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2015/07/29

第53回お江戸オフ≪西新宿≫ その1

 猛暑お見舞い申し上げます。先週末からの暑さは尋常ではありませんね。予想最高気温33度と聞くと「今日はあまり暑くないな」と思う始末。皆様、くれぐれも体調にお気をつけくださいませ。

 そんな中、25日土曜日に真夏恒例のビールオフがありました。前回のオフから中野つながりで中野坂上から新宿まで歩く計画でしたが、猛暑のためコースを短縮して、西新宿のみにしました。有志はその前に小原流華道展(新宿高島屋)とドールハウス展(京王百貨店)を鑑賞。

新宿西口交番前16:30集合→熊野神社→新宿中央公園→成子地蔵→成子天神→(策の井跡・淀橋浄水場跡碑)→18時~「ミュンヘン 小田急ハルク店」

Fullsizerender 小原流の華道展のタイトルは「颸の一日」。「颸」は風に思うと書いて漢字一字で「すずかぜ」と読むんですって。知らなかった。この日は風がほとんどなく、高層ビルの谷間なのにビル風もなく、お江戸オフ史上最高の「大汗の一日」となりました。


<十二社 熊野神社>

Img_0411

 新宿中央公園の一角に熊野神社の立派なお社があります。高層ビル群のはずれにこんな神社があることをどれだけの人が知っているでしょう。かくいう私も初めて足を踏み入れました。

 室町時代に中野一帯を開拓して中野長者と呼ばれた鈴木九郎が故郷の紀伊・熊野三山より十二所権現を勧請して祀ったのが始まりと伝えられます。やがて十二社(じゅうにそう)と呼ばれるようになり、現在も十二社の熊野神社として親しまれています。新宿の総鎮守で西新宿、新宿駅周辺、歌舞伎町が氏子町。

Img_0412 右の写真は、太田南畝の書が刻まれた手洗い石。





Edo100 江戸時代には熊野十二所権現と呼ばれ、幕府による社殿の整備も行なわれました。8代将軍徳川吉宗が鷹狩りの際に参拝したことから評判が広まり、景勝地として賑わうようになります。神社の西側にあった大小2つの溜め池の周囲に多数の茶屋ができて、桜、紅葉、雪見など四季おりおりの情趣を求めて遊覧客がやって来ました。また周辺の数か所に滝もあり、名所になりました。

 ひさびさに、広重の「江戸百」を貼っておきます。『角筈熊野十二社 俗称十二そう』。「俗称十二そう」まで作品名に入っています。

 明治以降、池の周辺には大きな料亭ができ、花街として賑わいました。池は大正後期より徐々に埋立てられ、昭和43年(1968)には完全に消滅しました。また滝も、明治半ばに始まった淀橋浄水場の工事などによって埋立てられました。

 昭和43年まで池があったとはびっくり! そういえば、十二社通りに面したマンションの1階に「十二社温泉」というのがあったけれど、2009年に営業を終了していました。あの温泉は花街の名残りだったのですね。

 十二社の歴史が面白くて長くなったので、ここでいったん区切ります。

続く

 

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