「THE ハプスブルク」(国立新美術館)
アロハ気分が抜けきらぬまま、「THE ハプスブルク」展に行ってきました。新聞屋さんからいただいた招待券の期限が今月いっぱいと気づいたので、重い腰を上げて……。
行ってよかった! エリザベートの肖像画の前に立って、ぞくぞくする程感動しました。はい、やっぱりこれですよ(笑)。レプリカはよく目にしますが、本物の迫力は全然違います。等身大以上の大きな絵で圧倒されるし、抜けるように白い肌の体温やドレスの生地の風合いまで伝わってきます。今にも絵から抜け出て「私だけに」を歌いそう(爆)。
夫のフランツ・ヨーゼフ1世の肖像画は2枚ありましたが、年を取ってからのこちらのほうが気に入りました。「夜のボート」の感じでしょ? ミュージカル『エリザベート』をご存じない方には意味不明の文章でごめんなさいね。ご覧になった方は、東宝版のルキーニ役の高嶋さんの音声ガイドを聞きながら鑑賞することをお勧めします。
もちろんそれだけではありません。ハプスブルク家が収集した巨匠たちの絵画の数々は素晴しいものばかり。工芸品や武具も展示され、ハプスブルクの栄華をしのぶことができます。12月14日まで開催しているので、興味のある方はぜひ!
個人的に興味深かったのは、明治初期に明治天皇がフランツ・ヨーゼフに贈った画帖2帖(日本画と肉筆浮世絵)。140年ぶりの里帰りだそうです。そもそも、フランツ・ヨーゼフ、エリザベート夫妻がこの時代の人ということさえ把握していなかったので、新鮮な驚きでした。画帖は二人の目に触れたのかしら? としたら、どんな風に感じたかしら? 興味はつきません。
展示の最後に何故か、このチラシが……。うわ~、れおんくん、素敵じゃないの! 楽しみだわ~。ハプスブルクつながりの便乗作戦にまんまと乗ってしまう私でした(爆)。
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コメント
>今にも絵から抜け出て「私だけに」を歌いそう
そっちか?そっちのお話ですよね~^^;
行きたいと思いつつ...
やっぱり行ってこようかなぁ。
>まんまと乗ってしまう私
レオンクンは全ツでハマッてしまいましたから行きますよ~~
投稿: 桜桃 | 2009/10/30 14:25
>桜桃さん
うん、絶対行くべき! 展示品の質も数も充実しています。
>行きますよ~~
え、大劇場に?! 私は来週、松戸まで遠征(?)することにしました。2時間くらいかかるけれど、楽しみ♪
投稿: Tompei | 2009/10/30 18:09
ゆみこさ〜〜〜〜〜ん!(笑
私が彼女の魅力にハマったのを思い出しました^^
それと実際にハプスブルクのお家には行った事がありますが、こういうの飾ってたかは思い出せない 何とも勿体ない、、一体何しに行ったのやらーー;
投稿: みるきい | 2009/10/31 10:02
何も知らなくてちょっと調べたらハプスブルグ家ってとんでもない一族だということを改めて認識しました(世界史で習っていたのかなぁ)紹介してもらって感謝。「キリスト教が心なら、ハプスブルク家は背骨である」って凄い諺ですよね。
ところで日本ではあの鰐淵晴子さんがその血を引く女優さんなのだと知り、ヨーロッパの高貴な血筋のDNAに納得したのでした。
投稿: 惑 | 2009/10/31 10:30
みるきいさん、惑さん、コメントありがとうございます。
>みるきいさん
フランツヨーゼフでゆみこちゃんにハマったのね(^^)。包容力があって素敵な歌声だったものね。
おお、あこがれのシェーンブルン宮殿! うらやましい! エリザベートの肖像画はもしかしたら、今回みたいにどこかの国に遠征してたのかもしれませんよ。
>惑さん
世界史で名前は出てきたけれど、実はよくわかっていません。「ベルばら」でマリー・アントワネットがハプスブルクの出と知ったり、「エリザベート」でフランツヨーゼフ一家のことを知ったりして、親しみを覚えているようなわけで……(^^ゞ。
鰐淵晴子さんのことは知りませんでした。びっくりです!
投稿: Tompei | 2009/10/31 15:36