2012/11/08

「エリザベート スペシャル ガラ・コンサート」

 行ってきました、初演雪組バージョンのガラコン。このコンサートの発表があってから「絶対観たい」と思いつめ、あちこちの先行予約に応募するもことごとく落選。とうとう禁断のヤフオクに手を出してしまいました。3階のB席だからS席よりは安く落札できたの。って、バカよね。でも、観られて本当によかった!

 ウィーン発のミュージカル「エリザベート」を1996年に日本で最初に上演したのが宝塚の雪組で、当時の雪組は歌える生徒が揃っていたこともあって大好評を博し、その後、この作品は宝塚や東宝で何度も再演されるようになりました。今回のガラコンサートでは初演時の主なキャストが出演する日が東京と大阪で数日ずつあります。高嶺ファンだった私にとっては、まさに夢のような公演。キャスト表を見ただけで興奮してぞくぞくしました。

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 ガラコンサートといっても、扮装、台詞、キャストの出入り、簡単な動きなどがあり、かなりミュージカルに近いもので見応えがありました。出演者たちは熱い意気込みといい緊張感を持ってパフォーマンスに集中し、客席は16年ぶりに蘇った「エリザベート」を一瞬たりとも見逃せないと舞台に集中して、劇場全体に濃密な空気が広がっていました。この空間の中にいられて幸せ。やっぱり初演はすごかったんだ!

 私としては、初代皇帝陛下ご夫妻を見ただけで、「ありがたやありがたや」と拝みたいような気持ち(笑)。16年前と現在を気持ちが行ったり来たりして、感慨もひとしおでした。みんな出演してくれてありがとう! それぞれの中でこの経験がよい方向に生かされるといいな。何だか親心のような心境になっています。

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 会場は、渋谷ヒカリエの11階から16階にあるシアターオーブ。遅ればせながら初ヒカリエの私、エスカレーターで様子を見ながら上がったら、途中の階で何度も歩かされて面倒くさかった。オーブのロビーはガラス張りの吹き抜けで見晴らしがよく気持ちがいい。3階席は舞台との距離は近いけれど、席の前の細い手すりが視界に入って邪魔。傾斜が急なので安全のためには仕方ないのかな。

 その他のキャストを(続き)に記録しておきます。

 

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2012/07/11

大空祐飛ラストデー 2012.07.01

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        笑って泣いて 愛して生きた日々
      悔いはない いつまでも忘れはしないさ


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 あの日から早10日。今更ではありますが、何も触れないのも淋しい気がするので、中継ライブのパンフレットの写真を貼っておきます。本当はいけないんだけどね。


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2012/05/25

ディナーショー『YUHizm』 (パレスホテル)

 金環日食で始まり、スカイツリーがオープンした今週は、私にとってもお祭り週間。一昨日はオープン翌日のスカイツリーに上り、昨日は新装オープンして1週間のパレスホテルのディナーショー(DS)に出かけ、お楽しみ続きでした。

 宝塚のごひいき、大空祐飛さんのDS『YUHizm』。7月1日の退団を控えて最後のDSなので「チケットが取れるはずない」とあきらめていたところ、友人の奮闘のおかげで観られることになりました。感謝! DSは11年ぶり。それはゆうひさんの初めてのDSで、実は「最初で最後かも」と思って出かけたのでした。ファンでさえ、こんなに魅力的な男役に成長して、一時代を築くトップになるとは夢にも思わず……。華麗なる逆転満塁ホームランに乾杯!

 なつかしい歌の数々を聴き、楽しいトークに大笑いし、幸せなひとときでした。とりわけ、『黒い瞳』のプガチョフの歌は感慨深かった! 代役のプガチョフを見て、ビビビときたんです。それに、『ザ・ラスト・パーティ』の主題歌。初めてのバウ主演がこの作品だったことがその後の道を開いたように思います。『大江山花伝』の歌を聴けば博多座で初めてトップ姿を見たときの興奮がよみがえり、『ヴァレンチノ』の歌を聴けば震災で中止になった公演が再演されたときの感激がよみがえり……。

 来週末には東京公演が始まり、ラストデーまであと1ヵ月あまり。大空祐飛ならではの男役の美学――YUHizm――を堪能しつくしたいと思います。

 新しいパレスホテルは欧米風のやや暗めの間接照明で、高級感が溢れるシックな雰囲気。見違えるように変身しました。ホテル最大の宴会場「葵」で初めて行なわれるディナーショーとあって、宴会係総出でOJT研修のような印象。少し早めに入場したら、会場内外にものものしいほどの係員が立っていて、口々に「いらっしゃいませ」とお辞儀され緊張しました。が、先方も緊張していたようで、言葉をかわすと敬語が心もとなかったりして、建物だけでなく人も新しいことを実感しました。

 そうそう、DS後、1階のラウンジでお茶をしていたら、別の方がリクエストした『As time goes by』をピアニストが弾いてくださって、しばし余韻にひたりました。

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2012/01/25

41年ぶりのタイガース

4195sgx35nl__sl500_aa300_ ひさびさにミーハーネタです。今回はこちら→ザ・タイガース――昭和40年代前半に一世を風靡したグループサウンズです。このブログでも何度か書きましたが、私は小学校時代にタイガース、なかでもジュリー(沢田研二)のファンでした。いわば、ミーハーTompeiの原点。とは言っても、何しろ小学生なのでライブを観に行くことはかなわず、テレビを見たりレコードを聴いたり雑誌の切り抜きを集めるのがせいぜいでした。

 あれから40数年、「タイガースを生で観たい」という当時の願いが昨日、実現しました。昨秋から始まったジュリーのライブツアーにサリー(今の岸部一徳)、タロー(森本太郎)、ピー(瞳みのる)がゲスト参加して、タイガースが蘇ったのです。とりわけ今回の話題はピーの復活。タイガース解散後、芸能界を引退して、慶応高校で教師をしていたピーがジュリーたちの呼びかけで戻ってきました(ここに至るまでのいきさつは著書「ロング・グッバイのあとで ―ザ・タイガースでピーと呼ばれた男―」)。さらに昨日は病気療養中のシロー(岸部シロー)も駆けつけて1曲歌ってくれました。

 1971年1月24日に武道館で解散してから丸41年、同じ日同じ場所に5人集合したタイガースを観られて興奮と感激のひとときでした。小学生の柔らかい頭に刻みついた歌詞は今なお消えることなく、心の中で口ずさみながら往年のヒット曲を聴きました。みんな還暦を過ぎた初老のおじさんだけどいいんです。外見は変わっても歌声は変わりません。ときめきは変わりません。

 時はあまりにもはやく過ぎゆく
 喜びも悲しみもすべてつかのま

 時はあまりにもはやく過ぎゆく
 ただひとつ変わらない愛の世界

 こんな歌詞が身に沁みるのは今だからこそ。年を重ねるってこういうことなんだな、としみじみ実感しました。50を過ぎてタイガースに興奮する日が来ようとは思わなかった……だから人生は面白い。

 ジュリーいわく「かつみが加わってこそタイガース。メンバー全員でやれる日を信じています」。トッポ(加橋かつみ)の『花の首飾り』が聴ける日を期待することにしましょう。


ゴールデン☆ベスト ザ・タイガース
実はこれ、ポチッとしてしまった

<追記>
 2013年12月27日。東京ドーム。ついに、トッポを加えた本物のタイガースを観ることができました。トッポの「花の首飾り」や「廃墟の鳩」を聴けて幸せ。病中のシローも登場し、車いすのシローを5人で囲むシーンに胸を熱くしました。

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2010/05/27

浅草国際劇場

 浅草ビューホテルの記事を書いたついでに昔話をひとつ――。

 このホテル(写真左)がオープンしたのは25年前ですが、それ以前、ここに国際劇場(写真右)という劇場があったことをご存じでしょうか? 「東洋一の五千人劇場」というキャッチフレーズの大劇場で(実際は4000席弱)、とにかく広かった。古びて汚かった。下の画像はWikipediaからお借りしたもので、戦前の建物。東京大空襲で一部被弾して修復された戦後の建物はこちら(著作権の関係で持ってこられない)。

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 何を隠そう、私はこの国際劇場で初めてヒデキの生のステージを観たのでした。昭和49年夏、西城秀樹ワンマンショーと映画『愛と誠』。当時、ここや日劇では実演と映画の二本立て興行でした。ステージの生ヒデキとスクリーンのどアップヒデキのWパンチにやられ、激しい恋の風にまきこまれた私。翌日、今度は一人で出向き、二本立てを2回繰り返して、命も心もこの愛も捧げる心境に至りました。

 ヒデキだけではありません。マチャアキを最初に見たのもこの劇場。幕が開き、『さらば恋人』の前奏が流れてきた時のときめきは今でも忘れられません。さらにさかのぼって、小学校時代、母に連れられて水前寺清子を見に行ったこともありました。国際劇場は私のミーハー心を刺激し育てた場所。この劇場がなかったら、ミーハーとは無縁の真っ当な人生を送っていたかもしれません。

 いや、遺伝だから無理か。実は母もここでミーハー心を鍛え上げた一人。国際劇場はSKD(松竹歌劇団)の本拠地でしたが、母は青春時代、熱心なSKDファンで劇場に通いつめたそうです。戦前は宝塚と競い合うほどの人気だったようで、「宝塚よりスマートで格好よかった」とは母の弁。私も何度か連れて行かれましたが、どうせなら宝塚に連れて行って欲しかった……。

 こうして国際劇場のおかげで立派なミーハー人間に成長した母娘です。そんなわけでこの場所に足を踏み入れたら何やら心が浮かれ、ついこんな文章を書いてしまいました。

Img_2547 お口直しに写真を1枚。新仲見世にあるブロマイド専門店「マルベル堂」の店頭で撮りました。ジュリー祭りと書いてありましたが、目ざとくヒデキとマチャアキを発見! 昔、よくここでブロマイドを買ったものです。ブロマイドを選ぶ時の照れくさいようなドキドキ感といったら……。ここも母娘2代にわたって御用達のお店でした。

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2009/11/15

『カサブランカ』(宝塚宙組)

 13日の金曜日(大安!)、とんぼ返りで関西まで行ってきました――大空祐飛のトップお披露目公演初日を観るために。博多座のプレお披露目は観たけれど、やっぱり本拠地で大きな羽根を背負った姿を少しも早く(笑)見たい! 今年2月末のトップ決定発表の日からずっとこの日を楽しみにしていました。

200911131456000 演目は不朽の名作映画『カサブランカ』の舞台版。これが世界初のミュージカル化です。今をときめく演出家・小池修一郎氏がこの名画をどう料理するか、そして、宙組新トップコンビがそれをどう演じるか、大きな期待と多少の不安を抱きつつ客席につきました。

 (以下、浮かれたファンの戯言なので、お許しの程)

 ゆうひのリック、カッコいいです! お披露目でいきなりこんなにハマリ役に出会えるなんて、実に幸運かつ強運。今までの遠回りな長い道のりはこの役をやるためだったのかも……。よくぞここまでやめずにいてくれた、そして、よくぞそんなゆうひをトップにしてくれたと感謝したい気持ちです。トレンチコートにソフト帽の姿が似合う抜群のスタイル、長年かけて体得した男役芸、哀愁が漂う"陰"の持ち味と、大空祐飛の魅力が生きた役なのが何よりも嬉しい。もうね、カサブランカ・ダンディ、そのものなのよ。

 イルザのすみかちゃん、ラズロのらんとむ、ルノー大尉のみっちゃん、この公演で退団される専科のばんけいさんなど、芝居巧者たちに支えられて初日からいい仕上がりでした。群集のコーラスも迫力があってよかった! 宙組の皆さんのおかげで上々のスタートが切れました。そりゃあ、不満もないわけではないけれど、来年1月の東上までにさらによくなると期待したいと思います。

 実は私、映画はちゃんと見ていないんです。有名な台詞「君の瞳に乾杯!(Here's looking at you, kid.)」も、名曲「時の過ぎ行くままに(As time goes by)」も知っているし、プロペラ機が飛び立つラストシーンは見たことがあるけれど、全編通して見たことはない。今回が初カサブランカでしたが、宝塚向きとは思えないあの重苦しく難しい時代の話をよくまとめていたと思います。「君の瞳に乾杯」の台詞も「As time goes by」も効果的に使われていて、カサブランカの世界がうまく再現されていました。東京で観るまでに映画を見ておきたい!

 欲を言えば、1本立てではなく、ショーも見たかった!(すみません、欲張りで) この話は1時間半に凝縮できそう気がする……「ギャツビー」だってコンパクトな初演のほうがよかったし。全体的に暗い場面が多いので、ぱーっと発散できる明るいショーがついていたら、なおよかったです。それはかなわないので、せめてフィナーレにもう1場面増えたらいいな。ゆうひとらんとむがしっかり絡む場面、プリーズ!

 月組公演『黒い瞳』で2番手のプガチョフの代役をやったゆうひに注目してから約10年……大きな羽根を背負って大階段を最後に降りてくる姿に感慨無量でした。ゆうひさん、本当におめでとうございます!

<追記>
 映画のDVDを見ました。ほぼ忠実に舞台化されているんですね。いろいろ制約があるのかもしれません。オリジナル曲以外の音楽も映画のまま。渋いハンフリー・ボガードも魅力的だけど、何と言っても、美しいイングリッド・バーグマンのアップですべて納得させられてしまう感じです。

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2009/08/21

博多遠征(その1)

 ちょっくら福岡まで出かけてきました――宝塚を観に(爆)。長いミーハー歴でも最長距離の遠征です。地味に見守ってきたごひいきが思いがけずトップになって、そのお披露目公演が博多座で行なわれているもので……。

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 正味1日半の福岡滞在ながら、2公演観劇に観光少々、現地の友人との再会など充実した時間でした。思いきって行ってよかった! 資金調達のための500円玉貯金に協力してくれた夫に感謝。

(以下、ファンモードなので悪しからず)

 ゆうひさん、堂々たるトップぶりでした。実力的に申し分ないとは言いがたいけれど(汗)、センターにいることに違和感なく、トップとして全然OK。作品にも恵まれて、幸先のよいスタートです。

 『大江山花伝』の茨木童子は当て書きのようにぴったりはまっていて、よくぞこの作品を掘り出してくれたもの。23年前の初演時から大好きな作品だったので、記念すべきお披露目公演でこの作品を観られて嬉しかったです。すみか藤子、みっちゃん綱、アリス胡蝶の好演にも支えられ、初演に勝るとも劣らない仕上がりでした。

 「とけてはかなきうす紫の 夢の狭間にたゆたいて…」何度も繰り返される主題歌の旋律が美しく余韻を誘います。昔の名作は寺田先生の名曲に支えられていたことを改めて実感しました。

 『Apasionado!! Ⅱ』は、実はかなり心配だったのですが、なかなかどうしてよい出来で、ゆうひならではの魅力を発揮していました。オールバックの髪に黒燕尾という宝塚の男役の定番ともいえる姿がひたすらカッコいい! これ、男役の大きなポイントです。すみかちゃんとのデュエットダンスもいい雰囲気。お芝居でもショーでも、すみかちゃんの舞台人としての天性の力が、ゆうひが長年かけて体得した男役芸と相まって、不思議な魅力になっていました。面白いコンビになりそうです。

 2作品の取り合わせもよく、もうこれ以上はないんじゃなかろうかと思ってしまう程。ヘンな新作をやるくらいなら、本公演でもこれが観たい。今回はみっちゃんの歌と安定感、アリスちゃんの華やかさにおおいに助けられましたが、宙組が全員集合する本公演への期待がさらに高まります。ゆうひとらんとむの並びが楽しみ!

 大きな羽根はやっぱりいいですね。トップにはこだわってなかったけれど(無理だと思っていた)、トップの姿を見られて感慨もひとしおです。エリートキャリアの後輩に先を越されても、黙々と自分の仕事をこなしてきたたたき上げの努力が報われたというべきか。ここまでやめずに頑張ってきた甲斐がありましたね。ゆうひさん、トップ就任、本当におめでとう!

続く

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2009/07/13

「西城秀樹コンサート2009」in 府中

 4年ぶりにヒデキのコンサートに行ってきました。府中にやって来ると聞いては駆けつけないわけにいきません。と言っても、つい最近知ったので、後方席を格安でゲット。友人と一緒に盛り上がってきました。

 幕が上がってヒデキが歌い出せば、たちまち30年程前にタイムスリップ。ヒデキの歌声は全然変わってないし、私のときめきも全然変わってないし……歌詞だって応援の振りだって体がちゃんと覚えています。ステージのヒデキを見ながら、昔のヒデキと昔の自分に会っているような感じ。そんな非日常の素敵な2時間でした。

 確かにあの時が青春だったんだなぁと思いながら、オジサン(失礼!)になったヒデキと踊る「ヤングマン」もなかなかオツなものです。「若いうちはやりたいこと何でもできるのさ」「青春の日々は二度とこないから思い出になると思わないか」という歌詞が五十路の身に沁みます。ヒデキも言っていたけれど、20年、30年なんて本当にあっという間。時の流れの早さを今さらながら痛感しました。

 開演前まわりを見回して「ここは新橋演舞場か?!」と思った客層でしたが(自分も含めて)、ラストは1階のほとんどの人が立ち上がって「YMCA」の振りをしていて感動しました。YMCAの教祖様のパワーは絶大なのです。さて、次はいつ踊れるかしら?

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2009/01/28

フォーリーブス

 フォーリーブスの青山孝さんの訃報を聞いて、ショックを受けています。少し前にがん闘病のニュースを聞いたばかりなのに早すぎます。3月の全国ツアー最終コンサートまで何とか歌って欲しかった……。ご本人もさぞかし悔しかったことでしょう。

 熱烈なファンではなかったけれど、フォーリーブスの中ではター坊が一番好きでした。ノーブルなマスクと甘い歌声でグループの人気を支えていました。フォーリーブスは、今をときめくジャニーズ事務所の2代目グループ(初代はもちろんジャニーズ)で、70年代前半、GSと新御三家の繋ぎ目あたりの人気アイドルでした。確か、事務所の後輩の郷ひろみに人気を引き継ぐようにして解散したはずです。

 フォーリーブスというと、少年隊がカバーした『ブルドック』や「ボクから逃げようたってダメだよ」という台詞入りの『地球はひとつ』などが有名ですが、私は『新しい冒険』という歌がとても印象に残っています。実は、タイトルはまったく記憶になく、うろ覚えの歌詞を検索にかけて突き止めた次第。youtubeで映像を探したら、解散直前の78年に出演したNHKビッグショーのものがありました(→こちら)。5曲メドレーの中の1曲ですが、ものすごく懐かしくて興奮しました。

 嵐吹いて君が消えても
 晴れたときにきっと翼ひろげ君を探して
 僕のすべてあげよう

元気が出る青春ソングで、中高時代(どっちか覚えていない)、クラスメートみんなで歌った思い出があります。

 ター坊、どうか安らかにお眠りください。

ザ・ベリー・ベスト・オブ・フォーリーブス

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2008/12/04

「ジュリー祭り」 in 東京ドーム

200812031431000 昨日、ジュリーこと沢田研二さんの還暦コンサート「ジュリー祭り」に行ってきました。

 「えっ、ヒデキファンなのに?!」ですって? ヒデキの前の前はジュリーが好きだったの(笑)。小学生時代、タイガースのジュリーにあこがれていたのです。テレビを見たりレコードを聴いたり切り抜きを集めたり、という可愛いファンで、生のタイガースは一度も見たことがなかったけれど。

 今回、タイガース時代の歌も含めて往年のヒット曲を歌うと聞いて、「これはぜひとも行かねば」と思いました。ソロの全盛時代はちょうど青春期と重なるので、今でも歌える歌ばかりですしね。

 これがまぁ、何ともすごいコンサートでした! 開演15時、終演21時40分。途中20分の休憩があっただけで、6時間かけて80曲を歌いきりました。全曲フルコーラスで80曲ですよ! ヒット曲は当時の振り付き、アップテンポのロックはステージを走り回り……還暦の人とは思えません。さすがに最高音部だけはきついようですが、中高音の独特の伸びのある声は健在。「ジュリ~!」と身悶えしちゃいそうでした。

 MCはほとんどなく、1曲終わるごとに「ありがとう! サンキュー! ありがとーね!」と言うと、すぐに次の歌スタート。ヒット曲がこんなにたくさんあったのか、と改めてびっくりしました。いい歌がたくさんあります。しかも、オリジナルのままに歌ってくれて嬉しかった! 小手先のごまかしは一切なし。それだけ声が出ているということです。

 タイガース時代の歌を初めて生で聴けて感慨もひとしお。「ジュリーが60歳で私が○○歳?嘘でしょ」って感じ……顔のアップ映像を見なければ(失礼!)。ラスト近くなったら、その顔も昔のジュリーに戻ったような気がしたんです。友人もそう言ってました。

 『勝手にしやがれ』『危険なふたり』あたりはもう、おばさんたちノリノリ(死語?)でした。あ、おじさんもね。ジュリーは「夢を見せてくれてありがとう!」って言っていたけれど、その言葉をそのままお返ししたい気持ちです。素晴らしいコンサート、どうもありがとう!

 そうそう、驚いたことがもう一つ。私たちはスタンド席でまったり見ていたんですけど(ラスト近くだけスタンディング)、アリーナ席の前方の方々、6時間立ちっぱなしでした! 静かなバラードの時もずっと立ちっぱなし。熱心なファンの方々の熱い思いが伝わってくるようでした。

 そして、私は思いました。ヒデキの還暦コンサートまでに、立ちっぱなしでいられるだけの体力をつけなければ!(爆) だから、ぜひ武道館で(ヒデキは武道館なんです)還暦コンサートをやってください。

 いつになく長くなってしまいました。ミーハー話ならいくらでも書けるの。失礼いたしました。

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