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2007/12/19

第7回お江戸オフ

 お江戸オフも回を重ねること7回目、今年最後の忘年オフとなりました。となれば、大切なのは忘年会の会場選び(笑)。諸々の条件を勝ち抜いた(?)しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ禅」を予約してから、設定した散策コースは次の通り。名付けて「大名、旗本屋敷の趣を感じる紀尾井町コース」。

 14時「半蔵門駅」集合→平河天満宮→赤坂見附跡→弁慶橋→清水谷公園→紀尾井坂→喰違見附跡→迎賓館→消防博物館→「しゃぶ禅」四谷店

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 平河天満宮は、室町時代に太田道灌が江戸城を築いた際、城内に建立したものが、徳川家の江戸城築城に伴い、今の場所に移転されました。もともと平川門の近くにあったので、平河天満宮というわけ。

 紀尾井町という名前は、江戸時代、このあたりに伊徳川家(現・赤坂プリンス)、張徳川家(上智大学)、彦根伊家(ニューオータニ)の中屋敷があったことに由来しています(江戸時代の切絵図にも「紀尾井坂」と書いてある)。ちなみに、それぞれの上屋敷は、紀伊:赤坂御用地、尾張:市ヶ谷防衛庁、彦根:桜田門近く。

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 当時、江戸城の外堀に面していたこの地域は赤坂御門と四谷御門、その間の喰違土橋で対岸に渡れるようになっていましたが、その名残が現在の見附跡です。ニューオータニの辺りのお堀は外堀の一部。その続きは埋め立てられて、上智のグランド、四谷駅周辺になっています。

 こんなふうに書くと歴史を語りながら歩いているように思われそうですが、実際は三々五々、雑談しながら歩いて、ポイント地点でちょっと歴史に触れる程度。あとは各自の予習復習にかかっているのです。そのあたりのゆるい感じがこのオフのいいところかも?

 そうそう、紀尾井町は明治の初めに大久保利通が暗殺された場所でもあるそうな……清水谷公園に大きな石碑が建っていました。清水谷公園と言えば、『人間の証明』を思い出す私……大久保利通の話はまったく知りませんでした(恥)。明治以降の歴史も少しは勉強しなくては。

 あいかわらずまとまりのない記録になりましたが、同行の皆様は写真をふんだんに使ってわかりやすくまとめていらっしゃいますので、興味をお持ちの方はぜひご覧ください。後半の宴会については次の記事で書く予定。
「第7回お江戸オフ&忘年会」 (ぶんぶんさん)
「お江戸オフプラス忘年会」 (くっきもさん)
「お江戸オフ会」 (hichaさん)

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コメント

その節はお世話になりました。
分かりやすい記事です。
これを読むと、確かにグレードの高い集まりの様な印象を受けます(爆)
緩いですが、参加する度ちょっとだけお利口になって行ってる気がします!

投稿: ゆれい | 2007/12/19 12:14

土曜日はお世話になりました。
なんだか歩くことが嬉しくて、あまりお勉強もせずにずんずん歩いていた私ですが、こうして皆さんのレポを見ながら勉強しています。
初参加で、要領も得ず、皆さんのお邪魔をしてしまったかしらと思いつつ、、、また、どうぞよろしくお願いします。
とても楽しかったです。

投稿: hicha | 2007/12/19 13:58

お江戸オフって、格調高いオフですよね。
記事を読んでいてしみじみと感じちゃいました。
飲みばっかり参加の私は、敷居が高くなってしまった。
でも、また行きますから!(笑)

紀尾井町の由来はそこからだったのですね。
井伊家は母方の田舎の方だったそうで
母がお屋敷があったことをたまにはなしていましたが
お江戸ではこの辺に居を構えていたのですね。

実は私のいっていた博物館に、
ほら吹きおじさんが金曜のミュージアムトークにやってきては
「自分は井伊家の子孫だ。親戚はどこどこだ」と言っては
バイトにちょっかい出す人がいるんですよ。

その人にすっかり騙された私は信じ切って学芸員に報告して
おもいっきり笑われてしまいました。(汗)

江戸の勉強をした人にはすぐに見抜ける嘘なのだけど
不勉強な私には真に受けてしまうくらい
実に巧妙な作り話をしてくれるのです。
でも、内容はすっかり忘れちゃいました。(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
渋沢栄一も親戚だって言っていました。
一瞬、その人誰?って解らなかったし。(爆爆)

投稿: 陶片木 | 2007/12/19 14:04

こんにちは、いつもレポートを楽しみにしています。

「紀尾井町」というのは、案外口慣れているのです(苦笑)。
文藝春秋(出版社)の住所なのね。
『発行所 文藝春秋
郵便番号○○東京都千代田区紀尾井町……』

関係ない話で、ごめんなさい。でも、そうして口慣れたところがどんな場所か、非常に関心があります。

投稿: | 2007/12/19 15:30

ゆれいさん、hichaさん、陶片木さん、こんにちは。
土曜日はお疲れ様でした。楽しかったですね!

>ゆれいさん

 いかにもグレードが高い江戸通集団のように見えますよね(^^ゞ。ゆるゆるだけど、自分の足で歩くことの意義はおおいに感じています。歩く井戸端会議(^^;)、来年もよろしくお願いします。

>hichaさん

 いえいえ、ずんずん歩いていくhichaさんを頼もしく思って、必死についていきました(^^)。お江戸オフはまだまだ続く予定ですので、これからもよろしくお願いしますね。お勉強よりも楽しく歩くのが一番!

>陶片木さん

 格調高い? あらま、陶片木さんまで誤解させちゃいましたか(^^ゞ。敷居なんてないのがこのオフのいいところ。また一緒に歩きましょうね。

 ミュージアムトークって面白そうですね。もっと近かったら、頻繁に行かれるのに。近くに住んでいた時に、もっと行っておけばよかった。そうそう、チケットをいただきました。ありがとうございます!

 渋沢栄一……ついググってしまいましたよ(^^;)。

投稿: Tompei | 2007/12/19 17:37

>涼さん

 こんにちは。

 そういう感じ、よくわかります。実は、文藝春秋が紀尾井町にあるのは知りませんでした。出版社というと、神保町や音羽を思い浮かべます。

 全然関係ありませんが……。この季節になると、《「押し迫る」と「押し詰まる」》という記事のアクセス数が増えます。3年前に涼さんにいただいたコメントから発展した記事……覚えていらっしゃいますか? 最近はこういう記事を書いてなくて、少し反省。

投稿: Tompei | 2007/12/19 17:52

Tompeiさん、土曜日はどうもお世話になりました。

本当にTompeiさんが書かれる文章はいつもすっきりとまとまっていて読みやすいです。

格調高いオフにしてくださってありがとう!!(笑)

>実際は三々五々、雑談しながら歩いて、ポイント地点でちょっと歴史に触れる程度。あとは各自の予習復習にかかっているのです。

そうなんですよねー。道も迷いながらだし、このゆるい感じが参加しやすいってところでしょうね^^

そうそう!
昨日江戸検の2級落ちましたってトドメの通知が改めて届きました(泣)

投稿: ぶんぶん | 2007/12/19 20:23

>ぶんぶんさん

 幹事のぶんぶんさんが格調高いから、当然、オフも格調高いのよ(^^)。毎回、お世話になります。

 うちにも来ました。「合格まであと16点」ていう通知(--;)。平均点は51.35点だって……合格者はどのくらいいるのかしら?

投稿: Tompei | 2007/12/19 21:18

>ふたたび、ぶんぶんさん

 聞いて聞いて!

 江戸検定のサイトに行ってきたら、1級の合格率0.2%(合格者2名!)、2級の合格率15.9%だったんだって! 難しすぎ~! こんなんじゃ受ける人、減っちゃいますよね。

投稿: Tompei | 2007/12/19 21:25

Tompeiさん、

教えていただいて、覗いてきました。

1級の最高点が80点てことは合格できた人も本当にスレスレだったわけですよねー。
難しすぎーー。

3級も難しくなってましたねー。
きっと今年だったら3級も受かってなかったかもー。

投稿: ぶんぶん | 2007/12/19 23:02

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