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2009/10/31

ハワイ旅行2009(5)ハワイ島大巡礼①

 ハワイの話はまだまだ続きます。

 ハワイ島で丸一日使える3日のうち、2日はゴルフとプールで過ごすとして、残りの1日はどうするか? キラウエアやマウナケア山頂のツアーはもう経験済みなので、今回はレンタカーを借りてのんびりドライブでもしようか? そんなふうに考えながら、旅行前にネットをさまよっていたら、ポハク西田さんが主催する「ハワイ島大巡礼 パワースポット・アドベンチャー」なるツアーを発見。あまりに評判がよいので、興味津々で参加を決めました。

Tour

 12時間以上かけて600キロを走るツアーと聞いて、ちょっと不安もありましたが、西田さんの楽しいおしゃべりと豊かな知識や情報、何よりも温かいホスピタリティーのおかげで、心に残る楽しい1日を過ごすことができました。西田さんと同行の皆さんに感謝! ハワイ島がますます好きになり、もっといろいろ知りたくなりました。もちろん、パワーをいっぱいもらってきました!

 西田さんはこの強行軍のツアーを週に5日実施しています。たった一人で。600キロを走りながら、ヘッドマイクでしゃべり続けます――ハワイの歴史や自然の話、自分のことや人生哲学、参加者いじりや駄洒落。連日パワースポットを回っているから、こんなにパワーがあるのでしょうか? 

 600キロという距離はハワイ島1周+寄り道分。ハワイ島は四国の半分強のかなり大きな島なのです(だから、愛称はビッグアイランド)。ワイキキのあるオアフ島の5倍以上の広さ。例えば、コハラコーストのリゾートホテルからキラウエア火山に行くのは、都内から浜名湖あたりまでの距離に相当します。

 前置きはこのくらいにして、順を追ってツアーをご紹介しましょう。あ、これからこのツアーに参加される方は読まないほうが楽しめますので、ご注意の程!

ポロロ渓谷

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 最初の下車ポイントです。コハラコーストはこの日も晴天でしたが、ハイウェイを北上し島の反対側に出たら、土砂降りのシャワーに遭いました。ハワイ島には、地球上に存在する15の気候帯のうち、10の気候帯があるそうで、天候は場所によってまったく違います。短い止み間に車を降りて撮ったのがこの写真。乾燥したコハラコーストとはうってかわって、熱帯雨林の緑豊かな渓谷でした。

元祖カメハメハ大王像

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 カメハメハ大王像と言えば、ホノルルの最高裁判所前のもの(写真右)が有名ですが、こちらがオリジナルです。そのいきさつはこんな話――19世紀末、パリで鋳造されたこの像はハワイへの輸送中に船と共に沈没してしまいました。急遽2体目が造られてホノルルに設置されましたが、その後、沈没船が引き上げられ、大王像も発見されます。そこで、このオリジナル像はカメハメハが生まれたカパアウに建てられたのです。
 ところで、カメハメハ大王って何者? ハワイ諸島を統一して、1810年にハワイ王国を建国した(建国宣言は1795年)初代国王です。ハワイ王国はその後、1893年に革命で共和制になり、1898年にアメリカに併合されて消滅しました。
 大王像の前のショップでアイスクリームを食べながら雨宿りをしましたが、雨はなかなかやみません。結局、この日は降ったり止んだり、雨の中のツアーになりました。

テックス・ドライブイン

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 今年の春公開された『ホノカアボーイ』という映画の舞台になった町ホノカアにあるテックス・ドライブイン(Tex Drive Inn)で休憩。この映画、観てみなくては!
 このお店の名物は「マラサダ」という揚げパン。ここのはハワイでナンバーワンの美味しさとか。評判どおり、とても美味しかった! ドーナツよりあっさりしていて、2つ、3つ食べられそうでした。このお店じゃないけれど、マラサダはすでに日本に上陸しているそうです――横浜みなとみらいの「レナーズ」というお店。

続く

(1)
(2)ハプナビーチプリンスホテル
(3)ゴルフ
(4)コーヒー農園ツアー
(5)ハワイ島大巡礼①
(6)ハワイ島大巡礼②
(7)ハワイ島大巡礼③
(8)ダイヤモンドヘッド登山
(9)ワイキキのグルメ
(10)まとめ


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2009/10/30

「THE ハプスブルク」(国立新美術館)

 アロハ気分が抜けきらぬまま、「THE ハプスブルク」展に行ってきました。新聞屋さんからいただいた招待券の期限が今月いっぱいと気づいたので、重い腰を上げて……。

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 行ってよかった! エリザベートの肖像画の前に立って、ぞくぞくする程感動しました。はい、やっぱりこれですよ(笑)。レプリカはよく目にしますが、本物の迫力は全然違います。等身大以上の大きな絵で圧倒されるし、抜けるように白い肌の体温やドレスの生地の風合いまで伝わってきます。今にも絵から抜け出て「私だけに」を歌いそう(爆)。

 夫のフランツ・ヨーゼフ1世の肖像画は2枚ありましたが、年を取ってからのこちらのほうが気に入りました。「夜のボート」の感じでしょ? ミュージカル『エリザベート』をご存じない方には意味不明の文章でごめんなさいね。ご覧になった方は、東宝版のルキーニ役の高嶋さんの音声ガイドを聞きながら鑑賞することをお勧めします。

 もちろんそれだけではありません。ハプスブルク家が収集した巨匠たちの絵画の数々は素晴しいものばかり。工芸品や武具も展示され、ハプスブルクの栄華をしのぶことができます。12月14日まで開催しているので、興味のある方はぜひ!

 個人的に興味深かったのは、明治初期に明治天皇がフランツ・ヨーゼフに贈った画帖2帖(日本画と肉筆浮世絵)。140年ぶりの里帰りだそうです。そもそも、フランツ・ヨーゼフ、エリザベート夫妻がこの時代の人ということさえ把握していなかったので、新鮮な驚きでした。画帖は二人の目に触れたのかしら? としたら、どんな風に感じたかしら? 興味はつきません。

Photo_4 展示の最後に何故か、このチラシが……。うわ~、れおんくん、素敵じゃないの! 楽しみだわ~。ハプスブルクつながりの便乗作戦にまんまと乗ってしまう私でした(爆)。

(おまけ)
200910291516000 東京ミッドタウンの「京はやしや」の白あんみつ。美味しかった!

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2009/10/29

またいただきました!

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 マイミクのみるきいさんから宅配便が届きました。キリ番ゲットのプレゼント――猫好きのみるきいさんらしく可愛いcat柄の膝掛けと新潟銘菓「万代太鼓」。どうもありがとうございます。ひたすら恐縮しています。

 東京はこのところ急に冷え込んできたので、タイムリーなプレゼント! この秋冬はこれであったかく過ごします。お菓子はさっそくごちそうになりました。バームクーヘンのような生地の真ん中に生クリームが入っていて、とても美味しいです。

 「新潟」という字を見て、「みるきいさん、引越したんだなぁ」と実感しました。ちょっと遠くなったけれど、だからこそ余計、次はいつどこで会えるか、楽しみにしています。ぜひ東京に遊びにいらしてね。

 8月に続いてのキリ番ゲット、一人でいい思いして、お仲間の皆さん、ごめんなさいね。みるきいさん、皆さん、これからも末永くよろしくお願いいたします。

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ハワイ旅行2009(4)コーヒー農園ツアー

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 ドトール直営のコーヒー農園「マウカ・メドウズ(Mauka Medows)」です。昨年訪ねた友人から「すごくきれいな所」と聞いていたので、ハワイ島に到着した日、コンパクトなオプショナルツアーに参加しました。

 ハワイ島のコナ地区は世界屈指の高品質のコーヒー産地ですが、ドトールはここに東京ドーム16個分の広大なコーヒー農園を持っています。その一部はフラワーガーデンやフルーツガーデンとして整備され、トロピカルフラワーが咲き乱れる美しい庭園になっています。眼下に青い海が広がる景観は素晴しく、「ハワイにやって来た」という実感が湧いてきました。

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 写真はコーヒーの実、ハイビスカス、野生の七面鳥。もっとゆっくり散策して、いろいろな植物の写真を撮りたかったなぁ。マンゴの木を見て、サンシャイン牧場のマンゴの木に思いをはせた私(爆)。

 実はここ、あの沢尻エリカが結婚披露パーティをした場所なんですよ。ここで永遠の愛を誓いたいと思う気持ち、わかるわ(笑)。二人はコーヒーの記念植樹もしたようですね。以前は一般客の記念植樹も受け付けていたので、名札の付いたコーヒーの木が並んでいる一画がありました。

 コーヒー農園を出た後、その麓にある街カイルア・コナの「ババ・ガンプ(Bubba Gump)」というシーフードレストランでランチ。海辺にあるアメリカらしいお店ですが、このお店、日本にも進出しているらしい(こちらのサイト)。安いツアーのお決まりメニューだったため、名物のシュリンプを食べられなかったので、今度行ってみたいと思います。

 カイルア・コナはホテルやショップ、レストランが立ち並ぶ昔ながらの観光地といった趣き。このあたりのホテルに滞在して過ごすのも、コハラコーストのリゾート地とは別の楽しさがありそうです。少しぶらぶらした後、集合してホテルまで送ってもらいました。

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(1)
(2)ハプナビーチプリンスホテル
(3)ゴルフ
(4)コーヒー農園ツアー
(5)ハワイ島大巡礼①
(6)ハワイ島大巡礼②
(7)ハワイ島大巡礼③
(8)ダイヤモンドヘッド登山
(9)ワイキキのグルメ
(10)まとめ


追記(2010年2月16日):
 先日、ららぽーと豊洲の「ババ・ガンプ」に行ってきました。これが名物「シュリンパーズ・ネット・キャッチ」。ガーリック風味とケイジャン風味と半々にしてもらいました。ビールのおつまみに最適! 店内はアメリカっぽく、レインボーブリッジが見えるロケーションもよく、雰囲気満点でした。
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2009/10/28

ハワイ旅行2009(3)ゴルフ

 ハプナプリンスを選んだのはゴルフ事情もありまして……。名門コースと言われるマウナケアゴルフコースでプレーしてみたかったのです(下手っぴのくせに言うことだけは一人前)。プリンスに宿泊すると、同じリゾート内のハプナコースとマウナケアコースはゲスト料金でプレーできるんです。前々回はワイコロア、前回はマウナラニをまわったので、今回はマウナケアと思ったわけ。

 ハワイではキャディーなしのセルフで18ホールスループレー。もちろんツーサムOK。空いているので1ラウンド3~4時間で回れます。1日2ラウンドも可能。ゴルフ三昧なら、4泊で6~7ラウンドはできます。私はそこまで入れ込んでいないので、ハプナとマウナケアで1ラウンドずつしてきました。

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    ハプナコース

 青い海と空、荒涼とした溶岩台地、緑の芝生のコントラストがハワイ島らしくて最高に気持ちいい! ワイコロアやマウラナニのコースはもっと海に近くて平坦で美しい印象でしたが、ここの2コースはコハラ山の斜面を利用しているので雄大な景観が楽しめます。そこにナイスショットのボールが飛んでいく時の快感ったら!!! それがあるから(たまーに、だけど)やめられません(笑)。ボールを4~5個なくしましたが、何か?(爆)

 チャンピオンコースのマウナケアコースは海越えのホールあり、多数のバンカーあり、変化に富んでいて難しく、中上級者にとっては面白いコースと言えそうです。が、プレーフィーはハプナコースの倍以上。節約のため、料金が2/3になる午後からラウンドした次第です。ちなみに、両コースとも日本のプリンスホテルのサイトから事前に予約を入れておきました(もちろん日本語で)。

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    マウナケアコース

 そうそう、我々はマイクラブを遥々持参しました。ゴルフ三昧ならともかく2ラウンドのためにわざわざ持って行くのはどうかと思いましたが、これまた節約の意味もありまして。使い古した傷だらけのゼクシオもハワイ島に行かれて喜んでいることでしょう(?)。帰りのホノルル空港ではパパイヤ2箱が加わって危うく超過料金を取られそうになりましたが、何とか無事通過しました。

 ゴルフの楽しみを知って、ハワイ好きに拍車がかかりました。「またハワイでゴルフをしたい!」、これが夫婦共通の思い。次の海外旅行の機会にもやっぱりハワイを選んでしまいそうな気がします。


(1)
(2)ハプナビーチプリンスホテル
(3)ゴルフ
(4)コーヒー農園ツアー
(5)ハワイ島大巡礼①
(6)ハワイ島大巡礼②
(7)ハワイ島大巡礼③
(8)ダイヤモンドヘッド登山
(9)ワイキキのグルメ
(10)まとめ

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2009/10/27

ハワイ旅行2009(2)ハプナビーチプリンスホテル

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 今回の旅行はハワイ島4泊+ワイキキ2泊の6泊8日。これだけ日数があるとかなりのんびりできます。過ぎてしまえば、あっという間ですけどね。パックツアーの場合、到着日、移動日、帰国日は無駄に時間が取られてしまうのが難です。

 ホテルは、ハワイ島がハプナビーチプリンスホテル、ワイキキがプリンセス・カイウラニ。ハワイ島滞在のツアーではお安めだったので決めました。どちらも初めてのホテルです。

 ワイキキはどこのホテルに泊まってもホテルライフに大差ありませんが、オアフ以外の島に滞在する場合はホテルの選択は重要です。ハワイ島だったら、カイルアコナの街中のホテルにするか、ワイコロア、マウナラニ、マウナケア(ハプナ)のリゾート地にするか、では全然違ってきます。各リゾートもそれぞれ特徴があるので、予算を考慮しつつ、現地での過ごし方にふさわしいホテルを選ぶべきでしょう。

 ワイコロアはショッピングエリアが充実していて一番便利。ヒルトンは広大な敷地内を船やモノレールで移動するアミューズメントパークのようなホテルなので、家族連れにおすすめです。マウナラニはゴージャスな大人のリゾートを過ごしたい人向き。2つのゴルフコースは海沿いの素晴しいコースでリゾートゴルフを満喫できます。もうひとつのリゾート、フアラライは高級すぎて私には縁がなさそう。

 今回のハプナビーチプリンスは一番遠く、ホテルとゴルフコースしかありません。おまけに、昨年来の不況で宿泊客が減っているらしく、現在、レストランは1ヵ所しか営業していません(マウナケアホテルのレストランもルームチャージで利用可能ですが)。その点は残念でしたが、ハプナビーチを見下ろす景観は雄大で美しく、静かで落ち着いた雰囲気の中でゆったり過ごせました。何もない贅沢、何もしない贅沢という感じかしら。まわりに電灯が少ないためか、夜の星空は絶品! 降るような星空にしばし言葉を失いました。同じリゾート内のマウナケアホテル共々、日本のプリンス系のホテルですが、日本人はそう多くないようです。

 最初の写真はホテル正面。このロビー階が実は8階で、ビーチ側に下りていく構造になっています。部屋もラナイ(バルコニー)も広々、バスタブとは別にシャワーブースがあります。廊下には大きなハワイアンキルトが飾ってありました。

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(1)
(2)ハプナビーチプリンスホテル
(3)ゴルフ
(4)コーヒー農園ツアー
(5)ハワイ島大巡礼①
(6)ハワイ島大巡礼②
(7)ハワイ島大巡礼③
(8)ダイヤモンドヘッド登山
(9)ワイキキのグルメ
(10)まとめ


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2009/10/26

ハワイ旅行2009(1)

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 夫のリフレッシュ休暇を利用してハワイに行ってきました。7年ぶりの海外旅行はやっぱりハワイ――前回と同じくハワイ島です。大学の卒業旅行で初めて出かけて以来、ハワイびいきになり、今回で8回目。ハワイの海も空も自然も空気も植物もみんな好き! ほかの土地を知らないゆえの偏愛かもしれないけれど、それでもいいの(笑)。私にとって、パワーを回復してくれる大切な場所なのです。

 それに、ハワイはゴルフ天国。万年初心者のへっぽこゴルファーも温かく迎えてもらえます。とくにオアフ島以外の島のリゾートゴルフは最高! ここでゴルフをしたいがために、細々とゴルフを続けているような気さえします。

 この休暇は年度始めから決まっていたけれど、新型インフルエンザは流行するは、我が家にもあれこれ起こるは、旅行が実現できるか、ぎりぎりまで心配でした。予定通り出かけることができ、元気に遊んでこられて感謝しています。

 これから何回かにわたって旅行の記録を書くつもりなので、興味のある方はお付き合いくださいませ。自分のための記録だけど、ハワイに行く人の参考になったら嬉しいな。私自身、旅行前にネットの口コミやブログ記事をかなり読んだので、今度は少しでも役に立てれば幸いです。

 最初の写真はハワイ島のハプナビーチ。今回宿泊したホテルの前のビーチで、全米一美しいビーチに選ばれたこともあるそうです。遠景はフアラライ山(2521m)。下の写真は同じくハワイ島のカイルア・コナ。最後は、ホテルから見た夕日。

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(2)ハプナビーチプリンスホテル
(3)ゴルフ
(4)コーヒー農園ツアー
(5)ハワイ島大巡礼①
(6)ハワイ島大巡礼②
(7)ハワイ島大巡礼③
(8)ダイヤモンドヘッド登山
(9)ワイキキのグルメ
(10)まとめ

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2009/10/12

神代植物公園の秋バラ

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 昨日は爽やかな好天だったので、近くの神代植物公園をぶらぶらしてきました。秋のバラが満開で見事です。

 バラ園はデジイチを持った素人カメラマンで大盛況。「バラフェスタ開催中の週末は三脚使用禁止」の看板が出ていました。デジイチ……そそられますねぇ。

 今回は名前もチェックしてきました。人名のついたバラを中心にお届けします。どうぞお楽しみください!

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(左上から順に)
プリンセス・ミチコ、ダイアナ プリンセス・オブ・ウェールズ、ジョン・F・ケネディ
シャルル・ドゴール、ピース、希望

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2009/10/09

第17回お江戸オフ《品川宿 前編》 その4

こちらの続き)

山内容堂の墓(大井公園)
Img_1252 公園というから平坦な広場を想像していたら、大井公園は坂道を上がった先にありました。武蔵野台地が海の近くまで迫っていたんですね。この辺りには土佐藩と越前鯖江藩(その前は仙台藩)の下屋敷がありました。
 土佐藩のお殿様、山内容堂は土佐山と呼ばれたこの下屋敷からの眺望を好み、死後、遺言によってこの場所に埋葬されたそうです。(注意! 容堂のお墓は公園内ではなく、左手奥の専用階段から上がる) 山内容堂は「幕末の四賢候」の一人。反井伊の一橋派で、公武合体を推進し、慶喜に大政奉還を建白したと言われています。
 ところで――幕末の土佐藩と言えば、坂本竜馬。ペリー来航の際、土佐藩は下屋敷から程近い浜川に砲台を築きましたが、竜馬はその警護に参加したようなのです。その縁で京急「立会川」駅前に竜馬の銅像が立っているそうな――砲台跡も銅像も見逃しましたが。(2010年1月訪問時の記事はこちら
 歩いている時は頭が回らず、記事を書きながら初めてつながるモロモロ。すぐにピーンと来る頭が欲しい。

泊船寺
Img_1253 綱吉の時代の住職が松尾芭蕉と親交があり、境内に牛耕庵を建てて芭蕉を招いたと伝えられています。芭蕉の像(非公開)や句碑が残る芭蕉ゆかりのお寺ということで訪ねましたが、門が閉じられていたので写真だけ撮ってきました。が、どうやらこれは裏門で、反対側に正門があるようです。

海晏寺
 鎌倉時代、品川沖に上がった鮫の死体から観音像が出てきて、それを安置したのが始まりと言われています(これが鮫洲の地名の由来という説もあり)。江戸時代には紅葉の名所として知られていました。台地の斜面に墓地が建つかなり広いお寺ですが、昔はさらに広大だったようで、一面に広がる紅葉はさぞかし美しかったことでしょう。浮世絵は広重の「江戸名勝図会 海晏寺」。
 岩倉具視や松平春嶽のお墓がありますが、公開されていないようです。

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海雲寺
 千躰荒神を祀っているので、品川の荒神さんとして知られています。荒神様は火と水を守る台所の神様。お寺のご本尊より荒神様のほうが有名なのは、おおらかな神仏習合の名残りですね。正直者の乞食、平蔵を葬り、供養した平蔵地蔵の移転も受け入れています。

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品川寺(ほんせんじ)
 江戸六地蔵の第一番の大きなお地蔵様が門前で迎えてくれました。霊巌寺、太宗寺に続く六地蔵とのご対面(真性寺はお地蔵様修復中でお留守)。興奮のあまり(?)写真がぶれてしまいました。「洋行帰りの鐘」と呼ばれる梵鐘の写真も撮り損ねているし、後編オフの集合前にまた行ってきます。

(追記と写真追加 2010年1月5日)
 年末のオフの前に再訪しました。ここの梵鐘は慶応3年(1867)のパリ万博に出品され、帰国する途中で行方不明になりましたが、昭和初期にジュネーブの博物館に保管されていることがわかり、その後このお寺に戻ってきたそうです。

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長徳寺
 この日のラストは品川の閻魔様と言われる長徳寺。すでに5時を過ぎていたので、残念ながら閻魔様とは会えずじまいでした。お堂の写真さえ撮っていません。ここも行かなければ!
(追記)ここも再訪しましたが、閻魔堂の扉はやはり閉まっていました。

 この日の品川散策はこれにて終了。ちょうど北品川と南品川の境の目黒川まで歩きました。この続きは年末の後編オフで。体力も気力も使い果たした一行はさらに京急「新馬場」駅まで歩き、品川に出て宴会となりました。江戸時代は海、20年前までは国鉄の貨物ヤードだった品川インターシティでおおいに盛り上がった次第です。折りしもこの夜は中秋の名月でした。
 ご一緒してくださった皆様、たいへんお世話になりました(しつこくTBを送っていますが、どうしても届かない方が半数)。長々と読んでくださった皆様、ありがとうございました。
 参加メンバーの記事は「お江戸オフ記録帳」にまとめてあります。

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2009/10/08

第17回お江戸オフ《品川宿 前編》 その3

こちらの続き)

鈴ヶ森刑場跡・大経寺
 今回、品川を歩くに当たって、とくに行ってみたかったのがこの鈴ヶ森。そのため、こちら側から江戸に向かって歩くことにしました。反対側から歩き始めて夕方薄暗くなってから着いたら、怖そうだから。
 鈴ヶ森は江戸時代の刑場のひとつ。千住(日光街道)の小塚原とともに有名ですが、板橋(中山道)と八王子(甲州街道)にも刑場がありました。江戸の入口に刑場を設置したのは、犯罪に関わりがちな浪人に警告を与える意味があったらしい。
 明治初期に閉鎖されるまで220年間に10万人から20万人の罪人が処刑されたそうです。1年に数十人、1週間に1人以上……合掌。天一坊、八百屋お七もこちらで処刑されました。
 現在は隣接する大経寺の境内になっていて、磔台や火炙台の石(写真左)、首洗いの井戸のほか、多くの供養塔が残っています。写真右の「南無妙法蓮華経」の石碑(ひげ題目)は元禄時代に建てられたもの。

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浜川橋(なみだ橋)
Img_1239 鈴ヶ森から旧東海道を7分程歩くと、立会川を渡る浜川橋に出ます。鈴ヶ森で処刑される罪人は江戸府内から裸馬で護送され、ひそかに見送りにきた親族とこの橋で涙ながらに別れました。そこで、なみだ橋と呼ばれるようになったそうです。

しながわ花海道
Img_1240 旧東海道から外れて勝島運河沿いの散策路に出ました。コスモスがきれいです。ここで途中合流組と落ち合って、総勢8名になりました。運河の向こう側にもマンションや倉庫が立ち並び、海はずっと先です。

鮫洲八幡
 南品川と浜川の間にあった御林(おはやし)猟師町の総鎮守。御林猟師町は、江戸城に魚を納める御菜八か浦の一つでした。鮫洲はこの辺りの俗称。境内には漁業関係者が寄進した灯篭や狛犬が立ち並び、かつての漁師町の賑わいが想像できました。本殿の左手にある弁天池(写真右)には厳島神社や水神社などが祀られています。

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 鮫洲八幡から旧東海道に出ると、旧網元の家があります。網元の家があるということは、昔はここまで海だったということ。鮫洲海岸は海苔の養殖が盛んな漁村で、そのようすは「江戸百景 南品川鮫洲海岸」にも描かれています。海中に立っているのは、海苔養殖のためのヒビ。遠景に見えるのは筑波山。ちなみに、浅草海苔はこの辺で採れた海苔を浅草で加工して売られたものです。

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 ここまで歩いた時点で小休憩。たまたま通りかかったマックに入ったら、ちょうどコーヒー無料タイムでささやかなラッキーに気をよくする一行でした。

続く

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2009/10/07

第17回お江戸オフ《品川宿 前編》 その2

こちらの続き)

 鈴ヶ森から先はいよいよ旧東海道です。その前に品川宿について少々お勉強。(勉強はパスしてへ)

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 これは歌川広重「東海道五拾三次之内」の「品川」。江戸時代、品川宿は東海道の最初の宿駅で、目黒川を境とする北品川宿と南品川宿、北品川の北側に新たに加わった歩行新宿(かちしんじゅく)の3つの宿から成り立っていました。上の絵は、歩行新宿の北の入口(八つ山付近)から品川湊の方角を望んだ絵。品川宿は海沿いの道だったんですね。

 南北2キロ程にわたって旅籠や水茶屋などが立ち並び、江戸四宿(品川、板橋、千住、内藤新宿)の中で最も賑やかな宿場でした。大名や幕府役人が宿泊する本陣は当初、北品川と南品川の両方にありましたが、江戸後期には北品川だけになり、南品川と歩行新宿には脇本陣が置かれました。品川で宿泊せずに食事だけして江戸に入る大名が多くなったためです。

 品川宿には食売女(めしうりおんな=遊女)をおいた食売旅籠が90軒以上あり、それを目当てにやって来る客が多いことも特徴のひとつ。江戸城の北に位置する吉原が「北国(ほっこく)」と呼ばれたのに対し、「南国(みなみ)」と呼ばれた程です。また、海が近く風光明媚な上、桜の御殿山、紅葉の海晏寺などの名所もあるので、江戸から遊びに来る遊山客も絶えませんでした。

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「江戸名所図会」 品川の駅

続く

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2009/10/06

第17回お江戸オフ《品川宿 前編》 その1

 3日(土)は恒例のお江戸オフで品川を歩いてきました。品川周辺は見所満載のため、2回に分けて今回はその前編、鈴ヶ森から旧東海道を上るコースです。旧東海道に出る前に貝塚と歴史館に寄りました。

JR「大森」駅13時集合→①大森貝塚→②鹿島神社→③品川歴史館→④大井の水神→⑤鈴ヶ森刑場跡・大経寺→⑥浜川橋(なみだ橋)→⑦しながわ花海道(勝島運河沿い)→⑧鮫洲八幡→(休憩)→⑨大井公園(山内容堂の墓)→⑩泊船寺(芭蕉ゆかりの寺)→⑪海晏寺 (江戸の紅葉の名所)→⑫海雲寺→⑬品川寺(六地蔵)→⑭長徳寺(品川の閻魔様)→京急「新馬場」駅→品川「かこいや」18時

大森貝塚
 明治10年にアメリカのモース博士(写真右)によって発見され発掘された貝塚。モースは横浜から東京へ向かう汽車の車窓から発見したというからすごい(汽車の遅さもわかるけど)。現在、大田区の大森駅近くに石碑(写真左)、品川区に大森貝塚遺跡公園があります。園内には写真のモース博士像や貝塚のレプリカがあり、貝塚について学べるようになっています。

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鹿嶋神社
Img_1224 歴史館に行く途中に通ったので立ち寄りました。大井の鎮守で、平安時代に常陸の鹿島神宮を勧請したと伝えられています。立派な本殿は昭和初期の建築で、その右奥に江戸時代に建てられた旧本殿が保存されていることを後から知りました。

品川歴史館
Img_1227 品川区立の歴史博物館で、昭和初期に建てられた安田財閥系の安田善助邸跡地を利用して造られました。古墳時代から現代に至るまでの品川の歴史が学べるように、史料や模型が展示されています。とくに、品川宿のコーナーは充実していて、旅籠屋や水茶屋をはじめ様々な店が立ち並ぶ町並みのジオラマを見ながら当時を想像することができました。

<池上通り>
 歴史館、鹿嶋神社、貝塚、大森駅を通る池上通りは今の青物横丁あたりで旧東海道から分かれ、さらに南下して池上本門寺につながっています。江戸時代、本門寺へのお参りはこの道を通ったんですね。

大井の水神
Img_1232 鈴ヶ森に行く途中、偶然通りかかりました。マンション群の手前の狭いスペースです。かつてこの場所には地下水が湧き、飲料水や農業用水として利用されており、江戸時代に水神(九頭龍権現)が祀られました。雨乞いをしたり、歯痛止めのご利益もあったらしい。昭和50年頃まで湧き水があったそうですが、残念ながら現在は水道です。

 予定外の鹿島神社や大井の水神にも寄ったため、鈴ヶ森に着いたのは2時半頃になり、途中合流のメンバーにご迷惑をおかけしました。時おり小雨が舞うお天気でしたが、何故かどこに行っても蚊が多くて参りました。蚊に好かれる体質ゆえ、虫除けスプレーをたびたび使いましたが、それでもぶんぶん寄ってくる蚊蚊蚊。蚊がいなければ、もっと落ち着いて見学できたに違いありません。

続く

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2009/10/05

『新参者』(東野圭吾)

新参者
新参者

 またJCBのポイントで東野圭吾の新刊をゲットして、昨日1日で読み終えました。忘れないうちに感想を書いておきます。

 お見事! 読み終わって、思わず呟きました。9つの短編が1つの長編ミステリーとして集約し完結する手法が鮮やかに決まっています。事件そのものには目新しさはなく、どんでん返しもないけれど、「さすが、東野圭吾!」と感服しました。私は連作短編より長編のほうが集中できて好きですが、この小説の魅力は連作短編集であればこそと思います。

 タイトルの新参者とは、日本橋署に着任したばかりの加賀恭一郎刑事であり、小伝馬町に引っ越してきたばかりの被害者、三井峯子であり。この小説の主役はやはり、殺人事件の舞台となる人形町界隈でしょう。事件をめぐる人々が関わり合う人形町の商店が次々に出てきて、様々な家族模様が繰り広げられます。下町の人情と家族の絆をテーマにしたヒューマンミステリー……その点では宮部みゆきの小説に通じるものがあります。

 嬉しいことに、私は人形町の「古参」なので、余計にこの小説を楽しめました。かつて通勤していたので、人形町や小伝馬町には馴染みがあります。街の雰囲気や位置関係はもちろん、人形焼の重盛や板倉屋、刃物のうぶけや、卵焼きの鳥近、喫茶の快生軒、2つの三菱UFJ銀行など、モデルになったお店が浮かんでくるのは幸せな読者と言えそう。その他のお店も具体的にイメージしながら読みました。たい焼きの柳屋が出てこなくて残念!

 もし映画化するとしたら、ロケを中心にして、人形町をアピールして欲しいな。加賀は竹野内豊なんかどうかしら?(10/6自己レス:竹野内豊は東野さん原作の映画『さまよう刃』に出演しているのね)

写真追加(2010年1月7日)
 日本橋七福神めぐりで人形町界隈を歩いたので、小説の中に出てくるお店のモデルになったお店の写真を撮ってきました。
左:刃物専門店「きさみや」のモデル→「うぶけや」
右:創業大正8年の喫茶店→「快生軒」

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追記(2010年2月10日):
 4月からのTBS日曜劇場でドラマ化されるそうです。加賀は阿部寛さん! ちょっとイメージとは違いますが、大好きな俳優さんなので、とっても楽しみです。

ドラマ『新参者』 (2010年4月19日)


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2009/10/02

江戸百景めぐり<押上界隈> (その2)

こちらの続き)

 江戸百景3枚目は「柳しま」。柳島妙見堂(法性寺)の絵です。妙見大菩薩が祀ってある妙見堂と、隣りの会席茶屋「橋本」、そこにやって来る屋根舟が描かれ、江戸らしい風情ですよね。『鬼平犯科帳』の最初の話に登場するし、どんな所か期待していました。

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 がしかし、なんとマンションが建っていて、その1、2階が妙見堂がなっていました。建物の中に入っていけない雰囲気なので、門の近くをうろうろしていたら、敷地の隅に真新しい葛飾北斎の顕彰碑と近松門左衛門碑を発見。北斎は妙見菩薩を信仰し、ここで霊感を授かって北斎と名乗るようになったとも言われ、妙見堂を題材とした作品を数多く残しているらしい(探したけれど見つからず)。一方、昭和30年代に近松門左衛門の供養碑の一部が見つかったそうです。

Img_1201 浮世絵と同じ角度から写真を撮ってくればよかった。この日の記念に、妙見堂前の十間橋から撮ったスカイツリーをアップしておきます。十間橋は奥のほうの川(北十間川)に架かっている橋で絵にはありません。ちなみに、柳島は北十間川と横十間川に囲まれた地区の地名で、当然ながら島ではありません。

 そして、4枚目は「吾嬬(あずま)の森連理の梓」。この絵に描かれている吾嬬神社(吾嬬権現)は、北十間川をさらに6~700m歩いた川の北岸にあります。押上駅より亀戸駅が近くなりますが、墨田区側なので足を延ばしてみました。常駐する宮司さんもいない小さな神社ですが、この周辺の旧地名になった由緒のある神社です。一説によると、吾妻橋も「吾嬬神社に通じる橋」ということから命名されたとか……真偽のほどはわかりません。

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 神社の祭神は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の妃、弟橘媛(オトタチバナヒメ)。船が嵐で難破しかかった時、弟橘媛は夫の命を守るために海に身を投げて海神の怒りを鎮めたとされていて、日本武尊が妻のために廟を造らせたという謂れになっています。だから、吾嬬(=我が妻)。絵のタイトルになっている「連理の梓」は神木とされている樟(くすのき)のこと。現在は古株が残っています。

 確かに歴史は古そうで、何とも不思議な雰囲気でした。正面から見た小さな社殿の奥に、江戸時代から伝わる狛犬と祠があるんですが、柵で近づけないようになっています。無人の神社なので保護のためでしょうが、もったいない気がしました。

 中小の神社仏閣を維持していくのは難しいんでしょうね。妙見堂と吾嬬神社を訪ねてしみじみ感じました。江戸時代から同じ場所に存在しているだけでもたいしたことなのかもしれません。

 百花園を振り出しに、秋葉神社、柳島妙見堂、吾嬬神社とよく歩いた1日でした。万歩計が壊れて正確にはわからないけれど、5キロは歩いたはず。この後、亀戸天神の近くの船橋屋に寄って葛餅を食しました。食べたい一心で必死に歩いたのだ。天神様は鳥居の前で頭を下げただけで失礼しました。罰当たり者。

Img_1213 そうそう、帰り道に通った亀戸の香取神社で面白いものを見つけました。「亀戸大根の碑」です。亀戸大根とは江戸末期に香取神社周辺で栽培されていた小ぶりの大根で、当時は江戸っ子に人気があったそうです。

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2009/10/01

江戸百景めぐり<押上界隈> (その1)

 広重の「名所江戸百景」は全119枚(二世広重作の1枚を含む)の浮世絵集ですが、その中に押上周辺のものが4枚あります。場所も絵もマイナーですが、いや、マイナーだからこそ、地元出身者としてははずせません。前々から訪ねてみたいと思っていたので、百花園に出かけた機会に巡ってみました。初めての場所ばかりです。

 まず1枚目は「請地(うけち)秋葉の境内」。請地という地名は現在は残っていませんが、昭和30年代まで実家の住所表示は請地(うけじ)町でした。昭和20年代までは東武線、京成線とも請地駅があったそうですが、さすがに私もそれは知りません。古くは浮地と称し、埋立地を意味したらしい。

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 秋葉神社(秋葉大権現)は鎮火の神で、江戸時代、大奥女中の篤い信仰を得ていました。この浮世絵のように、当時は境内に広い池や築山があり、とりわけ秋の紅葉が美しかったそうな。門前には料亭が並び、鯉料理が名物だったとか。残念ながら、現在は境内が縮小されてしまって、その面影はまったくありません。社殿は戦後の再建で、数基の石燈篭だけが江戸時代の賑わいを知っています。

 秋葉神社から押上駅方面に向かう途中、高木神社、飛木稲荷神社(写真、左から)を通りました。飛木稲荷は実家の氏神様で、子供の頃は毎年9月のお祭りをそれはそれは楽しみにしていました。薄荷パイプやあんず飴の味を知ったのもこの場所です。鳥居前に立つ御神木の大銀杏は樹齢5~600年で区内最古で最大の木。戦災で焼かれ、昔はもっと貧相だったのにこんなに立派になっていて、勇気づけられる思いがしました。

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 2枚目は「小梅堤」。絵の中の川は、明暦の大火後に開削された亀有上水(本所上水)で、50年程で廃止された後、上流部はそのまま用水として残され、曳舟川と呼ばれるようになりました。現在は暗渠化されて曳舟川通りになっています。したがって、この絵の場所も何の変哲もない普通の道路なので、今回は反対方向でもあり割愛しました。東武線「業平橋」駅付近なので、次回のスカイツリー撮影の折にでも立ち寄ってみます。

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(追記 2010年1月5日: 1/2撮影の曳舟川通りの写真を貼っておきます)

続く

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