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2013/02/19

「歌舞伎 江戸の芝居小屋」(サントリー美術館)

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 2月19日にして今年4つ目の記事です。ブログを更新するという習慣がなくなりつつありますが、お江戸の話題なので重い腰を上げました。こんな調子で10周年まであと1年続けられるのか……。

 サントリー美術館で行なわれている歌舞伎座新開場記念展「歌舞伎」に行ってきました。江戸好きなのに歌舞伎は苦手分野ですが、先月浅草歌舞伎を観て多少はお近づきになれたような気がして、タイムリーな企画を興味深く観ました。

 歌舞伎の歴史は江戸創生期に出雲の阿国のかぶき踊りに始まり、遊女歌舞伎、若衆歌舞伎を経て、野郎歌舞伎の時代になります。遊女歌舞伎や若衆歌舞伎は風俗を乱すという理由で幕府が禁止したんですね。女だけの歌舞伎、若衆だけの歌舞伎、なんだかそそられます(笑)。当初は京都の四条河原などに舞台を設営して屋外で行なわれていましたが、やがて江戸と上方で大きく発展し、常設の芝居小屋ができます。そのあたりの歴史を屏風絵などを見て確認できて楽しめました。

 メインはやはり役者たちの錦絵。演目も役者の名跡も今に通じているというのが歌舞伎のすごいところです。先月観た『勧進帳』の弁慶の絵を見ると「あ、あれね」とわかるのが嬉しい。もっといろいろ観なくては! 新しい歌舞伎座にも早く行ってみたい。

 そうそう、とても感銘を受けたのは九代目市川團十郎お手製の俳句かるた。読み札の書も絵札の絵も玄人はだしで素晴らしいものでした。歌舞伎役者は芸だけでなく文化的教養も必要らしい。今もそうなんでしょうか。梨園に生まれて名跡を継ぐのはたいへんそうだとお察ししました。

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2013/02/04

第39回お江戸オフ≪鎌倉≫

  2月になりました。1月下旬の10日程は30年ぶり(?)のインフルエンザで家にこもっていましたが、2日のオフになんとか間に合いました。熱はすぐ下がったのに、意外にぐずぐず長引いたんですよ。皆様もお気をつけくださいね。

 今年最初のお江戸オフは鶴岡八幡宮に初詣――2月だけど節分前なのでね。今回は横浜のぶんぶんさんがコース選定からランチの予約まですべてアレンジしてくださいました。どうもありがとうございました。時間やコースを気にしないで、のんきに歩くのは楽しい!

JR鎌倉駅10時30分集合→(バス)→報国寺(竹の寺)→杉本寺(鎌倉最古のお寺)→ランチ「こふく」→鶴岡八幡宮・ぼたん園→(小町通り)→鎌倉駅

<報国寺>

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 鎌倉駅に着いたら霧雨が降っていて、バスに乗って報国寺に着いたら降りがひどくなって、お江戸オフには珍しい雨のスタートとなりました。けれども、竹林には雨が似合う。雨音を聞きながらゆっくりお抹茶をいただくひととき、汚れきった心も洗われてゆきました。

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 「ここ、来たことあるような……」と感じていたんですが、前回鎌倉に出かけた2007年秋に訪ねていました。ブログの記事でそれが判明。「人の少ない時にゆっくりお抹茶をいただきながら竹を眺めてみたい」なんて書いてありました。知らず知らずそれを実現していたわけで嬉しさ倍増です。それにつけても、記憶の頼りなさよ。そして、記録のありがたさよ。

 1334年創建と伝えられ、開基は足利尊氏の祖父・足利家時とも上杉重兼とも言われています。右の写真に写っている横穴は、足利家時ほか一族のお墓「やぐら」。

<杉本寺>

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 734年に光明皇后の御願により、行基が十一面観音を安置して創建したと伝えられる鎌倉最古のお寺。坂東三十三観音一番札所。苔むした石段(通行不可)の上に茅葺の仁王門と本堂があります。

 「鎌倉最古」を体感できる独特の雰囲気が漂っていました。ご本堂に上がって観音様などに手を合わせると、そのままタイムスリップしそうな感じ。雨はすっかり上がって、以後傘は使わずにすみました。

<こふく>

Img_3058 杉本寺に程近い「こふく」にてランチ。知らなかったらお店とは気がつきそうにない民家のお座敷にて、古都らしい目にも口にも美味しいお弁当をいただきました。こちらはばら寿司がメインの1800円のお弁当。デザートのアイスクリームまでついてお得です。見た目よりぎゅっと詰まっていてお腹いっぱいになりました。

<鶴岡八幡宮>

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 昼食後、鶴岡八幡宮に着いた頃にはご覧のとおりの青空。しかも気温が高く、桜が咲きそうな陽気でした。

 八幡様は源氏の守護神。1063年に河内源氏が京都の石清水八幡宮を勧請したのが始まりで、1180年、源頼朝が現在地に遷座しました。鶴岡八幡宮のシンボルだった大銀杏がないのは、なんとなく間が抜けた光景です。再生してまた立派な銀杏に育ってほしい。先代程になるまで数百年? どんな時代になっているんでしょうね。

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 源氏池のまわりのぼたん園がちょうど見頃でした。藁囲いで覆ったり、傘を開閉したり、ぼたんのお世話はたいへんそうです。高貴で優雅なお姫様みたい。

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 この後、小町通りのお店をひやかしながら駅に向かいました。おみやげはこ寿々のわらび餅。これがなんともすごい粘り気で取り分けるのに悪戦苦闘しました。文字通り「戦う」って感じなんです。戦いに勝って口に入れると、後を引く美味しさ! もっと買ってくればよかった。また鎌倉に行こう!


 

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