2005/05/19

「単語力(タンゴリキ)」

 2ヵ月程前に「アンチ・バベルの塔」というブログによって刺激された単語力増強への意欲(こちらの記事)は、波があるものの今のところ健在です。このブログの管理人さんを始め、多くの学習者が自作の単語カードによって記憶していることを知って、私も単語カード作成に着手しました。

 単語カードを作るなんて学生時代以来で、この年になって今更という気もするけれど、今のままではあまりにも情けないので、とりあえず始めてみた次第です。いつまで続くかわからないけれど、やった分だけでも単語を覚えられたらいいかな……最初からこんな弱気ではいけませんね(^^ゞ。

 私は熱しやすく冷めやすいため、やる気の継続が大問題。そこで、時々「アンチ…」や他の英語学習サイトにアクセスしては、刺激を受けるようにしています。

 その中に「単語力(タンゴリキ)」というサイトがあります。これは英語の語彙力を判定するサイトで、10題の3択問題に答えるとスコアが出て、3000人以上が参加するランキングの順位もわかります。

 これだけを使って単語を覚えるには無理があると思いますが(単語帳機能を拡張した有料版もあるけれど)、ゲーム感覚でできるのでなかなか楽しめます。3択だから、その単語を知らなくても消去法で意味を推測できますが、そうして時間をかけて問題を解くとスコアが下がるようになっています。その他、簡単な単語を間違えると大きく減点されるなど、よく考えられています。

 私の現在のスコアは……とても公表できません(--;)。単語カード効果でスコアが上がったあかつきには、報告させていただきます(と、いちおう言っておこう)。我こそはと思う方は、ぜひチャレンジしてみてください!

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2005/03/27

「ワードパワー英英和辞典」

ワードパワー英英和辞典
ワードパワー英英和辞典

 ブログ「アンチ・バベルの塔」(詳しくはこちらの記事)で推薦されていた「ワードパワー英英和辞典」をさっそくAmazonで購入しました。

 この辞書は、Oxford Wordpower Dictionary の原文とその訳文、その原語に対応する訳語を付けた英英和辞典。英単語の定義を知るには英英辞典を使うのがベストと知りつつ、なかなか英英辞典には手が出ず、対応する訳語を覚えるのが精一杯の英語学習者が多いと思いますが(私もそう!)、そういう人に最適な辞書です。

 英英辞典の丸暗記によって語彙を増やしているというアンチ・バベルさんに刺激を受けた私は、取りあえずこの辞書を"読んでみよう"と思い(暗記しようとは思えない軟弱さ(^^;)、まず基本動詞から読み始めているところです。

admit: to agree that something unpleasant is true or that you have done something wrong

argue: to say things, often angrily that show that you do not agree with somebody about something

cook: to prepare food for eating by heating it

 
 admit=認める、argue=議論する、cook=料理する、と覚えているだけではわからないニュアンスが伝わってきます。それによって、類語との違いもよくわかります。cookの「火の使用」に関しては多くの英和辞典に出ていますが、admitやargueのニュアンスまで伝えているものはあまりないのでは?(「ジーニアス」は割合詳しい)

 語彙が37000しかないのが欠点とも言われていますが、今の私の段階では十分です。それ以上の語彙を必要とする人は、普通の英英辞典を使いこなせるに違いないし……。こういう画期的な辞書が通信添削のZ会から出ているのもまた画期的です。

 ふだんはPCに入れた辞書や電子辞書を利用しているので、紙の辞書はひさしぶり。辞書を引く勘がすっかり鈍っていることを痛感しています。それに、辞書にしては大きめの活字で見やすいとされているのに、私にとっては字が細かくてつらい……「お手元用めがね」を利用しなければなりません(^^;)。

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2005/03/22

「アンチ・バベルの塔」

 花粉症のせいで家に閉じこもりっぱなしだった三連休にブログ巡りをしていたら、たまたま「アンチ・バベルの塔」というブログに行き当たりました。英単語の習得のために単語カードを利用する「アンチ・バベルの塔」と名づけた方法を実践し、すでに5万語を暗記し、さらに10万語をめざして現在も習得中の方が作っているブログです。

 具体的に公開されている「アンチ・バベルの塔」そのものに対する興味もさることながら、さまざまな観点から語られる英語習得についてのコラムがどれもたいへん面白くまた刺激になり、眠っていた学習意欲がひさしぶりに目を覚ましました。

 英語の学習に最も必要なのは学習や練習にかける時間数であり、語彙を自然に(=楽に)覚えるのは不可能であること。そして、その暗記作業には繰り返しが絶対必要であること。その指摘に深く頷く私……いちいちもっともで、そんなことはわかりきっているはずなのに、結局その根気が続かなくて、語彙不足を自覚しながらも放置している情けない状態です。

 最低限5000語の認識語彙が必要。さらに、ノン・ネイティブ用に編集されていないものを楽に読むためには5万語以上が必要とのこと。ため息の出る数字ですが、せっかく目を覚ました学習意欲がまた眠らないうちに、とにかく一つでも多く語彙を増やしたいと思います。

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2004/12/15

算数の教科書(英語版)

 昨日の読売新聞によれば、全ページが英語で書かれた算数の教科書が来春、出版されるそうです。教科書としてではなく一般図書として、来年3月までには書店に並ぶ予定。国語の授業以外は英語を使って授業を展開する「イマージョン(immersion)」という教育法を取り入れている小学校と、小学校の段階から英語教育に取り組んでいる英語教育特区(現在40の自治体)の需要を狙っているようです。

 掲載されていた写真によると、こんな感じです。

Addition and subtraction

1, I spent 30 yen for candy 40 yen for chewing gum.
  How much in all?

2, Let's calculate 50+50.

3, I had 90 sheets of coloured paper and used 40 sheets.
  How many sheets are left?

4, Let's calculate 170-80.

 過去形が使われているので、中学2年くらいで習う英語のレベルですね。この英語を算数とともに覚えられたら(少なくとも英文の意味をつかめるようになったら)、それは一石二鳥で素晴らしいけれど、そんなことできるのかしら? 子どもの柔らかい頭の中には、足し算引き算の概念と英文がスムーズに入っていけるの?

 英語の習得にあたって、英語そのものだけを勉強するのではなく、英語を使って何かをするのは効果があると思うものの、いきなり英語で算数を勉強するのはかなりの冒険に思えます。子どもの側にある程度の英語の素地があること、教師は完璧なバイリンガルであることが最低必要条件でしょうか。一部の私立校はともかく、公立校に普及するまでにはまだまだ厚い壁がありそうです。

 それにしても、いったいどうしたら、日本人の英語力がレベルアップするんでしょうね。英語教育の改善は必要に違いないけれど、どう改善したら、効率よく英語を習得できるようになるのか、悩ましい問題です。いやいや、いくら教育方法が改善されても、どこかの段階で必死に勉強しないとやはりまともには身につかないものだと思います(自戒をこめて)。

 来年、この教科書が出たら、買ってみようと思います。

 

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2004/04/20

『私の英単語帳を公開します!』(尾崎哲夫)

私の英単語帳を公開します! 尾崎式の秘密
私の英単語帳を公開します! 尾崎式の秘密

 翻訳の内職のためにも、ペーパーバックを楽しむためにも、「英単語力の増強」が私の悲願。だから、よさそうな英単語学習本があると、つい入手したくなります。そして、まもなく悟る……「英単語を覚えるには、何よりも根気が大切」と。『DUO』も『速読速聴・英単語』も『語源で増やす英単語』も結局、最後のページまでたどり着かないまま、本棚に並んでいます。

 そんな私が性懲りもなく、今回買い求めたのがこの『私の英単語帳を公開します!』。この本は、英語に関する本を数々出版している尾崎哲夫さんが、私的に使ってきたご自分の英単語ノートを元に構成したもので、今までにない実践的な英単語学習書です。

 同義語、反対語、派生語、関連語などを2色使いでわかりやすく並べてあって、視覚に訴える単語帳と言えます。この並べ方、まとめ方が実に素晴らしい! 例文は最小限におさえ、発音記号は省略されているので、単語を新しく覚えるというより、覚えた単語を確認し、系統立てて再度インプットするのに最適かと思います。

 頭の中が柔軟だった(はずの)10代、20代に、もっとしっかりボキャブラリーを増やしておけばよかった、と後悔は尽きません。単語力増強とは、どんな方法にしろ、地道で単純な記憶作業を抜きにはできないのです。それがわかっているのに、何故、挫折を繰り返すのか……ああ、情けなや。

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