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2015/04/24

第51回お江戸オフ≪小石川植物園&駒込≫ その2

こちらの続き)

<駒込土物店跡>

Img_5554 植物園横の坂道を上って下り、白山を抜けて本駒込に出ました。天栄寺の前に駒込土物店跡の石碑が立っています。土物とは野菜のこと。この場所には、神田、千住と並ぶ江戸の三大青物市場がありました。


<南谷寺(赤目不動)>

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 2011年初めの五色不動めぐりの時以来2度目の参拝。ウンチクはその時の記事に書いたはずと思いきや、書いてなかった。いつも手抜きだらけです。

 もとは現在の動坂上にあったそうな。そもそも、動坂とは不動坂の略で、不動尊があるから不動坂と呼ばれたとのこと。徳川家光が鷹狩りの帰りにそこに立ち寄り、目が赤い不動尊を見て、「これから目赤不動とよぶべし」と命じて現在の場所に移しました。


<吉祥寺>

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 堂々とした山門と広い境内を持つ曹洞宗の寺院。太田道灌が江戸城を築いた際、掘った井戸から「吉祥増上」と刻んだ金印(銅印?)が出てきて、それを祀ったのが始まりと伝えられています。のちに水道橋に移転し、明暦の大火によって焼失後、当地に移りました。その際、近隣の住民は立ち退かされ、代わりに郊外の土地を与えられて開拓しました。それが現在の吉祥寺(武蔵野市)です。山門(下)と経蔵(右上)以外の堂宇は第二次大戦で焼失しました。

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 参道の紅枝垂れ桜が満開でした。偶然この時期に訪ねることができてラッキーでした。この山門と紅枝垂れ桜の写真は東京とは思えない風情でしょう? 「栴檀林」とは曹洞宗の学問所のこと。かつては僧堂や学寮があり、1000人以上の僧が修行や学問に励む僧侶養成機関でした。

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 右上の写真は、八百屋お七と吉三郎の比翼塚。井原西鶴の『好色五人女』の中で、お七と吉三の出会いの場が吉祥寺となっていることから建てられました。実際は、お七のお墓がある白山の円乗寺のようです(2009年訪問時の記事)。

 二宮尊徳、鳥居耀蔵、榎本武揚らのお墓がありますが、枝垂れ桜に夢中になって見逃しました。ここで枝垂れ桜を見られて、お花見オフのポイントがぐっと上がりました。


<天祖神社>

Img_5573 源頼朝が神明(天照大神)を祀ったのが始まりと伝えられています。江戸時代には駒込神明宮と呼ばれていました。




<駒込名主屋敷>

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 江戸初期に駒込の開拓を許され、名主を務めた高木家の屋敷。享保2年(1717)築。門だけでなく母屋も残っており、現在も居住中とのこと。そうとは知らずに覗き見してしまいました。


<駒込富士神社>

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 天正年間に本郷(現在の東大)に勧請された浅間神社が江戸初期の加賀藩上屋敷建築の際、この地に移りました。江戸時代から現在に至るまで「駒込のお富士さん」として親しまれ、かつては町火消に篤く信仰されたことから火消しの石碑が多く残っています。

 初夢に見ると縁起がよいとされる「一富士二鷹三茄子」という言葉は、この富士塚、周辺にあった鷹匠屋敷、名産物の駒込茄子に由来しているという説もあります。この3つの組合せはもっと昔からあったらしい。

 神社の境内にある富士塚はあちこちで見てきましたが、富士塚に拝殿が建っているのはここが初めてのように思います。右上の写真は遠景ですが、拡大しないとわかりにくいですね。


 こうして2万歩程歩いて、この日の予定を無事完了。播磨坂の散り進んだ桜並木を見たときは「どうなることやら」と思いましたが、小石川植物園と吉祥寺の桜を愛でられてかなり満足できました。「あわよくば夜桜も」と意気込んでいた六義園の枝垂れ桜ライトアップはあきらめましたが……。

 そうそう、宴会会場の「おやき SiSiMARU」で初めて人気の日本酒「獺祭」を飲みました。さっぱりした口当たりで美味しかった! ぶんぶんさんが選んでくれたこのお店はお料理も美味しくて、いつになくたくさん飲んでしまいましたよ。幸せな1日でした。

 

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コメント

桜の江戸オフ、お世話になりました。
もうすっかり葉桜になってしまいましたね。
吉祥寺というと、誰もがあちらの吉祥寺を思い浮かべますが
そんなつながりがあったのですね、、
初めて知りました。ありがとうございます
桜も、お食事も、とても印象深いオフでした。
いつも本当にありがとうございます。

投稿: hicha | 2015/04/24 13:26

その節はお世話になりました。
宿題を終えてほっとされたことでしょう^^

 >初夢に見ると縁起がよいとされる「一富士二鷹三茄子」という言葉は、この富士塚、周辺にあった鷹匠屋敷、名産物の駒込茄子に由来しています。

へ~へ~~!この神社、なかなかのパワースポットという感じがしましたね。

期待していなかった桜が小石川植物園と吉祥寺で満喫できたことは本当に嬉しかったです。

また次回もよろしくお願いいたします。

投稿: ぶんぶん | 2015/04/24 16:47

hichaさん、ぶんぶんさん、コメントありがとうございます。
その節はお世話になりました。

>hichaさん

 吉祥寺には吉祥寺というお寺がなくて不思議に思っていましたが、こういうわけだったんですね。

 初めての場所を歩く時は「面白くない場所だったらどうしよう」と内心ドキドキですけど、今回みたいに結果的に"当たり"だとすごく嬉しいです(^^)。

>ぶんぶんさん

 はい、ようやく落ち着いて次回のコースを考えられます(^^ゞ。京都の記事も書かなくちゃね。

 「一富士二鷹三茄子」は別説もあるようなので、言葉をにごしておきました(^^;)。何かの本に「駒込富士権現」が出てきて、行ってみたいと思っていたの。あの富士塚はパワーがありますよね。

投稿: Tompei | 2015/04/24 23:20

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小石川植物園を出て 南谷寺 江戸五色不動の一つ目赤不動があります。伊勢赤目山で不動明王を得た万行和尚が庵を開いたのが始まりだとか。はじめ「赤目」不動と号したが家光によって目赤と名付けられました。 吉祥... [続きを読む]

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