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2009/08/28

浮世絵展と駒形どぜうオフ(その2)

こちらの続き)

 いよいよ本日のメインイベント「駒形どぜう」です。お江戸歩きの会だというのに、タクシーで乗り付けました。暑いしお腹は減っているしね。

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 「駒形どぜう」は創業200年を迎えた江戸の老舗。1801年の開業当時からずっと今の場所で営業しています。「どぜう」は正式な旧仮名遣いではなく、最初は「どぢやう」と書いていたのを開業5年目に火事に遭った後、縁起のよい奇数文字の「どぜう」と書き換えたそうです。

200908271315000 このお店、私は20年ぶりくらいでしたが、正直言って前回の印象は「あまり美味しいものではないけれど、話の種に面白い」というようなものでした。が、私も大人になって(笑)どぜう鍋の味がわかるようになったらしく、とても美味しくいただきました。ささがきごぼうとねぎを足しながらいただくどぜう鍋、最高です! ほかにも、柳川、どぜう蒲焼、どぜう入り卵焼き、くじら竜田揚げなど、あれこれ注文。昼間なのでアルコール抜き(4人でビール1本)なのが淋しいけれど、それでも妙に楽しい宴でした。

 私はこれだけしか写真がないので、もっとたくさん写真をご覧になりたい方はお仲間のブログへどうぞ!(こちらとかこちらとか)

 食事の後は浅草寺へ。その途中、6年前に完成した真新しい駒形堂に立ち寄りました。1400年近く前、浅草寺のご本尊の観音様が隅田川から上陸したと言われる場所に立つお堂です。広重の江戸百景にも取り上げられています。タイトルの「駒形堂吾嬬橋」の吾嬬橋は吾妻橋の別字。絵の左下に駒形堂の屋根があり、その上あたりに橋が見えます。ちなみに、駒形堂近くの駒形橋は昭和2年に架けられた新しい橋で、駒形堂に因んで命名されました。

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 浅草寺は夏休みのせいか、平日にもかかわらず結構な人出でした。本堂は来年11月末まで大営繕中でこんな姿になっていました。来年の年末にはぜひお参りに行かなくては!

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 このオフの記事は「お江戸オフ記録帳」にまとめてあります。

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浮世絵展と駒形どぜうオフ(その1)

 昨日はお江戸ミニオフで、江戸東京博物館で開催中の「写楽 幻の肉筆画」を鑑賞し、「駒形どぜう」で昼食をとり、観音様にお参りしてきました。実家に寄ったのはその帰り道です。

 今回の浮世絵展も例のごとく海外からの里帰り展で、ギリシャのコルフ島にある国立コルフ・アジア美術館所蔵の浮世絵、絵画およそ120点が日本初公開されています。19世紀末から20世紀初頭にかけて、ギリシャ大使のマノス氏が赴任先のヨーロッパの各地で買い集めた1万点以上のアジア美術品の一部で、マノス氏は浮世絵だけで1600点も購入したというから驚きます。

 目玉は東洲斎写楽の肉筆画扇面。昨年7月に発見、確認されました。「仮名手本忠臣蔵」の二段目が描かれているため、江戸博ではその映像が日に数回上映されています。実は、観たけれどよくわからず(汗)。この肉筆画は写楽が浮世絵の活動を終えてから描いたものだそうです。

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 写楽の肉筆画はもちろん素晴しいけれど、私が気に入ったのは喜多川歌麿の「歌撰恋之部 深く忍恋」。歌麿の代表作の1つです。キセルを手にしてうつむき加減の女性の表情がいいでしょう? 背景は紅雲母刷りでピンク色にキラキラして綺麗です。5枚揃の1つでほかに「物思恋」「夜毎逢う恋」「稀に逢う恋」「あらはるる恋」があるそうな。気になるのでボストン美術館のサイトからお借りしてきました(左から順)。やっぱり深く忍ぶ姿が一番よいわ。

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 もう1つ印象に残っているのは同じく歌麿の「風流六玉川」。古来より歌に詠まれた全国6つの玉川の流れと女性たちを描いた作品です。6枚そろったのは世界初とか。川の流れがつながっている構図が面白く、女性たちの着物の色彩が鮮やかで美しい。地元である調布の玉川の絵(左から3枚目)は興味深く、杵と臼で布を打って晒す女性の姿がいかにも「調布」らしい気がします。

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 その他、両国の花火、吉原、中村座の楽屋などを細かく描いた浮世絵もじっくり眺めて楽しみました。茨木と綱の絵とか、大坂新地の太夫の男装姿とか、ミーハー心を刺激する作品もあって一層盛り上がりました。

 マノスさんのおかげで保存状態のよい浮世絵を多数見られてありがたいことです。未知の浮世絵がまだ世界のどこかで眠っているかもしれませんね。

続く

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2009/08/27

東京スカイツリー 2009.08.27

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 ひさびさに実家に行ったら、スカイツリーがこんなに高くなっていました。すでに100メートルを超えています(8月7日達成)。馴染みの町に別次元のような建物が現れ、とても不思議な感覚です。まるで映画「3丁目の夕日」の中の町みたい。実家にいたら、タワーの成長を毎日見られたのに……ちょっと残念。

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 写真左は実家の近くから見たタワー。最初の写真の反対側になります。右は浅草の交差点から見たもの。墨田区役所(左のビル)とアサヒビールの谷間の奥にタワーが見え始めています。

 200メートルを超えたら、また写真を撮ってきたいと思います。

Img_color_03追記:完成図を貼っておきます。
      完成時の高さ:約610m→634mに正式決定(10/16発表)
      第1展望台:350m
      第2展望台:450m
      竣工予定:2011年12月

関連記事:
東京スカイツリー 2009.11.20  200m超え

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2009/08/25

博多遠征(その3)

こちらの続き)

 博多2日目。この日福岡入りする友人と早めのランチの約束があり、その時間まで少し歩くことにしました。地下鉄の大濠公園駅から福岡城跡を回って、隣りの赤坂駅まで歩くコース。がしかし、大濠公園駅の地上に出たら日差しが強烈で照り返しもひどく、すぐに後悔。まだ10時前なのに、九州の日差しは侮れません。ま、引き返すのも癪なので前に進むことにしましたが……。大濠公園も福岡城跡がある鶴舞公園も閑散としていて、蝉しぐれだけが賑やかでした。

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 福岡城(通称、鶴舞城)は筑前福岡初代藩主・黒田長政が慶長年間に築いた城。幕府への遠慮から、天守は造られなかったか、あるいは、造られたがまもなく取り壊されたか、二説あるそうです。江戸城の天主台に比べるとかなり小規模ですが(下の写真右)、それでも気を遣ったわけですね。

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 上の写真左は多聞櫓。江戸時代の建物がそのまま残っているものの一つ。右は名島門。江戸時代以前、秀吉から筑前を与えられた小早川隆景の居城、名島城の門を福岡城築城時に再利用したもの。

 鴻臚館跡展示館というのも気になりましたが、見学する気力も時間もなく、お洒落なけやき通りを経由して赤坂駅に向かいました。とにかく暑かった!

 ランチは有名な料亭「稚加榮」の和定食、1260円也。500食限定で毎日混みあうそうなので11時の開店と同時に入店しました。東京で食べたら倍はしそうな豪華ランチにびっくり! 歩いて汗をかいてお腹が空いているのに、それでも全部は食べ切れませんでした。「稚加榮」と言えば、明太子で有名ですが、そのお話は次の記事で。

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 そして、再び博多座で観劇。東京の友人のほか、福岡の友人母娘も同じ回を観たので、終演後は4人でお茶しました。博多座のお隣りのリバレイン5階の「カフェボーヴェルジェ」にて。ホテルオークラ経営のコーヒーショップで美味しいケーキをいただきました。博多座、リバレイン周辺は高級感が漂っていて落ち着く空間です。

 福岡の友人いわく、「博多座ができていつ来るかと待っていたけれど、10年経ってようやく来てくれて嬉しい!」。あはは、喜んでいただけて何より。まさかの博多座遠征……実現できて本当によかった! 短い滞在時間でしたが、心もお腹も大満足の充実した2日間でした。

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2009/08/21

博多遠征(その2)

こちらの続き)

 福岡は17年ぶり2度目。前回は海の中道と博多に1泊ずつして、大宰府にも足を延ばしました。今回は観劇がメインの上、真夏で暑いので、観光は最小限。それでも、お江戸オフで街歩きに慣れたせいか、炎天下にもめげず結構歩きました。

 1日目の18日は全て単独行動。少々緊張しつつも、誰に気兼ねをすることなく開放感でのびのび。こういうのはひさびさだけど、何だかいいものです。中洲のホテルにチェックインした後、夜の部開演までの3時間あまり、近くをぶらぶらしてみました。

 まずは櫛田神社。博多祇園山笠が行なわれる博多の総鎮守です。天平年間に歴史をさかのぼる古いお宮で、現在の社殿は豊臣秀吉が造営したもの。

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 境内の大銀杏「櫛田のぎなん」(推定樹齢1000年!)と常設展示の飾り山。山笠とは山車のことで、飾っておく「飾り山」(例外の「走る飾り山」あり)と、担いで駆け回る「舁(か)き山」の二種類あります。お祭りの最終日7/15に行なわれる行事「追い山笠」では、1番山笠から順にスタートしてタイムを競い合います。今なお女人禁制の勇壮な行事。

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Img_1119_2 ついでに、川端商店街に展示されていた8番山笠「走る飾り山」。なんと、「大江山酒呑童子」の山笠! 偶然?







 櫛田神社の中の「博多歴史館」と、道路を隔てた「ふるさと館」にも入館しましたが(有料)、暑くて見学意欲なし。さっさと引き上げて、「中洲ぜんざい」というお店で氷宇治金時を食べました。このお店、絶対行きたかったの。氷を美味しく食べるために歩いたようなものです。あずきは氷の中に隠れています。ふわふわの繊細な氷なのであっという間につぶれました。美味しかった!

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 さらに、商店街から連絡通路を通ってキャナルシティへ。お洒落なスポットでした。ちょうど噴水ショーが始まりました。

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 早めの夕飯は、少し戻って川沿いの「吉塚うなぎ屋」で一番カジュアルな鰻丼を注文。中洲らしい景色を眺めながらいただきました。事前に蒸さない蒲焼は香ばしい。ひつまぶしにしたくなります。

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 そして、いよいよ博多座に向かった次第。博多座はゴージャスな雰囲気で高級感が漂っています。だけど、新橋演舞場や明治座のようなお土産屋さんが多数並んでいて、そのギャップが面白い。空港から地下鉄で10分程、駅に直結していてとても便利。博多座未体験のヅカファンの皆様、ぜひ一度はいらしてみてください!

続く

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博多遠征(その1)

 ちょっくら福岡まで出かけてきました――宝塚を観に(爆)。長いミーハー歴でも最長距離の遠征です。地味に見守ってきたごひいきが思いがけずトップになって、そのお披露目公演が博多座で行なわれているもので……。

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 正味1日半の福岡滞在ながら、2公演観劇に観光少々、現地の友人との再会など充実した時間でした。思いきって行ってよかった! 資金調達のための500円玉貯金に協力してくれた夫に感謝。

(以下、ファンモードなので悪しからず)

 ゆうひさん、堂々たるトップぶりでした。実力的に申し分ないとは言いがたいけれど(汗)、センターにいることに違和感なく、トップとして全然OK。作品にも恵まれて、幸先のよいスタートです。

 『大江山花伝』の茨木童子は当て書きのようにぴったりはまっていて、よくぞこの作品を掘り出してくれたもの。23年前の初演時から大好きな作品だったので、記念すべきお披露目公演でこの作品を観られて嬉しかったです。すみか藤子、みっちゃん綱、アリス胡蝶の好演にも支えられ、初演に勝るとも劣らない仕上がりでした。

 「とけてはかなきうす紫の 夢の狭間にたゆたいて…」何度も繰り返される主題歌の旋律が美しく余韻を誘います。昔の名作は寺田先生の名曲に支えられていたことを改めて実感しました。

 『Apasionado!! Ⅱ』は、実はかなり心配だったのですが、なかなかどうしてよい出来で、ゆうひならではの魅力を発揮していました。オールバックの髪に黒燕尾という宝塚の男役の定番ともいえる姿がひたすらカッコいい! これ、男役の大きなポイントです。すみかちゃんとのデュエットダンスもいい雰囲気。お芝居でもショーでも、すみかちゃんの舞台人としての天性の力が、ゆうひが長年かけて体得した男役芸と相まって、不思議な魅力になっていました。面白いコンビになりそうです。

 2作品の取り合わせもよく、もうこれ以上はないんじゃなかろうかと思ってしまう程。ヘンな新作をやるくらいなら、本公演でもこれが観たい。今回はみっちゃんの歌と安定感、アリスちゃんの華やかさにおおいに助けられましたが、宙組が全員集合する本公演への期待がさらに高まります。ゆうひとらんとむの並びが楽しみ!

 大きな羽根はやっぱりいいですね。トップにはこだわってなかったけれど(無理だと思っていた)、トップの姿を見られて感慨もひとしおです。エリートキャリアの後輩に先を越されても、黙々と自分の仕事をこなしてきたたたき上げの努力が報われたというべきか。ここまでやめずに頑張ってきた甲斐がありましたね。ゆうひさん、トップ就任、本当におめでとう!

続く

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2009/08/08

竹葉亭の鰻丼

200908071334000 昨日は母と銀座で映画を見て、ランチを食べて、買い物をしてきました。ランチは銀座デートにふさわしい「竹葉亭」銀座店の鰻丼。ミシュラン☆(本店ですが)の銀座の老舗に寄せる期待に違わぬ……ほどではないけれど、甘さ控えめのあっさりしたタレは私好み。2階のお座敷で銀座の通りを眺めながら美味しくいただきました。次の機会にはお店の名物、鯛茶漬けや鮪茶漬けも食べてみたい。

 母と会う時はほとんど銀座。銀座は行くたびに変わっていき、よそよそしくとりすました高級ブランド店が続々オープンして、昔から銀座びいきの母と私には居心地が悪くなっていくけれど、それでもやっぱり銀座が好き。母は年寄りなりにまずまず元気で、娘と会うのを楽しみにいそいそと銀座に出てきます。

 その母がヤンクミのファンとは知らなかった(笑)。『ごくせん』が観たいというので付き合いました。水戸黄門みたいなノリだからわかりやすいんでしょうね。危なくなるとヤンクミが出てきて啖呵を切る、そして教訓めいたことを堂々と主張して悪を倒す。それが爽快なんだと思います。イケメンがたくさん出てくるしね。突っ込みどころ満載ですけど……。

 あいかわらず母の奢りでいい年の娘としてはちょっと肩身が狭いけれど、ま、それもひとつの親孝行ということで……。母娘の銀座デート、まだまだ続けられますように。

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いただきました!

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 マイミクのゆれいさんのキリ番ゲットでこんな素敵なものをいただきました! ハワイアンキルトのブックカバーです。

 「ご希望の品を作ります」という嬉しいお言葉に甘えて、図々しくもリクエストしちゃいました。「ハワイアンキルトのブックカバー、汚れが目立たない濃いめの色でお願い!」 思ったとおりのものを作ってくださって感謝感激です。どうもありがとうございました。

 縫い目がミシン目のように細かくてびっくり! 雑巾の目のような私のキルトとは大違いです。折り返しの部分にも別の色のアップリケがあって、とてもお洒落。光線の加減か色目が違って写っていますが、右のほうが実際の色に近いです。どうぞ拡大してご覧ください。右の写真の後方のブックカバーもゆれいさん作。実はすでに2ついただき、愛用しているのでした。重ね重ね、ありがとう!

 mixiはこのブログ連動でマイミクさんのところにお邪魔するばかりの私。なのに、こういう時だけいい思いして恐縮です。ゆれいさん、マイミクの皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします。

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2009/08/06

「コバエがホイホイ」vs「コバエ激取れ」

 この季節、もイヤだけど、コバエもイヤ! ほかの季節よりゴミの処理には気を遣っているのに、どこからやって来るのか、はたまた湧いてくるのか、コバエがたかります。1日に1匹見るか見ないかという程度とは言え、気になって仕方ありません。

200908061109000 そこでドラッグストアで山積みされていたコバエ捕獲器を購入してみました。ご丁寧に2種類。最初に買った「激取れ」(写真右)が全然ダメだったので、「ホイホイ」も買ってしまったんですよ。この2つ、形体は違うけれど、酢のニオイでコバエをおびき寄せて捕獲するという点は共通。開封した当初はかなり強烈なニオイが漂い、キッチンがお酢くさくなりました。

 で、かれこれ1ヵ月経過しましたが、捕獲したコバエは「ホイホイ」が2匹、「激取れ」が0匹という結果でした。絶対数が少ないから何とも言えませんが、たいして効果がなかったようです。この間、私が手のひらでたたきつぶしたコバエは10匹は下らない。手のひらの勝利! やっぱり地道に退治するしかないのでしょうか?

コバエがホイホイ
コバエがホイホイ

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コバエ激取れ


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2009/08/03

第16回お江戸オフ《芝・愛宕山》その5 日比谷神社・烏森神社

こちらの続き)

200908010728891n_2 8月1日付けの読売オンラインに「日比谷神社 3度目移転」という記事がありました。「港区新橋の日比谷神社が都道環状2号線(マッカーサー道路)建設を受けて東新橋に移転することになり、31日夜、厳かな雰囲気の中で遷座祭が行われた。」 写真も勝手にお借りしました。

Img_1092 私たちが日比谷神社を訪れたのは偶然にもこの移転の直前だったのです。大規模な工事現場の真ん中にぽつんと残された神社の姿はシュールで不思議な光景でした。江戸城の建設時に日比谷から芝口(今の新橋駅付近)へ移転、昭和初期の線路建設でこの場所に移転、そして今回が3度目。人間の事情で転々とするお稲荷さん、今度は安住できるでしょうか?

 日比谷神社(旧名:日比谷稲荷)は当初、日比谷にあった頃は「旅泊(さば)稲荷」と呼ばれ、旅人の災難除けにご利益があるとされていましたが、芝口に移ってからは「鯖稲荷」と「さば」の字が変わり、虫歯封じのお稲荷さんとして知られるようになりました。鯖を断って祈願すれば虫歯が治り、治ったら鯖を奉納する習わしがあったそうです。

1249280103_b_2 新橋経済新聞のサイトに新社殿の写真があったので、お借りしてきました。移転先は汐留シオサイトの一画です。




 マッカーサー道路にも興味がありますが、先に進みます。新橋西口の呑み屋街をさらに歩き、烏森神社に到着。

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 こちらは参道も呑み屋横丁! ご覧のように鳥居も変形させないと収まらないような狭い一角に社殿があります。が、この烏森神社(旧名:烏森稲荷)は平安時代に歴史をさかのぼる古い神社です。新橋駅に烏森口という出入口がありますが、この神社の名前に由来しています。そもそも、今の新橋駅は烏森駅だったのです。鉄道唱歌の「汽笛一声新橋を」の初代新橋駅は新橋→汐留(貨物専用駅)、二代目新橋駅は烏森(電車専用駅)→新橋と改名しています。

 この日の散策はここまで。暑さと直射日光で体力を消耗し、空腹と喉の渇きでしおれきった私たちを待っていたのは泡泡の生ビール! このビールを美味しく味わうために歩いてきたようなものです。美味しいお食事とビール、そして楽しいおしゃべり……これがあるからオフはやめられません。

 参加の皆様、今回も楽しい時間をありがとうございました! またよろしくお願いしますね。みんなの記事は「お江戸オフ記録帳」にまとめてあります。TBをしつこく送っているんですが、どうしても届かない人がいるの……ごめんなさい。

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2009/08/02

毒素排出鍋

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 夏こそお鍋?! 体にも心にも毒素がたまりきった悪友4人組で毒素排出鍋を食べに出かけました。品川の「10-ZEN(じゅうぜん)」、漢方薬の日本堂が経営する薬膳料理のレストランです。

 血行を促進し、新陳代謝を活発にして体の毒素を排出させるこのお鍋は、生薬28種使用の烏骨鶏ベースの甘辛スープ。見るからに効きそうな感じでしょう? 「気血水のバランスを整える元気野菜」の中には、紫芋、紫大根、山芋、蓮根など、お鍋の具材としては珍しい野菜もありました。メインは豚肉、鶏肉、季節の魚(はも)をチョイス。

 お味はなんと表現したらいいか……生薬っぽいけれどイヤな感じじゃなくて、後を引いてクセになる味。辛スープはそれほど辛くなく、後から体がじんわり熱くなります。甘スープはあっさり塩味。それぞれ別に味わってもいいし、適当に混ぜてもいいし、食べ方は好き好きらしい。仕上げは蓮根を練りこんだ麺……これがまた美味しかった。ミニサイズのデザートもついていて大満足。やや少食のこのメンバー、3人前でちょうどよい分量でした。

200908011931000 肝心の毒素排出のほうはお鍋そのものよりおしゃべりのほうが効果が高いかも? ひさびさに集ってしゃべりまくってストレス解消できました。

 そうそう、お冷やの中に墨が入っていたの……思わず写真を撮ってしまいました。

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2009/08/01

第16回お江戸オフ《芝・愛宕山》その4 愛宕神社

こちらの続き)

 増上寺を後にした一行は御成門交差点を左折して、正面から強烈な西日を受けつつ愛宕山を目指しました。

 愛宕山は海抜26mと今なら7、8階建てのビルの高さながら、台地の端にあって海側が開けているので、江戸時代は見晴らしがよいことで有名でした。幕末には勝海舟と西郷隆盛が無血開城を決めた会談の前にこの山に上って江戸の町を眺め、「戦火で焼失させてしまうのはしのびない」と言い合ったという伝説もあります。

Img_1083 けれども現在の愛宕山は、愛宕グリーンヒルズのツインタワー(42階建て、180m)に並ばれて、ちっとも存在感がありません。ご親切にこんなエレベーターまで設置されていて、わけがわからず乗り込む私たち。気がついたら愛宕山に上がり、横道から愛宕神社に到着……ああ、不本意! 出世の石段を登るつもりだったのに、何故?! しばし呆然と階段を見下ろす一行でありました。

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 出世の石段は講談「寛永三馬術」に由来。曲垣平九郎が家光の命でこの石段を馬で昇り降りして山上の梅を献上したというお話です。この話はフィクションのようですが、馬で昇り降りした人は実際にいるそうなのでびっくりします。

 馬じゃなくても降りるのは怖い。足元不安の私は手すりにつかまりながら恐々降りました。が、なんと、再び石段を登っていく人4名。あっという間に出世の石段(男坂)を登り女坂から降りてきました。素晴しい! 私は階段下で一休み……出世できそうにありません。でも、山上の田崎真也さんのお店「Tてぃ」にはいつか行ってみたいと思うのでした。

 この愛宕山もたくさんの浮世絵に残されています。広重の江戸百景の「芝愛宕山」(左)は構図が面白い。石段上の鳥居の一部が描かれ、遠景に江戸湾が見えます。毎年1月3日に行なわれた地主神・毘沙門天を祭る行事の絵。この毘沙門天の使いを山の下から描いた広重の絵もあるので貼っておきます。「江戸自慢三十六興愛宕山麓毘沙門ノ使」。

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 似たような角度から撮った古写真を発見。遠くに海が見えるような見えないような。石段は変わっていませんね。

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(古写真:長崎大学附属図書館所蔵))

続く

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