« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »

2015/02/05

雅叙園と庭園美術館

 東京は先週に続き、積雪の予報が出ています。今のところ、みぞれですんでいますが、これから雪に変わるんでしょうか。交通に影響が出るようなことになりませんように。こんな寒い日はブログ記事でも更新しよう。

Img_3001_3


 この前の週末、目黒の雅叙園と庭園美術館をハシゴしました。夫が百段階段を見てみたいと言うもので。私は7年前(2、3年前のような気がする)に訪ねたことがあり、その時の記事にウンチクを書きました。今回のリーフレットに百段階段の説明書きがあったので貼っておきます。

 この時期は毎年「百段雛まつり」が行なわれているそうで、今年は第6弾、瀬戸内に伝わる雛人形が展示されています。岡山藩主から拝領した高さ80cmもある「享保雛」、檜皮葺の御殿飾り雛、鞆の浦のお雛様など、豪華な百段階段の装飾がかすむ華やかさでした。でも、古いお人形はどこか薄気味悪さも漂わせていますね。

Img_5408 Img_5399

 その後、昨年秋に新装オープンした庭園美術館にも行ってきました。

 庭園美術館は旧朝香宮邸とその庭園(閉園中)を生かした東京都の美術館。江戸時代は高松藩松平家の下屋敷で、明治になって陸軍の火薬庫が置かれた後、皇室財産となり、昭和8年(1933)に朝香宮邸が建設されました。宮家の退去後は吉田茂の外務大臣公邸として使われ(1947~50)、その後は西武鉄道の白金プリンス迎賓館として19年、プリンスホテル本社として7年使用された後、東京都に売却され、昭和58年(1983)に都立美術館として一般公開されました。

 沿革をこんなに細かく書くつもりはなかったのに、途中26年間も西武の所有だったことを知ってびっくりしたのでつい長々と書いてしまいました。美術館のリーフレットにも、館内で放映されている美術館の説明にも、西武の「せ」の字も出てこなかったんです。どうやら、西武は白金台プリンスホテルを建設しようとしたけれど、住民の反対運動で中止になったので、都に売却したらしい。ホテルにならなくてよかった!

Img_5400Img_5402

 この建物の外観はシンプルですが、内部はアール・デコ様式の装飾が施されていて、ため息の出る美しさでした。朝香宮ご夫妻がパリに長期滞在していた時に1925年のパリ万博(通称:アール・デコ博覧会)を見学し感銘を受けて、帰国後に「アール・デコの館」と称されるこの邸を建設したそうです。オブジェやシャンデリア、床や壁の装飾はもちろん、送風口などの細部に至るまでアール・デコにこだわった芸術品のような邸宅です。この企画展では一部屋しか撮影できませんでしたが、いつか撮影可能な日に出かけてカメラに収めたいと思います。

 雅叙園の百段階段が完成したのが昭和10年、朝香宮邸の完成が昭和8年。装飾に凝った和と洋の建物が同じ時代にこんな近くに建てられたのは面白い偶然ですね。

Img_0004

 家事などの合間に書いていたら、もう6時を過ぎてしまいました。幸い、積雪は免れたようです。


| | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »