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2010/12/08

京都ひとり旅2010(3) 龍馬を偲ぶ

 京都入りの前々日、『龍馬伝』の福山龍馬が暗殺されたばかりなので、やはりお墓参りは欠かせないでしょう!? 四季折々の京都の美しい写真満載のブログ「ねこづらどき」のなおくんさんにおすすめのコースを教えていただきました。

 龍馬坂から正法寺への道です。三年坂から二年坂を下り、霊山神社の参道の一つ手前の路地を右に入ります。二年坂は人の流れが途絶えないのに、路地を曲がる人は誰もいません。少し心細く思いながら歩いて行くと、こんな石碑が――「坂本龍馬 中岡慎太郎 など幕末志士葬送の道」。説明を要約すると、「この道は正法寺の参道。江戸末期にその境内に霊明社が創建され、幕末の志士が埋葬された。龍馬たちの遺体も霊明社に埋葬されたので、この道を通ったに相違ない。明治以後、霊明社は没収され、招魂社になり、現在の霊山護国神社に至る」。この石碑は今年10月に建ったばかりのようです。

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追記:「ねこづらどき」さんの龍馬坂の写真はこちら(この4日後の真っ赤なモミジが見られます)

 それゆえ、この坂の名は「龍馬坂」。坂の途中、霊明神社のこじんまりとしたお社がありました(不覚にも写真を忘れた)。さらに石段を上ると、正法寺の山門に出ます。長い石段にひるみながらも、真っ赤に色づいたモミジに誘われて前進。上りきって振り返ると、眼下に京都の街が広がっていました。

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 正法寺から下りて、霊山護国神社へ。これが龍馬(左)と中岡のお墓です。二人のお墓の左側、石燈籠の奥にある小さめのものは龍馬の従僕、藤吉のお墓。龍馬と一緒に葬られているんですね。参拝者が続々やってきます。龍馬は苦笑いしているかもしれません。龍馬さん、日本はあなたが考えていたようになっていますか? 今、あなただったらどうしますか?

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 龍馬と中岡のお墓を囲むようにして、池田屋騒動や禁門の変の戦死者、安政の大獄の処刑者など幕末の志士の墓石が並び、1356人の霊が祀られています。高杉晋作の名前もありました。桂小五郎のお墓はさらに石段を上って一番高い場所にあります。「内閣顧問勲一等贈正二位木戸孝允墓」とタイトル入りの立派な墓石。幾松のお墓が隣りに並んでいます。夫婦ともここに埋葬されました。

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 墓地からの眺めは素晴らしく、京都の街を一望できます。この神社は今までいつも素通りしてしまい、今回初めて訪ねました。『龍馬伝』放映の年、江戸検定のテーマが幕末だった年の締めくくりにお参りできて本当によかった。なおくんさん、教えてくださってありがとうございました。

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 お墓参りを済ませたら、事件現場も押えておきたいのがファン心理。翌日の夜、龍馬暗殺の地などを探して四条河原町界隈を徘徊しました。写真左から、「坂本龍馬 中岡慎太郎 遭難之地」(近江屋跡)、「坂本龍馬寓居之址」(酢屋)、「土佐藩邸跡」。

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 近江屋跡の石碑は河原町通りに面したコンビニの前に立っています。当時の河原町通りは道幅4m程で、通りを挟んで斜向かいに土佐藩邸があったようです。暗殺される数日前まで住んでいた酢屋より目立つ場所のように感じるのは現在の環境ゆえでしょうか。京都一の繁華街のど真ん中に龍馬の暗殺の地があるのはなんだか皮肉な気がします。

 最後は岬神社。幕末には藩邸内にあった土佐稲荷で、当時より少し北に移設されています。なかなか見つからず、たどり着いた時はほっとしました。近江屋跡以外は呑み屋街の路地にあるので、おばさん一人でうろついて写真を撮るのは気が引けて……。地図を開くのもはばかられる場所ゆえ、行ったり来たりしてしまいました。夜、見物する場所ではありません(汗)。

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 寺田屋にも行きたかったけれど、今回は時間切れで断念しました。いつか訪問して、この記事に追記したいものです。

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コメント

>お墓参りを済ませたら、事件現場も押えておきたいのがファン心理

爆!happy01
ですよね~

さすが歴女の鑑(?)
紅葉見学には終わらせずに楽しませてくださいますね!

でも、京都の地理に聡くないのでどこなのかよくわからない~(汗)


投稿: ゆれい | 2010/12/08 11:49

龍馬坂、なかなか風情がありますねぇ~。
この間、TVでも龍馬の墓に参拝する人を放映していましたが、途絶えることがないそうですね。

おりょうさんも龍馬さんの隣に入れてあげたかったなぁ~。

土佐稲荷は日が暮れてからで怖くなかったですか?^^;

投稿: ぶんぶん | 2010/12/08 19:41

ゆれいさん、ぶんぶんさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

>ゆれいさん

 ゆれいさんのために、地図を貼り付けようと思ったけれど、うまく行きませんでした(^^;)。そのうち成功するかもしれないので、少し期待していてください!

 歴女というより歴婆? 名前負けしないように頑張ります(^^ゞ。

>ぶんぶんさん

 お龍さんのお墓は何故か、横須賀にあるんですよね。霊山神社に分骨したという話もあるけれど、どうも眉唾らしいです。

 ぶんぶんさんはお稲荷さんに弱かった? 私は平気! それより、道行く人が気になって気になって……(^^;)。

投稿: Tompei | 2010/12/08 22:08

tompeiさん、リンクありがとうございました。

正法寺と護国神社の紅葉が盛りだった様で、何よりです。
この時期の紅葉は一日違いで終わっている事もあるので、ほっとしました。

でも、正法寺の庭園は入れなくなっていましたね。
あのもみじ越しに見る京都の町が素晴らしいのですが、
どうしたのでしょうか。
管理が出来ない事情でも出来たのかな。

次は桜の季節にお越し下さい。
お薦めはお江に縁のある養源院ですね。
ここは染井吉野としだれ桜が素敵な名所です。
秋なら紅葉も素晴らしいですよ。

投稿: なおくん | 2010/12/08 23:10

わ~、興味深いところばかりです。そして行ったことない所ばかり。
次回の課題にしようφ(・ω・ )メモメモ

そうそう、嵯峨野にも龍馬さんと幕末の志士の像が出来てました^^;

横レスです。
>なおくんさん
私もねこづらどきさんをiちゃんでブックマークさせていただいて京都に行くたびに参考にさせていただいています。ありがとうございます。

投稿: 桜桃 | 2010/12/09 08:15

なおくん、桜桃さん、コメントありがとうございます。

>なおくん

 その節はありがとうございました。

 正法寺に庭園があるんですか? ぜいぜいがくがくを整えるのに必死だったせいか(^^;)、気がつきませんでした。あのもみじは燃えるように赤く、血の色を連想してしまった程です。

 桜の季節もいいですよね。あんまり誘惑しないでください(^^)。養源院、覚えておきます。そういえば、金戒光明寺ではお江の供養塔を大々的にアピールしていました。来年の大河も楽しみですね。

>桜桃さん

 三年坂、二年坂は通っても、霊山神社には寄りませんよね。参道の坂道をちらっと見て通り過ぎる人がほとんどだと思います。今はかなり賑わっていますよ(^^)。

 嵯峨野にも龍馬と志士の像ができたんですね。元々、天龍寺に龍馬の像があるらしい。円山公園の銅像を見たかったけれど、真っ暗で探せませんでした(^^;)。

投稿: Tompei | 2010/12/09 09:31

もう15年も前、子供たちと京都へ行った時に、わけもわからず、お寺に連れて行かれたのですけど、そこは新撰組の駐屯地壬生寺でした。まったく歴史にトンチンカンな私でも、それは龍馬と敵対する輩だったと解ります。
司馬遼太郎の燃えよ剣を読んでいたみたいです。何か関連のコミックもあったみたい。
誰を主人公にするかで、見方も全然変わっていきますよね。

それにしても、龍馬が生きていたらと、残念な結末ですよね。

一人旅、いいですね。

投稿: hicha | 2010/12/09 11:31

>hichaさん

 実は……前回京都に行った6年前は大河ドラマが『新選組』だったので、一緒に行った母をホテルに残して一人で壬生寺に行ってきました。節操のないミーハー(^^;)。

 『燃えよ剣』の土方歳三がひたすらかっこよく、大河の山本耕史が本物に似て素敵だったので、私はすっかり土方びいきになりました。龍馬のほうが大物には違いないけれど、個人的には土方が好きです。いわゆる賊軍だから志士として祀られないのは仕方ないけれど、どこか納得できない思いがあります。『燃えよ剣』、おすすめです!

投稿: Tompei | 2010/12/09 13:33

tompeiさん、正法寺の庭園と言うのは、
写真に撮られている鮮やかなもみじがある場所の事です。
昨年までは中に入れたのですけどね、
先日行った時には鍵が掛けられていました。
このもみじ越しに京都まの町を見るのが楽しみだったのだけどな。
また再開してくれるかしらん。

横レス、すみません。
桜桃さん、ねこづらどきをご覧になっていただいてありがとうございます。
ずっと京都の情報をアップしていますので、
いつでも遊びにいらして下さい。

投稿: なおくん | 2010/12/09 22:25

>なおくん

 ふたたびコメントをいただき、恐縮です。あの中に入れたのですね。今年は『龍馬伝』の影響で人が多いから閉めてしまったのかもしれませんね。

 この日から10日経って、霊山あたりも晩秋から初冬の景観に変わりつつあるでしょうね。そんな京都もまたよさそうです。

投稿: Tompei | 2010/12/10 07:12

Tompeiさん

こんばんは!
私もなおくんさんのブログ、
興味深く拝見しています。
とても詳しくて参考になりますね。
Tompeiさん、今回の京都旅、
精力的に回られたのですね~。
琴坂の記事も楽しみです。


投稿: 雲母舟 | 2010/12/10 23:34

>雲母舟さん

 こんにちは。

 ねこづらどきさんで雲母舟さんのお名前を見たことがあり、そんな繋がりを嬉しく思いました。いつも「いいなぁ、行きたいなぁ」と思いつつ、写真を眺めています(^^)。

 滅多に行かれないので、行くとあれもこれもと欲張ってしまいます。次はいつ行かれるかしら……。

投稿: Tompei | 2010/12/11 10:13

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