきました。そんな私たちの意気込みに恐れをなしたのか、雨はとうとう1滴も降らず。おかげで、縮小した予定を拡大しなおして、本郷の坂を上り下りしてきました。

 そもそも今回のオフの目的は、特別公開中の東大赤門番屋と懐徳館庭園を見ること。せっかく東大に行くなら、紅葉の美しい季節に出かけようということになったのです。

07112901_207112909_2

 この日歩いたコースは以下のとおり。本郷三丁目駅→東大(赤門、安田講堂、三四郎池、懐徳館庭園)→昼食:「田奈部」(お蕎麦)→「金魚坂」(金魚屋さん)→文京ふるさと歴史館→本妙寺跡→本郷館→石川啄木ゆかりの蓋平館別荘跡→旧伊勢屋質店→樋口一葉旧居跡→お茶→春日駅

 江戸時代の加賀前田藩上屋敷跡を利用した東大キャンパスには、威厳と風格がある建物が立ち並び、何となく身が引き締まる気がしました。大学という場所は、眠っている(死んでしまった?)学習意欲と青春の甘酸っぱい思いを喚起してくれるけれど、東大にはまた一種独特の雰囲気がありました。

0711290407112906

 冷えた体をお蕎麦で温めてから、午後は菊坂、本妙寺坂、新坂などを上下して本郷界隈を散策。このあたりは明治の文人が数多く住んでいた場所です。一葉旧居、本郷館(明治からの下宿屋)など明治時代の木造三階建が今も残っている(しかも使われている!)のがすごい。関東大震災と第二次大戦を乗り越えて建っている姿には何ともいえない迫力があります。

07112912_207112913_207112914_3

 この日、残念だったのは、羊羹の「藤村」も甘味処「ゑちごや」も閉まっていたこと。調べてみたら、藤村は閉店したという情報もあり、それが本当なら江戸時代からあるお店なのに惜しいことですね。

 寒い一日だったけれど、当初の予定通り本郷を歩けてよかった! ご一緒してくださった皆様、お世話になりました。昨日の記事がアップされたら、順次トラックバックを送らせていただきます。
「東大オフ 2007」 (ぶんぶんさん)
「お散歩オフ」 (TOKIKOさん)
「東京散歩(オフ) No.14」 (桜桃さん)
末筆ながら、本郷散策についてアドバイスしてくださった惑さん、どうもありがとうございました。

| | コメント (6) | トラックバック (3)

2007/11/18

『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

 三丁目の人たちにまた会える嬉しさと、期待はずれだったら嫌だなという一抹の不安を抱いて、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を観てきました。びっくり仰天のオープニングから昭和34年に引き戻されて、あの世界にどっぷり浸ってきました。

 「泣ける映画」「泣ける本」と言われるとヘンに引いてしまう天邪鬼な私も、この映画には泣かされてしまいます。"泣かせの場面"よりもさりげないエピソードにぐっとくる……塩むすび、ハンドクリーム、銭湯、8ミリなど。しょっぱいだけなのに美味しかったおにぎりの味、あかぎれの手に塗ってもらったハンドクリームのちょっとしみる感じ、家族みんなで銭湯に出かけたこと、ふすまに8ミリを写して見たことが蘇ってきて、若かった両親の顔が浮かんできました。

 登場人物がみんな初演のままのキャストなのも嬉しいかぎり。みんなぴったりはまっていて、誰か一人が欠けても雰囲気が変わってしまいそうです。中でもお気に入りは、お母さん役の薬師丸ひろ子。ああいうお母さんが家庭をしっかり支えていましたよね。『セーラー服と機関銃』のあの子がこんなお母さん役を演じるようになったことも感慨深い。

 今はあの頃の人々が夢見たように、経済的に豊かになり生活も便利になって余裕があるはずなのに、人の心がギスギスしているように思えるのが淋しいです。お金があるのに給食費を払わずに子供に給食を食べさせている親たちには、淳之介くんの気持ちはわからないだろうなぁ。

 この映画のもうひとつのお楽しみ、当時の東京の再現CGも楽しめました。日本橋、羽田空港、東京駅、日劇(?)……背景までしっかりチェックしてしまいました。そうそう、赤いラインの都電が登場したのはこの時代なんですね。

 あれから48年……淳之介や一平はそろそろ定年を迎える頃でしょうか。幸せに暮らしていますように。

 偶然、同じ日にこの映画を観た桜桃さんをはじめ、一足早く観てきた惑さんぶんぶんさんにトラックバックを送らせていただきます。

関連記事:
『ALWAYS 三丁目の夕日』 (2005年11月7日)

ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD豪華版]
ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD豪華版]

| | コメント (11) | トラックバック (4)

2007/11/15

あの日の浅草、銀座、日本橋

地図物語 地図と写真でたどるあの日の浅草―昭和26年から30年代の思い出と出会う (地図物語)
地図物語 地図と写真でたどるあの日の浅草―昭和26年から30年代の思い出と出会う (地図物語)
あの日の銀座―地図と写真でたどる 昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)
あの日の日本橋―地図と写真でたどる 昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)

 書店で見つけた武揚堂の「地図物語」シリーズ3冊……図書館で借りてきました。サブタイトルは「昭和25年から30年代の思い出と出会う」。最近、こういう"懐かしもの"にめっきり弱くなりました。

 私の記憶に残っているのはほとんど40年以降なので少しタイムラグはありますが、懐かしい写真、興味深い写真が満載でいつまで眺めていても飽きません。どの地区も震災と戦災から復興して今日の姿につながることを、写真が雄弁に語ってくれます。

 付録の復刻地図がまた素晴らしい。原図は昭和25、6年に作成された火災保険特殊地図。ビルや商店はもちろん、個人宅の名前まで入っている詳細を極めたものですが、なんと一人の地図職人が一軒一軒現地を歩いて作成したそうです。

 50年以上前から変わらないもの、変わってしまったもの、さまざまで、感慨深い思いがします。また、昭和25、6年当時はまだ多数のビルがアメリカに接収されていたり、浅草寺の雷門はなかったり(戦災で焼失)、戦争の爪痕が色濃く残っていることが印象的。

 掲載写真のうち、今はない建物で私の記憶にあるものをピックアップしておきます。一つ一つ思い出話を始めると止まらなくなる危険性あり(笑)。
【浅草】
国際劇場:昭57閉館、<現>浅草ビューホテル
新世界:六区にあった「娯楽の殿堂」、昭44廃業
仁丹塔:十二階を模した浅草のランドマーク、昭61解体
【銀座】
日劇:昭56閉館、<現>有楽町マリオン
朝日新聞社:<現>有楽町マリオン
テアトル東京:映画館、<現>ホテル西洋銀座(昭62開業)
レストラン・コックドール:<現>銀座ワールドタウンビル
【日本橋】
白木屋:のち東急百貨店、<現>コレド日本橋(2004開業)
帝国製麻ビル:のち大栄不動産(日本橋北詰の赤煉瓦のビル)

 昭和30年代にタイムスリップして、首都高のない東京を歩いてみたいなぁ。都電を乗り継いであちこちに行ってみたい。石造りの数寄屋橋を渡ってみたい。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007/11/05

傾向と対策

 昨日、果敢にも(無謀にも)江戸検定1級を受けてきました。結果は64点(自己採点)……合格ラインの80点には程遠くあえなく撃沈です。やっぱり1級の壁は分厚く高い!

 再挑戦の日のために(その日は来るのか?)、そしてこれから1級を受ける方のために、覚え書きを残しておきます。

 まず、テキスト『江戸博覧強記』をしっかり頭に入れることが基本。本文はもちろん、項目別にまとめてある表、写真や絵、コラム「細見」からも多数出題されています。しかも、「こんなことは覚えなくてもいいだろう」と思って読み飛ばしたことがかなり出ています。重要語句や人名などを覚えただけでは太刀打ちできません。とにかく、テキストを何度も読むしかない! テキストを丸暗記しても50問しかできないのが虚しいけれど(注:全100問のうち、5割がテキストから出題)、これの正解率を高めることがやはり合格への近道かと思います。

 ジャンル別では昨年の2級と同じく、幕府と将軍、歌舞伎や絵画、文学などの比重が高いので、そのあたりの関連書を読んで知識を深めることが必要でしょう。また、日頃からアンテナを張って、江戸に関する情報を蓄えることも大切。

 不足分の16点のうち、前者で8点、後者で8点カバーできるかどうか、という感じ。いずれにしてもかなり厳しいし、努力が報われるとは限らないので、今は「もういいかな」というのが正直なところです。

 そうそう、記述式の10問はそんなに難しくありません。難しい人名などを書く練習はしなくてもよさそう(傾向が変わらなければ)。でも私、浅野「内匠頭」が書けなかった……これはすごく残念。

 というわけで、結果はともかく試験勉強の日々(と言えるほどのものではないが)は終了。これでやっといろいろな本が読める! 江戸については引き続き、のんびりゆっくり楽しみたいと思います。さーて、次のお江戸オフはどこに行きましょうか?!

 今回、励ましあって頑張ったのに共に当たって砕けたお仲間のぶんぶんさん、お疲れ様でした! 試験後の疲れた頭と心に、ぶんぶんさんとのおしゃべりと甘いおしるこがよく効きました。昨日の記事にトラックバックを送らせていただきます。

| | コメント (9) | トラックバック (1)

2007/11/01

2007年11~12月

11月
692、傾向と対策
693、あの日の浅草、銀座、日本橋
694、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
695、東大と本郷を歩く

12月
696、母校
697、第7回お江戸オフ
698、負け犬の遠吠え
699、お江戸オフ雑感
700、今年もお世話になりました!

|

« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »