迎賓館とパンケーキ
11月です。1ヶ月前はあんなに暑かったのに、いつのまにか霜月の始まりらしい陽気になってきました。
1日から3日間、迎賓館の前庭が公開されているので昨日、見物に行ってきました。建物内部の参観は事前に応募する必要があるけれど、こちらはぶらりと行けばOK。ただし、セキュリティーチェックがあります。
迎賓館の建物は東宮御所として明治42年に建設され、赤坂離宮と呼ばれてきました。あまりに華美すぎ、使い勝手も悪かったので、実際に住居として使わることはほとんどなかったらしい。第二次大戦後、国会図書館や東京オリンピック組織委員会などに使用された後、昭和42年に迎賓施設として改修することが決まり、約5年の改修工事を経て、昭和49年にこの建物が完成しました。ちなみに、江戸時代は御三家紀州藩の上屋敷があった場所です。
石畳の広場の向うにそびえるシンメトリーの美しいネオ・バロック様式の西洋建築。国宝に指定されています。贅を凝らした装飾も見事。まるで、ヨーロッパの宮殿みたい。ん……何故、日本風じゃないんでしょう? 和風別館があるようだし、京都の迎賓館は純和風建築だそうですが。
上の写真は屋根の上の装飾。地球を守る鳳凰、甲冑姿の武者。左下は正面玄関の中央の扉。右下は左右の出入口の装飾。パンフレットによると、内部はさらに豪華絢爛なようです。次回はぜひ内部を観たい!
迎賓館を後にして、目指すはパンケーキ。いや、表参道の東急プラザのビルズ。より美味しく食べるためにひたすら歩きます。安鎮坂を上り、神宮外苑を横切って、外苑西通りから旧渋谷川の遊歩道(キャットストリートというらしい)をたどって表参道に出ました。途中、絵画館を見学。この建物の中に入るのは初めてです。
正式名称、聖徳記念絵画館。外観も立派ですが、内部も重厚感があって素晴らしい。窓のステンドグラスや床の大理石のモザイクなど、華美ではないけれど印象的な装飾が施されています。撮影禁止なのが残念。
この建物は大正15年竣工。明治天皇と昭憲皇太后の事績を描いた大きな壁画(日本画・洋画各40枚)が年代順に展示されています。絵画鑑賞というより、幕末から明治の歴史を復習するのに最適。
さらに歩いて、5時前に表参道到着。いよいよビルズのパンケーキです! 去年横浜で食べたリコッタパンケーキのふわふわの食感が忘れられず、お江戸オフのお仲間4人と表参道店を訪れました。はますけさんが予約を取ってくれたおかげで、順番待ちの列を尻目にすぐに着席。パンケーキのほか、話題のスクランブルエッグ、パスタ2種も堪能しました。あー、幸せ!
この日から早くもクリスマスイルミネーションが始まっていました。心が浮き立つけれど、なんだかあせります。
| 固定リンク | コメント (9) | トラックバック (0)
最近のコメント