41年ぶりのタイガース
ひさびさにミーハーネタです。今回はこちら→ザ・タイガース――昭和40年代前半に一世を風靡したグループサウンズです。このブログでも何度か書きましたが、私は小学校時代にタイガース、なかでもジュリー(沢田研二)のファンでした。いわば、ミーハーTompeiの原点。とは言っても、何しろ小学生なのでライブを観に行くことはかなわず、テレビを見たりレコードを聴いたり雑誌の切り抜きを集めるのがせいぜいでした。
あれから40数年、「タイガースを生で観たい」という当時の願いが昨日、実現しました。昨秋から始まったジュリーのライブツアーにサリー(今の岸部一徳)、タロー(森本太郎)、ピー(瞳みのる)がゲスト参加して、タイガースが蘇ったのです。とりわけ今回の話題はピーの復活。タイガース解散後、芸能界を引退して、慶応高校で教師をしていたピーがジュリーたちの呼びかけで戻ってきました(ここに至るまでのいきさつは著書「ロング・グッバイのあとで ―ザ・タイガースでピーと呼ばれた男―」)。さらに昨日は病気療養中のシロー(岸部シロー)も駆けつけて1曲歌ってくれました。
1971年1月24日に武道館で解散してから丸41年、同じ日同じ場所に5人集合したタイガースを観られて興奮と感激のひとときでした。小学生の柔らかい頭に刻みついた歌詞は今なお消えることなく、心の中で口ずさみながら往年のヒット曲を聴きました。みんな還暦を過ぎた初老のおじさんだけどいいんです。外見は変わっても歌声は変わりません。ときめきは変わりません。
時はあまりにもはやく過ぎゆく
喜びも悲しみもすべてつかのま
時はあまりにもはやく過ぎゆく
ただひとつ変わらない愛の世界
こんな歌詞が身に沁みるのは今だからこそ。年を重ねるってこういうことなんだな、としみじみ実感しました。50を過ぎてタイガースに興奮する日が来ようとは思わなかった……だから人生は面白い。
ジュリーいわく「かつみが加わってこそタイガース。メンバー全員でやれる日を信じています」。トッポ(加橋かつみ)の『花の首飾り』が聴ける日を期待することにしましょう。
ゴールデン☆ベスト ザ・タイガース
実はこれ、ポチッとしてしまった
<追記>
2013年12月27日。東京ドーム。ついに、トッポを加えた本物のタイガースを観ることができました。トッポの「花の首飾り」や「廃墟の鳩」を聴けて幸せ。病中のシローも登場し、車いすのシローを5人で囲むシーンに胸を熱くしました。
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コメント
タイガースってジュリーと岸辺兄弟しか知りませんが、どの方も年齢を重ねて味のある良いお顔(役者さん)になってますよねえ♪
この日記でTompeiさんの熱気が伝わってきます^^
これからもまたどんどん活躍を見せてほしいですね☆
投稿: みるきい | 2012/01/25 16:29
私はトッポが好きでした。
でも、顔は覚えてません
ジュリー一人なら、サークルの先輩にファンがいて、一緒に横浜アリーナに観に行きましたが…
当時でさえ、あのきれいだったジュリーではなかったので…今の皆さんのおじさんぷっりは予測ができます~
一緒に年を取ってるのよねえ…
投稿: ゆれい | 2012/01/25 18:10
みるきいさん、ゆれいさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
>みるきいさん
みるきいさんは世代が違って若いんだもの、ジュリーと岸部兄弟を知っていれば十分です(^^)。岸部一徳さんは味のある個性的な脇役になりましたね。弟の四郎さんはトークが面白かったのに、病気をされて残念です。
>ゆれいさん
あら、トッポがお気に入りでしたか。上のレコードジャケットの左下ですよ……って、わかるわよね(^^;)
ジュリーの全盛期は美しくてきらきら輝いていたっけ。だから余計ギャップを感じてしまう。でも、歌いだすと変わってなくて、それがまた不思議な感じなのです。
投稿: Tompei | 2012/01/25 22:35
、、で「沢田研二って元は野球選手だったんだ」と 昔本気で思っていたのはココダケの話^^;
投稿: みるきい | 2012/01/26 07:55
>だから人生は面白い
うんうん(シミジミ~)
>沢田研二って元は野球選手だったんだ
思わずPCの画面に大爆笑しちゃった~
投稿: 桜桃 | 2012/01/26 08:16
みるきいさん、桜桃さん、こんにちは。
寒いけど、日差しがあると嬉しいね
>みるきいさん
爆!
>桜桃さん
だからミーハーはやめられない
投稿: Tompei | 2012/01/26 13:44
小学1年から4年まで杉並区阿佐ヶ谷に住んでいた時、いっぱいタイガース聞いてました。最初に買ったドーナツ盤が「シーサイドバウンド」。「僕のマリー」「君だけに愛を」「花の首飾り」「銀河のロマンス」etc...ううっ、懐かしい小学生時代の淡い想い出でございます。
投稿: ロバート | 2012/02/02 23:13
>ロバートさん
おはようございます。
>最初に買ったドーナツ盤が「シーサイドバウンド」
おお! ロバートさんもファンだったとは嬉しいです(^^)。ドーナツ盤……歴史を感じますねぇ;;;。それらの曲目は前奏を聞いただけでぐぐっと胸に迫るものがあります。
60年代後半は東京にお住まいだったんですね。都電が走る東京をご存じなんですね!
投稿: Tompei | 2012/02/03 07:42
タイガースは正に団塊世代なんですねぇ。サラリーマンや教師も定年になってセカンドライフ。
考えようによっては昔の友と趣味と実益を兼ねたかなり贅沢なセカンドライフですよねぇ。もっとも、一時代を極めたスターの寂しい老後と言うのもあまり見たくはありませんけどね。
朝日新聞に写真が出ていましたが、ジュリーもずいぶん豊満になっていたのと、皆、白髪混じりで、でも跳ねていましたねぇ。
黄色い歓声は少し低くなっていたかもしれませんが、演じる側も観る側も気持ちは40年前に戻っての熱気だったんでしょうねぇ。
今50代の男性観客を惹き付ける往年のスターっているかなぁ。中三トリオ復活コンサートなんてのがあったら集まるかな 笑
↓川崎大師は飴屋さんの飴を切る音も懐かしいです。
投稿: 惑 | 2012/02/05 17:03
>惑さん
セカンドライフにタイガース復活というのは確かに贅沢ですね(^^)。とくにピーは青春時代と定年後がタイガースで、その間は高校教師という別世界の仕事をこなしていて、うらやましい人生です。
ジュリーはあんなにきれいだったのにその面影はまったくないんですけど、歌声はしっかりキープしていて感心します。日本のポップス界のNo.1だと思う。
中3トリオが復活したら東京ドームを満員にできそうですね。新御三家では無理かな(^^;)。
投稿: Tompei | 2012/02/06 00:38
なつかしいわー
私は中学生でしたけど・・・
母にねだって『花の首飾り』の映画を観たことを思い出しました。
子供だけでゆくことは許されず、母もついてきたんです・・・遠い昔
ピーが好きでした。今のピーを見たいかといえば、私はちょっと迷います。
投稿: yoshi | 2012/02/12 23:42
>yoshiさん
コメントありがとうございます。お返事が遅くなりました。
yoshiさんもタイガースファンだったんですね。映画、私も観ました……「世界は僕らを待っている」。相手役の久美かおりが羨ましかった~。
ピーはね、体型もあのままだし、髪の毛もちゃんとあります(爆)。ジュリーが何度も「(自分の)脂肪をやる」と言っていました。いい感じに年を重ねています。
投稿: Tompei | 2012/02/14 06:55