第33回お江戸オフ≪神田川の桜≫(その2)
(こちらの続き)
桜も散ってしまったので、腰を落ち着けてオフの記事を仕上げることにします。
有楽町線「江戸川橋」駅14時集合→神田川お花見(①江戸川公園→②椿山荘→③水神社→④新江戸川公園)→面影橋→⑤亮朝院→⑥穴八幡→(お茶)→⑦戸山公園(箱根山)→18時~新宿「マンゴツリーカフェ」
2009年の第13回オフで音羽・関口界隈、2010年の第23回オフで雑司ヶ谷・面影橋界隈を歩いているので、このあたりの神田川は3回目になります。今回はお花見をメインにして、過去2回で行かれなかった場所を訪問。江戸川橋から面影橋まで、さらに早稲田から戸山公園を抜けて新宿まで歩きに歩きました――前半は桜を眺めながら、後半は脇目もふらず。
①江戸川公園
江戸川橋駅から地上に出ると満開の桜に迎えられました。川面にはすでに花びらがたくさん。多摩の我が家周辺はまだ5分咲きなのに、都心の桜は早いですね。
江戸川橋、江戸川公園の江戸川とは、このあたり神田川中流のかつての名称。江戸川公園から上がってすぐの台地には江戸時代まで目白不動がありました(現在地は面影橋近く→23回オフ参照)。
②椿山荘
椿山荘の詳しい歴史は13回オフの記事に書きましたが、すっかり忘れていたので要約すると――江戸末期:上総久留里藩黒田氏の下屋敷、明治:山縣有朋の本邸、大正7年以降、藤田財閥。そうだった、山縣有朋が椿山荘と名付けたんだっけ。
③水神社
ここ、前回行きそびれて気になっていました。江戸切絵図にも「八幡宮水神社」と出ている古い神社で、神田上水の守護のために創建されたと伝えられています。石段の奥に小さな祠があるだけなんですけどね。その前に立つ2本の銀杏の巨木が印象的です。この神社の横が胸突坂(13回オフ参照)になります。
④新江戸川公園
江戸川公園に対して、「新」江戸川公園という名称がつけられていますが、幕末から熊本藩細川家の下屋敷、明治から戦後にかけては細川家の本邸だった由緒正しい庭園です。1960年に東京都が購入するまで細川家の所有で、細川元総理も公園から上がった台地にある和敬塾本館(旧細川邸)で育ったそうです。元総理は永青文庫(13回オフ参照)の現・理事長。この周辺は細川家ゆかりの地なのです。
(つづく)
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