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2009/11/30

第18回お江戸オフ《大山詣で》(その2)

こちらの続き)

 まず、大山の歴史を簡単に――。

 大山は古来から山岳信仰の対象とされ、雨降山(あふ(ぶ)りやま)とも呼ばれて雨乞いの神様として知られていました。祭神は、山頂に祀られた霊石の由縁から「石尊大権現」。奈良時代には良弁僧正が入山して不動堂を建立し、「雨降山大山寺」と命名しました。その後、第三世として入山した弘法大師は数々の霊所を開き、それが今も七不思議として残っています。数百年にわたる神仏習合時代は、神職、修験者、僧侶が入り混じって奉務する聖地で、大山寺は今の下社の場所にありました。

 江戸時代には関東各地で大山講が組織され、多くの庶民が参拝に訪れるようになります。そのきっかけを作ったのは、3代将軍家光と乳母の春日局。春日局は家光が世継になるように駿府の家康に直訴しに行く途中、大山寺で祈願をしています。その祈りが叶い、将軍になった家光は大山寺を篤く信仰し、寺の造営に着手しました。将軍様が信仰すれば、庶民もそれに倣うのが自然の成り行き。大山と江ノ島を参詣する3~4泊の旅が人気だったようです。

 神仏分離令が出された明治以降は阿夫利神社と大山寺に分けられ、大山寺は現在の場所に移設されました。神社仏閣を訪ねると度々遭遇する神仏分離の傷跡。はたして正しい方法だったのでしょうか。

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 さて――女坂を半分程登ると大山寺(写真左)に出ます。このお寺のご本尊は鉄造の不動明王像。ご開帳中だったので、300円払って拝ませていただきました。ガラス越しながらその迫力が伝わってきます。不動明王は私の干支の守り本尊なので、心して手を合わせました。右の写真は前本堂(右)と倶利伽羅堂。倶利伽羅堂は安政の大火を免れた大山最古のお堂。

Img_1703_2 土器(かわらけ)投げにも挑戦しました。1枚目は厄落とし、2枚目は開運だそうな。残念ながら赤い輪は通らなかったけれど、厄は落とせたかしら? 上記の女坂の七不思議については、ぶんぶんさんの記事をご参照ください。



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 再び女坂を登って、限界寸前にようやく阿夫利神社下社(写真左)に到着。ここの拝殿脇には大山名水という湧き水が出ていて(写真右)、分けていただけます。雨降山の名前のとおり雨が多い大山は湧き水も豊富で、それゆえ豆腐が名物になっているんですね。

Photo_3 最後に、北斎の浮世絵「諸国瀧廻り 相州 大山ろうべんの瀧」をご紹介します。ろうべんとは大山寺を建立した良弁のことで、この滝で水行を行なったと言われています。浮世絵にも水行をする大山講の人々が描かれています。良弁の滝は今もありますが、残念ながら見逃しました。下調べ不足やうっかりのせいで見逃したものがいくつかあり(いつものことね)、次回こそ必ずといつものように思うのでした。

 参加メンバーの記事は「お江戸オフ記録帳」にまとめてあります。

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2009/11/29

第18回お江戸オフ《大山詣で》(その1)

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 昨日、お江戸オフで大山に行ってきました。6月のオフで行く予定が雨で延期になったもの。約半年待った甲斐があって、青空の下で紅葉狩りができて楽しい1日でした。

 がしかし、思いのほかハードな山登りでしんどかった~(汗)。大山のバス停から阿夫利神社下社まで徒歩で1時間弱……距離や時間にするとたいしたことないけれど、9割方が階段状の道だったので運動不足の軟弱者にはかなり堪えました。もう息はぜぇぜぇ、脚はがくがく。何の苦もなく淡々と歩き続ける同行の3人の足を引っ張らないように頑張りましたが、実はみんなも結構たいへんだったようでちょっと安心しました(笑)。

小田急伊勢原駅集合→(バス)→大山バス亭→(徒歩)→大山寺→(徒歩)→阿夫利神社下社→(ケーブル)→大山ケーブル駅→昼食「ねぎし」で豆腐料理→(バス)→伊勢原駅

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 最初の写真は、バス停からケーブル駅まで続く「こま参道」。お土産屋さんや豆腐料理のお店などが立ち並ぶ道で、このあたりはまだ余裕綽々です。ケーブル駅の先から男坂と女坂に分かれ、当然、女坂を歩きましたが、女坂と言ってもずっと石段の道。なだらかな道はほとんどありません。途中立ち寄った大山寺も下社もさらに石段を登ったところにありました。

 苦労して登った下社(標高696m)からはこんなに素晴しい景観が楽しめました。麓の伊勢原市やその向こうの平塚市、さらに湘南の海や江ノ島まで見えて感激! 下社の境内でふるまわれていた「もみじ汁」(=豚汁、100円)がすごく美味しくてね。おにぎりを食べて、疲れと空腹を癒しました。

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Img_1721_2 大山山頂(1251.7m)にある阿夫利神社本社はさらにここから1時間半ほどかかるそうです。道が険しくなるため、登拝門には登山者への警告文が貼ってありました。本社のようすや山頂からの眺めは気になるけれど、残念ながら私には無縁の場所と思われ……。

Img_1727_2Img_1735 下山はこれで(笑)。苦労して登った道をあっという間に下りました。そして、こま参道の「ねぎし」で豆腐料理をいただいて、お土産を買って、大山を後にした次第。東京から少し離れただけなのに、遠出をしたような気分になれて充実したオフでした。ぶんぶんさん陶片木さんくっきもさん、ありがとうございました。ウンチクなどは次の記事で。ちなみに私、今日現在、筋肉痛はまだ(?)ほとんどありません……。

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2009/11/26

メイプルの紅葉

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 あんまりお天気がよいので、歯医者に行ったついでにちょっと足を延ばしてみました。京王フローラルガーデン「アンジェ」――京王多摩川駅の脇にある、こじんまりした洋風庭園です。

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 カナダの国旗に描かれているメイプル(カエデ)の仲間がきれいに色づいていました。左から、モミジバフウ(マンサク科)、ノルウェーカエデ:クレムソンキング(カエデ科)、ベニカエデ:レッドサンセット(カエデ科)。日本産のイロハモミジとはまた違った味わいです。

 この庭園は規模の割に入場料が500円と高めなので一度行ったきり敬遠していましたが、ただいま京王パスポートカード会員は100円なので行ってみました。きれいに手入れされているので、維持費がかかるのは仕方ないかな? 紅葉ライトアップの後、クリスマスイルミネーションも楽しめるようです。

Img_1676おまけ;近くにある角川大映スタジオ。大魔神が仁王様のように立っています。中に入ってみたいけれど、見学はできません。ちなみに、日活撮影所もそう離れてないところにあります。調布は映画の街なのです。

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2009/11/25

六義園と酉の市と……

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 昨日の六義園です。紅葉はまだ2~3分といったところ。緑から赤や黄色に変わりつつある木々がきれいでした。ピークは来週末あたりでしょうか。今週末からライトアップが始まります。

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 そして、こちらは酉の市。昨日は二の酉でした。午後の中途半端な時間なのにかなりの人出。さすが、酉の市発祥の鷲(おおとり)神社です。拝殿にたどり着くまで30分弱は並んだでしょうか。ようやくお賽銭を入れ、手を合わせて拝もうとしたら、その姿勢のまま押し出されそうに……ラッシュアワーの通勤電車さながらの人波でした。

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 ふだんは何もない境内に所狭しと熊手の屋台が立ち並ぶようすは圧巻。熊手ってどれも同じように見えるけれど、それぞれのお店の特徴があるんですね。企業や商店、政治家、芸能人などは毎年決まったお店の熊手を買うようで、売約済みの名札がたくさん下がっていました。あちこちから熊手お買い上げの手締めの音が聞こえてきて、気分はますます盛り上がります。

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 鷲神社の鳥居をくぐって入り、長國寺の門から出てくる不思議。えっ、酉の寺? このあたりのウンチクも面白そうだけど、それはまた気が向いた時に……。

200911250653000 昨日の一番の目的はこれ! TOKIKOさんのお洋服GETです。六義園近くの「たなとぼう」にて展示即売が始まったので、さっそくぶんぶんさんと出向きました。一見派手だけど、落ち着いた色調なのでトライしてみます。

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2009/11/21

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT 』

 マイミクさんの「超必見」の言葉に誘われて観てきました。

 そもそも私、マイケル・ジャクソンの急逝には驚いたものの、とくに思い入れがあるわけではないし、マイケルをアーティストとしては過去の人と思い込んでいました。3年前に「スマスマ」に出演した時にはどこか痛々しい感じすらした程。スキャンダルや奇行をめぐるマスコミの報道にすっかり踊らされていたわけです。

 ところが――マイケルはずっと変わらずスーパースターだった! この映画は、予定されていたコンサートのリハーサル風景とコンサートで使われる映像を記録したものですが、マイケルのたぐいまれな才能と優しい人柄、コンサートにかける意気込みがダイレクトに伝わってきてぐいぐい引き込まれました。なんと、歌もダンスもほとんど往年のまま! コンサートの構成や演出の細部までこだわりぬき、それを実現するために妥協を許さず取り組むマイケルの姿に心打たれました。

 そして、そんなマイケルのコンサートに関われることを誇りに思い、無上の喜びとして、ベストを尽くすスタッフ、ダンサー、ミュージシャンたちの姿もまた感動的。彼らの姿勢、言葉からもマイケルの偉大さがよくわかります。

 このリハーサルの後、本番を迎えることなく亡くなったマイケルの無念さ、メンバーたちの喪失感や虚脱感を思うと言葉もありません。「キング・オブ・ポップス」マイケル・ジャクソンを失ったことの大きさを今さらのように痛感するばかり。もしかしたらマイケルは今頃、完璧な本番ではなく不完全なリハーサルを勝手に公開されて不本意に思っているかもしれませんが、私としてはこの映画でマイケルの姿を見られたことに感謝したい気持ちです。

 マイケル、ありがとう! 心からご冥福をお祈りいたします。

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東京スカイツリー 2009.11.20

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 11月10日に高さ200mを超え、この日205mの東京スカイツリーです。高層ビルの少ないこの地域ではすでに立派なタワー。完成時にはこの3倍ほどになるわけですから、想像するだけで興奮します。

 近づいてみると、中央のエレベーター部分が見えます。国内最高速のエレベーターで第1展望台(高さ350m)まで50秒弱で昇る予定。第2展望台(450m)まで直通の業務用エレベーターは国内最長になります。

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 左は押上駅周辺。地下鉄駅を地上に出ると、工事用フェンスに囲まれていて駅の面影はありません。右は浅草通りから見たタワー。まるで「三丁目の夕日」みたいですね。

 お天気がよいので意気込んで出かけたら、こんなに雲が出ていて残念でした。次回の300m超えはぜひ青空と共に撮りたいと思います。

関連記事:
東京スカイツリー 2009.08.27  100m超え

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2009/11/16

ああ、なつめさん……

 昨夜、ネットニュースで「大浦みずきさん死去」の文字を見て、目を疑いました。一夜明けてもまだ信じられません。信じたくありません。

 なつめさん(大浦さんの愛称)は、私の35年程のヅカファン歴の中で最高のダンサー。宝塚の男役の制服とも言える黒燕尾が一番似合い、シャープに粋に軽やかにしなやかにカッコよく(どんな言葉を使っても不十分な気がします)踊って、数々の名場面を残してくれたトップスターさんでした。上手なダンサー、カッコいい男役は今も昔もたくさんいますが、なつめさんは別格で、登場すると舞台の空気が変わるように感じました。

 『ショー・アップ・ショー』『ヒーローズ』『ジタン・デ・ジタン』『ジャンクション24』などなど、なつめさんが2番手からトップ時代の花組のショーに名作が多いのはなつめさんの存在があればこそ。当時の花組には若手までスターがそろっていて、その後のトップを多く輩出していますが、なつめさんの背中を見て育った花組出身スターはどこか違うような気さえした程です。

 一昨年、ダンスリサイタル『DANCIN' CRAZY』で拝見したのが最後になってしまいました。あの日観た『レビュースコープ』のジェラシーのダンスが宝物です。

 なつめさん、あなたに巡り会えてよかった……。心からご冥福をお祈りいたします。

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2009/11/15

『カサブランカ』(宝塚宙組)

 13日の金曜日(大安!)、とんぼ返りで関西まで行ってきました――大空祐飛のトップお披露目公演初日を観るために。博多座のプレお披露目は観たけれど、やっぱり本拠地で大きな羽根を背負った姿を少しも早く(笑)見たい! 今年2月末のトップ決定発表の日からずっとこの日を楽しみにしていました。

200911131456000 演目は不朽の名作映画『カサブランカ』の舞台版。これが世界初のミュージカル化です。今をときめく演出家・小池修一郎氏がこの名画をどう料理するか、そして、宙組新トップコンビがそれをどう演じるか、大きな期待と多少の不安を抱きつつ客席につきました。

 (以下、浮かれたファンの戯言なので、お許しの程)

 ゆうひのリック、カッコいいです! お披露目でいきなりこんなにハマリ役に出会えるなんて、実に幸運かつ強運。今までの遠回りな長い道のりはこの役をやるためだったのかも……。よくぞここまでやめずにいてくれた、そして、よくぞそんなゆうひをトップにしてくれたと感謝したい気持ちです。トレンチコートにソフト帽の姿が似合う抜群のスタイル、長年かけて体得した男役芸、哀愁が漂う"陰"の持ち味と、大空祐飛の魅力が生きた役なのが何よりも嬉しい。もうね、カサブランカ・ダンディ、そのものなのよ。

 イルザのすみかちゃん、ラズロのらんとむ、ルノー大尉のみっちゃん、この公演で退団される専科のばんけいさんなど、芝居巧者たちに支えられて初日からいい仕上がりでした。群集のコーラスも迫力があってよかった! 宙組の皆さんのおかげで上々のスタートが切れました。そりゃあ、不満もないわけではないけれど、来年1月の東上までにさらによくなると期待したいと思います。

 実は私、映画はちゃんと見ていないんです。有名な台詞「君の瞳に乾杯!(Here's looking at you, kid.)」も、名曲「時の過ぎ行くままに(As time goes by)」も知っているし、プロペラ機が飛び立つラストシーンは見たことがあるけれど、全編通して見たことはない。今回が初カサブランカでしたが、宝塚向きとは思えないあの重苦しく難しい時代の話をよくまとめていたと思います。「君の瞳に乾杯」の台詞も「As time goes by」も効果的に使われていて、カサブランカの世界がうまく再現されていました。東京で観るまでに映画を見ておきたい!

 欲を言えば、1本立てではなく、ショーも見たかった!(すみません、欲張りで) この話は1時間半に凝縮できそう気がする……「ギャツビー」だってコンパクトな初演のほうがよかったし。全体的に暗い場面が多いので、ぱーっと発散できる明るいショーがついていたら、なおよかったです。それはかなわないので、せめてフィナーレにもう1場面増えたらいいな。ゆうひとらんとむがしっかり絡む場面、プリーズ!

 月組公演『黒い瞳』で2番手のプガチョフの代役をやったゆうひに注目してから約10年……大きな羽根を背負って大階段を最後に降りてくる姿に感慨無量でした。ゆうひさん、本当におめでとうございます!

<追記>
 映画のDVDを見ました。ほぼ忠実に舞台化されているんですね。いろいろ制約があるのかもしれません。オリジナル曲以外の音楽も映画のまま。渋いハンフリー・ボガードも魅力的だけど、何と言っても、美しいイングリッド・バーグマンのアップですべて納得させられてしまう感じです。

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2009/11/11

ドラマ『JIN-仁-』

 早くこの話題を書きたかったのに、ハワイの話がなかなか終わらなくて……。このドラマ、ただ今、大のお気に入りです。今日のココログニュースに「視聴率20%超えを記録」と出ていて、「やっぱりね!」と納得。だって、面白いんだもん。皆さんはご覧になっていますか?

 同名のマンガが原作で(これも読んでみたい!)、現代の脳外科医が幕末の江戸にタイムスリップして、江戸の病人を救おうとする話。以前、読んだ小説『大江戸神仙伝』と設定が似ているけれど、こちらは医学に重点を置いてポイントを絞っている分、集中しやすい気がします。

 それに何と言っても、キャストがいいんです。主役の南方仁役の大沢たかおをはじめ、坂本龍馬の内野聖陽、花魁・野風の中谷美紀、咲の綾瀬はるか、その他の脇役に至るまで豪華キャストがぴったりはまっています。大沢さんは今までじっくり見たことがなかったんですが、味のあるいい俳優さんですね。内野さんの龍馬がまた素晴しくいい! こんなにアクの強い個性的な龍馬を見てしまうと、来年の大河ドラマの福山さんでは物足りなくなりそう。中谷さんの花魁も本領発揮でしびれるし、綾瀬さんの江戸娘も妙に可愛くて好きです。

 オープニングロールの東京各地の現在の写真から古写真に変わる趣向もいい。江戸好きにはたまりません。セットや大道具小道具もなかなか凝っています。また、MISIAの主題歌もドラマを盛り上げています。

 というわけで、ひさびさに大絶賛のドラマです。あと半分しかないと思うと淋しいけれど、残りの回も楽しんで観たいと思います。

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2009/11/09

ハワイ旅行2009(10)

 長々と書いてきたハワイ旅行記もこれが最終回。最後はとりとめなくあれこれ書いてみたいと思います。

 今回は7年ぶりの海外旅行でしたが、前回までとはいろいろな面で変わりました。まず、インターネットの依存度が高くなったこと。アメリカのビザに当たるESTA(渡航認証許可)をネットで申請したし、ゴルフの予約もオプショナルツアーの予約もネットで行なったし、口コミやブログ記事を読んで参考にしたし、航空券のwebチェックインをして座席を指定したし……。7年前にはすでにインターネットを利用していましたが、まだここまで普及していませんでした。今やインターネットができないと不利なことも多そうです。思えば、ブログだって7年前にはなかったですよね。それ以前の旅行の記録や写真もこんなふうに残しておきたかった!

Img_1574 自分の携帯をそのまま海外で使うのも初体験。設定を変えることもなく、現地に着くといつの間にか現地時間が表示されてびっくり! しかもご丁寧に日本時間まで教えてくれます。夫の携帯に電話をかけると「日本に繋がりますがいいですか?」と確認が出ましたが、ということは、電波がいったん日本に飛んでそこからまた海を渡って近くにいる夫に繋がっているわけで、KDDの交換台を通して国際電話をかけていたアナログ世代には隔世の感です。

 現地ハワイで大きく変わったのは、禁煙法の実施。ハワイでは2006年に新禁煙法が施行されて、公共エリアでの喫煙がかなり厳しく制限されています。とくにハワイ島は厳しく、公共の場はほぼ全面禁煙の状態。実はこのことを旅行直前に知って、ヘビースモーカーの夫が耐えられるか不安になりました。「ホテルの部屋も禁煙なんて大丈夫か? ニコチン切れでイライラされたら嫌だな」と。

 ハワイ島のハプナビーチプリンスは広い敷地内にたった1ヵ所喫煙OKの場があって(もちろん屋外、目立たぬようにひっそり)、夫は時々そこまで出向いて吸っていました。そこで吸っていても悪いことをしているようで気が引けたそうな。1日10本にも満たなかったけれど、何とかなったようです。「なんだ、やればできるんじゃない! この際だから、禁煙したら?」という私の望みは帰国後すぐに打ち砕かれましたが……。ワイキキではハワイ島程、厳しくないらしく、路上でタバコを吸っている人も結構見かけました。ホテルの部屋はやはり禁煙なので、夫は20階の部屋から1階外の喫煙スペースまで通っていました。部屋で吸えないので、私はものすごく快適! 禁煙法大歓迎!(笑)

 それからもう一つ、アメリカのセキュリティが強化されたのも大きな変化です。前回2002年の旅行は2001年の同時多発テロ後で、空港での手荷物検査は多少厳しくなっていたものの、入国審査は従来のままでしたが、今回は手荷物検査はさらに厳しくなり(全員靴を脱いでチェック)、入国審査では10本の指すべての指紋を取られました。顔も撮影されているらしい。これでハイジャックやテロが防げるのなら仕方ないけれど、人生初の指紋採取はあまり気持ちのよいものではなかったです。

 世界はどんどん変わっているんですね。人にとっていい世の中になっているといいんだけど……。

 さて、次の海外旅行はいつになるやら? 自分たちと家族が元気で、休みが取れて、資金が調達できる時が巡ってきたら、ぜひまた出かけたいものです。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

(1)
(2)ハプナビーチプリンスホテル
(3)ゴルフ
(4)コーヒー農園ツアー
(5)ハワイ島大巡礼①
(6)ハワイ島大巡礼②
(7)ハワイ島大巡礼③
(8)ダイヤモンドヘッド登山
(9)ワイキキのグルメ

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ハワイ旅行2009(9)ワイキキのグルメ

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 正味2日間のワイキキ滞在中に食べたものを記録しておきます。ワイキキにはあらゆる料理のレストランがピンからキリまであって選択自由自在。何をどこで食べるかが嬉しい悩みの種です。

 上の写真は、宿泊したプリンセス・カイウラニのラナイからの景観ですが、6食中4食はこの写真の範囲内で済ませたことに気づきました。近くだからというより、このあたりがワイキキの中心だからかと思います。ホテルはワイキキの喧騒を思いっきり味わえる(?)ロケーションで、ハワイ島のホテルとは好対照。これはこれでよし。

・1日目昼
チーズケーキ・ファクトリーThe Cheesecake Factory)」(ロイヤルハワイアンセンター)
  (写真右下のショッピングセンターの1階角のお店)
Img_1493 全米で展開しているチェーン店で、チーズケーキだけでなく食事をしたりお酒を飲んだりできます。東京のチーズケーキ屋さんとは関係ありません。
 広い店内、活気ある雰囲気、フレンドリーな店員たち……いかにもアメリカらしいお店です。「ooi…share OK!(量が多いからシェアしたほうがいいよ)」との店員さんのアドバイスに従って、パスタとサラダを1品ずつ注文。どこのレストランでも、注文したメニューのほかに必ずパンがつくのでこれで十分です。サラダは日本の3倍くらい! どちらも美味しくて完食。お腹一杯でケーキを食べられなかったことが心残りです。

・1日目夜
フードコートFood Court)」(アラモアナ・ショッピングセンター)
 アラモアナ・ショッピングセンターの中にある、ファーストフード店が並んだ一大スペース。いろいろなお店があって広い! 何を食べようか、迷う迷う。ランチからあまり時間が経っていなかったので、結局、きつねうどん(笑)。連日、アメリカンな食事をしていると、お醤油味が恋しくなるのです。

・2日目朝
サーフラナイSurf Lanai)」(ロイヤルハワイアンホテル)
  (写真中央のピンク色のホテル)
 このレストラン、昔は「サーフルーム」と言ってもっと広かったのに、半分になってしまいました。それに、朝食ビュッフェはなくなり、アラカルト料理だけに……。何でなの~?! ワイキキビーチに面した絶好のロケーション、高級ホテルの洗練されたサービス、あれこれ食べられる美味しいビュッフェ、と三拍子揃ったお気に入りのレストランだっただけに残念です。
 そりゃあ、お味はよろしいです。ほかのお店ならディナーを食べられそうなお値段ですから。ツアーでもらったシェラトン系クーポン45ドル分があったので助かりました。
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・2日目昼
バーガーキング

・2日目夜
チャックス・ステーキハウスChuck's Steak House)」(アウトリガーホテル)
  (写真向かい側のホテル)
 ハワイ最後の夜は、お気に入りのチャックス・ステーキハウスで……。ここもワイキキビーチに面したテラスレストラン。私はこのロケーションが好きなのです。ワイキキビーチを眺めながら、潮風を感じながら、波の音を聞きながらのお食事は最高!
 このレストランも全米のチェーン店。全品サラダバー付きで、ステーキハウスとしては安いほう。コストパフォーマンスがよく、満足度が高いです。
 でも、正直なところ、お肉はルース・クリス(ハワイ島で行ったレストラン)のほうが美味しかった。お値段ももっと高級だから当然か。ルース・クリスもチェーン店でワイキキにもあるようです。なんと、虎ノ門にもあるらしい!
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・3日目朝
デュークス・カヌークラブDuke's Canoe Club)」(アウトリガーホテル)
Img_1560 またもやアウトリガーホテル。チャックスの真下に当たるので、当然、ここもテラスレストラン。ハワイらしさ満点です。しかも、朝食ビュッフェが14ドル台と安くて嬉しい。そのせいか人気があり、順番待ちの列ができていました。




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(6)ハワイ島大巡礼②
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(8)ダイヤモンドヘッド登山
(9)ワイキキのグルメ
(10)まとめ


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2009/11/07

ハワイ旅行2009(8)ダイヤモンドヘッド登山

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 まだ終わってなかった(汗)。早いとこ終わらせてしまおう。

 島が変わって、オアフ島のダイヤモンドヘッドです。ハワイ島での4日間は瞬く間に過ぎ、オアフ島にやって来ました。2泊なのでゆっくりできるのは中1日だけ。その日のメインイベントがこれです。高さ約170m、片道1.3km、30~40分で登れるので登山という程ではないんですけどね。

 ダイヤモンドヘッドは約30万年前に火山の噴火でできたクレーターで、ワイキキから見えるのはその外輪山。この登山はクレーターの底から内壁を登ることになります。ワイキキトロリーでクレーターまで行き、インフォメーションセンターで入山料@1ドルを払って、いざ出発! ABCストアで買ったミネラルウォーターを持って歩き出しました。

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 最初はなだらかな坂道、徐々にきつくなって外輪山をジグザグに登ってゆきます。2番目の写真を拡大すると、上の方に登山客の列が見えます。最後に、階段(74段)、トンネル(70m)、階段(90段)、トンネル、らせん階段(52段)と続き、このあたりは結構ハードです。らせん階段はかつての砲撃統制所跡。ダイヤモンドヘッドは元々、米国陸軍の施設でした。だから、ワイキキ側からは見えないようにカモフラージュされているのです。

 ゼイゼイ言いながら登りきると、目の前に一面の海が広がります。気分爽快! この景観はダイヤモンドヘッドに登らないと見られません。実はここにやって来たのは2度目。夫にもこの景色を見せたかったのです。大汗をかいて登る価値ありのスポットです。反対側はクレーター内部と遠景にココヘッド。

Diamondhead

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 ダイヤモンドヘッドからいったんワイキキに戻り、午後はビショップ博物館に行ってみました。カメハメハ王家と深い繋がりがあるこの博物館は、ハワイの歴史や文化を伝える美術工芸品や文献が非常に充実しています。ワイキキトロリーの時間の関係で1時間しか滞在できず残念でした。アラモアナ・ショッピングセンターや免税店より、ビショップ博物館を歩くほうが楽しいと思える日が来ようとは、我ながらびっくり! 大人になったものです(笑)。

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2009/11/02

ハワイ旅行2009(7)ハワイ島大巡礼③

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サーストン溶岩洞窟(ラバチューブ)――キラウエア火山》

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 ついに世界遺産キラウエア火山(海抜1247m)にやって来ました。これはラバチューブ、溶岩の流れによってできた洞窟です。溶岩が窪地を川のように流れる時、地面に接している部分と表面は熱が逃げて溶岩が徐々に固まりますが、中心部分はどろどろした溶岩が流れ続けるので、こうしたトンネル状の洞窟ができるそうです。キラウエア火山周辺の地中には無数のラバチューブが通っているんでしょうね。

ハレマウマウ火口――キラウエア火山》

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 ツアーのメインイベント、ハレマウマウ火口とのご対面! って、何も見えませんね(画像が乱れているし)。清く正しい人だけ(?)が見える……中央付近にうっすら噴煙が上がる火口。2008年3月にひさびさに噴火が始まったそうです。
 私が立っているのはなんと、キラウエアのカルデラ(下の写真、1996年撮影)の縁! 足元の下は深いカルデラです。ガイドの西田さんの演出によって、みんなで一斉に目を開けると、ここに立っていました。興奮と感動、倍増です。
 霞んでいるせいか、現実感が乏しく、怖いという感覚もありません。とても静かな気持ちでした。「またここに来ることができました」と感謝の気持ちでいっぱい。自然に対して畏敬の念を抱くと同時に、その自然と一体になっている不思議な感覚がしました。前回のように晴天のキラウエアを見られなくて残念な気もしますが、これはこれで素晴しい景観であり、貴重な時間でした。

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プナルウ黒砂海岸

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 キラウエアから下りて、プナルウの黒砂海岸に寄りました。黒砂の正体は溶岩。溶岩が砕けてこんな黒い砂になったのです。ウミガメが2匹甲羅干しをしていました。この海岸を縄張りにしているようです。ハワイ語でホヌと言われるウミガメは幸福の象徴。出会えてラッキーでした。

 この後は一路コハラコーストに戻りました。コナからコハラコーストにかけてはやっぱり晴れていて、夕日も星空もきれい。途中、臨時下車してつかの間の星空鑑賞タイム。西田さんの解説で星座や星の名前がわかって嬉しいプレゼントでした。南十字星はこの季節は見えないそうです。
 私たちはお隣りのリゾート「マウナラニ」で下ろしていただき、西田さんお勧めのステーキハウス「ルースズ・クリス(Ruth's Chris)」で食事をすることにしました。長時間にわたる楽しいガイドに感謝しながら、お名残り惜しい気持ちで西田さんの車を見送りました。心に残る1日をありがとうございました! またお会いできますように。

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ハワイ旅行2009(6)ハワイ島大巡礼②

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アカカの滝

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 鬱蒼とした熱帯雨林を10分程歩くと、大きな滝が現れます。落差は130m程で迫力満点(参考までに、華厳の滝は97m)。高さもさることながら、ジャングルの中の滝は何とも言えない雰囲気を醸し出していました。
 滝までの散策路は整備されていますが、まわりにはいろいろな熱帯植物が生い茂り、まさにジャングルそのものです。雨に濡れた木々が発する濃密な空気が気持ちよく、深呼吸を繰り返しました。野生のポトスが空に向かって伸びています。

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ビッグアイランド・キャンディーズ
200910311229000 ヒロにあるビッグアイランド・キャンディーズ(Big Island Candies)で休憩&買い物。ここのファーストブレッドというクッキーが人気あり、食べログのお取り寄せのサイトにも登場しています。クッキーやチョコレートをあれこれ買って、大きな箱に入れてもらいました。ああ、荷物が増える~!

 この後、走る車内でランチ。時間節約のために食べながら移動します。カリフォルニア米のお弁当が懐かしい味で食欲をそそりました。

カラパナ溶岩

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Photo いよいよキラウエア火山に差し掛かりました。まずは溶岩が海に流れて水蒸気を上げているカラパナで岩盤浴、いや溶岩浴。水蒸気が上がる場所(オーシャン・エントリー)からはまだかなり離れているのに、ほんのり温かいのです。大空の下で溶岩の上に横たわってキラウエアのパワーを全身で受け止めました。人も自然の一部と実感……ありがたや、ありがたや。
 キラウエア火山は世界一安全な火山とも言われ、通常、爆発的な噴火ではなく溶岩を流出するタイプの噴火をします。その溶岩は粘度が低いため、地表や溶岩チューブを伝って海に流れ落ちているのです。このあたり一帯の溶岩は1990年の噴火の時のもので、カラパナ村が焼失してしまいました。
 溶岩は黒一色と思いきや、虹色(玉虫色)に光ったきれいなものも……思わず持って帰りたくなりますが、キラウエアの溶岩を持ち帰ると災いが起こると言われています。火山の女神ペレの怒りを買うそうです。

続く

(1)
(2)ハプナビーチプリンスホテル
(3)ゴルフ
(4)コーヒー農園ツアー
(5)ハワイ島大巡礼①
(6)ハワイ島大巡礼②
(7)ハワイ島大巡礼③
(8)ダイヤモンドヘッド登山
(9)ワイキキのグルメ
(10)まとめ


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