「歌舞伎 江戸の芝居小屋」(サントリー美術館)
2月19日にして今年4つ目の記事です。ブログを更新するという習慣がなくなりつつありますが、お江戸の話題なので重い腰を上げました。こんな調子で10周年まであと1年続けられるのか……。
サントリー美術館で行なわれている歌舞伎座新開場記念展「歌舞伎」に行ってきました。江戸好きなのに歌舞伎は苦手分野ですが、先月浅草歌舞伎を観て多少はお近づきになれたような気がして、タイムリーな企画を興味深く観ました。
歌舞伎の歴史は江戸創生期に出雲の阿国のかぶき踊りに始まり、遊女歌舞伎、若衆歌舞伎を経て、野郎歌舞伎の時代になります。遊女歌舞伎や若衆歌舞伎は風俗を乱すという理由で幕府が禁止したんですね。女だけの歌舞伎、若衆だけの歌舞伎、なんだかそそられます(笑)。当初は京都の四条河原などに舞台を設営して屋外で行なわれていましたが、やがて江戸と上方で大きく発展し、常設の芝居小屋ができます。そのあたりの歴史を屏風絵などを見て確認できて楽しめました。
メインはやはり役者たちの錦絵。演目も役者の名跡も今に通じているというのが歌舞伎のすごいところです。先月観た『勧進帳』の弁慶の絵を見ると「あ、あれね」とわかるのが嬉しい。もっといろいろ観なくては! 新しい歌舞伎座にも早く行ってみたい。
そうそう、とても感銘を受けたのは九代目市川團十郎お手製の俳句かるた。読み札の書も絵札の絵も玄人はだしで素晴らしいものでした。歌舞伎役者は芸だけでなく文化的教養も必要らしい。今もそうなんでしょうか。梨園に生まれて名跡を継ぐのはたいへんそうだとお察ししました。
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コメント
うわ〜^^いいですね☆
詳しくはないですが、歌舞伎は好きです。
金比羅歌舞伎なんかも身近で観れて素晴らしいですよ♪
コチラでの歌舞伎もチャンスがあれば色々見てみたいものです^^
投稿: みるきい | 2013/02/20 08:21
>みるきいさん
コメントどうもありがとうございます。
金毘羅歌舞伎を観たことあるの? それは素晴らしい! 金毘羅さんに詣でた時、古い芝居小屋を見学しましたよ。実際に歌舞伎が上演されるのを観てみたいと思いました。
東京にいる間に新しい歌舞伎座に行かれるといいですね。いや、それよりずっと東京にいられるといいね(^^)
投稿: Tompei | 2013/02/20 10:33
>こんな調子で10周年まであと1年続けられるのか……。
こんな調子でいいじゃないですか~(笑)
私もそんな調子です^^;;
続けていてくださらないと^^
面白そうですね~。
新歌舞伎座もぜひ行ってみたいし。
投稿: 桜桃 | 2013/02/20 11:15
>桜桃さん
こんにちは! 桜桃さんもペースダウンしているようなので、ちょっと安心(^^ゞ
やっぱり野郎歌舞伎より女歌舞伎が気になって……明日はベルばら観ます 桜桃さんは若衆のほうね。昨夜歌番組を見ながら、桜桃さんのニマニマ顔を思い浮かべてました。
投稿: Tompei | 2013/02/20 13:05