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2012/04/29

東長谷寺のぼたん

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 ようやく晴れ渡ったGW初日、下落合の東長谷寺薬王院にぼたんを観に出かけました。舞台造り風の建物を背景にした斜面に色とりどりのぼたんが咲く景色は、このお寺の本山である奈良の長谷寺を彷彿とさせます。ぼたんも長谷寺から移植したそうです。

 今年は開花が遅れてGWに見頃を迎えそうとのことでしたが、よく見ると何だかくたびれた感じの花が目立ちました。一方でつぼみがまだあるところを見ると、どうやら今週の雨でだいぶ傷んでしまったようです。絢爛に咲き誇る大輪のぼたんは見頃を過ぎると痛々しくなってしまい、花ふぶきが美しく降りしきる八重桜とは好対照でした。

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 近くのおとめ山公園では新緑が盛りでちょっとした森林浴ができました。旧友とともに花と緑を愛で、美味しいガレットとフルーツパフェを食べ、おしゃべりを楽しんで、幸先よいGWのスタートになりました。

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2012/04/23

特別展「ザ・タワー」(江戸東京博物館)

Img 冬に逆戻りしたような肌寒い日曜日、また江戸博まで行ってきました。東京スカイツリー完成記念特別展「ザ・タワー ~都市と塔のものがたり~」開催中。「招待券があるから行ってみるか」程度の乗りでしたが、いくつか「へぇ」と思うことがあって、トリビア好きにはそれなりに楽しめました。



トリビアその1: 明治時代、浅草には富士山型の展望施設があった。

Fujijuran_2 その名は富士山縦覧場。富士山信仰の富士塚とは違って観光のための施設で、木造の張りぼてながら30m程の高さから展望を楽しめて人気があったようです。ところが、開業(明治20年)の2年後に暴風雨で壊れて解体されてしまったそうな。
 その後、明治23年に竣工したのがかの十二階・凌雲閣(高さ52m)。関東大震災で倒壊し解体されました。
 そういえば、昭和40年代に浅草寺境内にスペースタワーという展望施設がありました。高さ110mの回転エレベーター式展望台で当時としてはかなり画期的なものでしたが、6年後には赤字により解体撤去されました。数回上った経験あり。
 スペースタワーが撤去された昭和48年に五重塔が完成しています。五重塔の近くに倍ほどの高さのタワーがあってはまずかったことも撤去の一因でしょうね。

トリビアその2: 「エッフェル塔三十六景」というリトグラフがある。

 北斎の「富嶽三十六景」に触発されて、フランスでリヴィエールという画家がエッフェル塔を望む風景画を36景描いたもの。形式だけでなく、北斎や広重の浮世絵の構図を取り入れています。
 ネットを見ていたら、昨秋「北斎とリヴィエール 三十六景の競演」という展覧会が開かれたことを発見。見たかった!
 今やパリのシンボルであるエッフェル塔も建設当時は賛否両論だったそうです。ちなみに、エッフェルとは設計者の名前。これはヅカのお芝居で学びました(笑)。

トリビアその3: 大阪の通天閣は2代目である。

 これ、大阪では常識ですか? 私は初耳でした。
 初代通天閣は明治45年、内国勧業博覧会の会場跡地に建設。エッフェル塔と凱旋門を合体させたような形で高さは75mあり、当時は東洋一でした。写真で見るかぎり、現在のタワーより格調が高い印象。昭和18年に直下の映画館の火災で損傷し解体されました。
 いまの通天閣は昭和31年完成、約100m。塔の側面に大々的に広告を掲げているところがいかにも大阪らしく感じますが、巨大広告はすでに初代からあったようです。

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201204221541000 これは太陽の塔の黄金の顔。1992年に取り外されて日本万博記念機構が所蔵していますが、「ザ・タワー」展に合わせて常設展に展示されています。東京では初公開。直径11mもあるので、上の階からのぞき込みます。現在の黄金の顔は2代目なんですね。もっとピカピカしています。

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2012/04/17

第33回お江戸オフ≪神田川の桜≫(その3)

こちらの続き)

 面影橋を渡って豊島区から新宿区に入ります。新江戸川公園までは文京区で、このあたりは3区の境目になっていてややこしい。さらにややこしいのは、豊島区側にありながら新宿区の部分もあること。神田川の川筋が微妙に変わったせい?

亮朝院

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 日暉上人が戸山村に七面大明神を祀ったのを起源とし、1671年に現在地に移転。4代将軍徳川家綱が将軍家の祈祷所としました。七面堂前の石造金剛力士像は1752年の作。

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 突然ですが、ここで昨年の江戸検定の問題を2つ。

(A)高田馬場の近くにある行事で江戸市民に知られた穴八幡宮があります。8代将軍徳川吉宗が、世子の疱瘡平癒祈願のために奉納したことに始まり、将軍家の厄除け・若君誕生の祝いに奉納された、その行事とは何でしょう?
 い)獅子舞  ろ)能楽  は)梯子乗り  に)流鏑馬

(B)一般町民が見る機会はあまりなかったようですが、噂を聞いた将軍、大名、旗本が次々に訪れたのが、尾張藩下屋敷の巨大庭園戸山荘でした。ここは約13万6000坪の敷地に、さまざまな景物が仕掛けられていました。では、実際にはなかったものは、次のうちどれでしょう?
 い)おふざけの高札       ろ)長崎出島を模した港町
 は)江戸でも有数の高い山  に)小田原宿を模した町屋通り

 これがあったから、穴八幡と戸山公園(かつての戸山荘)に行ってみたかったんです。それゆえ、参加メンバーを延々と歩かせることになって申し訳ない。これに懲りずにまたよろしくお願いします。

穴八幡

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 問題(A)の正解は(に)の流鏑馬。穴八幡といえば、流鏑馬。境内に流鏑馬像もあります。吉宗が高田馬場で催して穴八幡に奉納した流鏑馬は代々伝えられ、明治になって中断した後、昭和39年に水稲荷で復活して、現在は体育の日に戸山公園で行われています。

 もうひとつ、穴八幡で有名なのは冬至から節分まで売られる「一陽来復」という金運のお守り。冬至か大晦日か節分の夜12時に高い場所に貼るそうです。

 「一陽来復」のご利益のおかげか、拝殿も随神門も新しくてきれい。平成になって再建されたようです。

戸山公園箱根山

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 すでに5キロ以上歩いた後、さらに山登りを余儀なくされるお仲間たち。後ろ姿に哀愁が漂います。

 これが戸山公園の箱根山。高さは20m程ですが、標高にすると44.6mあって、山手線内で一番標高が高い築山です(自然の山で高いのは25.7mの愛宕山)。正式には玉円峰といいましたが、庭園内に小田原宿を模した宿場町があったので、箱根山と呼ばれるようになったとか。36軒の町屋が並ぶ通りの入口には高札まで立っていました。

 というわけで、問題(B)の答えは(ろ)です。さすがに、出島は作られませんでした。当然ですよね。間違えましたが……(汗)。

 13万6千坪という広大な敷地は戸山公園だけでなく、早稲田大学戸山キャンパス、学習院女子大学、国立医療センターを含める一帯に当たり、その規模がしのばれます。維新後は明治政府に明け渡され、跡地には陸軍戸山学校が開かれて、第二次大戦終戦まで陸軍の施設として利用されました。戦後、軍事施設は廃止され、昭和24年に戸山ハイツの建設が始まり、同29年には戸山公園が開園します。

 この周辺には縁も土地勘もないので、オフでみんなと歩けてよかった。夕方だったせいか、なんとなく暗い雰囲気で、また一人で歩いてみたいとは思いませんでした。後から知りましたが、箱根山のあたりは都内有数の心霊スポットという噂も……。

 箱根山を越えて戸山公園を後にした一行はさらに新宿まで歩き通しました。大江戸線に一駅乗るという手もあったけれど、地下深く降りて地下鉄に乗るのも面倒なのでね。冷たい風が吹く中、ひたすら歩いて汗ばむ程でした。おかげでタイ料理とビールをより一層美味しく味わえたという次第。がつがつ食べたので、写真はありません。

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2012/04/16

第33回お江戸オフ≪神田川の桜≫(その2)

こちらの続き)

 桜も散ってしまったので、腰を落ち着けてオフの記事を仕上げることにします。

有楽町線「江戸川橋」駅14時集合→神田川お花見(①江戸川公園→②椿山荘→③水神社→④新江戸川公園)→面影橋→⑤亮朝院→⑥穴八幡→(お茶)→⑦戸山公園箱根山)→18時~新宿「マンゴツリーカフェ」

 2009年の第13回オフで音羽・関口界隈、2010年の第23回オフで雑司ヶ谷・面影橋界隈を歩いているので、このあたりの神田川は3回目になります。今回はお花見をメインにして、過去2回で行かれなかった場所を訪問。江戸川橋から面影橋まで、さらに早稲田から戸山公園を抜けて新宿まで歩きに歩きました――前半は桜を眺めながら、後半は脇目もふらず。

江戸川公園

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 江戸川橋駅から地上に出ると満開の桜に迎えられました。川面にはすでに花びらがたくさん。多摩の我が家周辺はまだ5分咲きなのに、都心の桜は早いですね。

 江戸川橋、江戸川公園の江戸川とは、このあたり神田川中流のかつての名称。江戸川公園から上がってすぐの台地には江戸時代まで目白不動がありました(現在地は面影橋近く→23回オフ参照)。

椿山荘

Img_1263 椿山荘の詳しい歴史は13回オフの記事に書きましたが、すっかり忘れていたので要約すると――江戸末期:上総久留里藩黒田氏の下屋敷、明治:山縣有朋の本邸、大正7年以降、藤田財閥。そうだった、山縣有朋が椿山荘と名付けたんだっけ。

水神社

Img_1266 ここ、前回行きそびれて気になっていました。江戸切絵図にも「八幡宮水神社」と出ている古い神社で、神田上水の守護のために創建されたと伝えられています。石段の奥に小さな祠があるだけなんですけどね。その前に立つ2本の銀杏の巨木が印象的です。この神社の横が胸突坂(13回オフ参照)になります。

新江戸川公園

Img_1267  江戸川公園に対して、「新」江戸川公園という名称がつけられていますが、幕末から熊本藩細川家の下屋敷、明治から戦後にかけては細川家の本邸だった由緒正しい庭園です。1960年に東京都が購入するまで細川家の所有で、細川元総理も公園から上がった台地にある和敬塾本館(旧細川邸)で育ったそうです。元総理は永青文庫(13回オフ参照)の現・理事長。この周辺は細川家ゆかりの地なのです。


つづく

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2012/04/11

野川の夜桜 2012

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 「桜づくし2012」もいよいよフィナーレ。フィナーレはやっぱりこれ、野川の夜桜です。昨年は震災の影響で開催されなかったので2年ぶりのライトアップになります。

 ひたすら美しい。映画やCMの撮影現場で数々の美女の顔を最高に美しく照らし出したであろうライトが桜の美しさを際立たせます。

 この夜桜の人気は高まり、見物人は年々増える一方。今や一方通行に規制された川原の遊歩道を人波に揉まれながらぞろぞろ歩かなければなりません。各ポイントには警官が立っていて、メガホンで「立ち止まって写真を撮らないで」と叫ぶ。しみじみ桜を眺めている余裕はなくなりました。知る人ぞ知るローカルな催しだった頃がなつかしい。2008年の写真を見たら、人がまばらなんです。いや、多くの人に見てもらう価値があるとは思いますが……少し複雑な気持ち。

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 30分毎にカラーの照明が当てられ、桜の色が紫に青に緑に黄に変化してショーアップ。淡いピンクが桜の魅力だけど、別の色に彩られる一瞬がたまりません。ラスト10分は徐々にライトが消えていきます。最後のライトが消えると、どこからともなく拍手と「ありがとう」という声があがりました。ライトアップのために尽力してくださった方々と、今年もきれいに咲いてくれた桜に心から感謝!

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2012/04/10

ICUの桜並木

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 国際基督教大学の正門からまっすぐ600メートル続く桜並木です。通称「滑走路」。途中2/3くらいのところにバス停があり、小田急バスが入ってきます(正門前の次のバス停!)。

 えもいわれぬ美しさ。桜のトンネルという表現さえ陳腐で使いたくない程です。こんな美しい桜並木はほかに知りません。

 なのに人が少ない……なんて贅沢でしょう。それもそのはず、ICUはこの時期、桜並木を一般公開していますが、新学期が始まってからは休日のみ認めているようです。そうと知らずに平日に訪ねてしまったので、大学関係者のようなふりをしてずんずん入ってしまいました。すみません。

 似たような写真ですが、光線の加減によって色調が微妙に変わり、雰囲気も変わるので、続けて貼っておきます。一番下は桜並木の先にあるチャペル。

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 ICUの隣りの野川公園では、芽吹いたばかりの柳が風に揺れていました。隣りといってもキャンパスも公園も広大なので、かなり歩きます。早春から一気に初夏のような天候になっていい汗をかきました。

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 ここから数キロ下流で今夜、年に1度のライトアップが行われます。


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2012/04/08

第33回お江戸オフ≪神田川の桜≫(その1)

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 昨日の神田川の桜。まさに満開でした。今年のお花見オフは江戸川橋から面影橋まで神田川の桜を見ながら散策し、さらに早稲田、戸山公園経由で新宿まで歩くというかなりハードなコース。詳細は次の記事にまわすことにして、まずは桜の写真をアップします。

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 途中、椿山荘の庭園に寄りました。桜をはじめ春の花々が咲く中、結婚式を終えたばかりの新郎新婦を何組か見かけて、華やいだおめでたい雰囲気をおすそ分けしてもらいました。

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 神田川を離れて早稲田に向かうと、商店や飲食店の店先に「祝入学」の紙が貼られて街全体が祝賀ムード。入学あるいは進級したばかりの学生が浮き立つ気分で歩いてゆきます。ああ、若いっていいなぁ……うらやましい! 「だけど、あそこに戻ってまたやり直すのはしんどいよね」とうなずきあう一同でした。

 人生の節目を満開の桜に祝われてスタートした若い世代に幸多かれ。古い世代も桜にパワーをもらって頑張らなくちゃ。

 それにつけても青空が欲しかった! この素晴らしい桜を青空を背景にして見たかった!

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                          (戸山公園の箱根山)


つづく


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2012/04/05

東郷寺のしだれ桜

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 思いたって京都にやってきました――と書いたら信じてもらえそうな風情でしょう? こんな桜の名所が京王線の5駅先にあるとは昨年まで知りませんでした。ここ東郷寺は「多磨霊園」駅から徒歩5分程のところにあります。

 この写真を見ると、お寺は小高い山の上にあって山門に立つと見晴らしがよさそうですが、実は商店街の先にいきなり立派な山門としだれ桜の大木が数本現れます。この空間だけ別世界のように桜の妖気がただよっていて、なんだか吸い込まれそう。

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Img_1233_3 この東郷寺はもともと東郷平八郎の別荘地で、彼の死後、東郷元帥を慕う人々によってお寺が建てられたそうです。巨大な山門は昭和15年の建立で、黒澤明監督の映画『羅生門』に登場する門のモデルになったとのこと。境内は「花見客立入禁止」になっていて近寄れない雰囲気でした。

 いよいよ桜の季節になりました。先日来の春の嵐にも吹き飛ばされずに咲く桜はしなやかで強い。この先1週間程、桜に振り回されて過ごします。


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2012/04/02

90歳

 昨日4月1日、義父が90歳のお誕生日を迎えたので、子と孫でささやかなバースデーパーティをしました。

 義父は90にして現役主夫。病気がちの義母に代わって、80代半ばから家事をこなしています。この1、2年は夕飯は宅配にし、週に1回掃除のヘルパーさんがやってきますが、あとは全部自分できりもりしているスーパーじいさんです。本音は不本意なことだろうけれど、めったに弱音を吐かず、できるだけ子を頼らずに、日々頑張っています。

 たぶん、喜ばしくないこの状況のせいで、元気でしっかりせざるをえないんでしょう。反比例するように、義母はすっかり家事をしない人、面倒を見られる人になってしまい……やればできそうなのにやらなくなって、だんだんできなくなりました。どっちが幸せな晩年なのか、ふと考えてしまいます。

 90にして自分の歯でステーキをたいらげ、サプライズのバースデーケーキやプレゼントを喜んでくれた義父。「みんなが集まってくれたことが一番嬉しい」そうな。お父さん、このまま元気で、ときどきは趣味のゴルフも楽しんでください!(90にして私よりいいスコアで回る…汗) 「90にして」だらけ。

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 昨日4月1日はこのブログの8回目のバースデーでもありました。最近は更新も途絶えがちで、心ならずも"お出かけ日記"のような状態ですけど、ここまできたら何とか10周年までは続けたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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