第13回お江戸オフ《音羽・関口・護国寺》その1
小雪も舞った寒い土曜日、2009年最初のお江戸オフがありました。今回は文京区の音羽・関口地区から護国寺、鬼子母神を通って池袋に抜けるコース。思いのほか坂道が多いハードな行程でしたが、寒さにめげずよく歩きました(のべ17344歩)。いや、寒い季節だからこそ歩けたのかも……。そして、寒いからこそ、散策後のふぐが美味しかった!
有楽町線「江戸川橋」駅13時集合→今宮神社→<八幡坂:道を間違えた>→鳩山会館→<鳥尾坂>→椿山荘(庭園散策・お茶)→関口芭蕉庵→<胸突坂>→永青文庫→<鉄砲坂>→護国寺→(雑司が谷霊園)→鬼子母神→池袋「とらふぐ亭」
まずは鳩山会館(音羽御殿)。衆議院議員の鳩山由紀夫・邦夫兄弟のおじいさん鳩山一郎・元総理の私邸です。大正13年に建設された洋館が幾度かの改造、修復を経て、一般公開されています。大広間の貸し出しや撮影にも応じているそうで、床もガラスもぴかぴかに磨き上げられ、手入れが行き届いた美しい空間でした。2階には一郎氏、妻・薫さん、長男・威一郎氏(元外務大臣)の資料や蔵書を展示した資料室もあります。外壁には鳩やふくろうのレリーフ、階段ホールには鳩が飛び交う五重塔のステンドグラスが飾られていて、鳩山家の誇りを感じました。
次に訪れた椿山荘は、陸軍元帥から総理大臣になった山縣有朋邸跡。この辺りは歴代総理が住むような土地柄なのでしょうか。そういえば、元総理の田中邸(目白御殿)もこの近くですね。ちょっと足を延ばして門の前まで行ってみればよかった。
椿山荘は江戸時代末期、上総久留里藩黒田氏の下屋敷。明治11年、山縣有朋が買い取って本邸「椿山荘」を建設した後、大正7年に大阪の藤田財閥(現・藤田観光)に譲渡して現在に至っています。庭園にある三重塔は、藤田財閥が広島の山寺から移築復元したもので(推定・室町末期作)、都内有数の古い塔です。
というわけで、世が世なら下々の庶民には無縁の場所ですが、現在はジーンズにウォーキングシューズの軽装でもお断りされることなく(多少気後れしつつ)ティータイムを楽しみました。坂道を上下して消費したHPを完全回復(笑)。
(続く)
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コメント
Tompeiさん、土曜日はお世話になりました。
やっぱりここに来ると、いろいろ蘊蓄がうかがえますね。
お勉強になります、、ありがとうございます。
ほんと、調べてから回ればいいものを、と後悔ばかりしています。
投稿: hicha | 2009/01/26 15:44
完璧レポ、お疲れ様です。
私も書くのに調べて・・・
いっそのことこれからは先に記事を書いておこうかしら?と思っちゃいます^^;
でも、記事にしなかったら忘れてしまうから
こうして記録に残すというのはいいですよね^^
投稿: ぶんぶん | 2009/01/26 18:55
Tompeiさん、お世話になりました♪
いつも完璧レポ、勉強させていただいてます。
>ジーンズにウォーキングシューズの軽装でもお
あはは、それは私、
で、とうの本人何も感じず
コーヒータイムしておりました(^^;
投稿: TOKIKO | 2009/01/26 20:15
椿山荘の名前しか知らず、
その歴史をtompeiさんの記事で初めて知ったくらい
予習もなく、食い意地だけで参加しておりました!
ヾ(_ _。)ハンセイ…
鳩山亭にしても、椿山荘にしても
以前いった岩崎庭園にしても
手入れが行き届いていて持ち主の生前通りなのでしょうね。
磨かれた床や、美しいステンドグラスに
ここの嫁は絶対にできないと
あり得ない妄想に浸っておりました。(爆)
投稿: 陶片木 | 2009/01/26 20:40
かゆいところに手が届く記事、ありがとうございます。
みなさんの切り口というか傾向がわかってきて、記事の棲み分けが出来ている気が・・。って私の場合、手抜きのコネタのみの記事ですが
したがって、他所で復習させていただいてます^^;;
投稿: 桜桃 | 2009/01/27 00:06
hichaさん、ぶんぶんさん、TOKIKOさん、陶片木さん、桜桃さん、こんにちは。
土曜日はありがとうございました。今回も楽しかったですね!
>hichaさん
知りたがり&教えたがりだけど、興味はすぐ次に移ってどんどん忘れちゃう(^^;)。面倒でもこうして記事に残しておけば、また読むこともあろうかと……。事前にもざっと調べるけれど、全然頭に入らないんです。
>ぶんぶんさん
やっぱり実際に行ってみないと、気持ちが盛り上がらないのよね(^^ゞ。でも、事前に「ここは見逃すな」というポイントを書いておくのはいいアイデアかも。試しに今度やってみようか……ま、気が向いたらね。
>TOKIKOさん
私も某ユニクロのスキニーだもん(^^;)。ついでにヒートテック上下を着こんでおりました。TOKIKOさんは何を着ていても、おしゃれのオーラを放っていて素敵です!
>陶片木さん
実は私も、「山県有朋って誰だっけ?」状態だったのです(^^;)。日本史の授業って、現代史はさっと流しちゃうから、ほとんど理解も記憶もできてません。
>ここの嫁は絶対にできないと
>あり得ない妄想に浸っておりました。(爆)
(爆) そんな妄想に浸っていた陶片木さんが好きよ(^^)。あそこの嫁は家事はあんまりしなくてよさそうだけど、高い教養や文化的素養が求められるわよね。私はせいぜいメイドかな。
>桜桃さん
そう、みんなが同じような記事を書いてもつまらないわよね。それぞれの個性も面白いし、みんなの記事が補い合って、いい記録になっているように思います。
今回の桜桃さんのヒット、「スケジュール先約あり」事件(?)も書いて欲しかったなぁ(^^)。
投稿: Tompei | 2009/01/27 10:04