第12回お江戸オフ《柴又》その2
(こちらの続き)
帝釈天を後にした一行は寅さん記念館へ。寅さんシリーズの資料を並べてある程度かと思いきや、松竹の撮影スタジオで実際に使っていた「くるまや」のセットをそのまま展示してある、労力と財力をかけた記念館でした。どうやら葛飾区が運営しているらしい。近くのレンタサイクルセンターも含めて、付近一帯を区が整備したようです。何しろ寅さん様様なのです。
お次は山本亭。カメラ部品メーカーの創立者の故山本栄之助氏の自宅で、大正末期に建てられ、増改築を重ねて、昭和63年まで居住していたそうです。現在は葛飾区が管理。270坪の書院庭園が美しい。けれども、何故か、庭園の写真がありません。お抹茶とお菓子をいただき、ゆっくりくつろいだんですけど……。食い気につられると写真どころではない私(汗)。
そして、いよいよ矢切の渡し。大昔、渡ったことがあるはずなのに、まったく覚えていません。たぶんその頃から、いや、もっともっと昔から、この周辺の景色は変わってないんじゃないかしら。とても21世紀の東京とは思えません。たった5分なのに、タイムスリップしたような不思議な時間。つい口ずさみたくなる「つれて逃げてよ~♪」の歌。他のお客さんがいなければ、大声で合唱しそうな勢いの一行でした。
江戸川の向こう岸は千葉県松戸市。あたりは一面、畑畑、また畑。夕暮れ迫る薄暗い畑の間をゆく我ら7名……後姿に哀愁が漂います。このあたりを舞台にした名作『野菊の墓』にちなんだ「野菊のこみち」という道を歩きましたが、野菊を愛でている余裕はありません。『野菊の墓』文学碑に着いた頃はこんな状態。雨が本格的になる前に矢切駅にたどり着いて、ほっと一息でした。
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コメント
健脚揃いで、意外と早くたどり着けて良かったです。
「素人だと40分かかるよ」と渡しのおじさんに言われていたので
気持ちだけは元気に歩こうと張り切っていたのです。(笑)
山本亭は初めて入ったのですが
防空壕まであって、時代を感じました。
岩崎邸とはまた違った感じで
下町風で良かったです。
投稿: 陶片木 | 2008/11/17 22:31
矢切の渡しは船着き場までは行った事ありますが、乗ったことはないんですよね〜
手作りのお守りは売ってなかったですか?
投稿: みるきい | 2008/11/18 08:25
陶片木さん、みるきいさん、こちらにもコメントありがとう!
>陶片木さん
矢切はひたすら歩いたって感じですよね。最初は畑ばっかりだったけれど、途中から坂道も混じってちょっとハードでしたね。実は私、翌日、ふくらはぎが筋肉痛になりました(^^;)。
防空壕に避難したこともあったんでしょうね。でも、空襲で焼けなくて何より。
>みるきいさん
>手作りのお守りは売ってなかったですか?
売ってましたよ、わらじのお守り。買わないのに悪いと思って遠巻きに眺めただけだったので、どんなものかよく見えませんでした。もっとよく見てくればよかったわ(^^ゞ。
投稿: Tompei | 2008/11/18 11:54
途中の坂道があの辺り最大の古戦場だったようです。
皆さんの健脚ぶりについていくのがやっとだったのは内緒です(^^;
投稿: くっきも | 2008/11/20 23:12
>くっきもさん
>途中の坂道があの辺り最大の古戦場だったようです。
そうなんですか! 私は古戦場の看板を見逃したようです。
実は私、翌日、ふくらはぎが筋肉痛でした。ま、翌日出ただけよしとします(^^;)。
投稿: Tompei | 2008/11/21 08:06
Tompei さん
TBありがとうございました。
柴又いいとこ二度はおいで。
また、いらしてくださいね~。
投稿: 雲母舟 | 2010/11/15 07:09
>雲母舟さん
こんばんは。
わざわざいらしていただき、ありがとうございます。コメントと同時にTBを送ったつもりが送りそこねていました(^^;)。
同じように菊の鉢が置いてありますけど、ちょうど2年前なんですね。早いなぁ。
投稿: Tompei | 2010/11/15 22:57